新型コロナと下痢の関係性は?治療法や対処法について解説

公開日: 2023/12/07 更新日: 2024/06/24
「下痢と腹痛がずっと続いているからなんとかしたい」 「コロナなのに下痢だけってことはあるの?」 コロナの症状といえば発熱や咳のイメージがあるかもしれませんが、下痢も新型コロナであらわれる症状のひとつです。 また、下痢と同時に腹痛の症状を訴える方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。 下痢や腹痛の症状が何日も続くと脱水症状が起こってしまう可能性があるため、注意が必要な症状ともいえるでしょう。 この記事では新型コロナウイルス以外の症状で考えられる病気だけでなく、つらい下痢症状が続いているときの治療方法や対処方法をご紹介します。 ぜひ参考にしてみてください。
腹痛などはないけどトイレに行くと下痢でつらい

腹痛や吐き気はなくても、ただ下痢の症状が続いているという人もいるのではないでしょうか。

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目次

新型コロナでなぜ下痢や腹痛の症状があらわれるの?

実は、新型コロナウイルスに感染した際に、下痢や嘔吐、腹痛などの症状があらわれる原因は完全にはわかっていません。

しかし、新型コロナウイルス感染症の症状で、一部の感染者では下痢や腹痛の症状があらわれるケースが報告されています。

まず、以下はWHO(世界保健機関)が発表している、新型コロナウイルス感染に伴う症状をまとめたものです。

最も一般的な症状

  • 寒気

  • 喉の痛み

あまり一般的ではない症状

  • 筋肉痛や腕や脚が重い

  • 重度の倦怠感または倦怠感

  • 鼻水や鼻詰まり、またはくしゃみ

  • 頭痛

  • 目の痛み

  • めまい

  • 新しくて持続的な咳

  • 胸の圧迫感または胸の痛み

  • 息切れ

  • かすれた声

  • しびれまたはうずき

  • 食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛または下痢

  • 味覚または嗅覚の喪失または変化

  • 睡眠困難

直ちに医師の診察を受ける必要がある症状

  • 呼吸困難(特に安静時)、または文章で話すことができない

  • 混乱

  • 眠気または意識喪失

  • 胸部の持続的な痛みまたは圧迫感

  • 皮膚が冷たくなったり、べたべたしたり、青白くなったり、青みがかった色になったりする

  • 言葉や動きが失われること。

[1]

WHOでは、下痢や腹痛などの消化器症状を「あまり一般的ではない症状」としていますが、新型コロナウイルスの症状で胃腸症状を訴える感染者は2024年4月時点では多い傾向です。[2]

そして当然、症状の種類や強さには個人差があります。

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なんだかずっとお腹の調子がよくない

コロナの症状が回復傾向に向かってきた途端、下痢があらわれる人もいます。

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新型コロナで下痢症状を訴えているのは40%

日本消化器病学会では、新型コロナウイルス感染症患者で下痢や腹痛などの消化器症状を訴えている人は15~50%と高い頻度で認められるとしています。

また、そのうちの40%に下痢症状が認められたという報告もあります。

世界的にも下痢や腹痛、嘔吐などの症状を訴えている人は多いです。

実際にアメリカで新型コロナウイルス患者の症状を研究した結果、アメリカ南部でも41%の患者が最初に下痢や吐き気、嘔吐、腹痛のいずれかの症状を訴えたと報告がありました。[3]

下痢や嘔吐など、胃腸に関する症状だけが出ていると胃腸炎などの別の疾患の可能性を考えてしまうため、コロナ発覚のタイミングが遅れてしまうこともあります。

発熱や微熱の症状が続いており、なおかつ胃腸に関する症状があらわれている場合はコロナの可能性も視野に入れておくとよいでしょう。

以上のことから、WHOでは「下痢や腹痛などの症状はあまり一般的ではない症状」としていますが、実際には「陽性患者の40%以上にみられる比較的あらわれやすい症状」といえるでしょう。

関連記事:「腹痛はコロナが原因?症状と対処法について解説」

新型コロナの下痢症状はどのくらい続くの?

