かぜの特徴・症状と治療法について【医師監修】

公開日: 2024/02/05 更新日: 2024/02/05
このページでは、かぜの症状や治療法、今すぐ医師に相談したい場合の方法についてお伝えしています。

かぜについて

かぜの特徴・症状

かぜの特徴

一般的に、「かぜ」と言いますが、「かぜ症候群」というのが正式な名称です。

普通感冒、流行性感冒、気管支炎、咽頭炎などは、主として空気の通り道である上気道の急性炎症のことです。

かぜ症候群の要因は、ウイルス感染が8割~9割で、これ以外には寒さ・細菌感染・アレルギーなどが挙げられます。

「お腹のかぜ」と言われる下痢や嘔吐が伴う場合は「感染性胃腸炎」で、かぜ症候群とは異なるウイルスが要因のケースが多くあると言われています。

かぜの症状

一般的なかぜの初期の症状は、呼吸器症状の喉や鼻の不快感などからまず始まります。
炎症が鼻の粘膜で起きれば、鼻水やくしゃみ、鼻づまりが現れ、炎症が喉の粘膜で起きれば、たんやせき、喉の痛みが現れます。

症状がさらに進めば、全身症状の寒気や発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などに至る場合もあります。

なお、このような症状は、同じように誰もが現れるということでなく、個人の体調や体力などによって違ってきます。

かぜの診断と検査

基本的に、かぜであると臨床症状で見極めができるので、問診、聴診、触診で診断する場合が多くあります。

問診する場合は、主として「どのような症状や発症時期であるか」「市販薬を飲んだ際の変化や症状の経過」「同じような症状がある人が周りにいないか」などが聞かれます。

診察する場合は、異常が扁桃、喉、眼、皮膚、鼻にないか、腫れが首のリンパ節にないか確認します。

扁桃・喉の状況を診る場合は、斑点や赤みがあるかどうか、化膿があるかどうか、白苔という色が白っぽく変わるものがないかどうか、について調査します。

また、気管支炎や肺炎になっていないか、肺の音を聴診器で確認します。

診断を正確に行うのは聴診器のみでは困難であるため、胸部のレントゲン検査を疑いがあれば行います。

かぜの治療法

かぜの治療法としては、休みをゆっくりとって、安静にすることが大切です。

しかし、1日中布団で寝ている必要があるということではありません。

読書を軽くする、テレビを居間で見るなど、免疫力をアップするために体力を温存しましょう。

冬のシーズンは、特に部屋の中の温度コントロールに注意しましょう。

全体の部屋の中を適温にすることが大切です。

部屋の中の温度が適温でなく、手足のみをコタツで暖めるのは駄目です。

湿度も適度に保って、必要であれば加湿をしましょう。

また、体が冷えないように、汗をかいた場合は着替えをこまめに行いましょう。

汗をかいたままであれば、体の熱が汗が乾く際に奪われるので、冷える要因になります。

良質なビタミンやタンパク質など、高い栄養価の食事を摂りましょう。

かぜをひいていれば、胃腸の作用が悪い場合が多くあります。

無理して多く摂らないで、いい栄養バランスの消化がいい3食の食事をきちんと摂りましょう。

汗を発熱することによってかくので、水分はしっかりと補給して、脱水しないように注意しましょう。

細菌がかぜの要因の場合は、治療を抗菌薬で行う場合がありますが、ウイルス性のかぜで薬として直接効くものがない場合は、先にご紹介した安静にする、保湿する、栄養を摂ることが最も大切になります。

安静にして、しっかりと栄養と水分を摂っておくと、ほとんどの場合は自然に1週間くらいで治ります。

かぜの予防

ウイルスなどを防ぐ機能が、喉や鼻にはあります。

しかし、この機能がなんらかの要因で下がれば、ウイルスなどによく感染して、よくかぜを引くようになります。

空気が乾く冬のシーズンは、特に喉や鼻の粘膜が乾いてウイルスなどによく感染して、さらによくウイルスなどが増えます。

一方、夏のシーズンでも、体が冷房で冷えれば、血液の流れが悪くなって、夏かぜをひく場合があります。

また、体力が疲れや栄養不足、ストレスなどによって下がっている場合も、シーズンに関係なくよくかぜをひくようになります。

ウイルスなどを防ぐ機能を維持するには、健康を毎日管理することと、予防するためにケアをこまめに行うことが必要です。

かぜを予防するためには、

  • 夜更かしなどを止め、生活が規則正しくなるように注意する
  • いい栄養バランスの食事を摂る
  • 外から帰宅した際は、手洗いやうがいを必ず行う
  • 屋外や人ごみではマスクを着けて予防する
  • 適切な湿度と温度を加湿器などで維持する

風邪をもしひいた場合は、かぜ薬を症状に応じて飲んで、いい栄養バランスの食事を摂って、身体をゆっくりと休めましょう。

部屋の中は温かくする以外に、加湿器などを使用して乾くことを防止することも大切です。

また、高い熱がある場合は、脱水症状がよく起きるため、水分をこまめに補いしましょう。

さらに、他の人に、かぜが完全に治るまでうつさないように気配りすることも大切です。

ウイルスがかぜをひいた人のせきやくしゃみには含まれているので、感染を防止するために屋外に出る際はマスクを着けて、人ごみをできる限り避けるようしましょう。

記事監修
  • 名倉 義人
    救急科専門医

    ・平成21年 名古屋市立大学医学部卒業後、研修先の春日井市民病院で救急医療に従事 ・平成23年 東京女子医科大学病院 救急救命センターにて4年間勤務し専門医を取得 ・平成27年 東戸塚記念病院で整形外科として勤務 ・令和元年 新宿ホームクリニック開院

    日本救急医学会、日本整形外科学会

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