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ノロウイルス

の緊急度チェックと対処法、受診目安

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症状ごとの緊急度をチェック

オンライン診療で受診できるか、対面診察が必要かは、重い症状の有無で判断が可能です。

これは小児・大人の症状に対応した記事です

ノロウイルス感染症

監修医師:神田貴行 先生(小児科医)

ノロウイルス感染症

知っておきたいポイント4
ポイント1

嘔吐や下痢は体の防御反応

ノロウイルス感染症は、急性胃腸炎を引き起こす病気です。特徴的な症状は、激しい嘔吐・下痢・腹痛・37〜38℃の発熱です。

ノロウイルスの感染によって起こる嘔吐や下痢は、体がウイルスを排出するために行う防御反応です。

ノロウイルスの症状
ポイント2

自己判断で市販薬は服用しないで

ノロウイルス感染症に特効薬はありません。体内のウイルスを、嘔吐や下痢によって出し切る必要があります。

そのため、症状を抑えるために自己判断で市販薬を服用することは避けましょう。かえって症状を長引かせたり、重症化させたりする可能性があります。

とくに、下痢止めはウイルスを体に留めてしまうことになるため、使用しないでください。

症状がつらい場合は、医師の診察を受けるようにしましょう。

オンライン診療がオススメ

吐き気や下痢の症状が強いと、受診をするのが難しいこともあります。

ノロウイルスは特別な検査や特効薬はないため、移動時間がなく自宅で受けられるオンライン診察がおすすめです。

ポイント3

脱水症状になりやすい

激しい嘔吐や下痢の症状があるときは、脱水症状をおこしやすいです。

一般的に、吐き気の症状は最初の6時間がピークとされています。最後に嘔吐してから1〜2時間経ち、少し元気が出てきたら水分補給をし始めるタイミングです。少量から水分摂取を開始しましょう。

それ以降も嘔吐が続き水分がとれない場合は脱水症状に要注意です。

こどもは低血糖にも要注意

こどもは脱水症状だけでなく、低血糖にもなりやすいです。年齢や体格にもよりますが、半日以上水分や食事を摂取できなくなると、低血糖を起こす可能性があります。嘔吐が続く場合は早めに受診をし、水分や食事がとれるようにしましょう。

もし低血糖になった場合、病院での治療が必要になります。以下のような様子が見られたら早めに受診しましょう。

低血糖のサイン

  • ぐったりしている
  • 起き上がれない(動こうとしない)
  • 顔色、唇の色が悪い
  • いつも以上に空腹を訴える
  • 頻繁にあくびをする
  • 手足が震えている
ポイント4

強い感染力をもちアルコール消毒が効かない

ノロウイルスは強い感染力を持つウイルスです。乾燥や熱に強く長期間生きられるうえ、アルコール消毒が効きません

感染後も、嘔吐・下痢によってウイルスが体外へ排出されつづけ、症状が治まった後も便に至っては1か月程度ウイルスが排出されることがあります。

ノロウイルス感染症
もっと詳しく

原因

  • ノロウイルス

乾燥や熱に強いため自然環境下でも長期間生きられる

感染経路

  • 飛沫感染、接触感染
  • 加熱不十分な二枚貝

潜伏期間と症状期間

  • 潜伏期間12〜48時間
  • 症状期間1〜3日

11月〜2月の感染が多い

症状

  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 腹痛
  • 発熱

ノロウイルスの症状は、嘔吐から始まり、嘔吐が少し落ち着いたタイミングで下痢の症状があらわれ始めます。とくに、最初の6時間は嘔吐の症状がつらいとされています。

ノロウイルス感染症の対処

吐き気がある時は右横向きで寝る

嘔吐・吐き気があって寝たり、横になって休む場合は、体の右側を下にして横向きになりましょう。胃の内容物が腸へ流れやすくなり、吐きにくくなります。

右横向きで寝るこども

脱水症状を防ぐため水分補給を

こども向け 嘔吐後の水分摂取のしかた

  1. 根気よく、こまめに、少しずつ与える

    経口補水液がおすすめですが、飲みやすいものでよいでしょう。

  2. スプーンを使って5mlからはじめる(スプーン1杯5ml)

    吐かなければ1回10~20mlと増やします。2~3回飲んでも吐かないようであれば少しずつ増量していきましょう。

  3. 1時間に50~60mlが飲めるようになったら、あとは飲みたいだけ飲ませる

    ただし、飲みすぎると嘔吐するので注意しましょう。

1日あたりに飲むだいたいの目安量は次の通りです。

  • 乳児:体重1kgあたり30~50ml
  • 幼児:300~600ml
  • 学童・成人:500~1,000ml

脱水症状が起こると危険な理由

脱水症状になると体内の水分量が減るだけでなく、電解質(とくに、ナトリウムとカリウム)が減ることで体内のバランスが崩れます。これにより他の病気を引き起こしたり、重症化のきっかけになることがあります。危険な状況を未然に防ぐために、脱水症状の兆しに気づくことが大切です。

症状が落ち着いたら消化によい食事をとる

吐き気・嘔吐の症状が落ち着いて食欲が出てきたら食事を始めましょう。腸の機能が低下しているため、消化がよく、腸への刺激が少ない食事にしましょう。

おすすめの食べ物

  • おかゆ
  • 軟らかく煮たうどん
  • 軟らかく煮た野菜
  • 温かいスープ
  • 白身魚
  • りんご
  • バナナ
消化のよい食べ物

避けた方がよい食べ物

  • 繊維の多い野菜
  • 海藻
  • きのこ
  • 辛いもの
  • アルコール
  • 炭酸飲料
  • 冷たいもの
消化の悪い食べ物

ノロウイルスに感染したら消毒は次亜塩素酸ナトリウムで

基本的な感染予防対策はうがいと手洗いです。流水と石鹸でこまめに手洗いを行いましょう。感染者がふれた物の消毒にはアルコール消毒が効きにくいため、次亜塩素酸ナトリウム使いましょう。

