2024年|最新の熱中症ガイドラインについて
熱中症のガイドラインは、環境省や厚生労働省などが対象者や目的別に作成しています。2024年現在、公的機関より発表されている最新のガイドラインは次の表のとおりです。[1][6][7][8]
ガイドライン(作成) |
内容 |
熱中症診療ガイドライン 2015(日本救急医学会) |
熱中症の疫学や発生条件、診断基準、予防や治療法について紹介。診療に係る(かかる)医師や看護師以外にも学校・職場・介護の現場でも活用できる内容。 |
熱中症環境保健マニュアル2022(環境省) |
保健活動にかかわる方々向けの保健指導マニュアル。「熱中症とは何か」「熱中症を防ぐためには」「保健指導のあり方」等について紹介。 |
夏季のイベントにおける熱中症対策ガイドライン2020(環境省) |
イベント主催者・施設管理者に向けたガイドライン。夏季のイベントで熱中症患者が発生しやすい条件、参考事例、イベントを安全に実施するための対策等についてまとめている。 |
熱中症対策ガイドライン (東京都教育委員会) |
学校の教職員・部活顧問等の指導者に向けたガイドライン。「熱中症の理解」「熱中症の予防」「熱中症警戒アラートの活用」等について記載。熱中症予防の体制整備、事故事例も紹介。 |
まちなかの暑さ対策ガイドライン(環境省) |
まちなかの暑さ対策を推進する目的で作成。人が感じる暑さについて科学的な情報を分かりやすく記載。効果的な暑さ対策の実施方法や、関連する技術情報等を紹介。 |
各ガイドラインの詳細は、厚生労働省や環境省などのHPをご覧ください。
このほかにも自治体や学校でガイドラインを作成・公開している場合もあります。
熱中症になったらどうしたらよいの?
熱中症が疑われたら最初にすることは「涼しい場所に移動し、首や脇を冷やして水分をとる」ことです。
意識がない、嘔吐している場合などは、どう対応したらよいのだろうかと悩んでしまうこともありますよね。
ここでは、熱中症の症状があらわれたときの正しい対応方法について解説します。
周りの人が熱中症になったらまずどうしたらよいのか、応急処置の内容や手順をまとめています。また重症度に応じた正しい対応方法についても記載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
緊急時の応急処置について
実際に周囲の人が熱中症になってしまったら、何をすればいいのか不安になってしまうでしょう。
熱中症は最初の対応が大切です。落ち着いて次の手順で応急処置をおこないましょう。
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熱中症の症状があることを確認し、呼びかけます。
(めまい・失神・筋肉痛・こむら返り・大量の発汗・頭痛・吐き気・嘔吐・だるさ・脱力感・意識障害・けいれん・高体温)
呼びかけに反応しないときはすぐに救急車を呼びましょう。
-
涼しい場所に避難させて体を冷やし始めます。
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意識がはっきりしているときは冷たい水を自分で飲んでもらいます。
自力で飲めない場合は医療機関を受診してください。 -
そのまま安静にして十分な休息をとり回復を待ちます。
重症度に応じた対応をしよう
熱中症の対応方法は重症度によって大きく3つに分けられます。[1]
重症度 |
症状 |
対応方法 |
重症度Ⅰ度(軽症) |
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応急処置をして見守る
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重症度Ⅱ度(中等症) |
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応急処置をして、医療機関を受診する(周囲の人が判断する)
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重症度Ⅲ度(重症) |
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救急車を呼び、到着まで応急処置をおこなう
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熱中症の症状があらわれたときはまず、涼しい場所に避難させてすばやく体の表面を冷やすことがポイントです。首、脇の下、足の付け根に氷や冷えたペットボトル、濡れたタオルなどをあてて冷やしましょう。
呼びかけの反応が悪かったり、吐き気を訴えたりする場合は、無理に水を飲ませると気管に入ってしまう恐れがあります。
口から飲ませるのはやめましょう。この場合は、医療機関での点滴を受ける必要があります。
応急処置をしながら、重症度に応じて救急車を呼ぶ、または医療機関を受診する必要があるかどうか判断してください。
熱中症を予防するには?
熱中症予防の基本は「体温の上昇を抑え、脱水を防ぐこと」です。
とくに高齢者はのどの渇きを感じづらくあまり汗をかかない特徴があります。
また、子どもは体温調節能力が未発達のため、暑熱環境では深部体温が上がりやすくなります。熱中症になりやすいので、周囲の人がこまめに声かけをするなどしましょう。
また、スポーツ活動時や職場環境では、指導者や管理者が熱中症を理解し配慮することが大切です。
日常生活、運動・スポーツ活動時、職場でできる工夫と注意点については以下のとおりです。[1]
関連記事:熱中症を予防する方法を詳しく解説!熱中症にならない体づくりとは?
