手足口病とは?原因・症状・治療方法について解説|【医師監修】

公開日: 2024/02/05 更新日: 2024/07/04
「手足のぶつぶつができているんだけど、手足口病なの?」 「食べるのも飲むのもつらいって本当?」 手足口病はおもに子どもが感染する発疹や発熱を伴う病気であり、口の中や手、足に発疹があらわれます。 重症化すると他の病気に発展する可能性もあるため、手足口病について知っておくことは適切なケアができることにもつながります。 この記事では、手足口病とはどのような特徴のある病気であるのかを詳しく解説します。 必要な治療法や感染対策だけでなく、回復後の保育園や幼稚園への登園目安はいつになるのかまで、ひとつずつ詳しく説明していきますので参考にしてください。
いきなり手足に湿疹が出てきて不安

手足口病の湿疹は少しずつあらわれる場合もあればいきなりあらわれる場合もあります。

ファストドクターのオンライン診療では、手足口病が疑われる症状への対応が可能です。 24時間365日、スマホで予約・診察が受けられます。

痛み止めや解熱剤・抗インフルエンザ薬などの処方が可能。

薬局か宅配でお受け取りできます。

目次

手足口病とは?

手足口病はその病気の名前が示すように、口の中や手足に水疱性の発疹があらわれるウイルス性の感染症です。

1950年代後半にこの病気が認識され、日本では1967年頃からその存在が明らかになりました。

手足口病を引き起こすウイルスの種類は多数あります。

原因となるウイルスはさまざまですが主に以下のウイルスが挙げられます。

  • エンテロウイルス
  • コクサッキーウイルス

これらのウイルスはノンエンベロープウイルスともいわれていて、アルコール消毒剤や熱に強いウイルスとして知られています。

感染者のほとんどが5歳未満の子どもで80%以上を占めており、夏季に流行し、7月に感染のピークを迎えます。

熱が出ることは少ないですが、湿疹が出ることが多く、口の中や手のひら、足の裏にもできてしまう病気です。

感染したあとの経過は基本的に良好ですが、まれに重篤な合併症を起こすケースも存在します。

  • 無菌性髄膜炎
  • 脳炎
  • 心筋炎
  • 肺水腫
  • ギラン・バレー症候群

感染するとウイルスに対しての免疫はできますが、他の種類のウイルスには免疫がないため、一度治っても繰り返しかかることがあります。[1][2]

病原体の感染経路とは

手足口病の原因であるウイルスの感染経路は3種類です。

  • 飛沫感染
  • 経口感染
  • 糞口感染

糞口感染とは、便の中に排泄されたウイルスがなんらかの理由で口に入って感染することを指します。

コクサッキーA16(CA16)、CA6、エンテロウイルス71(EV71)などが原因のウイルスです。

体に入った手足口病の原因となるウィルスの便の中への排泄は長期間にわたります。症状がなくなったとしても、2~4週間にわたり感染源となることが知られています。

とくに手足口病にかかりやすい年齢層の乳幼児が集団生活をしている保育施設や幼稚園などでは注意が必要です。

理由は、子ども達同士の生活の距離が近く、濃厚な接触が生じやすい環境であることや、衛生観念がまだ発達していないためです。

そのため施設の中で手足口病の患者が発生した場合には、集団感染が起こりやすくなってしまいます。

乳幼児では、原因となるウイルスに感染した経験のない子どもの割合が高いために、感染した子どもの多くが発病します。

手足口病を発病すると、感染原因となったウイルスに対しての免疫は獲得が可能です。

しかし手足口病を発症するウイルスは複数あるため、他のウイルスに感染してしまった際にはまた発症するケースもあります。[1][2]

いきなり手足に湿疹が出てきて不安

手足口病の湿疹は少しずつあらわれる場合もあればいきなりあらわれる場合もあります。

ファストドクターのオンライン診療では、手足口病が疑われる症状への対応が可能です。 24時間365日、スマホで予約・診察が受けられます。

痛み止めや解熱剤・抗インフルエンザ薬などの処方が可能。

薬局か宅配でお受け取りできます。

手足口病の症状とは?

通常のエンテロウイルスおよびコクサッキーウイルスによる手足口病では、3~5日の潜伏期があり、口腔粘膜や手のひら、足のうらなどの体の手先、足先に2~3mm程度の水疱性の発疹が出現します。

肘や膝、臀部なども発疹があらわれる部分です。口の中の粘膜に、潰瘍と呼ばれる粘膜にできる傷ができることもあります。

発熱は発病した方の約1/3に見られますが、38℃以下と軽度であることがほとんどです。

通常は3~7日の経過で水泡はなくなっていき、水疱がかさぶたを作らずに治っていきます。

まれに幼児を中心とした以下のような中枢神経系合併症を生じることもあります。

  • 髄膜炎
  • 小脳失調症
  • 急性弛緩性麻痺
  • 脳炎

とくにエンテロウイルスEV71という型による感染の場合には、中枢神経系合併症に注意が必要です。

近年のアジア地域における重症例の多くは、エンテロウイルスEV71型による急性脳炎に伴う中枢神経合併症によるものと考えられています。

コクサッキーウイルスA6による手足口病では、今までの手足口病と発疹の出現部位が異なっていることが特徴です。

水疱は平べったく小さな穴がある形になっており、水泡が大きいことや手足口病を発症して数週間後には爪が剥がれて落ちる爪甲脱落症が報告されています。[1][2]

皮膚の症状は?