家庭内では以下の点に注意しながら感染を防ぎましょう。

こまめな手洗い・うがい・手指消毒

家の中でもマスクを着用する

ドアノブなど素手でふれる箇所は消毒を行う

食器やタオルを共用しない

可能であれば寝室や生活スペースを分ける

嘔吐や下痢後は適切に処理をおこなう

次亜塩素酸ナトリウム液の作り方(衣類のつけおき・物の消毒用)

家庭用塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム濃度5%)を使った消毒液の作り方です。

  1. 2Lの空のペットボトルに漂白剤10ml(小さじ2)を入れる
  2. 水を2Lになるように追加し、フタをしてよく振り合わせる

※使用する商品の注意書きをよく読み利用してください。

吐しゃ物(吐いたもの)からの感染に注意

ノロウイルスによる嘔吐物や下痢が衣服に付着した場合は、洗濯用洗剤を使って水洗いをするだけではウイルスは死滅しません。そのまま洗濯することで、洗濯機内や一緒に洗った衣服がウイルスに汚染される可能性があります。

下着や洋服に嘔吐や便がついてしまったら、下記のように処理しましょう。

吐しゃ物(吐いたもの)の正しい処理方法

基本的な処理の仕方

○必要なもの

使い捨てのマスク・手袋・エプロン、ペーパータオル、二重にしたビニール袋、50〜100倍に薄めた塩素系漂白剤

◯手順

  1. マスク、手袋、エプロンを着用します。
  2. 吐しゃ物(吐いたもの)をペーパータオルで拭き取り、ビニール袋に入れます。
  3. 吐しゃ物(吐いたもの)があった場所にペーパータオルを置きます。
  4. 塩素系漂白剤をペーパータオルに浸すようにかけます。吐いた場所から広げないよう注意しながら拭き取ります。
  5. ペーパータオルや手袋、マスク、エプロンをビニール袋へ入れて速やかに捨てます

衣服に吐しゃ物(吐いたもの)が付着してしまったら?

◯手順

  1. 固形物を取り除きビニール袋へ入れて処理します。
  2. 50〜100倍に薄めた塩素系漂白剤に10分ほど浸します。もしくは85℃以上の熱湯に2分浸します。
  3. 他の洗濯物と分け、洗濯機で通常通り洗います。
ウイルスは乾燥すると空中に漂ってしまうため、吐しゃ物(吐いたもの)はそのままにせずすぐに処理しましょう。
医師

登園目安

ノロウイルス感染症の明確な出席停止期間は定められていません。下痢・嘔吐の症状が治り、熱が下がったら登園の目安としましょう。

受診目安

救急車を検討・昼夜を問わず救急外来へ

こども

  • ミルクや母乳が飲めない
  • 尿の量や回数が極端に少ない
  • 尿が濃い
  • ぼーっとしていて元気がない
  • 泣いているのに涙が出ない
  • 吐しゃ物(吐いたもの)に血が混じっている
  • 強い腹痛がある
  • 泣き止まない
  • ふらつきやめまいをともなう
  • 吐しゃ物(吐いたもの)が緑色
  • 6〜12時間以上吐いている
  • 真っ黒の下痢がつづく
  • 赤い下痢がつづく

大人

  • 水分がとれない
  • 尿の量や回数が極端に少ない
  • 尿が濃い
  • 黒い下痢が続く
  • 赤い下痢が続く
  • 便に膿が混ざっている
  • 強い腹痛がある

医療機関が開いている時間帯に速やかに受診

  • 周囲で感染が流行している中、症状が出た
  • 食事に思い当たることがある
  • 嘔吐や下痢の症状が続いていてとてもつらい

ノロウイルス感染症の症状は

オンライン診療で相談可能です

ノロウイルスの症状

こどもが発熱と嘔吐、下痢も。

病院へ連れて行きたいけど嘔吐しないか心配…

不安なとき

オンラインですぐに

医師に相談できます

相談医師

ノロウイルスの

オンライン診療に対応

24時間365日、全国エリアで対応

移動なし、自宅で受診

保険証・医療証が使えます

[診察科目]内科・小児科・発熱外来

診察前に以下の注意事項をご確認ください

  • オンライン診療で対応が難しいと医師が判断した場合、対面診療をご案内する場合もあります。(その場合、診察料は請求いたしません)
  • お薬の処方は医師の判断によります。
  • 全国エリアで対応していますが、医療機関がない離島在住の方はご利用になれません。

「対処法を調べる」監修医師

監修医師

こうだたかゆき

神田貴行医師

日本小児科学会専門医/博士(医学)
島根大学医学部臨床教授
コンサータ登録医

鳥取大学医学部卒業後、小児科医として16年間病院勤務、11年間発達障害児対応クリニック院長を務めた。現在は小児科を中心にオンライン診療等を行うフリーランス医師としても活動中。

この記事は医師監修のもと、ファストドクター株式会社が制作しています。

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緊急度チェックについて

この緊急度チェックは総務省消防庁準拠の緊急度判定プロトコールに基づいて一般的に考える症状を表示しており、診断するものではありません。気になる症状がある場合にはご自身の判断で受診してください。

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