うつ病の症状がある人にやってはいけないことやできることを知っておこう

公開日: 2025/05/03 更新日: 2025/05/03
「うつ病の症状があるかたにどのように接したらいい?」 「自分の言葉で傷つけてしまわないだろうか?」 「どのような言葉をかければ安心してもらえるだろう?」 うつ病を抱えるかたを支えたいと思う一方で、言葉選びや接し方に悩んでいませんか? なにげない言葉が負担になるのではないかと、不安に感じる人もいるでしょう。
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目次

うつ病の症状がある人にやってはいけないこと

以下7つの行動は控えましょう。[1][2][3][4]

  • うつ病になった原因を追求する

  • 励ましの言葉をかける

  • 無理に気分転換をすすめる

  • 大きな決断をうながす

  • 回復を急かす

  • 感情を否定する

  • ほかの人と比較する

それぞれの行動を控えるべき理由は以下のとおりです。行動をとった後の感じ方は人それぞれですが、一般的に考えられる理由を記載します。

やってはいけないこと

控えるべき理由

うつ病になった原因を追求する

  • 本人にも原因がわからず、責められているように感じることがある

励ましの言葉をかける

  • プレッシャーを感じることがある

  • 応援にこたえられない自分に、情けなさや責める気持ちが強まることがある

無理に気分転換をすすめる

  • 興味・関心がうすれており心から楽しめないことがある

  • 気が乗らなくても誘いを断れず疲れてしまうことがある

  • 楽しめない自分に対し罪悪感を抱くことがある

大きな決断をうながす

(転職や退職、離婚など)

  • 否定的な考えに偏っている状態では冷静な判断ができない場合がある

回復を急かす

  • 焦りや不安を感じることがある

感情を否定する

  • 「気のせい」「甘え」などの言葉が、自分に価値がないと追いつめてしまうことがある

ほかの人と比較する

  • 自己否定感や焦りを強めてしまう可能性がある

うつ病の原因を追求するのは避けましょう。

多くの場合、うつ病はさまざまな要因がからみ合って発症します。 [5]明確な原因がわからない状態で追求すると、本人は「責められている」と感じる場合があります。

励ましの言葉にも注意が必要です。「はやく回復しなければ」といった焦りやプレッシャーをあたえてしまいます。何を頑張ればよいのかわからず、期待にこたえられない自分に対し情けなさを感じてしまうかもしれません。[1]

うつ病を抱える人のなかには、責任感の強さから「職場に迷惑をかけている」と悩み、転職や退職を考える人もいます。

しかしうつ病の状態では、冷静な判断が困難です。 [4]周囲の人は、大きな決断の後押しは控えてください。まずは休職や時短勤務を提案するなどして、転職や退職については体調が落ち着いてからじっくり考えるよう伝えましょう。

うつ病の症状がある人と接する際に避けた方がよい言葉

相手を焦らせたりペースを乱したりするような言葉は避けてください。

なにげないひと言でもうつ病の人の気持ちをかき乱し、精神的に追い込んでしまうことがあります。体調を悪化させるおそれもあるため、言葉選びには気をつけましょう。

《避けたほうがよい言葉の具体例》[2][3][4]

 

避けた方がよい言葉

うつ病になった原因を追求する

  • 「なぜうつ病になったの?」

  • 「何が原因だと思う?」

  • 「どうしてそんな気持ちになるの?」

励ましの言葉をかける

  • 「頑張って!」

  • 「元気をだして」

  • 「もっとポジティブに考えなよ」

無理に気分転換をすすめる

  • 「外にでてみたら?」

  • 「気分転換に何かしてみれば?」

大きな決断をうながす

  • 「転職したら?」

  • 「退職していいと思うよ」

回復を急かす

  • 「もう元気でしょ?」

  • 「そろそろ元の生活に戻れるのでは?」

  • 「はやく元気になって」

感情を否定する

  • 「気にしすぎだよ」

  • 「気の持ちようだよ」

  • 「考え方を変えれば大丈夫」

  • 「そのくらいのことで悩んでいるの?」

  • 「みんな同じようにつらいよ」

  • 「甘えているだけじゃないの?」

ほかの人と比較する

  • 「みんなも同じだよ」

  • 「よくあることだよ」

  • 「私もつらいときがあるけど乗り越えられた」

  • 「もっと大変な状況でも頑張っている人はいるよ」

  • 「こうすれば治るよ」

外出など気分転換を無理にすすめるのは控えましょう。

うつ病になると興味や関心の感情が失われるため、気晴らしも楽しいとは思え ないこともあります。[7]

気が乗らなくても誘いを断れず、楽しめない自分に対し嫌悪感を抱くこともあります。 [4]