手足口病の主症状といえる皮膚症状は、口の中、手のひら、足のうらの発疹です。その発疹は2~5mm程度の水疱と皮膚から盛り上がった皮疹がみられます。

また口の中の粘膜にも水疱ができます。口の中の病変は頬粘膜や舌にあらわれ、水疱以外にも紅斑や潰瘍がみられます。

手足口病の皮疹は通常かゆみは伴いません。1週間前後で水疱は吸収され、淡褐色となり治ってしまうのが特徴です。

口の中の痛みであるため、食欲不振やよだれが多くなる症状などがみられ、乳幼児で水分がとれなくなると脱水症状を起こし、入院が必要となることがあります。

流行シーズンは7~8月が中心ですが、近年は温暖化のために秋から冬にかけても流行がみられています。

手足口病には似ている疾患があり、水ぼうそうやヘルパンギーナはその一例で専門家でも見分けが難しいです。

それぞれの疾患にはポイントがあります。

水ぼうそうは手足口病と同じように水疱があらわれますが、体の中心である左右の手足を除く胴体部分と顔、頭皮などにも水疱がみられます。

水ぼうそうはやわらかく破けやすい水疱で、手足口病の水疱は硬いということも異なるポイントといえるでしょう。

ヘルパンギーナは皮膚に発疹は出ませんが、のどの所見として口蓋垂(のどちんこ)の周辺の粘膜に水疱や潰瘍があらわれます。

手足口病はヘルパンギーナの部分的な発疹とは違い、頬粘膜全体に出ることが特徴です。[1][2]

いきなり手足に湿疹が出てきて不安

手足口病の湿疹は少しずつあらわれる場合もあればいきなりあらわれる場合もあります。

ファストドクターのオンライン診療では、手足口病が疑われる症状への対応が可能です。 24時間365日、スマホで予約・診察が受けられます。

痛み止めや解熱剤・抗インフルエンザ薬などの処方が可能。

薬局か宅配でお受け取りできます。

手足口病の合併症は?

手足口病の症状の解説のときにもふれましたが、まれに合併症を引き起こすケースがあります。

ウイルスによっては中枢神経系の合併症を起こしてしまうため、合併症についても理解しておきましょう。

まず手足口病は、以下のような合併症を引き起こします。

  • 髄膜炎
  • 小脳失調症
  • 急性弛緩性麻痺
  • 脳炎
  • ギランバレー症候群

小さな子どもを看病しているうちに少しでも気になる症状が出てきたときは合併症を疑う必要があります。

発熱や頭痛だけでなく、嘔吐症状があらわれたら髄膜炎や脳炎を疑いましょう。ふらつきや歩行に問題が生じた際には小脳失調症を発症したかもしれません。

手足が動かしにくくなったり呼吸をするのがつらそうであれば急性弛緩性麻痺と起こしている可能性も否めません。しびれを伴う場合はギランバレー症候群を疑いましょう。

下記にそれぞれの合併症について詳しく説明していきます。

髄膜炎とは

手足口病と関係する髄膜炎は、無菌性髄膜炎と呼ばれ、おもだった症状は発熱、頭痛、嘔吐の3つです。

首の後ろが硬くなる後部硬直や、ケルニッヒ兆候と呼ばれる下肢を曲げ伸ばしすると痛みが生じる兆候などの髄膜刺激徴候もみられます。

髄液検査などで定型的な所見があり、原因菌の特定ができる場合に無菌性髄膜炎の確定診断ができます。

原因となった病原体や全身状態の回復の様子に左右され、手足口病の原因ウイルスのひとつとなるエンテロウイルスによる無菌性髄膜炎の場合は、一般的に経過は良好であり、完全に回復するでしょう。

生後数カ月以内の乳児の場合には精神発達遅滞の危険因子となります。

精神発達遅滞とは、論理的思考や問題解決や計画、抽象的思考、判断、学校や経験による学習のように全般的な精神機能に支障があることによって特徴づけられる発達障害の一つです。

発達期に発症し、概念的や社会的、実用的な領域における知的機能と適応機能の両面に欠陥を含んでいます。そのため、病後の経過観察はとても重要です。[1][2]

小脳失調症とは?

