吐き気・嘔吐について
監修医師:神田貴行 先生(小児科医)
吐き気・嘔吐
病気のサインかも
吐き気や嘔吐が起きる原因はさまざまです。
乗り物酔いやストレス、食べ過ぎなどの原因がはっきりしているものから、脳や消化器の病気のサインであることもあります。
嘔吐の回数や他の症状があるか観察する
嘔吐の症状がある場合は、
- いつから嘔吐があるか
- 一回に吐く量
- 吐いた回数や間隔
- 筋肉痛
- 他の症状があるかどうか
などで緊急性を判断します。余裕があればメモなどに残しておきましょう。
脱水症状に注意
繰り返し吐くなど、症状がひどいときは脱水症状を起こし命に関わる場合もあります。とくに乳幼児や高齢者は脱水症状を起こしやすく、注意が必要です。
吐き気・嘔吐がある時は…
吐き気・嘔吐の原因はさまざまですが、ウイルスや細菌による感染症が原因の場合も。吐いたものを適切に処理したり、感染拡大を防ぐことも大切です。
我慢せずに吐く
嘔吐は体に害があるものを外へ出すという意味もあるため、我慢しないで吐くようにしましょう。嘔吐の原因によっては、市販薬は逆効果になる場合もあります。薬を使用したいくらい症状がつらいのであれば、受診をして医師から処方を受けるようにしましょう。
赤ちゃんは嘔吐しやすい
赤ちゃんは胃の入り口が未発達で、内容物が逆流しやすい作りをしています。そのため簡単に嘔吐してしまい、単なる吐き戻しなのか病気によるものか、判断が難しいです。
以下の場合はただの吐き戻しではない可能性があります。
- 何度も嘔吐を繰り返す
- 具合が悪そう
- 嘔吐以外の症状がある
経過を見てよくならなければ医師へ相談してみましょう。
吐き気がある時は右横向きで寝る
一般的に37.5℃以上を発熱、39℃以上を高熱と定義されています。しかし、人によって平熱は違うので、いつもより体温が1度高ければ発熱していると考えてもよいでしょう。
こどもが寝返りで動いてしまう場合には、背中側にクッションなどを置き固定するとよいです。
また、いつ吐き気が起きても対処できるよう、湯おけ(洗面器)などを近くに置きましょう。ビニール袋を被せると吐いたものをそのまま処理できるので便利です。
お家の中で感染予防を
こまめな手洗い・うがい・手指消毒
家の中でもマスクを着用する
ドアノブなど素手でふれる箇所は消毒を行う
食器やタオルを共用しない
可能であれば寝室や生活スペースを分ける
吐しゃ物(吐いたもの)の正しい処理方法
基本的な処理の仕方
必要なもの
使い捨てのマスク・手袋・エプロン、ペーパータオル、二重にしたビニール袋、50〜100倍に薄めた塩素系漂白剤
手順
- マスク、手袋、エプロンを着用します。
- 吐しゃ物(吐いたもの)をペーパータオルで拭き取り、ビニール袋に入れます。
- 吐しゃ物(吐いたもの)があった場所にペーパータオルを置きます。
- 塩素系漂白剤をペーパータオルに浸すようにかけます。吐いた場所から広げないよう注意しながら拭き取ります。
- ペーパータオルや手袋、マスク、エプロンをビニール袋へ入れて速やかに捨てます。
衣服に吐しゃ物が付着してしまったら?
手順
- 固形物を取り除きビニール袋へ入れて処理します。
- 50〜100倍に薄めた塩素系漂白剤に10分ほど浸します。もしくは85℃以上の熱湯に2分浸します。
- 他の洗濯物と分け、洗濯機で通常通り洗います。
次亜塩素酸ナトリウム液の作り方(衣類のつけおき・物の消毒用)
家庭用塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム濃度5%)を使った消毒液の作り方です。
- 2Lの空のペットボトルに漂白剤10ml(小さじ2)を入れる
- 水を2Lになるように追加し、フタをしてよく振り合わせる
※使用する商品の注意書きをよく読み利用してください。
受診目安
救急車を検討・昼夜を問わず救急外来へ
こども
- ミルクや母乳が飲めない
- 尿の量や回数が極端に少ない
- 尿が濃い
- 吐しゃ物(吐いたもの)に血が混じっている
- 強い腹痛がある
- 泣き止まない
- ふらつきやめまいをともなう
- 吐しゃ物(吐いたもの)が緑色
大人
- 水分が摂れない
- 尿の量や回数が極端に少ない
- 尿が濃い
- 呼吸が速い
医療機関が開いている時間帯に速やかに受診
- 発熱や下痢を伴う
- 1日に6〜8回以上吐いている
- 1日〜2日以上吐き気や嘔吐が続く
- 一旦よくなっても吐き気・嘔吐をぶり返す
吐き気・嘔吐の症状は
オンライン診療で相談可能です
繰り返す嘔吐…
どうすればいい??
不安なとき
オンラインですぐに
医師に相談できます
吐き気・嘔吐の
オンライン診療に対応
24時間365日、全国エリアで対応
移動なし、自宅で受診
保険証・医療証が使えます
診察前に以下の注意事項をご確認ください
- オンライン診療で対応が難しいと医師が判断した場合、対面診療をご案内する場合もあります。(その場合、診察料は請求いたしません)
- お薬の処方は医師の判断によります。
- 全国エリアで対応していますが、医療機関がない離島在住の方はご利用になれません。
「対処法を調べる」監修医師

こうだたかゆき
神田貴行医師
日本小児科学会専門医/博士(医学)
島根大学医学部臨床教授
コンサータ登録医
鳥取大学医学部卒業後、小児科医として16年間病院勤務、11年間発達障害児対応クリニック院長を務めた。現在は小児科を中心にオンライン診療等を行うフリーランス医師としても活動中。
この記事は医師監修のもと、ファストドクター株式会社が制作しています。