日常生活でできる工夫・注意点
体温の上昇を抑える (屋外にいるとき) |
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体温の上昇を抑える (室内にいるとき) |
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衣服を工夫する |
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脱水を防ぐ |
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その他注意点 |
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運動・スポーツ活動時にできる工夫・注意点
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環境条件(暑さ指数など)を把握しておく
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状況に応じて休憩や水分補給をおこなう
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暑さに徐々に慣らす
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個々の条件(肥満など)や体調を考慮する
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服装に気をつける
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具合が悪い時は運動を中止する
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強制的な運動はしない、させない
職場でできる工夫・注意点
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暑さ指数(WBGT)を把握する
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暑さ指数(WBGT)を下げるための設備を設置する
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休憩場所を整備する
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通気性の良い服装を身につける
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作業時間を短縮する
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体を暑さに慣らす
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水分・塩分を補給する
暑さ指数(WBGT)とは?
暑さ指数(WBGT:Wet Buld Globe Temperature)は気温だけでなく、湿度や日差しの量も考慮した熱中症予防の指標です。
単位は気温と同じ「℃」ですが、単なる気温とは異なります。高温多湿な日本では気温だけで熱中症の危険度を測ることはできないため、暑さ指数(WBGT)は重要な指標なのです。
各地の暑さ指数(WBGT)は環境省の熱中症予防情報サイトで公開しています。
また、日本スポーツ協会では環境温度に応じた運動の目安「熱中症予防運動指針」を公開しています。
暑さ指数(WBGT)に応じた日常生活における注意事項を表にまとめました。[1][2][3]
暑さ指数(WBGT) |
日常生活における注意事項 |
危険 31以上 |
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厳重警戒 28~31 |
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警戒 25~28 |
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注意 25未満 |
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暑さ指数(WBGT)測定装置は市販されており、インターネットでも購入することができます。
環境省ではJIS B 7922の規格に準拠したもので、日射のある場所では黒球のついた測定装置の使用を推奨しています。
熱中症警戒アラート・熱中症特別警戒アラートとは?
危険な暑さが予想され、熱中症による健康被害が予測される場合に発表されるのが「熱中症警戒アラート・熱中症特別警戒アラート」です。
これまで環境省は「熱中症警戒アラート」を発表し、熱中症の注意喚起をおこなってきました。
しかし、環境省と気象庁は令和6年4月からさらに上の段階の危険を知らせる「熱中症特別警戒アラート」の運用を開始しました。
これは過去に例のない危険な暑さが予測され、全国民が熱中症予防行動を徹底しなければならいない事態です。
それぞれのアラートの違いについては下の表のとおりです。[1][4]
熱中症特別警戒アラート |
熱中症警戒アラート | |
概要 |
熱波が都道府県の域を超えて過去に例のない危険な暑さとなり、人の健康に係る重大な被害が生じる場合に発表 |
とくに熱中症の危険性が高くなると予測されるとき、暑さ指数をもとに発表 |
目的 |
一人ひとりが最大限の熱中症予防行動をし、家族や周囲の人による見守り・声かけ等で助け合い、自治体や国がその行動を支援する |
熱中症の危険性に対する「気付き」を促す |
発表基準 |
都道府県内において、全ての暑さ指数情報提供地点における翌日の日最高暑さ指数が35に達すると予測される場合 |
発表対象地域内の暑さ指数(WBGT)算出地点のいずれかで、日最高暑さ指数が33に達すると予測される場合 |
発表時間 |
前日の14時に発表 |
前日の17時および当日の5時頃 |
熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラートが発表されたら?
いずれのアラートも、発表されたら積極的な熱中症予防行動をとらなければなりません。
熱中症を予防するために最も大切なことは「危険な暑さを避ける」ことです。
熱中症特別警戒アラートが発表されている期間中は危険な暑さから避難できる場所、クーリングシェルターが開放されます。
市町村のホームページで開設場所が公開されているので、事前に調べておくと良いでしょう。
また、学校での対応については環境省・文部科学省が「学校における熱中症対策ガイドライン作成の手引き」で公開しています。
熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラートが発表されたら気を付けることをまとめました。[4][5]
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不要不急の外出はできるだけ避ける
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屋外での運動や長時間の作業を中止する
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涼しい場所で過ごす
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昼夜を問わずエアコン等を使用して室内の温度を調節する
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こまめに水分・塩分を補給する
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熱中症にかかりやすい人に周囲から声かけをする
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熱中症にかかりやすい人:高齢者、子ども、障害のある人、肥満の人、体調不良の人など
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クーリングシェルターを利用する(熱中症特別警戒アラートが発表されている期間中のみ開放)
普及啓発用資材(リーフレット)について
環境省や各都道府県では熱中症に関する普及啓発用のリーフレットを作成しています。熱中症の症状や予防法、対処法などをわかりやすくまとめていますので、活用してみると良いでしょう。
リーフレットは環境省や厚生労働省、各自治体のホームページからダウンロードできます。
熱中症Q&A
熱中症について多くの方が感じる疑問についてお答えします。
Q熱中症の診断基準は?
