痙攣(ひきつけ)・震えの症状
痙攣は、筋肉が意図せず繰り返し収縮する状態で、全身または一部に起こることがあります。
一方、震えは筋肉が収縮と弛緩を繰り返すことで、体が小刻みに震える状態を指します。
症状が現れる頻度や持続時間に注意が必要で、原因によっては重篤な疾患が隠れていることもあります。
痙攣(ひきつけ)・震えの主な原因
- 神経系の異常:てんかん、脳卒中、パーキンソン病などの神経疾患
- ストレスや不安:心理的緊張や過呼吸など
- 発熱や感染症:子どもの熱性けいれんや、感染症など
- 代謝異常:低血糖や電解質異常による筋肉の収縮
- 薬の影響:薬の副作用や過剰摂取
- アルコールや薬物中毒:依存症の禁断症状や中毒症状
- 慢性疾患:腎不全や肝不全などの全身性の病気
痙攣(ひきつけ)・震えの対処方法
痙攣や震えは、一時的な症状であっても、隠れた疾患が原因の場合があります。
症状が続く、または初めて起こった場合は、医療機関に相談し、適切な診断と治療を受けることが大切です。
痙攣や震えが発生した際は、まず安全な場所に移動し、転倒や怪我を防ぐようにしましょう。
可能であれば平らな場所に横になり、周囲に危険な物がないか確認します。
深呼吸をしてリラックスを心がけることで、震えや軽度の痙攣が収まる場合もあります。
発熱を伴う場合は、体を冷やし、水分補給を行ってください。
また、症状が頻発する場合は、メモを取って医師に伝えることで、より正確な診断を受けられます。
こんなときには要注意、医師の診察を
以下の場合は早急に救急車を呼ぶか、すぐに医師の診察を受けましょう
- 痙攣や震えが5分以上続く
- 意識がもうろうとしている、または意識を失う
- 呼吸が困難な場合や青白くなる
- 頭痛や吐き気を伴う
- 発熱や激しい痛みを伴う
痙攣(ひきつけ)・震えで疑われる病気
- てんかん
- 脳卒中(脳梗塞・脳出血)
- パーキンソン病
- 熱性けいれん(主に子ども)
- 自律神経失調症
- 心因性けいれん
- 低血糖症
- 多発性硬化症
- 神経筋疾患(筋ジストロフィーなど)
緊急度は症状チェックからすぐに確認できます。緊急度に応じた医療機関の選び方をサポートします。
痙攣(ひきつけ)・震えはオンライン診療で対応できます
以下のような痙攣・震え症状であれば ご自宅に居ながら診察を受けることが可能です。
<対応可能な状況>
・定期的な経過観察
・普段の発作と同じ症状
・服薬中のお薬の処方継続
※症状が現在も起きている場合は、すぐに救急車を呼んでください。
※診察中に症状が重いと判断された場合は、対面診療をご案内します。