ほかの人と比較する言葉にも気をつけてください。

「みんなも頑張っている」などの言葉は「同じようにできない自分はダメだ」と自分を責めてしまうことがあります。

「気にしすぎだよ」「考え方を変えたらいいよ」といった安易な言葉は、つい口に出してしまいがちです。感情そのものを否定されたように感じられるため避けましょう。

うつ病の人に連絡などの干渉をしないほうがよいのか

干渉しすぎたり、無理に連絡をとったりせず、そっと寄り添う距離感を保ちましょう。

うつ病の人は周囲との交流がおっくうに感じるときがあるため、過干渉は負担になります。[6]応援や励ましにはプレッシャーを感じ、焦りや不安が増すこともあります。

ただし「干渉しない」ことと「放置する」ことは別物と考えてください。まったく連絡をとらないと、孤独感や疎外感が強まる可能性があります。

適度な関わり方のポイントは以下のとおりです。

  • 体調を気づかう程度の簡潔な内容にする

  • 支えたい気持ちを伝える

  • 相手のペースを尊重し無理に関与しない

  • メールなどの返事がなくても気にしない

励ましや元気づける言葉ではなく「気にかけている」ことを伝えましょう。「自分には味方がいる」と感じられることが、うつ病の人にとって心の支えになる可能性があります。

うつ病の状態では意欲や思考力が低下し、すぐに返事ができないこともあります。[7]追加で連絡するとかえって負担になることもあるため、心配しすぎず見守ってください。

「干渉しすぎず、放置もしない」この距離感は人によって異なるため、バランスをとるのが難しいかもしれません。

家族や友人、同僚など支える側の立場によっても適切な距離感は変わります。相手の反応をみながら、連絡の頻度を柔軟に調整しましょう。

うつ病の症状がある人がとりやすい行動の特徴

うつ病になると集中力や決断力、判断力が低下し、行動パターンに変化があらわれます。

心や体の不調が影響し、今までと異なる行動をとる場合もあります。 [2][4][6][7][8][9]

行動の特徴

具体例

日常生活での変化

  • 身だしなみに気を配れなくなる

  • 入浴や歯磨きなどセルフケアが低下する

  • 新聞やテレビをみなくなる

  • 食欲が低下する、または過食する

  • 睡眠リズムが乱れる

  • 飲酒量が増える

  • 簡単な選択にも時間がかかる

対人関係での変化

  • 人と会うのを避ける

  • 外出しなくなる

  • 口数が少なくなる

  • 趣味から遠ざかる

仕事・学校での変化

  • 遅刻・早退・欠勤が増える

  • 仕事や家事でミスが増える

  • 仕事への意欲がわかない様子がみられる

  • 忘れ物が増える

  • 仕事や学校に行きたがらない

  • 集中力が低下し、作業効率が落ちる

感情表現の変化

  • 反応がゆっくりになる、返事がない

  • 落ち着かずそわそわしている

  • 突然泣き出すことがある

  • イライラして怒りっぽくなる

身だしなみを整えず外出を避ける姿をみると「なまけ」だと感じるかもしれません。遅刻や早退は「心の甘え」だと思うかもしれませんが、実はうつ病のサインである可能性があります。

うつ病になると判断力や集中力が低下するため、仕事や家事でミスが増える人もいます。作業が思うように進まなくなることも珍しくありません。[9]

本人が変化に気づいていないことも多いため、身近な人が感じる違和感は早期発見の鍵です。

うつ病の早期治療には小さな変化を見逃さないことが大切です。

気になる様子が2週間以上続く場合は、 精神科や心療内科、メンタルクリニックへの受診や地域の相談窓口の利用を検討してみてください。[2][10]

うつ病の症状がある人との接し方

うつ病の症状がみられる人と接する際には、寄り添う姿勢と話し方が大切です。

以下のポイントを意識し、会話の際は相手の言葉に耳をかたむけましょう。[2]

接し方

ポイント

寄り添う姿勢

傾聴する

  • 話に耳をかたむける

  • 理解しようとする姿勢を持つ

共感する

  • 気持ちへの理解を示す

  • 否定しない

  • 安易にアドバイスしない

尊重する

  • あたたかく関心をよせる

  • 見守る態度を示す

  • 会話のペースを合わせる

寄り添う話し方

おだやかに話す

  • 落ち着いた口調と笑顔で接する

  • ゆっくりと話しかける

  • 焦らさない

安心感をあたえる

  • いつでも相談に乗ることを伝える

  • 味方であることを伝える

  • 正論で説得しない

話を聞いている間は「つらかったね」などの言葉で、共感するよう心がけてみてください。

たとえ「こう考えたらいいのに」と思っても、否定する言葉やアドバイスは控えましょう。「そう感じているんだね」と相手の気持ちをありのまま受けとめることが大切です。

「理解者である」「味方である」という気持ちが伝わると、うつ病を抱える人は「自分はひとりではない」と感じられ安心感につながることもあるでしょう。

言葉の内容だけでなく、表情や声のトーンも意識してみてください。落ち着いた口調と笑顔、相手に合わせた会話ペースで、あたたかく落ち着いた雰囲気をつくりましょう。

うつ病の症状がある人がかけられて嬉しい・安心できる言葉は?

