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2024.11.1

那覇市立病院、オンライン診療を活用し地域の夜間小児救急体制を整備

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医師不足に直面する沖縄市内の小児救急医療体制をファストドクターが支援

那覇市立病院、オンライン診療を活用し地域の夜間小児救急体制を整備

 地方独立行政法人 那覇市立病院(病院長:外間 浩)は、医師不足による夜間小児救急の一部休診を受け、オンライン診療を活用した再開の試行運用を2024年11月1日より開始いたしました。これにより沖縄市を中心とした県内の小児患者は、夜間・休日に医療が必要な際、病院ホームページから専用窓口を通じてファストドクターが支援するオンライン診療をご利用いただけます。 この取り組みは、沖縄県全体でコロナ禍から続く医療資源の逼迫の中、那覇市立病院が抱える夜間小児救急の課題に対し、オンライン診療を活用して地域医療の安定化を図るものです。

取り組みの背景


地方部においては医師不足が深刻化しており、特に地方部では救急医療体制への負担が急増しています。那覇市立病院でも、医師不足により診療体制の維持が難しく、2024年3月から小児の夜間診療の一部を休診にすると発表されています。近隣の医療機関への影響を懸念し、病院は子どもの発熱時は市販薬の活用や日中帯の受診といった市民への理解を呼びかけてきました。しかしながら、特に感染症流行期には発熱の小児患者が急増するなどの理由から、那覇市立病院は地域の重要な救急拠点として体制を再構築する必要があるとして、ファストドクターが支援するオンライン診療を活用し、地域医療の安定化を図ることといたしました。

本体制は、2025年3月31日までを目処に試行運用し、利用状況等を考慮して継続の検討をしてまいります。ファストドクターは今後も、限られた地域の医療資源に対し、プラットフォームのサービスや医療リソースをご活用いただくことで、日中平日は地域の医療機関、夜間休日はファストドクターが支える連携体制を推進し、地域医療の持続可能性向上に貢献してまいります。

具体的なご利用方法


  • 診療対象:沖縄県内全域の0歳から中学生の小児患者
  • 対応時間:平日17時15分から翌8時30分まで、土日・祝日は19時30分から翌8時30分まで、年末年始(12月29日~1月3日)は24時間対応
  • 利用方法:那覇市立病院のホームページから、専用オンライン診療受付フォームで申し込み
  • 診療方法:ファストドクターの提携医療機関の医師が、申し込みから最短15分でテレビ電話を通じてオンライン診療を実施
    ※厚生労働省のガイドラインを遵守
  • 診療費用:各種医療制度・健康保険が適用され、通常医療機関にかかる際と同様の割合で利用が可能
    ※別途、330円のシステム利用料が発生
  • 処方薬の受け取り:患者が指定した区内の薬局での受け取り、または外出困難な場合には患者宅へ宅配
  • 情報提供と連携:診療後、または厚生労働省のガイドラインに基づく診療前相談の結果、対面診療が必要と判断された場合には、ファストドクターの地域連携室が近隣病院への受け入れを調整し、途切れることのない地域医療連携を支援

■ ご利用URL

※ 画像は那覇市立病院さまより提供


【本件に関するお問合せ】
ファストドクター株式会社 広報 田島めぐみ
E-mail:[email protected]
Tel: 090-7843-9782

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