小脳失調症は以下のような症状があらわれます。

  • ふらつく歩行がみられる
  • 姿勢の維持が困難
  • 指鼻試験などで障害がでる
  • うまく喋ることができない
  • 目が細かく揺れる

ウイルスや細菌に感染していたりワクチン接種後に副反応が起こったりすると、人によっては自己免疫機序により小脳失調症があらわれます。

小脳失調症状があらわれる約70~80%の患者には、数日〜3週間前になにかしらの感染があります。有名なものは水痘です。

そのほかの原因として、手足口病の原因ウイルスであるエンテロウイルスやムンプスウイルス(おたふくかぜ)、エコーウイルス、麻疹ウイルス、マイコプラズマ、溶連菌などがあることを覚えておきましょう。

予防接種では水痘やB型肝炎、麻疹などが誘因となることが知られていますが、その発生頻度は不明です。

重症患者には疾患によって治療法が異なり、ステロイド療法やガンマ-グロブリン療法を選択することになるでしょう。

しかし約80〜90%は1~2週間以内に自然に改善し、4~8週で回復するため、経過観察となります。[1][2]

急性弛緩性麻痺とは

急性弛緩性麻痺はウイルスや細菌の感染が先に起こり、以下のような症状がみられる疾患です。

  • 筋力の低下
  • 深部腱反射が弱くなるまたはなくなる
  • 弛緩性の運動麻痺症状

筋力の低下により、手足や呼吸をするために使う筋肉の緊張の低下がみられます。また筋肉が萎縮することにより急性の弛緩性運動麻痺症状があらわれます。

運動麻痺症状が起こると、筋肉を動かそうとしても力が入らずにだらんとしてしまう状態が起こるため、症状があらわれた際には気づきやすいでしょう。

発症のメカニズムは同一ではありませんが、手足口病の感染後に同じような症状が起こる疾患としてギラン・バレー症候群が含まれます。

急性期に一番筋力が低下してしまった日から数えて、その症状が数日から数週間続いた後に、手足の運動麻痺はある程度よくなりますが、筋力低下が残る場合もあるため、経過には注意してください。[1]

脳炎とは

脳炎とは細菌やウイルスが脳に感染して炎症を起こす疾患です。

炎症による脳がむくみ、圧力が高まってしまい症状が起きます。発熱とともに、頭が痛くなったり、吐いたりします。

意識がぼんやりすることやひきつけを起こすこともあるため、注意が必要です。

赤ちゃんの場合は、頭の骨がまだくっついていないへこみ部分の大泉門が腫れて発見されることがあります。

ウイルス性の場合、症状が軽いことも多いですが、細菌と同じく緊急で受診が必要です。

進行すると、眠りがちになる、普段どおりの会話や行動ができないといった意識障害やひきつけを起こすことがあります。脳炎の原因はほとんどがウイルスです。

発熱に伴って強い頭痛や吐き気、嘔吐がある場合には、この病気の可能性があります。[1][2]

ギランバレー症候群

急性免疫性ニューロパチーの代表的疾患であるギラン・バレー症候群は、風邪などの上気道感染や下痢を伴う胃腸炎に感染しておこる疾患です。

1~2週間後に、手足の先にしびれや力の入りにくさがあらわれ、数日~2週間のあいだに急速に症状が進行することが特徴です。

神経症状が出てから2~4週で症状はピークとなります。

重症例では、手足の麻痺が進み歩くのに助けが必要となり、十数%の患者では呼吸をする筋肉にも麻痺が起こってしまいます。

結果、自分で呼吸ができなくなり人工呼吸器を装着することとなってしまうでしょう。

また約半数の人は顔面神経麻痺やものが重なって見える複視、飲み込む力が弱くなる嚥下障害(えんげしょうがい)といった脳神経障害を生じます。

脈が速まる頻脈や遅くなる徐脈、立ったときに血圧が下がってしまう起立性低血圧(きりつせいていけつあつ)、おしっこや便を出すときに障害が起こる膀胱直腸障害(ぼうこうちょくちょうしょうがい)といった自律神経障害を伴うこともあります。

治療をしなくても多くの人は約半年ほどで改善しますが、1年後も歩行に介助を要する人が16%存在すると言われています。[1][2]

手足口病の治療方法は?

手足口病の治療方法は、特効薬も存在しないため対症療法となります。手足の水疱に対して飲み薬などは処方されることはありません。

ウイルス感染といえど抗生物質などの使用による治療はなく、合併症を発症した場合に対しての特別な治療法もないため、合併症が疑われる場合はすぐに医療機関を受診してください。

