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ロタウイルス

の緊急度チェックと対処法、受診目安

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これは小児・大人の症状に対応した記事です

ロタウイルス感染症について

監修医師:神田貴行 先生(小児科医)

ロタウイルス感染症

知っておきたいポイント4

ポイント

1

水のような下痢が続いたら受診を

ロタウイルスは、0〜6歳のこどもに多い感染性胃腸炎です。

主な症状は、39℃以上の高熱、水のような下痢、嘔吐、腹痛です。

ロタウイルス感染症に特効薬はありません。つらい症状を和らげる対症療法での治療となります。水のような下痢が続いたら早めに受診しましょう。

幼児の腹痛

重症化予防のために予防接種を

乳児期に予防接種を受けることができますが、重症化予防のためです。感染予防ではないので、疑わしい症状がある場合は医療機関を受診しましょう。

ポイント

2

初めての感染で症状が強くあらわれる

ほとんどの場合、5歳頃までに1度は感染すると言われています。初めての感染で症状が強くあらわれ、重症化や後遺症が出る場合があります。

生涯を通して何度も感染する可能性はありますが、2回目以降の感染では軽症である場合が多いです。

ポイント

3

脱水と低血糖に注意

脱水

乳幼児は体内の水分バランスから脱水になりやすいです。加えてロタウイルスでは水のような下痢が続くため、脱水を起こしやすくなります。脱水症状により重症化を招くことがあるため、水分がとれるならこまめに水分補給を、水分がとれない・脱水症状のサインがある場合は医療機関を受診しましょう。

脱水症状のサイン

  • 顔色が悪い、ぐったりしている
  • 泣いているのに涙が出ない
  • 半日以上尿が出ない
  • 尿の色が濃く、少ない

低血糖

こどもは低血糖にもなりやすいです。年齢や体格にもよりますが、半日以上水分や食事を摂取できなくなると、低血糖を起こす可能性があります。嘔吐が続く場合は早めに受診をし、水分や食事がとれるようにしましょう。

もし低血糖になった場合、病院での治療が必要になります。以下のような様子が見られたら早めに受診しましょう。

低血糖のサイン

  • 元気がない
  • ぐったりしている
  • 顔色、唇の色が悪い
  • 頻繁に空腹を訴える
  • 頻繁にあくびをする
  • ウトウトしている
  • 手足が震えている

ポイント

4

強い感染力をもちアルコール消毒が効かない

ロタウイルスは強い感染力を持つウイルスです。

感染後も嘔吐・下痢によってウイルスが体外へ排出されつづけ、症状が治まった後も便には1か月程度ウイルスが排出されることがあります。便に含まれるウイルス量は、ノロウイルスの100万倍と言われています。

アルコールが効かないため、次亜塩素酸ナトリウムでの消毒が効果的です。

ロタウイルス感染症もっと詳しく

脱水症状のサイン

  • ロタウイルス

感染経路

  • 接触感染

潜伏期間と症状期間

  • 潜伏期間 1〜3日
  • 流行期 12月〜5月

症状

  • 水のような下痢(白い便が出ることも)
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 腹痛
  • 39℃以上の発熱

現行の予防接種について

ワクチン名

ロタウイルスワクチン

  • 2回接種を受けるものと、3回接種を受けるものの2種類があります

接種時期

  • 初回の接種 生後6週~生後14週6日まで
  • ※初回の接種を生後15週以降に受けることは推奨されていません

  • 2回目以降の接種 27日以上の間隔をあけて行う

ロタウイルス感染症の対処

吐き気がある時は右横向きで寝る

嘔吐・吐き気があって寝たり、横になって休む場合は、体の右側を下にして横向きになりましょう。胃の内容物が腸へ流れやすくなり、吐きにくくなります。

右横向きで寝る

脱水症状を防ぐため水分補給を

  1. 根気よく、こまめに、少しずつ与える

    経口補水液がおすすめですが、飲みやすいものでよいでしょう。

  2. スプーンを使って5mlからはじめる(スプーン1杯5ml)

    吐かなければ1回10~20mlと増やします。2~3回飲んでも吐かないようであれば少しずつ増量していきましょう。

  3. 1時間に50~60mlが飲めるようになったら、あとは飲みたいだけ飲ませる

    ただし、飲みすぎると嘔吐するので注意しましょう。

1日あたりに飲むだいたいの目安量は次の通りです。

  • 乳児:体重1kgあたり100ml
  • 幼児:体重1㎏あたり80ml
  • 学童・成人:体重1㎏あたり40ml

脱水症状が起こると危険な理由

脱水症状になると体内の水分量が減るだけでなく、電解質(とくにナトリウムとカリウム)が減ることで体内のバランスが崩れます。これにより他の病気を引き起こしたり、重症化のきっかけになることがあります。危険な状況を未然に防ぐために、脱水症状の兆しに気づくことが大切です。

症状が落ち着いたら消化のよい食事をとる

吐き気・嘔吐の症状が落ち着いて食欲が出てきたら食事を始めましょう。腸の機能が低下しているため、消化がよく、腸への刺激が少ない吸収で負担をかけない食事にしましょう。

