
オンライン診療で対応可能です
2025年の新型コロナの最新の症状はのどの痛みと発熱?
コロナの症状は、頭痛、喉の痛み、食欲不振、嗅覚障害、疲労、胸部不快感、胃腸炎、重度の下痢などの風邪に似た症状が特徴です。
2025年12月時点、日本国内では「NB.1.8.1株(ニンバス)」が主流株となっています。[4]
「ニンバス」は、これまでにない強烈なのどの痛みが特徴です。

味覚・嗅覚障害は以前と比べるとあらわれる頻度が減ってきているため、風邪なのかコロナなのか分からず受診せず放っておくケースも増えています。
もちろん嗅覚異常や味覚異常を訴える人もおり、その中には後遺症として長期間症状に苦しんでいる人もいます。
重症化の前兆症状を自分でチェックできるリストが厚生労働省から公表されているため、コロナを疑う人は下記を参考にしてください。
【緊急度の高い症状チェックリスト[1]】
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表情・外見など |
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息苦しさなど |
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意識障害など |
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上記の症状に当てはまらなくても、コロナを疑う症状があれば医療機関へ早めに受診しましょう。
また緊急度の高い症状が当てはまっているのであれば、救急相談窓口へ相談したり救急車を呼ぶなどの対応を取りましょう。
本日この後から受診できる医療機関を探していませんか?
オンライン診療(24時間対応)でもコロナの相談が可能です。
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コロナの症状が出る順番は?
コロナの症状が出る一般的な順番を経過とともに表にあらわしました。

コロナの症状はのどの痛みや発熱、全身のだるさから始まる傾向があります。もちろん人によってあらわれる症状は異なりますが、通常の風邪とあまり変わりありません。
コロナ渦の最中では発熱症状があらわれたタイミングですぐに医療機関を受診する人がほとんどでした。
しかし2025年時点の傾向として、症状があらわれても風邪だと思い込むことにより自宅で一旦様子を見てから受診をする人が増えています。
発熱症状が治まったとしてもウイルスは体の中にいるため、咳や鼻水症状があらわれたタイミングで他の人にうつしてしまうケースがあるのが事実です。
咳や鼻水、下痢症状は発症してから少しずつあらわれてきます。
発熱やのどの痛みは3~4日で治まるケースが多いですが、下痢に関しては人によっては1週間以上続くこともあるため、つらいのであればかかりつけの医師に相談してください。
2週間もすれば基本的には完治している場合が多いです。
しかしコロナを発症してから3か月以上経っても改善しない症状があると後遺症と呼ばれる罹患後症状(りかんごしょうじょう)の可能性が高まります。
新型コロナの症状があらわれるまでの潜伏期間は何日?
コロナの潜伏期間は、「NB.1.8.1株」や「XFG株」も含め2〜4日程度、長くても7日以内であると覚えておきましょう。

