かぜ症候群の特徴・症状と治療法について【医師監修】救急病院一覧あり

公開日: 2024/02/05 更新日: 2024/02/05
このページでは、かぜ症候群の症状や治療法、今すぐ医師に相談したい場合の方法についてお伝えしています。

かぜ症候群について

かぜ症候群の特徴・症状

かぜ症候群の特徴

かぜ症候群というのは、主な要因がウイルスの感染で、たまに細菌、マイコプラズマ、クラミジアなどの感染がある、上気道の急性の炎症性疾患です。

また、感染とは無関係に、アレルギーや化学物質の吸入、寒さなどが要因になることもあります。

かぜ症候群のほとんどはウイルスが要因で、ライノウイルスの要因が特に大きく、成人の場合はほとんどこの要因になります。

小児の場合は、アデノウイルス、RSウイルス、パラインフルエンザウイルスの要因が大きくなります。

一般的に、かぜ症候群にはインフルエンザも含まれますが、インフルエンザの場合は重症になることもあります。

かぜ症候群は、鼻腔、咽頭、喉頭の上気道に主に起きて、感冒、急性上気道炎などとも言われていますが、場合によっては、気管、気管支にも起きることがあります。

1週間程度で普通は治って、ほとんど重症になる場合はありません。

しかし、細菌感染が一緒に発症したりすれば、症状が重くなって、呼吸器症状にプラスして全身症状の筋肉痛、発熱などが起きる場合があります。

かぜ症候群の症状

かぜ症候群の主な症状としては、呼吸器症状のくしゃみ、鼻づまり、鼻水、のどの痛み、痰、咳などですが、発熱、全身倦怠感、食欲低下、頭痛、関節痛、筋肉痛などもよく現れます。

これ以外には、消火器症状の吐き気、腹痛、嘔吐、下痢などが伴うこともあります。
ほとんどのかぜ症候群は、症状が1週間程度で無くなって治ります。

しかし、長期間呼吸器症状が続いたり、微熱が続いたりする際は、検査を受けて別の合併症が無いか確認する必要があります。

特に、乳幼児や高齢者の場合は、免疫力が下がっているためあまり軽く見ないようにしましょう。

かぜ症候群の診断と検査

かぜ症候群は、普通は、診断が臨床症状のみでつくので検査はあまり行いません。

しかし、血液検査において、白血球が少なくなるというウイルス感染を示す場合があります。

また、一般的に、CRPという炎症の指標も高くなりません。

一方、血液検査において、CRPが高くなったり、白血球が多くなったりする場合は、ウイルス感染ではなく細菌感染の合併あるいは細菌感染の可能性を検討する必要があります。

診断の確定のためには、ウイルスの抗体価が血液検査において高くなっているのを証明する必要があります。

しかし、かぜ症候群は、普通は軽い症状であり、すぐ治るため血液検査までは行いませんが、インフルエンザの恐れがある場合は血液検査を行います。

というのは、インフルエンザの場合は症状が重くなるリスクがあることと、特効薬が最近できていることがあるため、診断を早めに行うと治療が有効にできるからです。

かぜ症候群の治療法

かぜ症候群は、乳幼児の場合は特にリスクがあります。

別の鎮痛解熱もリスクが同じようにあるため、理想的なのは薬を飲まないで、氷枕と安静のみで軽くなることです。

しかし、症状がひどくて薬をどうしても飲む必要がある際は、割合安全なのはアセトアミノフェンとされています。

ウイルス感染であるかぜ症候群は、抗生物質は基本的に効果が期待できません。

そのため、あまり抗生物質を投与することは意味がありません。

しかし、細菌感染の疑いがあるような、色が痰についたり、汚い痰のねばねばしたものが出たり、白苔がのどの痛みにプラスして現れたりする場合は、抗生物質を投与する必要があります。

また、1週間以上熱が続く場合も同じです。

1週間程度でかぜ症候群が治らない場合は、病院で投薬が必要かを検査してもらいましょう。

かぜ症候群の予防

かぜ症候群を予防するためには最も大切なのは体の中にウイルスを侵入させないことです。

そのため、外から帰宅した際は、しっかりとうがいと手洗いを行うように習慣化するようにしましょう。

また、人が多くいるところに行く場合は、マスクを着けるようにしましょう。

かぜ症候群は、体力が落ちていたり、免疫力が下がっていたりすればよくかかるようになります。

普段から生活が規則正しくなるようにして、いいバランスの食事を摂って睡眠を十分に取ることが大切です。

さらに、体を鍛えるために運動を適度に行うこともおすすめです。

免疫力はストレスが溜まれば下がりますが、ストレスは運動すると発散します。

もし、かぜ症候群になった場合は、別の人にうつさないように注意しましょう。

そのためには、次のようなことに注意する必要があります。

  • くしゃみやせきをする際は、しっかりと手やハンカチで鼻と口を覆って飛沫しないようにする
  • 飛沫しないようにマスクを着ける
  • ウイルスや細菌は乾燥に弱いため、十分に手を洗って乾かして、接触感染を防止する
  • かぜ症候群になった人が使用した食器類は、接触感染を防止するためにきちんと洗う
  • 無理をして学校や職場に行かないで、医師の治療を受けて、早く治すために安静にしておく
記事監修
  • 名倉 義人
    救急科専門医

    ・平成21年 名古屋市立大学医学部卒業後、研修先の春日井市民病院で救急医療に従事 ・平成23年 東京女子医科大学病院 救急救命センターにて4年間勤務し専門医を取得 ・平成27年 東戸塚記念病院で整形外科として勤務 ・令和元年 新宿ホームクリニック開院

    日本救急医学会、日本整形外科学会

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