発熱の症状
発熱とは、体温が平常値(通常36.5~37℃程度)を超えて上昇する状態を指します。
一般的に37.5℃以上が目安とされますが、個人差があります。
倦怠感や寒気など他の症状を伴う場合があります。
発熱の主な原因
- 感染症:ウイルスや細菌による風邪、インフルエンザ、肺炎、膀胱炎、腎盂腎炎など
- 炎症反応:体内の炎症(膠原病や、関節リウマチなど)
- 熱中症:環境や運動等の外的要因で起きる体温調節機能の異常
- 免疫反応:ワクチン接種やアレルギー反応による一時的な発熱
- 慢性疾患:自己免疫疾患など
- 薬剤性発熱:特定の薬剤に対する副反応
- ホルモンの変化:月経、妊娠での一時的な体温上昇、加齢や更年期障害による体温調節機能の低下
- 心因性:ストレスや疲労による自律神経の乱れ
- 外科的要因:骨折や捻挫、外傷、術後
発熱の対処方法
安静を保ち体を休めることで、免疫が正常に働きやすくなります。
十分な睡眠を心がけてください。
発熱により汗をかくことで脱水症状が進むことがあります。
水や経口補水液をこまめに摂取しましょう。
額や首元を冷やすと一時的に体感温度が下がり、楽になる場合があります。
市販の解熱剤を服用する場合は、用法・用量を守りましょう。
特にこどもや持病がある方は医師に相談が必要です。
市販薬を服用しても症状が長引く場合は、原因を調べて適切な治療を受けるために、医療機関を受診するようにしましょう。
こんなときには要注意、医師の診察を
以下の症状がある場合は早めの受診を検討しましょう。
- 高熱が続き、解熱剤でも効果がない場合
- 強い倦怠感や意識障害が見られる場合
- 呼吸困難や息苦しさがある場合
- 皮膚に発疹が現れた場合
- 持病が悪化している場合
- 発熱と解熱を繰り返す場合(間欠熱)
- 痙攣が起きた場合(熱性痙攣)
こどもに以下の症状が見られる場合、速やかに受診を検討してください。
- 3か月未満の新生児で38.0℃以上の発熱がある
- ぐったりして反応が鈍い、または意識が低下している
- 激しい頭痛、嘔吐、または発疹が伴う
- 熱性けいれんを起こした
- 高熱が3日以上続く
- 免疫不全、悪性腫瘍、先天性の病気などで普段から病院にかかっている
- 突然意味不明な行動を取る、辻褄の合わない話をする(熱せん妄)
発熱で疑われる病気
- 風邪
- インフルエンザ
- 新型コロナウイルス感染症
- 扁桃炎
- 気管支炎
- 肺炎
- 膀胱炎
- 副鼻腔炎
- 虫垂炎
- 熱中症
- 自己免疫疾患(リウマチなど)
- がん(悪性腫瘍)
こどもの場合は以下の病気の可能性も考えられます。
- RSウイルス感染症
- 急性中耳炎
- 川崎病
- 細菌性髄膜炎
- 熱性けいれん
緊急度は症状チェックからすぐに確認できます。緊急度に応じた医療機関の選び方をサポートします。
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