新型コロナウイルスに感染して下痢や腹痛、嘔吐などの症状が続いた場合は長くても約1週間で回復するでしょう。

下痢症状は新型コロナウイルスを発症してから早期にあらわれることが多いと言われており、通常は数日間続くと言われています。

「下痢症状だけが続く」「発熱や咳だけじゃなくて下痢症状にも悩まされている」という人は新型コロナウイルス感染者の軽症・重症者ともに報告されているため、注意が必要です。

ただし、咳や発熱などの症状が落ち着き、治ったと思ってもウイルスは糞便中に残っている可能性は十分にあります

その影響で下痢症状が数か月続くケースもあることを覚えておいてください。[4]

とにかく下痢の症状を止めたい

下痢は止めない方が良いと分かっていても、毎回トイレに行くと下痢だとつらいですよね。

少しでも早く下痢の症状を抑えたいのであれば、一度スマホで診察を受けることができるファストドクターを利用してみませんか?

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オミクロン株はのどの痛み・下痢・嘔吐を訴える患者が多い傾向

オミクロン株は2021年11月に、南アフリカから報告された新型コロナウイルスの変異株の一種です。

オミクロン株の特徴は、以下の通りです。

  • のどの強い痛み

  • 潜伏期間の中央値が3日と短い

  • 重症化リスクが低い

  • 感染拡大しやすい

オミクロン株の流行初期当時の症状として咳嗽症状が一番多く、嘔吐や下痢などの消化器症状の訴えがあったのは全体の約30%であったと米疾病対策センター(CDC)より報告がありました。[5]

そのため、下痢や嘔吐などの消化器症状を訴える人も少なくありません。

嘔吐や下痢などの症状が続く場合、脱水症に陥る可能性があります。

嘔吐や下痢などの症状が長引くと、体内から水分や電解質(ナトリウムやカリウム)が排出されてしまい、脱水症につながります。

特に、気温が高い日は脱水症のリスクが高まる傾向にあるので、気になる症状が見られる場合は注意が必要です。

新型コロナウイルス感染症で下痢症状が続き、脱水症状を引き起こした場合、入院治療が必要になるケースがあります。

また、発熱していない子どもが、嘔吐や下痢でコロナ(オミクロン株)陽性が判明したケースもあります。

たとえ熱がなくても、「コロナではない」と判断はできません。

後遺症で下痢症状が何日も続く場合も

新型コロナウイルス感染症に罹患後、下痢や腹痛、嘔吐などの消化器症状が続く場合があります。

新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)とは、

  • 罹患してすぐの時期から持続する症状

  • 回復した後に新たに出現する症状

  • 症状が消失した後に再び生じる症状

この3つのいずれかの状態を指します。

以下は、厚生労働省が公表している代表的な罹患後症状の一部です。

  • 疲労感や倦怠感

  • 咳や息切れ

  • 記憶障害

  • 集中力の低下

  • 頭痛

  • 抑うつ

  • 嗅覚・味覚障害

  • 動悸

  • 下痢や腹痛

  • 睡眠障害

  • 筋力低下

身体症状や精神・神経症状までさまざまな罹患後症状がありますが、下痢や腹痛などの症状も含まれています。[6]

新型コロナウイルスの感染後に、腸内環境の変化とその腸内環境が正常に戻るまでには時間がかかることが研究結果で報告されています。[7]

そのため、回復に時間がかかり、下痢症状が長引くのです。

関連記事:「実はこれも後遺症?コロナ後のうつや倦怠感」

新たな変異株JN.1に下痢症状はあらわれるのか?(2024年6月時点での情報)

2023年12月から、新型コロナの新たな変異株として「JN.1」という型が出てきました。

JN.1はオミクロンBA.2.86と密接に関連していると言われています。[8]

そのため、下痢や腹痛などの症状もあらわれやすいとアメリカの専門家が発言していますが、米疾病対策センターではまだ確認はとれていません。

2024年6月の時点では、JN.1だけに現れる特徴的な症状はないとしています

しかし、実際に下痢や腹痛などの胃腸症状を訴えている患者がいるというのは事実です。

コロナウイルスは小腸内で炎症を起こし、下痢の症状をあらわすものだとされています。

オミクロン株以降、味覚障害や嗅覚障害があらわれにくくなりましたが、下痢の症状は引き続きあらわれやすい症状と言えるでしょう。

そしてコロナワクチンは、JN.1に対する防御力も示すことが期待されています。

下痢がひどいのは最新の変異株に感染したから?