発疹はかゆみや痛みを伴うことがあるため、抗ヒスタミン剤の塗布をおこないます。

手足口病にはステイロイドの多用が症状を悪化させる可能性があると言われているため、外用薬として副腎皮質ステロイド剤は使用しません。

口の中の病変に対しては刺激にならないよう柔らかめで薄味のものや喉ごしのよい食べ物をすすめますが、なによりも水分不足にならないようにすることが重要です。

水分をとることは重要なことではありますが、どうしても痛みが強く水分がとれないときには医師の判断により点滴をして水分補給することもあります。

発熱に対しては高熱になることはあまりないため、通常は解熱剤なしで経過観察が可能です。

もし元気がない、頭痛、嘔吐、高熱、2日以上続く発熱などがあらわれた場合には髄膜炎、脳炎などを起こしている可能性があるため注意する必要があります。

手足口病の感染予防としては症状がある子どもへの接触予防策や飛まつ予防策が重要です。

特に手洗いは重要です。患者あるいは回復した人に対しても、排便後の手洗いを徹底する必要があります。

なお重症例が多く報告されている台湾および中国を中心としたアジア諸国では、実用化を目指したEV71(手足口病)ワクチン開発が進められています。[1][2]

手足口病の予防法は?

手足口病の病原体であるコクサッキーウイルスとエンテロウイルスの感染経路は飛沫感染、接触感染、糞口感染です。

そのため予防方法として重要なのは以下のとおりです。

  • 感染者のくしゃみや鼻水をさわらない、浴びない
  • 感染者の排便後の手洗いを徹底する

手足口病は口の中の粘膜と手足先に水疱の発疹が生じる病気です。最近の日本では1985年から数年ごとに度々大きな流行を繰り返しています。

流行のピークは夏であり、感染期間中にはウイルスは咳や鼻汁から1~2 週間、便からは数週〜数か月間にわたって排出されます。

登校や登園基準については、流行を止めることを目的とするには有効性が低く、ウイルス排出期間が長いことからも現実的ではありません。

感染者本人の全身状態が安定しており、発熱がなく、口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく普段の食事がとれる場合は登校や登園が可能です。[1][2]

手足口病の感染症法における取り扱いは?

手足口病は5類感染症定点把握疾患に定められており、全国約3,000カ所の小児科定点より毎週報告がなされています。

診断した医師の判断により症状や所見から手足口病が疑われ、さらに以下の2つの状況が当てはまる場合に報告が必要になります。

  • 手のひら、足のうら、または足背、口の中の粘膜に出現する2~5mm程度の水疱で、水疱はかさぶたをつくらずに治ったもの。
  • 上記の基準は必ずしも満たさないが、診断した医師の判断により症状や所見から手足口病が疑われ、さらに病原体診断や血清学的診断によって手足口病と診断されたもの。[4]

手足口病の学校予防法による取り扱いは?

手足口病は、学校で予防すべき伝染病1~3種に含まれていません。

発疹の主症状から回復した後もウイルスは長期にわたって排泄されることがあるため、急性期のみ登校登園停止をおこなうこととしています。

学校や幼稚園・保育園などでの流行を阻止することをねらうための「登園や登校の停止」は、あまり効果が期待ができません。

手足口病そのものは軽症の病気であり集団としての問題は少ないため、発疹だけがあらわれている子どもに長期の欠席を強いることは現実的ではないと考えられています。

通常の流行状況での登校登園の問題については、流行の阻止が目的というよりは子どもの体調によって判断すればよいとされています。[4]

看護

手足口病を発症した子どものケアをおこなうなかで注意すべきポイントは大きく分けて7点です。

  • 脱水症状に注意しましょう
  • 低血糖に注意しましょう
  • 食事の工夫をしよう
  • 発熱時は体温調整を
  • 子どもを見る上での観察ポイント
  • 受診のタイミング
  • 医療相談の専用電話も活用しよう

基本的に軽症で済む場合が多い疾患ですが、口の中に発疹ができることにより痛みで水分が取れなくなるくらい発疹がひどくなることがあったり、食事がとれないために低血糖になったりする可能性があるため自宅でのケアをおこなう際は注意しましょう。

発熱時も体温を調整することが重要です。

子どもを看病するうえでのポイントや受診のタイミングなどを少しでも把握しておくと安心です。また医療相談ができる専用電話についても知っておくとよいでしょう。

脱水症状に注意しましょう

手足口病は脱水症状に注意しましょう。

子どもは手足口病の症状で口のなかが痛むと食べたり飲んだりするのを嫌がるケースがあります。水泡が破れて口内炎症状が出てくるためです。

飲む量や食事の量が少なくなると、子どもは簡単に脱水状態になってしまいます。

赤ちゃんや言葉があいまいな乳幼児は自分で上手に伝えることができないため、保護者が水分の摂取状況やおしっこの量、トイレの間隔といった情報を把握してください。

おしっこは脱水状態に近づくにつれて回数や量が減り、色は薄い黄色から濃いオレンジへと変化していきます。

このことから、回数や量、色の変化に注意するようにしましょう。

また汗や唾液以外にも、人間は生きているだけで皮膚から放出して蒸発していく水分もあります。

水分をとっていても脱水傾向にある場合は、汗や唾液、尿以外での喪失も十分に考えられます。布団や衣服を必要以上に使用したり部屋の温度を高く設定したりして体の水分の喪失が多くないか考えることも脱水を考える上でのヒントにもなるでしょう。

