吐き気・嘔吐の症状
吐き気とは、嘔吐の前段階で感じる不快な感覚で、胃がむかむかしたり、吐きそうな感覚が伴います。
必ずしも嘔吐を伴うとは限りません。
嘔吐とは、胃の内容物が胃の筋肉の収縮や腹筋の力によって食道を逆流し、口から排出される現象です。
吐き気・嘔吐の主な原因
- 胃腸のトラブル:胃炎、胃潰瘍、胃腸炎などによる不調
- 食べ過ぎ・飲み過ぎ:胃に負担をかける行動が原因
- ストレス:自律神経の乱れによる影響
- 妊娠:つわりの一環として現れる場合も
- 薬の副作用:特定の薬が吐き気を引き起こす
- 感染症:ウイルスや細菌による胃腸への感染
- 内耳の問題:めまいや平衡感覚の乱れによるもの
- 逆流性食道炎:胃酸が喉に逆流して引き起こす
吐き気・嘔吐の対処方法
吐き気や嘔吐を和らげるためには、胃を休めることが大切です。
嘔吐後は無理に食べたり飲んだりせず、少し時間を空けてからぬるめの水や経口補水液を少量ずつ摂取しましょう。
冷たい飲み物や炭酸飲料、脂っこい食べ物を避け、消化に良いものを少しずつ試してください。
室内の空気を入れ替えたり、横になりすぎず上体を少し起こした姿勢をとることで症状が和らぐ場合もあります。
子どもや高齢者は脱水症状や電解質バランスの崩れが進行しやすいため、早めの診察が推奨されます。
医師による診断を受けることで、原因に応じた治療(吐き気止めや補液療法など)が行われ、症状の悪化を防ぐことができます。
また、感染症や腸閉塞、急性膵炎など重大な疾患が隠れている場合もあるため、自己判断せずに専門家の意見を仰ぐことが大切です。
安心して治療を受けるためにも、症状が続く場合や生活に支障が出る場合には、早めに医療機関を受診しましょう。
こんなときには要注意、医師の診察を
以下のような場合は注意が必要です。
- 吐き気や嘔吐が数日間続く
- 吐血や血の混じった嘔吐がある
- 高熱や激しい腹痛を伴う
- めまいや意識障害がある
- 手足が痺れたり、力が入らない
- 水分を受け付けず脱水の恐れがある
こどもに以下の症状が見られる場合、速やかに受診を検討してください。
- 嘔吐が繰り返し起こる(6回以上)
- 高熱や発疹、下痢を伴う
- 脱水症状(唇が乾く、尿量減少)が見られる
- 頭を打った後に嘔吐する
吐き気・嘔吐で疑われる病気
- 急性胃腸炎
- 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
- 食中毒
- 逆流性食道炎
- インフルエンザ(胃腸型)
- メニエール病
- 妊娠(つわり)
- 脳腫瘍や髄膜炎(重篤な場合)
こどもの吐き気・嘔吐で疑われる病気
- 食物アレルギー
- 脳震盪や脳炎
- 虫垂炎(盲腸炎)
- 腸重積症
- 尿路感染症
緊急度は症状チェックからすぐに確認できます。緊急度に応じた医療機関の選び方をサポートします。
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