オミクロン株やJN.1は他の変異株と比べると下痢症状があらわれやすいです。

もし下痢の症状がつらいのであれば、スマホで診察ができるファストドクターを利用してください。

24時間365日いつでも予約が可能で、自宅にいながらいつでも医師の診察を受けることができます。

まずはアプリをダウンロードして予約の準備をしましょう。

関連記事:「【2024年4月】新たな変異株JN.1とは?症状と感染状況を解説」

関連記事:「コロナ最新情報 「第10波」の状況は?」

下痢や嘔吐の原因は脱水症?ウイルス感染?見分ける方法はあるのか

脱水症を起こした場合も、ウイルス感染を起こした場合も、以下のような症状があらわれます。

  • 発熱

  • 嘔吐

  • 吐き気

  • 下痢

  • 関節痛

  • 筋肉痛

  • 頭痛

症状だけでは、脱水症なのかウイルス感染なのか判断はできません。

また、ウイルス感染から脱水症を起こす場合もあります。

そのようなときは、経口補水液を飲んでみることをおすすめします。

経口補水液とは、脱水時の水分補給を目的に作られている飲料です。

経口補水液の特徴

  • 電解質濃度が高い

  • スポーツドリンクより糖度がひかえめ

  • 水分や電解質をすばやく吸収できる

経口補水液を摂取し、しばらくして体調が改善するなら、脱水症での体調不良だった可能性があります。

体調の改善が見られない場合、ウイルス感染の可能性が考えられますので、医療機関の受診を検討しましょう。

コロナによる下痢症状の治療法・対処法

新型コロナウイルスに感染したかどうかは、新型コロナウイルスの検査キットで判断するしか方法はありません。

ここでは、新型コロナウイルス感染症だと分かった場合の下痢症状の治療法と対処法を紹介します。

治療方法

新型コロナウイルスによる下痢や腹痛に対しての治療薬は、整腸剤の組み合わせが多い傾向にあります。

下痢の症状があらわれていれば辛い下痢を抑える薬を服用したいところですが、下痢止めを処方されることはないことの方が多いでしょう。

なぜなら、下痢止めを使用するとからだの中の病原体を体内にとどめてしまうためです。

下痢止めを使用してしまうと体内にとどまったコロナウイルスが更に体の中で悪さをし、症状を悪化させてしまいます。

腹痛や吐き気の症状がひどい際には医師に相談してみましょう。

処方薬に関しては医師の判断により、どんな薬を処方してもらえるかは医師との相談で決まります。

相談内容によっては腹痛や嘔吐に対しての薬を処方してもらえるでしょう。

そして2023年には新型コロナウイルス感染症専用の治療薬も発売されました

2023年9月までは新型コロナウイルス感染症治療薬は国からの支給で感染者には無償で処方されていましたが、2023年9月末以降からは負担額が設定されています。

併用して服用すれば、体内でコロナウイルスの増殖を抑えることができるため、次第に下痢症状も治まってくるでしょう。

しかし、負担額が1割・2割・3割で異なってきますので、処方に関してもご自身や家族の症状とすり合わせながら医師と相談するようにしてください。

市販薬は使っても良いのか

下痢止めや腹痛を抑える薬が市販薬として売られていますが、やはり出来るだけ使用しない方が良いでしょう。

たしかに下痢や腹痛を抑えれば、症状は一時的に改善するかもしれません。

しかし下痢の薬に関しては、無理に下痢の症状を抑えてしまうと外に出した方が良いはずのウイルスが体の中に滞留し、逆に症状が悪化してしまうでしょう。

腹痛や嘔吐を抑える薬に関しては、体の中にウイルスを滞留させる影響もないため、一時的には良くなるかもしれません。

どうしても市販薬を使用したいときは、かかりつけの医師や薬剤師に相談してください。

特に基礎疾患を持っている場合は、自分が普段飲んでいる薬との飲み合わせには注意するべきです。

WHOや厚生労働省などからは「市販薬は使用しないように」とは唱えていません。

しかし、服用することで悪化する可能性もあるため、できるだけ使用しない方が良いでしょう。