脱水の兆候は以下5点からあらわれます。

  • 脇の下が乾燥している
  • 口の中が乾燥している
  • 唇が乾燥している
  • 目が陥没して見える
  • 頭の登頂部付近にある大泉門がへこんでいる

合わせて体温や脈拍の測定などからも知ることが可能です。

脱水症状の治療後は元気があるか、おしっこが出ているか、脈拍数や呼吸の数が多くないかといったことから、脱水症状が改善されているかどうかを見ていくようにしましょう。[3]

低血糖に注意しましょう

小さな子どもは大人と比べると、食事がとれなくなるだけで簡単に低血糖症状を起こしやすくなるため注意する必要があります。

低血糖状態になると一般的には発汗がでたり、不安を訴えたり、顔色が白くなったり、脈が頻回になったりどきどきを感じたり、吐き気などが出現します。

ほかにもあらわれるのは、考える力が低下したり、身体の動きがのろのろしたり、呼びかけに対して反応があいまいだったり、反応がなくなったりするといった症状です。

そのような症状が起きた場合は、受診して血糖値の測定について検討する必要があります。

低血糖の予防では、少しでも糖分を含むものを口に入れられればよいですが、飲めない食べれないときには早めに受診するのがよいでしょう。[3]

食事の工夫をしよう

少しでも食べられる場合にはその痛みが強くならないよう、食事の工夫をおこない痛みへの負担を減らすことが必要になります。

オレンジジュースなどのような刺激のあるものは避けるようにし、のどごしがよく少し冷たい飲みものを飲むとよいでしょう。

麦茶や牛乳、冷めたスープ、経口補水液がおすすめです。

食べるものも、刺激が少なくかまずに飲み込めるものにしましょう。ゼリーやプリン、アイス、冷めたおじや、豆腐などが食べやすいです。

飲み込むのがつらいときは、電解質や糖分を含むスポーツドリンクや経口補水液を補給し、脱水や低血糖を予防できる飲み物を飲むようにしましょう。[3]

発熱した場合には?

発熱時の対応方法はインフルエンザや通常の風邪の発熱のときと変わりません。寒気や熱の上昇に伴ってふるえがある場合には、発熱に対するケアが必要になります。

部屋を温かくして、毛布などの掛け物をたすなどして保温します。熱が上がりきると寒さはなくなり、熱さを訴えてきたら身体を冷ますようにしましょう。

子どもの場合、身体を冷やすのを嫌がる子もいるため、無理やり冷やす必要はありません。

その場合には着ているものを調整したり寝具のかけものを減らしたり、室内の空調をコントロールして体温を調整してください。

市販で売られている冷却ジェルシートは爽快感は得られますが、解熱効果はありません。

シートがずれて口鼻を覆い、窒息する危険性があるため使用する場合には目をはなさないなどの注意が必要です。

発熱時は発汗することがあるため、汗が乾いて身体が冷えないように身体を拭いてあげること、汗を吸った布団で身体が冷えるのを予防するためにシーツなどの交換をおこなうことが必要です。

子どもの状態を見ながら入浴やシャワー浴をおこない、清潔を保つようにしましょう。

入浴やシャワー浴をおこなう際には、長い時間になると体力を消費してしまうため短時間で済ませましょう。

しっかり身体の水分を拭き取り、冷えないようにすることもポイントです。[3]

子どもをみる上での観察ポイント

子どもは成長発達の途中にあり、言葉の発達と表現するちからが未熟なため、自分で症状やつらいことを言葉で正確に訴えることができません。

また伝えてきたとしても明らかではないため、伝わりにくい場合があります。

そのため子どもの現在おかれている身体の症状が重いか軽いかを判断するには、子どもの言ったことだけを頼りにすると情報が不足したまま重要な情報を逃してしまうことがあります。

子どもの呼吸の様子、おしっこの量や脈拍、皮膚の色を観察しておくことが大切なポイントとなるでしょう。保護者の「なんだかいつもと違う」という感覚は、実はとても大切です。

  • 遊ばない:今まで興味があったものに興味を示さない。
  • 飲めない:食べることができない、食べさせようとすると嫌がる。
  • ぐずって眠らない:または眠り続ける。

上記の「3つのできない」状況があった場合、子どもの示す異常サインとしてとらえることがとても大切です。[3]

子どもが「いつもと違う」のは「何が違うのか」を把握しておくことが大切です。受診の際にも医師に話しておくことで診断をする上でも、とても有効な情報になります。

受診のタイミング

手足口病と診断されたあと、自宅でケアしている際に以下の症状があらわれた場合は再度医療機関を受診した方がよいでしょう。

  • 高熱が出る
  • 発熱が2日以上続く
  • 嘔吐する
  • 頭を痛がる
  • 視線が合わない
  • 呼びかけに答えない
  • 呼吸が速くて息苦しそう
  • 水分が取れずにおしっこがでない
  • ぐったりとしている

