咳の症状
咳は、気道の粘膜に存在するセンサー(咳受容体)が刺激を感知することで発生します。
急性のものから慢性的なものまでさまざまです。
乾いた咳や痰を伴う咳など、種類によって原因や対処法が異なります。
通常、咳が数週間続く場合は、慢性咳嗽とみなされ、詳しい検査が必要となることもあります。
咳の主な原因
- 感染症:風邪やインフルエンザなど、ウイルスや細菌の感染
- 環境要因:煙、ほこり、花粉、ハウスダスト、化学物質などの刺激、空気の乾燥など
- 慢性疾患:喘息、COPD、慢性副鼻腔炎、後鼻漏など
- 薬の副作用:特に高血圧治療薬の一部(ACE阻害薬)
- 他の疾患:逆流性食道炎や肺がん
- 誤嚥:食べ物や異物が気道に入ったことによる刺激
咳の対処方法
咳を抑えるために、喉を潤すことが重要です。
ぬるめの水や温かい飲み物を摂取する、加湿器を使って室内の湿度を50~60%に保つ、のど飴やマスクを使用する、といった対処をおこないましょう。
咳がひどい時は無理をせず、体を温めて安静にしましょう。
症状によっては、医療機関を受診し服薬治療を行った方が良い場合もあります。
つらい場合は医師に相談して適切な診断と治療を受けるようにしましょう。
特にこどもは気道が大人に比べて狭いため、咳が続くときや症状が悪化する場合には、早めに医療機関を受診することが重要です。
こんなときには要注意、医師の診察を
以下の症状がある場合は注意が必要です。
- 咳が3週間以上続く
- 咳とともに血が混じった痰が出る
- 息苦しさや胸の痛みを伴う
- 発熱が続く
- 咳が夜間に悪化し、眠れない
こどもに以下の症状が見られる場合、速やかに受診を検討してください。
- 咳により息苦しさを感じる
- 高熱が続く
- 痰に血が混じる
- 夜間に咳がひどくなり眠れない
- ゼーゼーとした音を伴う咳が続く
- 唇の色が紫色(チアノーゼ)
- 「ケンケン」といういつもと違う咳(クループ症候群)
咳で疑われる病気
- 風邪
- インフルエンザ
- 急性気管支炎
- 肺炎
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
- 喘息
- 咳喘息
- 百日咳
- 副鼻腔炎(後鼻漏による咳)
- 結核
こどもの場合は以下の病気の可能性も考えられます。
- アレルギー性鼻炎
- クループ症候群
- 百日咳
緊急度は症状チェックからすぐに確認できます。緊急度に応じた医療機関の選び方をサポートします。
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