関連記事:「コロナの喉の痛みに使える薬や対処法を解説 熱や咳に対しての薬も紹介」

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対処方法

新型コロナウイルス専用の治療薬を使用しても、すぐに効果はあらわれません。

治療薬が効いてくるまでに、3つできることがあります。

  • 水分をよくとって脱水を防ぐこと

  • 十分に休息すること

  • 消化の良いものを食べること

まずは、こまめな水分補給を心がけ、脱水症を引き起こさないようにしましょう。下痢症状が続くと、体の中の水分と一緒にナトリウムやカリウムといった電解質も失われます。

少量ずつ小分けにして水分補給をすることがポイントです。電解質を多く含み、吸収のよい経口補水液を摂取すると効果的です。

また、しっかり睡眠をとり身体を休ませ、十分な休息を取りましょう。下痢症状が続いている場合、消化管がダメージを受けており、胃腸の動きが弱まっています。

消化の良いものをゆっくりよく噛んで食べましょう。うどんやおかゆなどを食べるようにして、冷たい物や辛い物など、刺激が強い食べ物は避けてください。

こんな時はすぐに受診を

下痢や腹痛、嘔吐などの症状がひどく、「受診した方が良いのでは?」と思う場面に遭遇することもあるかもしれません。

新型コロナウイルスによる胃腸症状のほとんどは、家で安静にして水分を摂るなどの対処で十分凌ぐことができます。

しかし、以下のような症状があらわれたらできるだけ早く医療機関を受診しましょう。[3]

  • 脱水症状の兆候

  • 目まい

  • 急速な心拍

  • 口渇

  • 濃い尿

  • 重度または持続的な下痢

  • 便に血が混じるなど

水分を摂ることにより下痢や腹痛、嘔吐などの症状が誘発されることもあります。

症状があらわれるのが「こわい」と感じ、水分を摂るのを躊躇してしまう人もいるかもしれません。しかし、体の水分量が不足すると上記のような症状があらわれることがあります。

胃腸症状が悪化していると感じたら、すぐに医療機関を受診することをおすすめします。

便の処理はどうするべき?

便や吐物なども新型コロナウイルスの感染経路のひとつです。新型コロナはエアロゾル感染を引き起こします。

また、トイレを流すときにフタを開けて流すと、目には見えませんが壁や床に飛び散っています。トイレで排泄後、飛び散りを防ぐために、流す際はフタを閉めてから流すようにしましょう。

2020年2月に横浜港に入港後、COVID-19アウトブレイクが起きたダイヤモンドプリンセス号では、トイレ周辺でウイルスを多く検出したと報告があります。[9]

排泄後には、しっかり手洗いを行いましょう。

コロナ感染後の子どもの下痢にも注意を

子供が新型コロナウイルスに感染後、下痢症状がある場合は特に注意が必要です。

子供が新型コロナウイルス感染後に、まれに小児多系統炎症性症候群(MIS-C)と呼ばれる状態になることがあります。

感染の2週間から6週間後に、心臓や肺、消化器系統など複数の臓器に炎症が起きます。炎症が起きた、心臓など複数の臓器の働きが悪くなる状態です。

症状は以下のようなものがあります。[10]

  • 高熱

  • 嘔吐

  • 腹痛

  • 下痢

  • 目が赤くなる

  • 発疹

欧米では死亡例も報告されています。

日本でも、小児多系統炎症性症候群(MIS-C)と診断されるケースも出ており、死亡例は報告されていませんが、新型コロナウイルス感染後には注意が必要です。

新型コロナ以外で考えられる下痢症状は?

下痢の症状があらわれる病気は、新型コロナウイルス感染症だけではありません。

下痢の症状から考えられる病気は、以下のようなものがあります。

  • 感染性胃腸炎

  • 過敏性腸症候群

  • 潰瘍性大腸炎

  • 大腸ポリープ

原因や症状について詳しく解説します。

感染性胃腸炎

感染性胃腸炎とは、何らかの微生物(細菌・ウイルス・寄生虫など)によって、腸に炎症が起きる病気のことです。[11]