髄膜炎や脳炎など中枢神経系の合併症へ移行している可能性も低くはありません。また他の病気が潜んでいる場合もあるため受診して診てもらったほうが安心です。

医療相談の専用電話も活用しよう

自宅で療養している際に受診させるべきか悩んでいるときや症状について心配なことがあれば電話での相談窓口を利用しましょう。

#8000は電話による医療相談窓口です。

全国どこでもこの番号にかければ対応してくれる、国の子ども医療電話相談事業です。

保護者が休日夜間のこどもの症状にどのように対応したら良いのか、病院を受診した方が良いのかなど判断に迷ったときに、小児科医師・看護師に電話で相談できるものです。

この事業は全国同一の短縮番号#8000をプッシュすることにより、お住いの都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科医師・看護師からお子さんの症状に応じた適切な対処の仕方や受診する病院等のアドバイスを受けられます。[6]

電話ですぐに相談することができるのでとても便利です。

質問するときにはあらかじめメモ帳に質問したいことを箇条書きに書いておくと緊張せず話せておすすめです。

また伝えておくと医師や看護師が判断できることがあるため、年齢、性別をまず伝え、今回の症状を時間を追って順番に話していくようにすると効率的です。

例)4歳の女の子です。ぐったりしているので心配で電話しました。

4月の13日頃から微熱があり、翌日から38度台の高熱が出て、元気はあり、食事もいつもの半分ですが取れていました。

14日の今日も元気はあったのですが、水分も食事も口にしたがらず夕方にはぐったりしてだるそうにしています。

受診はした方が良いですか?

具合にお話しすると医師や看護師に伝わりやすいです。

医師や看護師はお話しをしながら年齢や性別に合わせて疑われる病気やこれから起こり得る症状を予測しながらお話しを聞き、病気の予測をたてていきます。

参考までに例をあげましたが、もしうまく話せなくても大丈夫です。

医師や看護師が順を追ってお話しを聞いていきますので安心してください。

子どもが心配で慌てる気持ちもあるかもしれませんが落ち着いて話すようにしましょう。

感染対策を徹底しよう

​​手足口病は感染経路が3種類です。

  • 飛沫感染
  • 経口感染
  • 接触感染

そのため3つのルートから菌をうつされないように予防することが重要です。公共施設に限らず自宅でも注意する必要があることを理解しましょう。

感染を広げないようにするためには、以下のことを心がけてください。

  • 嘔吐物・便の取り扱いに注意する
  • 子どもでもできる感染予防対策を
  • 手洗い

手足口病には有効なワクチンも予防薬もありません。

感染後は比較的長い期間、便などからウイルスが排泄されるため症状がなくなっても注意が必要です。また感染しても発病はせずにウイルスだけを排泄している場合があります。

そのため発病した人だけを長期間隔離しても有効な感染対策とはならないうえ、現実的でもありません。

保育園や幼稚園のような乳幼児の集団生活施設では、子どもたちに衛生的な観念がまだ発達していないことから施設内での感染の広がりを防ぐことは難しい状態です。

しかし発病しても軽症で済むことから、絶対に感染してはいけない特別な病気というわけではなく、多くの人が幼少時に感染し免疫をつけてきた感染症であるといえるでしょう。

手足口病の最も重要な感染防止対策は手指衛生です。

手指衛生は石鹸と流水による手洗いを基本として、エタノールが含まれている手指消毒剤を用いることで、ウイルスの不活化効果が期待できます。

一般的な感染対策は接触感染を予防するために手洗いをしっかりとすること、排泄物を適切に処理することにあります。

とくに保育施設などの乳幼児の集団生活では、感染を広げないために、職員と子ども達が、しっかりと手洗いをすることが大切です。

おむつを交換する際は便などの排泄物を適切に処理し、そのあとはしっかりと手洗いをしてください。

タオルの共用もいけません。手足口病は治った後も比較的長いあいだ便の中にウイルスが排泄されるため、日頃からのしっかりとした手洗いが大切です。

適切な手洗いは手首の上まで、できれば肘まで、石鹸を泡立てて流水下で洗浄しましょう。

手を拭くのは個人持ちのハンカチや布タオルあるいはペーパータオルが望ましいです。

ハンカチや布タオルを使用する場合は共用を避けましょう。

個人持参のタオルをタオル掛けに掛ける場合には、タオル同士が密着しないように間隔を空けて使用しましょう。

尿や便、血液、唾液、眼やに、傷口の浸出液などの体液に触れた場合は、必ずきちんと手洗いをしましょう。

石鹸は液体石鹸が良いですが、容器の中身を詰め替えるときには、残った液体石鹸は捨てて、容器をよく洗って乾燥させてから、新たな液体石鹸を入れるようにしてください。[1][2][3]

