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マイコプラズマ

の緊急度チェックと対処法、受診目安

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オンライン診療で受診できるか、対面診察が必要かは、重い症状の有無で判断が可能です。

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これは小児・大人の症状に対応した記事です

マイコプラズマについて

監修医師:神田貴行 先生(小児科医)

マイコプラズマ

知っておきたいポイント4
ポイント1

長引く咳が特徴的

マイコプラズマ感染症は、マイコプラズマという菌に感染することで発症する呼吸器感染症です。

風邪とよく似ていますが、1週間程度で解熱した後、3〜4週間ほど咳が続きます。咳は他の症状より数日遅れて始まることが多いです。

多くの場合は軽症のため、風邪と区別がつきません。安静にしていれば5〜7日で自然に良くなることがほとんどです。

感染経路は…

  • 飛沫感染
  • 接触感染

潜伏期間は…

2〜3週間

症状は…

  • 発熱
  • 全身倦怠感
  • 頭痛
  • のどの痛み
咳をするこども
ポイント2

こどもに多い感染症

マイコプラズマ感染症は、こどもに多い感染症です。とくに、5〜12歳のこどもに流行しやすく、3歳未満の乳幼児での感染は少ないです。一度感染しても免疫がつきにくく、繰り返しかかることがあります。

幼稚園や保育園、学校など、集団生活の場で感染が広がる場合が多いです。

こどもに多く見られる感染症ですが、大人も感染します。

ポイント3

肺炎を起こすことがある

マイコプラズマの感染が肺まで広がるとマイコプラズマ肺炎を引き起こす場合があります。初期症状は風邪とよく似ているため気づきにくいですが、「だんだんと強くなる咳」に注意しましょう。

1週間以上熱が下がらず咳が続く場合や、咳がひどくなる場合は早めに医療機関を受診しましょう。

マイコプラズマ肺炎に注意

マイコプラズマ肺炎の症状

マイコプラズマ感染症は風邪と症状が似ており、自覚しにくい感染症です。下記のような症状は注意しましょう。

  • 朝に熱が下がり、夜になると38℃前後の高熱が出る
  • 発症初期には痰の絡まない咳、徐々に痰が絡んだ咳へと変わり、明け方や夜にひどくなる傾向がある

受診目安

以下の症状がある場合は早めに受診しましょう。

  • 痰の絡まない咳が続く
  • 38℃前後の熱が下がらない
  • 症状が長引く、悪化する
  • 元気がない
  • 食欲がない

マイコプラズマ肺炎は通称「歩く肺炎」

他の肺炎と比べて症状が軽く感染に気づきにくいことから、無自覚に感染を広げてしまうことがあります。流行期や症状がある場合は手洗い・うがい・マスクなどの感染対策を行いましょう。

ポイント4

潜伏期間と排菌期間が長い

潜伏期間とは細菌やウイルスに感染してから発症するまでの期間を指します。

マイコプラズマ感染症の潜伏期間は2〜3週間と長いことが特徴です。さらに、発熱が落ち着いた後も、咳とともに菌の排出は続くため、発症から4〜6週間は他者へ感染する可能性があります。

一度流行すると長引くことや、流行に地域差があることも特徴です。

マイコプラズマ感染症にかかったあと、熱が下がっても咳が出ている間はマスクをして、周囲への感染拡大予防に努めましょう。

マスクをして咳をする少女と菌

マイコプラズマの対処

長引く咳をケアする

マイコプラズマ感染症の咳は、3~4週間ほど続きます。

多くは軽症ですが咳がひどくなると、眠れない、食べられないなどこどもにとってつらい状態になることも。

以下の方法でケアしましょう。

体勢を変える

横向きになったり、上半身を起こすことで呼吸が楽になり、咳の症状が和らぎます。

体を支えるためにクッションを使うとより快適です。

赤ちゃんやこどもは上半身を起こした姿勢で抱っこするのもよいでしょう。

のどや胸を温め気道を広げる

のどや胸を温めることで気道を広げ、咳の症状を和らげることができます。

のどを冷やさず首元を温かく保ちましょう。

加湿をする

部屋を加湿し、湿度を一定に保つことで咳の症状の緩和を図りましょう。

一般的な最適湿度は50〜60%です。

入浴する

入浴は加温と加湿が一度に行えるため、咳に効果的です。

熱やだるさがなければ入浴するとよいでしょう。

ただし、咳で体力を消耗している時は、さらに疲労が増す可能性があります。長風呂や無理な入浴は控えましょう。

水分を摂る

水分を摂ることで、のどが潤い乾燥が抑えられます。咳や咳に伴うのどの痛みを和らげることができます。

咳が長引く場合は、自己判断で服薬せずに、医療機関を受診しましょう。

マイコプラズマが疑われる症状は、オンライン診療で相談可能です。

医師

感染予防をする

こまめな手洗い・うがい、手指消毒、マスクの着用が有効です。

家庭内での感染予防

発症してから1日〜7日目までは感染力が高いため、症状が改善しても発症後1週間は対策を続けるとよいです。

こまめな手洗い・うがい・手指消毒

家の中でもマスクを着用する

室内の加湿(50〜60%)と定期的な換気

感染者と食事を共にしない

タオルを共用しない

可能であれば、感染者と寝室を分ける

内服しているからと安心せず療養中は体調に注意して、異変がないかを確認しましょう。

家庭内隔離を行なっている場合は隔離されている人と定期的に連絡をとり、急な体調不良など緊急時に対応できるようにしましょう。

医師

登園目安

マイコプラズマ肺炎について、学校保健安全法で明確な出席停止期間は定められていません。

発熱やはげしい咳などの症状がおさまったら登校目安としましょう。5日間から1週間程度のことが多いですが、主治医に確認することをおすすめします。

受診目安

救急車を検討・昼夜を問わず救急外来へ

  • 咳が止まらず眠れない(横になれない)
  • 咳き込んで止まらない
  • 鼻の穴がヒクヒクする
  • 肩で息をしている
  • 息を吸うと胸が凹む
  • 話すのが苦しい

医療機関が開いている時間帯に速やかに受診

  • 咳が2週間以上続く
  • 38℃以上の発熱が3日以上続く
  • 食欲がなく元気がない
  • 熱が下がらず、咳症状が強くなっている

マイコプラズマが疑われる際は

オンライン診療で相談可能です

赤ちゃんを抱く女性

もう咳が出始めて2週間…

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相談医師

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オンライン診療に対応

24時間365日、全国エリアで対応

移動なし、自宅で受診

保険証・医療証が使えます

[診察科目]内科・小児科・発熱外来

診察前に以下の注意事項をご確認ください

  • オンライン診療で対応が難しいと医師が判断した場合、対面診療をご案内する場合もあります。(その場合、診察料は請求いたしません)
  • お薬の処方は医師の判断によります。
  • 全国エリアで対応していますが、医療機関がない離島在住の方はご利用になれません。

「対処法を調べる」監修医師

監修医師

こうだたかゆき

神田貴行医師

日本小児科学会専門医/博士(医学)
島根大学医学部臨床教授
コンサータ登録医

鳥取大学医学部卒業後、小児科医として16年間病院勤務、11年間発達障害児対応クリニック院長を務めた。現在は小児科を中心にオンライン診療等を行うフリーランス医師としても活動中。

この記事は医師監修のもと、ファストドクター株式会社が制作しています。

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この緊急度チェックは総務省消防庁準拠の緊急度判定プロトコールに基づいて一般的に考える症状を表示しており、診断するものではありません。気になる症状がある場合にはご自身の判断で受診してください。

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