病原体により差がありますが、感染した際には発熱や下痢、嘔吐、腹痛などの症状があらわれます。

症状は急激にあらわれるため、急な腹痛や下痢には注意が必要です。

関連記事:「絶対に胃腸炎にうつらない人の特徴ってあるの?効果的な予防法について」

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過敏性腸症候群

過敏性腸症候群とは、大腸に炎症や腫瘍などの異常がないにも関わらず、お腹の不調や便通異常(下痢や便秘など)が繰り返し続く病気のことです。

直接命に関わるような病気ではありませんが、生活の質(QOL)が著しく低下する傾向にあり、日常生活に大きな影響を及ぼします。

過敏性腸症候群の原因として、身体的・精神的ストレスが大きく関与しているとされています。

そのため、現代社会の複雑化やストレスの増加に伴い、注目されている病気です。

潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎とは、大腸に潰瘍やびらんができる、炎症性の病気です。下痢症状はもちろん、腹痛や発熱、人によっては貧血などもあらわれます。

重症化した場合、水様性下痢に血液が混じり、滲出液と粘液に血液が混じった状態となり、入院が必要となる場合があります。

潰瘍性大腸炎は、国が定めた「指定難病」のひとつで、病気の原因については明らかになっていません。

しかし、家族内での発症も認められており、原因のひとつとして、何らかの遺伝的因子が関与している可能性が考えられています。

大腸ポリープ

大腸ポリープとは、大腸の粘膜にできる隆起したイボのようなもののことです。

高カロリー食や加工肉、赤身肉の過剰摂取を続けていたり、過度な飲酒や喫煙をしていたりすると大きく影響を受けます。また、年齢や家族歴も関係すると言われています。

大腸ポリープは、癌化する可能性があるものもあるため、定期的な検査と早期治療が大切です。

まとめ:新型コロナによる胃腸症状は珍しいことではない

新型コロナウイルスの主な症状は、咳や発熱など風邪症状が中心ですが、下痢や腹痛、嘔吐などの胃腸症状もあらわれる場合があります。

反対に、熱や咳などの症状はなくても「下痢だけ」「嘔吐だけ」という胃腸症状だけのケースも珍しくありません。

新型コロナウイルスは下痢や腹痛、嘔吐などの胃腸症状があらわれる人が約40%です。

原因は明らかになっていませんが、統計として報告されているので珍しい症状ではないことを理解しておきましょう。

周囲へ感染を広げないために、手洗いをしっかり行うだけでなく、トイレのフタを閉めてから流すようにするだけで効果があります。

下痢症状が続いている場合は、脱水症状に注意し、しっかりと休息を取り消化に良い物を食べるようにしましょう。

2023年12月より増え始めたJN.1株も、まだ詳しい情報は発信されていませんが、オミクロン株の子孫株であるため、下痢や腹痛などの胃腸症状に悩まされる感染者が増えているのは事実です。

症状の改善がない、悪化しているなどがあれば、早めに医療機関を受診してください。2023年12月より増え始めた2024年も引き続きコロナ感染には十分注意しましょう。

下痢だけだからと言って受診を我慢しないでください

「下痢だけだから…」と病院へ行くのをためらっている人もいるのではないでしょうか?

下痢は続くと脱水症状を引き起こす可能性もあるため、注意が必要です。

そんなときは一度オンラインで医師の診察を受けることができるファストドクターを利用してください。

アプリをダウンロードして必要な情報を入れておけば、いざというときにすぐに診察予約ができます。

自宅から診察を受けられるので大変便利です。

参考文献

[1]コロナウイルス感染症(COVID-19)|World Health Organization

[2]The roles of nausea and vomiting in COVID-19: did we miss something? - ScienceDirect

[3]COVID-19入院患者における初診時の胃腸症状と臨床転帰の相関関係:米国南部の大規模医療システムの結果 |消化器疾患と科学 (springer.com)

[4]COVID下痢症の症状、治療、FAQ |エイダヘルス (ada.com)

[5]Morbidity and Mortality Weekly Report(MMWR)|米疾病対策センター(CDC)

[6]新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)に関するQ&A|厚生労働省

[7]入院中のコロナウイルス感染症患者における腸内細菌叢の変化とサイトカイン反応との相関分析|Microbiology Spectrum

[8]SARS-CoV-2変異株JN.1に関する最新情報がCDCによって追跡されています |疾病管理予防センター

[9]ダイヤモンドプリンセス号環境検査に関する報告(要旨)|国立感染症研究所

[10]小児 COVID-19 関連多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)診療コンセンサスステートメント|日本小児科学会

[11]感染性胃腸炎とは|国立感染症研究所

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