嘔吐物・便 の取り扱いに注意

手足口病はウイルスが空気中に舞ってしまったために感染するため、嘔吐物や便の取り扱いに注意が必要です。

嘔吐物はゴム手袋、マスクをして、できればゴーグルを着用し、ペーパータオルや使い古した布で拭きとります。

拭き取ったものはビニール袋に二重に入れて密封して、廃棄します。

嘔吐物や下痢便のついた衣類などは廃棄するか、0.1%次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒しましょう。

消毒剤の噴霧は効果が薄く、逆に病原体が舞い上がり、感染の機会を増やしてしまうため、おこなわないほうが良いです。処理後、石鹸、流水で手を洗いましょう。

感染しているが無症状の方は自分自身が病原体を排出していることに気づかず感染源となることがあります。

このため下痢でなくとも排便後の手指の衛生管理には注意を払いましょう。

おむつ交換は、食事をする場所等と交差しない手洗い場のある一定の場所で実施しましょう。排便処理の際には、使い捨て手袋を着用してください。

便処理後には石鹸を用いて流水でしっかりと手洗いを行いましょう。使用済みのおむつはビニール袋に密閉したあと、蓋つき容器等に捨てましょう。

保管場所は適宜消毒しましょう。

子どもに対する基本的な感染防止対策では、遊具を個人別にするといった対応も必要です。おもちゃを使ったあとの消毒も有効です。[1][2][3]

子どもでもできる感染予防対策を

お子さんが幼児期にあたる1歳~5歳くらいであれば、基本的生活習慣を学んで身につけて清潔行動を獲得していく時期にあるため、感染防止対策の必要性や方法を伝え習得していくことができます。

自身で行うことで、より感染のリスクを下げることができるでしょう。発達段階に合わせたかかわりで教えていくことが大切です。

幼児期前期の子どもには、教えるというより養育者が手本を示し、子ども自身が「真似をしたい」と思えるようなかかわりが必要です。

そのためには保護者や保育を行う保育者の子どもへのかかわり方が重要となります。幼児期後期には清潔のための手洗いなどの行動が自立して行えるようになります。

子ども自身が「健康の保持・増進のために行う」という目的を持って清潔行動が行え、習慣化できるようになることが大切です。

幼児前期は1歳6か月から3歳くらいの時期です。この時期には自律性が育まれていきます。

言葉を話したり歩いたりするようになり、成長が早ければ走ったりなにかを拒否するような反応を起こすこともあるでしょう。

これまで親や周囲にしてもらっていた着替えや排泄、食事などをどんどん自分でできるようになり自律性が養われます。

この時期になったら、子どもに食事や排泄、着替えなどと、自分でやってみる機会を積極的に与えたりしましょう。

反対にこの時期になっても子どもに何もさせず親がすべてしているようでは、子どもの自律性は育ちません。

せっかくチャレンジしても失敗してしまった場合、必要以上に叱りつけると余計に子どもは萎縮してしまいます。

新しいことに挑戦しようという気持ちが弱まってしまう可能性もあります。

挑戦したことを褒め、子どもの気持ちが次のチャレンジにつながるように働きかけることが大切です。

3歳から5歳くらいの時期を幼児後期と呼びます。この時期には自発性が生まれ発達していきます。

幼稚園や保育園に行く子どもも増え、親の元以外で過ごす時間が多くなります。自分から遊ぶものを見つけたり、友達に話しかけたりするようになるでしょう。

自発的に何かしらの行動を起こすようになったら、間違った方向に自発性を発揮しないように見守りつつ子どもに反応してあげます。

この時期に子どもの自発性を無視して適当にあしらっていると、子どもは罪悪感を抱きやすくなります。

自己肯定感を下げてしまうことにもつながりますのでしっかり子どもに反応してあげるようにしましょう。

子どもにも感染対策を実施し、身につけてもらうことで感染リスクをさけていくことは大切です。

子どもの発達段階を理解したうえで、うまく清潔行動を身につけていけると良いですね。

手洗い

手足口病の感染予防対策には正しい手洗いの方法が有効であることがわかりました。

正しい手洗いの方法を身につけて感染対策をしていきましょう。

<正しい手洗いの方法>

  1. 両方の手のひらを開いてすり合わせ、よく洗う。
  2. 手の甲を伸ばすようによく洗う。
  3. 指先、爪の先をよく洗う。
  4. 指と指を交差させながら指の間を十分に洗う。
  5. 親指と手掌をねじり洗いする。
  6. 手首も洗う。
  7. 水道の栓を止めるときは、手首か肘で止める。できないときはペーパータオルを使用して止める。1)5)

登校・登園の手続きとは?

