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発熱

の緊急度チェックと対処法、受診目安

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症状ごとの緊急度をチェック

オンライン診療で受診できるか、対面診察が必要かは、重い症状の有無で判断が可能です。

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これは小児・大人の症状に対応した記事です

発熱について

監修医師:神田貴行 先生(小児科医)

発熱

知っておきたいポイント2
ポイント1

発熱とは

発熱は、体内に侵入したウイルスや細菌と体が戦うことで起こります。

発熱の原因はさまざまですが、その多くは一般的な風邪によって起こります。症状が辛くなければ、自宅で市販薬などを使用して様子を見ることが可能です。

一般的に37.5℃以上を発熱、39℃以上を高熱と定義されています。しかし、人によって平熱は違うので、いつもより体温が1度高ければ発熱していると考えてもよいでしょう。
発熱の赤ちゃん
ポイント2

1週間続く発熱は受診を

一般的な風邪が原因の場合、1週間ほどで熱は下がります。1週間で症状がよくならない場合には他の原因が考えられるため、受診しましょう。微熱が続く場合も受診しましょう。

発熱の経過に応じてケアしよう

熱の上がり始め

熱と共に寒気がある

体が体温を上げて細菌やウイルスと戦っている状態です

震えるこども

寒気がある場合は布団や服で温める

1〜2時間おきに体温を測る

食欲があれば消化の良いものを食べる

こまめに水分補給

水・麦茶・経口補水液などが望ましいですが、本人が飲みやすいものを選びましょう。赤ちゃんはミルクや母乳でも水分補給ができます。

手足が冷たくなるのは体温が上がる前のサイン

こどもは自覚症状をうまく伝えられないこともあるので、判断の目安になります。
医師

熱が上がりきったら

寒気が落ち着く

解熱剤の使用を検討

わきの下や足の付け根を冷やす

衣服や布団を調整する

手足が暖かくなってくる頃です。寒気がおさまっていれば掛け布団や寝具を調整して、熱がこもらないように心地のよい環境を整えましょう。

食欲があれば消化のよいものを食べる

水分を意識的に少量頻回にとる

体温が1番高い状態です。多めに水分補給を行いましょう。

着替えるこども

汗をかき始めることがある

汗をかいたら着替える

こまめに水分補給をする

熱が下がりきるまで体力回復を意識して安静に過ごす

手足が暖かくなってくる頃です。寒気がおさまっていれば掛け布団や寝具を調整して、熱がこもらないように心地のよい環境を整えましょう。

水分を意識的に少量頻回にとる

体温が1番高い状態です。多めに水分補給を行いましょう。

解熱鎮痛剤の正しい使い方

体温が上がり切った後で使用を検討する

寒気があるときや体温が上がり切る前に解熱鎮痛剤を服用したり体を冷やすと、体の免疫が細菌やウイルスと戦うことを邪魔してしまい、症状が遷延する可能性があります。

熱が高くても元気ならば使用しない

解熱鎮痛剤は熱や痛みを和らげることで食事や睡眠をとれるようにし、体力を回復をする目的で使用します。熱が高くても元気だったり、食事や水分が摂れているようなら、無理に解熱鎮痛剤を使用しなくてもよいです。

症状がつらい、以下の場合は使用を推奨

・頭痛や喉の痛みなど熱以外の症状がつらい

・38.5℃を超えている

・こどもが熱でつらそう

・こどもが不機嫌である

こどもの注意点

こどもは体温調節機能が未熟で、体温が変化しやすいです。衣服や部屋の環境などで体温が左右されることも。ケアする際は、以下の点に注意しましょう。

こどもは布団のかけすぎにも注意

布団で体温が上昇し、熱がこもることで一時的に高体温になってしまうことがあります。布団などで保温したら、少なくとも1時間おきに体温を測るなどして様子を見るようにしましょう。その際、参考値として非接触式体温計を使用するとこどもを起こさずに熱が測れて便利です。

こどもに電気毛布は使用しない

体温が上がりすぎてしまい、気づかないうちに危険な状態になることがあります。

冷却シートの使用に注意

からだに貼る冷却シートは熱を下げる効果はありません。本人が気持ちよければ使用してもよいでしょう。乳幼児は寝返りの際などに誤飲する可能性があるため使用は避けましょう。

こどもの熱が1日で上下するのはなぜ?

こどもは体温調節機能が未熟なため、健康な時でも1日の中で体温が変化します。通常、1日のうち明け方が1番低く夕方から夜にかけて高くなります。そのため朝に熱が下がっていても、夕方にまた熱が上がるという事も少なくありません。風邪のなおりかけのことが多いので焦らず、無理をさせないように過ごしましょう。
医師

受診目安

救急車を検討・昼夜を問わず救急外来へ

こども

  • 生後3ヶ月未満の発熱
  • 水分がとれない
  • 尿の量や回数が少ない
  • 尿が濃い
  • ぼーっとしていて元気がない
  • 泣いているのに涙が出ない
  • 話すのが苦しい
  • 呼吸が早い
  • 顔色が白い(悪い)
  • 5分以内で収まったが初めて痙攣した場合

大人

  • 歯がガチガチなるほどの激しい震えや寒気
  • 水分がとれない
  • 尿の量や回数が極端に少ない
  • 尿が濃い
  • 話すのが苦しい
  • 呼吸が早い
  • 顔色が白い(悪い)

医療機関が開いている時間帯に速やかに受診

こども

  • 1歳未満で38度以上の熱が出た
  • ミルクや母乳の飲みが悪い
  • 不機嫌が続いている
  • 泣き止まない
  • 38℃以上の発熱が4日以上続く
  • 身近に感染症(インフルエンザ・コロナ・溶連菌など)が流行している
  • 症状がつらい
  • 市販薬を使用しても症状が改善しない

大人

  • 38℃以上の発熱が4日以上続く
  • 身近に感染症(インフルエンザ・コロナ・溶連菌など)が流行している
  • 症状がつらい
  • 市販薬を使用しても症状が改善しない

発熱の症状は

オンライン診療で相談可能です

発熱の女性

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相談医師

発熱の

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移動なし、自宅で受診

保険証・医療証が使えます

[診察科目]内科・小児科・発熱外来

診察前に以下の注意事項をご確認ください

  • オンライン診療で対応が難しいと医師が判断した場合、対面診療をご案内する場合もあります。(その場合、診察料は請求いたしません)
  • お薬の処方は医師の判断によります。
  • 全国エリアで対応していますが、医療機関がない離島在住の方はご利用になれません。

「対処法を調べる」監修医師

監修医師

こうだたかゆき

神田貴行医師

日本小児科学会専門医/博士(医学)
島根大学医学部臨床教授
コンサータ登録医

鳥取大学医学部卒業後、小児科医として16年間病院勤務、11年間発達障害児対応クリニック院長を務めた。現在は小児科を中心にオンライン診療等を行うフリーランス医師としても活動中。

この記事は医師監修のもと、ファストドクター株式会社が制作しています。

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この緊急度チェックは総務省消防庁準拠の緊急度判定プロトコールに基づいて一般的に考える症状を表示しており、診断するものではありません。気になる症状がある場合にはご自身の判断で受診してください。

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