発症後5日間は感染リスクが高いため、コロナに罹患した場合5日間は外出を控えるよう推奨しています。
発症直前・直後は特にウイルスの排出量が多く感染力が強いため、一緒に住んでいる家族は注意が必要です。濃厚接触者や無症状の人からも当然うつる可能性はあります。
感染力が強い期間も発症者と同様に5日間くらいであるため、必ずしも外出できないわけではありません。
しかし、会社などの独自の決まりがあるケースも否定できないため、確認してから出社することをおすすめします。
関連記事:【2024年最新】コロナ潜伏期間の平均日数はどれくらい?
コロナの症状は何日で軽くなる?
約1週間ほどで完治する新型コロナですが、症状が軽くなるのは発症後3~4日と考えてよいでしょう。
その後、徐々に症状は軽くなり7~10日目には完治に近い状態となっているはずです。
覚えておいてほしいのがコロナにおける「軽症」は「症状が軽いということ」ではありません。
咳や鼻水症状、発熱などの症状がつらく、起き上がることもままならない状態であっても「軽症」という扱いです。
肺炎をおこしていなければ「軽症」という扱いになるということは理解しておきましょう。
コロナウイルスは何日までうつるの?
コロナウイルスは7~10日までは他人にうつる可能性が高いです。発症後5日ほどで症状は治まりますが、その後はウイルスを排出する期間に入ります。
2022年の米国医師会の研究によると、発症後14日目になると抗原検査でほとんどの人が陰性になると報告されています。
症状がなくなったからうつる心配はないというわけではなく、ウイルスを排出する期間があることを理解しておくことが大切です。
【2025年12月時点】新型コロナの最新の流行状況
厚生労働省からは、定点当たりの感染者数が毎週報告されています。[5]
【感染状況】
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令和7年第45週 |
令和7年第46週 |
令和7年第47週 |
令和7年第48週 |
令和7年第49週 |
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11/3-11/9 |
11/10-11/16 |
11/17-11/23 |
11/24-11/30 |
12/1-12/7 |
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1.95 |
1.91 |
1.64 |
1.44 |
1.26 |
感染者数は減少傾向ですが、冬の寒さで体調を崩しやすい季節です。引き続き感染対策につとめましょう。
関連記事:「コロナが治るまで何日くらいかかる? 感染後の過ごし方や必要な手続きについて」
関連記事:「コロナは何日で治る?大人と子どもの違いや感染中の過ごし方について解説」
【2025年12月時点】新型コロナの主流となる変異株
日本で報告されている変異株については、2025年12月時点ではNB.1.8.1(ニンバス)系統とその亜系統株が主流となっています。[4]
【変異株流行状況】
| 変異株種類 | 2025年12月時点での割合 | 前月からの増減 |
| NB.1.8.1系統 | 83.48% | ↑ |
| XFG系統 | 1.34% | ↓ |
| その他 | 15.18% | ↓ |
2025年4月末までXEC系統の検出数が多い状況が続いていましたが、5月以降はNB.1.8.1系統への置き換わりが進みました。7月以降はPQ.2を始めとするNB.1.8.1系統の子孫株の検出数が増加しています。
感染者数は減少傾向ではあるものの、感染リスクや重症化リスクを抑えられるよう引き続き感染予防対策を徹底してください。
関連記事:「新型コロナウイルスの新たな変異株JN.1とは?特徴や感染状況、第10波への対策を解説」
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関連記事:「コロナが原因の腹痛・下痢が増えています|胃腸炎との見分け方」
変異株「NB.1.8.1株(ニンバス)」について
NB.1.8.1株は「ニンバス」とも呼ばれ、オミクロン株から派生した新たな変異株です。
大きな特徴は、これまでにない強烈なのどの痛みです。とくに「カミソリでのどを切られたような激痛」と表現されるほど、印象的な痛みがあらわれます。
飲み込むのがつらい、声を出すのも痛いと感じるほどの症状です。
のどの痛み以外では、発熱や咳など一般的な風邪に似た症状があらわれます。
感染力が強く、初期症状が軽いために無自覚のうちに感染を広げてしまう可能性があります。
「新型コロナかな?」と思ったら医師に相談か検査キットの購入を

新型コロナを疑ったときは、まずはかかりつけの医師に相談してください。
医療機関によっては、「外来の〇時~〇時が発熱外来枠」と決めているところもあります。
当日予約ができないケースもあるため、電話やホームページなどでしっかり確認を取るとよいでしょう。
当日に検査が出来そうにないということが分かったら、発症日や経過を記録し、可能であれば事前に検査キットで検査をおこないましょう。
新型コロナウイルス検査キットは、薬局やドラッグストア・ネット通販で購入可能です。
多くの種類が存在している検査キットですが、薬剤師のいる薬局やドラッグストアでしか購入できない商品も存在します。
それらは国の承認を得ているため、簡易的な検査キットより正確に結果を出すことができるでしょう。
検査キットで陽性と出た場合は結果を写真などで残し、かかりつけ医や近くの医療機関へ受診してください。
陽性の場合は5日間の自宅療養が推奨されていますが、外出時は感染対策を怠らないよう注意しましょう。
検査キットを使ったあと、「すぐに診察を受けたい」「治療薬を処方してほしい」と考えていませんか?
オンライン診療では、最短待ち時間5分~、自宅からすぐに診察を受けられます。
医師が周囲の感染状況や検査キットの結果などに基づいて診断をします。
関連記事:新型コロナで陽性になったらどうすればいい?最新の待機期間や医療体制について解説
関連記事:「コロナの喉の痛みに使える薬や対処法を解説 熱や咳に対しての薬も紹介」
冬は季節性インフルエンザとの同時感染にも注意