A:気温や湿度が高い、日差しが強いなどの環境にいる、またはいたあとに以下の症状がみられ、熱中症以外の疾患が原因ではないときに熱中症と診断されます。[6]
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めまい
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立ちくらみ
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生あくび(眠くないのに出るあくび)
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筋肉痛
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こむら返り
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頭痛
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体に力が入らない
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意識がはっきりしない
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けいれん
-
体温が高い
など
Q熱中症予防に関するガイドラインは?
A:環境省がイベント主催者向けに作成した「夏季のイベントにおける 熱中症対策ガイドライン 2020」が参考になるでしょう。
このガイドラインではイベント参加者に向け、熱中症予防対策は以下をおこなうように書かれています。[7]
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日陰を利用
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水分をこまめにとる
-
暑いときは無理をしない
-
こまめに休憩をとる
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日傘・帽子の利用
など
Q熱中症になったら何をとればいいですか?
A:大量の発汗があった場合は、経口補水液やスポーツドリンクで水分と塩分を補給しましょう。食塩水(水1Lに1〜2gの食塩)も有効です。
意識がはっきりしている場合は自分で水分をとってもらいます。ただし、意識がもうろうとしている状態や呼びかけに反応しないとき、吐き気を訴える、または吐くときに水を飲ませるのは禁物です。
点滴の必要があるため、すぐに医療機関を受診しましょう。
Q熱中症患者にはどう対応したらいいですか?
A:まず、エアコンのきいている室内や風通しの良い日陰など涼しい場所へ避難させましょう。その後衣服を緩め、すぐに首、脇の下、足の付け根などを冷やします。
意識がはっきりしている場合は自分で水分を補給してもらいます。
意識がはっきりしないとき、吐き気があるときは口から水分をとってはいけません。すぐに医療機関を受診しましょう。
Q熱中症になりやすい人は?
A:以下のような人は熱中症になるリスクが高いため注意が必要です。[1]
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脱水状態にある人
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高齢者
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乳幼児
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障害のある人
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肥満の人
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過度の衣服を着ている人
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普段から運動をしていない人
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暑さに慣れていない人
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病気の人
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体調の悪い人
まとめ
この記事では熱中症ガイドラインや、ガイドラインに準じた熱中症の対処法・予防法について解説しました。
ガイドラインは環境省や厚生労働省から、目的・対象者別に作成されています。各ガイドラインについてはそれぞれのホームページから確認することができます。
熱中症の予防方法
熱中症予防の基本は「体温が高くなるのを抑えて、脱水を防ぐこと」です。
暑い日はなるべく外出を避け、エアコンなどを利用して涼しい場所で過ごすようにしましょう。水分はのどが渇く前にこまめにとります。
また、体調がすぐれないときや激しい運動は無理をしないことも大切です。たくさん汗をかいたときはスポーツドリンクや経口補水液、または食塩水(水1Lに食塩1~2g)で水分と塩分を補給してください。
熱中症の対応方法
周りの人が熱中症になってしまったら、涼しい場所に避難させすぐに体を冷やします。冷やす場所は首、脇の下、足の付け根です。
意識がはっきりしていれば自分で水分をとってもらいます。意識がはっきりしない、吐き気や嘔吐の症状がある場合は無理に水分をとらせてはいけません。水分が誤って気管に入ってしまう危険があるからです。
自分で水分補給ができないときは、すぐに医療機関を受診しましょう。
熱中症は放置すると死に至ってしまうことがあります。熱中症になりやすい人、とくに高齢者や子どもには周囲の方から声かけをおこなうなど、配慮を忘れないようにしましょう。
熱中症は、気付いた時にはかなり脱水症状が進行していたり、判断が遅れて重症化するケースがあります。
ファストドクターのオンライン診療では、熱中症が疑われる症状への対応が可能です。
緊急性の判断などにもご利用いただけます。
もしものときに備えてアプリをインストールし、情報登録までしておくと安心です。
参考文献
[3]熱中症予防のための運動指針 - 熱中症を防ごう - JSPO
[4]熱中症特別警戒情報に関するワーキング・グループ 等における検討結果の概要
本記事に掲載されている情報は、一般的な医療知識の提供を目的としており、特定の医療行為を推奨するものではありません。
具体的な病状や治療法については、必ず医師などの専門家にご相談ください。