消化の良い食べ物

おかゆ、柔らかく煮たうどん、柔らかく煮た野菜、温かいスープ、白身魚、半熟卵、りんご、バナナなど

消化の悪い食べ物

繊維の多い野菜、海藻、きのこ、豆、芋、辛いもの、アルコール、炭酸飲料、冷たいものなど

ロタウイルスに感染したら消毒は次亜塩素酸ナトリウムで

基本的な感染予防対策はうがいと手洗いです。流水と石鹸でこまめに手洗いをおこないましょう。感染者がふれた物の消毒にはアルコール消毒が効きにくいため、次亜塩素酸ナトリウム使いましょう。

家庭内では以下の点に注意しながら感染を防ぎましょう。

こまめな手洗い・うがい・手指消毒

家の中でもマスクを着用する

ドアノブなど素手でふれる箇所は消毒をおこなう

食器やタオルを共用しない

可能であれば寝室や生活スペースを分ける

嘔吐や下痢後は適切に処理をおこなう

次亜塩素酸ナトリウム液の作り方(衣類のつけおき・物の消毒用)

家庭用塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム濃度5%)を使った消毒液の作り方です。

1. 2Lの空のペットボトルに漂白剤10ml(小さじ2)を入れる

2. 水を2Lになるように追加し、フタをしてよく振り合わせる

※使用する商品の注意書きをよく読み利用してください。

吐しゃ物(吐いたもの)からの感染に注意

下着や洋服に嘔吐や便がついてしまったら、下記のように処理しましょう。

吐しゃ物(吐いたもの)の正しい処理方法

基本的な処理の仕方

○必要なもの

使い捨てのマスク・手袋・エプロン、ペーパータオル、二重にしたビニール袋、50〜100倍に薄めた塩素系漂白剤

◯手順

  1. マスク、手袋、エプロンを着用します。
  2. 吐しゃ物(吐いたもの)をペーパータオルで拭き取り、ビニール袋に入れます。
  3. 吐しゃ物(吐いたもの)があった場所にペーパータオルを置きます。
  4. 塩素系漂白剤をペーパータオルに浸すようにかけます。吐いた場所から広げないよう注意しながら拭き取ります。
  5. ペーパータオルや手袋、マスク、エプロンをビニール袋へ入れて速やかに捨てます

衣服に吐しゃ物(吐いたもの)が付着してしまったら?

◯手順

  1. 固形物を取り除きビニール袋へ入れて処理します。
  2. 50〜100倍に薄めた塩素系漂白剤に10分ほど浸します。もしくは85℃以上の熱湯に2分浸します。
  3. 他の洗濯物と分け、洗濯機で通常通り洗います。
ウイルスは乾燥すると空中に漂ってしまうため、吐しゃ物(吐いたもの)はそのままにせずすぐに処理しましょう。
医師

登園目安

ロタウイルス感染症の明確な出席停止期間は定められていません。下痢・嘔吐の症状が治り、熱が下がったら登園の目安としましょう。

受診目安

救急車を検討・昼夜を問わず救急外来へ

こども

  • ミルクや母乳が飲めない
  • 尿の量や回数が極端に少ない
  • 尿が濃い
  • ぼーっとしていて元気がない
  • 泣いているのに涙が出ない
  • 吐しゃ物(吐いたもの)に血が混じっている
  • 強い腹痛がある
  • 泣き止まない
  • ふらつきやめまいをともなう
  • 吐しゃ物(吐いたもの)が緑色
  • 6〜12時間以上吐いている
  • 真っ黒の下痢がつづく
  • 赤い下痢がつづく

大人

  • 水分がとれない
  • 尿の量や回数が極端に少ない
  • 尿が濃い
  • 黒い下痢が続く
  • 赤い下痢が続く
  • 便に膿が混ざっている
  • 強い腹痛がある

医療機関が開いている時間帯に速やかに受診

  • 周囲で感染が流行している中、症状が出た
  • 嘔吐や下痢の症状が続いていて、とてもつらい

ロタウイルスの症状は

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[診察科目]内科・小児科・発熱外来

診察前に以下の注意事項をご確認ください

  • オンライン診療で対応が難しいと医師が判断した場合、対面診療をご案内する場合もあります。(その場合、診察料は請求いたしません)
  • お薬の処方は医師の判断によります。
  • 全国エリアで対応していますが、医療機関がない離島在住の方はご利用になれません。

「対処法を調べる」監修医師

監修医師

こうだたかゆき

神田貴行医師

日本小児科学会専門医/博士(医学)
島根大学医学部臨床教授
コンサータ登録医

鳥取大学医学部卒業後、小児科医として16年間病院勤務、11年間発達障害児対応クリニック院長を務めた。現在は小児科を中心にオンライン診療等を行うフリーランス医師としても活動中。

この記事は医師監修のもと、ファストドクター株式会社が制作しています。

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緊急度チェックについて

この緊急度チェックは総務省消防庁準拠の緊急度判定プロトコールに基づいて一般的に考える症状を表示しており、診断するものではありません。気になる症状がある場合にはご自身の判断で受診してください。

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