毎年12~3月に流行する季節性インフルエンザの時期には、同時感染しないよう注意しましょう。
2023年は夏にもかかわらずインフルエンザが流行し、新型コロナとの同時感染も珍しくありませんでした。
今後もインフルエンザの流行期には、新型コロナの同時感染が起こらないよう、感染予防対策を続けていきましょう。
インフルエンザシーズンはできるだけ早めに接種を検討することをおすすめします。
関連記事:「インフルエンザの症状は?感染期間中の症状の経過もチェック」
関連記事:「2023-2024年インフルエンザワクチンの接種時期や供給状況について解説」
関連記事:「インフルエンザ予防接種は受けるべき? ワクチンの効果や注意点について詳しく解説」
新型コロナワクチンは有料化となるため要注意
新型コロナワクチンは2024年4月1日より公費負担がなくなり有料化するため注意しましょう。
コロナワクチン接種スタート時から2024年3月31日まで接種者に負担額はありませんでした。
2024年4月1日以降は、60~64歳以降の対象者(※)と65歳以上の高齢者は秋冬に自治体による定期接種が行われます。
定期接種に関しても有料であるため、今までと制度が変わることを理解しておきましょう。秋冬の定期接種より前にワクチンを受けることも可能です。
しかし、定期接種以外に接種する際は自費で接種することになります。[3]
(※)心臓や腎臓、呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される方。ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方。
有料化で接種をためらう人もいるかもしれません。しかし、自分の身を守れるのは自分だけです。
コロナに感染しない、重症化を防ぐ確率を上げるためにも高齢者は定期接種を受けた方がよいでしょう。
新型コロナの症状があらわれないようにこれからもできる予防対策
コロナと上手く共存するためにも、感染予防は引き続きおこないましょう。
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手洗い、手指消毒
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必要時のマスク
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体調不良時の外出は避ける
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ワクチン接種
それぞれの感染予防策について、詳しく解説します。
手洗い、手指消毒
コロナの基本的な感染対策の1つが、手洗いと手指消毒です。
帰宅時や食事前などはこまめに手洗いをし、ウイルスを洗い落とすことが大切です。
【正しい手洗い方法】
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水で手を濡らし、石鹸を手に取る
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石鹸をよく泡立てる
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手の甲を伸ばすように洗う
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指先・爪の間を念入りに洗う
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指の間を洗う
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親指・手首を洗う
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流水で石鹸を洗い流す
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タオルやペーパータオルで拭き取る
また厚生労働省では、手洗いの後のアルコール消毒も推奨していますが、手に水気が残っているとアルコールの効果が十分に得られない可能性があると考えられています。
必ず清潔なタオルやペーパータオルで手を乾いた状態にしてから、手指消毒を行ってください。
飲食店ではアルコールを設置している店舗も多いですが、撤去しているお店も見かけるようになりました。そのため携帯用のアルコール消毒も持ち運んでおくと便利です。
必要時はマスク
医療機関を除いて基本的にマスクは着用しなくても問題ありませんが、必要時すぐ使えるよう携帯しておきましょう。
電車の中や買い物では人口密度が高く、感染リスクも高くなります。
マスクはコロナだけでなく、インフルエンザ予防にも有効なので、人が多い場所ではなるべく着用しておきましょう。
体調が悪いときは出かけない

体調不良のときは免疫力が落ち感染しやすい状態になっているので、なるべく自宅で安静に過ごしましょう。
安静に過ごす上で重要なのは、十分な睡眠時間の確保です。
免疫力の向上に睡眠は大きく関わっているため、なるべく横になって休んでおきましょう。
また、辛いときは無理に我慢せず、医療機関へ受診し治療薬をもらいましょう。
体調が辛いときはできるだけ安静にして過ごしたいですよね。
ファストドクターは保険適用で薬の配送にも対応。近くの薬局を指定することもできます。
24時間365日医師が待機しているので、今から受診できます。
ワクチン接種
ワクチン接種は100%予防できるわけではありませんが、重症化リスクを抑えることは可能です。
万が一接種後に発症してしまっても比較的症状が軽く済むケースが多く、感染対策としては有効です。
自分や家族、周りの人を守るためにもワクチンは接種している方がよいでしょう。
2024年4月1日からは全ての人がワクチン接種が有料となります。高齢者は秋冬に定期接種が設けられています。
コロナ感染の確率を下げるため、そして重症化を防ぐためにもワクチン接種をおこないましょう。
ただし予防接種は強制ではないため、メリット・デメリットを理解した上でワクチン接種を検討してください。
まとめ|風邪のような症状が出たら新型コロナを疑って早めの受診を

数年前と比較するとコロナは重症化しにくくなっていますが、感染者は急激に増加中です。すでにインフルエンザも流行期に突入したと厚生労働省が発表しました。
コロナもインフルエンザも、これから新規感染者数が増えることが予想されるため、対策は徹底しておこなっていくとよいでしょう。
少しでも体調に異変を感じたら自分で判断せず、医療機関へ相談してください。
オンライン診療で対応可能です
参考文献
[1]厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部|新型コロナウイルス感染症の軽症者等に係る宿泊療養・自宅療養における 健康観察における留意点について
[2]厚生労働省|新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応について
[3]新型コロナワクチンについて|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
本記事に掲載されている情報は、一般的な医療知識の提供を目的としており、特定の医療行為を推奨するものではありません。
具体的な病状や治療法については、必ず医師などの専門家にご相談ください。
症状に対する診断やお薬の処方、診断書や傷病手当金申請書の記載内容は医師の判断によります。