学校保健安全法の取り扱いでは、手足口病は第三種その他の感染症です。

登園・登校については、日本小児科学会の「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説」で「本人の全身状態が安定している場合は登校(園)可能である」とされています。

ただし厚生労働省の「保育所における感染症対策ガイドライン」では、解熱後 1 日以上経過することとの記載があります。

手足口病における登園の目安とは、熱が平熱に下がって24時間以上経過していて、口腔内の水泡・潰瘍の影響がなく、夜間よく眠り、普段の食事を食べ、活気のある状態です。

小学校や保育園、幼稚園では登校・登園許可証などが必要になる場合もあるでしょう。

受診して医師の診断が必要なのか、所定用紙に記載するだけで良いのかはその登校・登園している施設によって違うため必ず確認してください。

登校・登園している施設の方針に合わせて対応するようにすることが大切です。

まとめ

手足口病を引き起こす原因となるウイルスはエンテロウイルスとコクサッキーウイルスです。

感染者のほとんどが5歳未満の子どもで80%以上を占めており、夏季に流行し、7月に感染のピークを迎えます。

熱が出ることは少ないですが、発疹が出ることが多く、口の中、手のひら、足の裏にもできます。

手足口病に対する特効薬はありませんが、口内炎に対して鎮痛薬で痛みを和らげたり、粘膜保護剤の軟膏などが処方されることは知っておくとよいでしょう。

感染したあとの経過は基本的に良好ですが、まれに無菌性髄膜炎、脳炎、心筋炎、肺水腫、ギラン・バレー症候群などの重篤な合併症が起こる場合もあります。

合併症の兆候が見られたり、気になる症状や、子どもの様子がいつもと違う、と思うことがあれば#8000の医療相談窓口に電話して相談したり、受診して診てもらったりしましょう。

口の中の症状で痛みが強く出る場合があるため、飲食の際は刺激が少ないものをチョイスして、かまずに飲み込めるものにしたり、のどごしの良い冷たいものを与えたりしましょう。

手足口病には有効なワクチンはなく、また手足口病の発病を予防できる薬もありません。

治ったあとでも比較的長い期間、便などからウイルスが排泄され、感染しても発病はせずにウイルスを排泄している場合があります。

衛生観念がまだ発達していない乳幼児の集団生活施設では、施設内での感染の広がりを防ぐことは難しいため感染予防が大切になります。

手足口病の最も重要な感染防止対策は、手指衛生です。

手指衛生は、石鹸と流水による手洗いを基本とし、エタノール含有の手指消毒剤を用いることで、ウイルスの不活化効果が期待できます。

接触感染を予防するためには、手洗いをしっかりとすることと、特におむつ交換をするときには排泄物を適切に処理することが大切です。

幼児期の子どもは基本的生活習慣を学んで身につける時期であり、その行動の中に清潔行動を会得していく、ということも含まれています。

保護者や保育者が子どもの発達段階に合わせたかかわりを意識しながら子ども自身が自立して手洗いなどの清潔行動を身につけていくことが、感染対策にとっても大切になります。

手足口病感染後、症状が良くなり登校や登園ができるようになるには、平熱に下がって24時間以上経過し、口腔内の水泡・潰瘍の影響がなく、夜間よく眠り、普段の食事を食べ、活気のある状態になることが必要です。

あらかじめ登校・登園再開の条件や書類の提出の必要性などを登校・登園している施設に確認し、その方針に従うことが大切です。

子どもが感染する病気として一般的なものですが、重症化など気をつけて観察したい点や、留意しておいたほうが良い感染対策もあります。

もし手足口病にかかっても周囲に広げないよう、参考にしていただけたら幸いです。

いきなり手足に湿疹が出てきて不安

手足口病の湿疹は少しずつあらわれる場合もあればいきなりあらわれる場合もあります。

ファストドクターのオンライン診療では、手足口病が疑われる症状への対応が可能です。 24時間365日、スマホで予約・診察が受けられます。

痛み止めや解熱剤・抗インフルエンザ薬などの処方が可能。

薬局か宅配でお受け取りできます。

参考文献

1)手足口病 厚生労働省

2)手足口病 国立感染研究所

3)手足口病の看護 看護roo

4)感染予防法「学校、幼稚園、認定こども園、保育所において予防すべき感染症の解説」 日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会 2021 年 6 月改  日本小児科学会

5)「高齢者介護施設における感染対策マニュアル」厚生労働省

6)子ども医療電話相談 厚生労働省

7)急性弛緩性麻痺を認める疾患のサーベイランス・診断・検査・治療に関する手引き 国立感染研究所

7)届出が必要な神経感染症、急性弛緩性麻痺の診断と治療

手足口病 厚生労働省

手足口病 国立感染研究所

手足口病の看護 看護roo

感染予防法「学校、幼稚園、認定こども園、保育所において予防すべき感染症の解説」 日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会 2021 年 6 月改  日本小児科学会

「高齢者介護施設における感染対策マニュアル」厚生労働省

子ども医療電話相談 厚生労働省

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