溶連菌感染症について
監修医師:神田貴行 先生(小児科医)
溶連菌感染症
発熱やのどの痛みが特徴
咳、くしゃみ、鼻水などの症状は
ほとんどみられません。
主な症状
- 38度以上の発熱
- のどの痛み
- 体や手足の発疹
- イチゴ舌 など
抗生物質による治療が必要
細菌(A群β溶血性レンサ球菌)感染が原因で発症するため、一般的に抗生物質による治療が必要です。
治療では、医療機関から処方された日数分の抗生物質を飲み切りましょう。
大人も感染する
感染するのは4〜10歳のこどもに多く、赤ちゃんがかかることは少ないが、大人は感染することがあります。
感染力が強い
感染経路は、飛沫感染と接触感染です。溶連菌は感染力が強いため、保育施設や学校、家庭内で感染が広がることがあります。しっかり予防をしましょう。
溶連菌感染の予防法
周囲で流行していたら
マスクを着用する
手洗い・うがいをする
アルコール消毒が効果的
換気をする
家庭内の感染予防
タオルを共有しない
食事を共にしない
できれば寝室を分ける
家の中でもマスクを着用する
こまめな手洗い・うがい・手指消毒
室内の加湿(50〜60%)と定期的な換気
家庭内隔離を行なっている場合は隔離されている人と連絡が取れるようにし、緊急の際に対応できるようにしましょう。
登園目安
溶連菌感染症は学校保健安全法で「第三種学校伝染病」に指定されています。診断を受けた当日と翌日は出席停止の対象です。抗生物質を飲んで24時間経つと感染力がなくなるため、それ以降は体調が良ければ登校してもよいでしょう。
治療を開始してから症状が改善するまで2~3日程度を目安に考えましょう。
受診目安
救急車を検討・昼夜を問わず救急外来へ
- 1歳未満で38度以上の熱が出た
- ミルクや母乳の飲みが悪い
- 初めてのけいれん(5分未満で治った)
- 熱性けいれんを1日に複数回起こす
- 不機嫌が続いている
- 泣き止まない
- 38℃以上の高熱が3日以上続く
- 身近に感染症(インフルエンザ・コロナ・溶連菌など)が流行している
- 症状がつらい
溶連菌感染症が疑われる際は
オンライン診療で相談可能です
こどもが発熱、それに発疹も…
これって溶連菌?
不安なとき
オンラインですぐに
医師に相談できます
溶連菌感染症の
オンライン診療に対応
24時間365日、全国エリアで対応
移動なし、自宅で受診
保険証・医療証が使えます
診察前に以下の注意事項をご確認ください
- オンライン診療で対応が難しいと医師が判断した場合、対面診療をご案内する場合もあります。(その場合、診察料は請求いたしません)
- お薬の処方は医師の判断によります。
- 全国エリアで対応していますが、医療機関がない離島在住の方はご利用になれません。
「対処法を調べる」監修医師

こうだたかゆき
神田貴行医師
日本小児科学会専門医/博士(医学)
島根大学医学部臨床教授
コンサータ登録医
鳥取大学医学部卒業後、小児科医として16年間病院勤務、11年間発達障害児対応クリニック院長を務めた。現在は小児科を中心にオンライン診療等を行うフリーランス医師としても活動中。
この記事は医師監修のもと、ファストドクター株式会社が制作しています。