うつ病の人が嬉しく安心できるような言葉には、4つのポイントがあります。

  • 共感し寄り添う言葉

  • 気持ちを受け入れる言葉

  • プレッシャーを軽くする言葉

  • サポートを示す言葉

人によって嬉しい・安心できる言葉は異なります。以下のような言葉を参考に、本人の様子をみながら声掛けをしてみてください。

嬉しく安心できるような言葉

具体例

共感し寄り添う言葉

「今はしんどいよね」

「大変だったね」

「そう感じるのも無理ないよ」

「あなたはそう感じているんだね」

気持ちを受け入れる言葉

「そのままのあなたでいい」

プレッシャーを軽くする言葉

「あなたのペースでいいよ」

「急がなくてもいいよ」

「ゆっくり治していこうね」

サポートを示す言葉

「何かできることはある?」

「必要なときはいつでも連絡してね」

「そばにいるよ」

「いつも味方だよ」

「いつでも話を聞くよ」

うつ病になると疎外感を抱きやすく、孤独に感じる人もいます。共感する言葉やサポートを示す言葉をかけられると「理解してくれる人がいる」と感じられ、心が軽くなるかもしれません。

うつ病の人は責任感が強い傾向があり「周りに迷惑をかけている」と自分を責めがちです。[7]「焦らずあなたのペースでいいよ」という言葉は「休んでいいんだ」と思え、自己肯定感や安心感につながることもあります。

一人ひとりの個性や状態によって心に響く言葉は異なります。相手の気持ちを尊重し、寄り添う気持ちをこめて言葉を選びましょう。

 

うつ病の症状がある人へ周りの人ができること

うつ病を抱える人を支えるために、以下3つの姿勢を心がけましょう。

  • 否定せずに話を聞く

  • そっと寄り添う距離感を保つ

  • 無理をさせない

外出や特別な対応は必要ありません。あたたかく感情を受け入れることが支えになるでしょう。

家族・職場・友人、それぞれの立場で配慮できることは、以下のとおりです。[9][11]

立場

できること

家族

  • 共感しながら話を聞く

  • 気持ちを否定せず受け止める

  • 気晴らしや外出を強制しない

  • ときには距離をおいて見守る

職場(上司・同僚)

  • うつ病を「甘え」「なまけ」と捉えない

  • 安心して休める環境を整える

  • 様子をよく観察し、面談や相談の機会をつくる

  • 業務負担を見直す

  • プライバシーを守る

友人

  • 返事がなくても気にせず見守る

  • 気にかけていることを優しく伝える

  • 連絡はしすぎず、適度な距離を保つ

うつ病は「心の弱さ」や「なまけ」が原因ではありません。 あらわれる症状は人によって異なり、治療法も人それぞれです。[1]

まずは周囲の人がうつ病について正しく理解し、本人が安心して休める環境を整えましょう。

周りの人も心のケアを大切に

うつ病の症状がある人を支える周囲の人は、自身の生活や心のケアも大切にしてください。

家族や恋人、友人など、それぞれの立場で心配な気持ちを抱えているでしょう。

「つらそうな家族を支えたい」「どうしたら回復の手助けになるだろう」と思いすぎると、気づかないうちに自分の心も疲れてしまいます。

相手の苦しさを感じとりすぎて、自分まで気持ちが沈んでしまうかもしれません。

無理しすぎないために、次のようなことを心がけてみてください。[2][12]

周りの人が心がけること

具体例

自分の生活や心を大切にする

  • 自分の趣味やリラックス時間を維持する

  • 運動時間や就寝時間をくずさない

  • 自分が楽しむことに罪悪感を持たない

  • 余裕がない日は無理しない

ひとりで抱え込まない

  • 自分自身もカウンセリングを受ける

  • 地域の福祉センターや保健所に相談する

  • 同じ立場の人と話す場(家族会など)に参加する

適度な距離を保つ

  • つきっきりにならない

  • 回復には時間がかかることを理解する

  • 連絡への返信が遅くても心配しすぎない

生活の中で意識的にリラックスできる時間をつくりましょう。

うつ病を抱えるかたを思う気持ちは大切ですが、自分の心に余裕を持つことも同じくらい大切です。自分自身を大事にすることで、心にゆとりが生まれ、うつ病の人を支えやすくもなります。

10分でもいいので散歩や運動など、自分がここちよいと感じる時間を持つとリフレッシュできます。「自分だけ楽しんで申し訳ない」といった罪悪感を抱く必要はありません。周りの人までつらくなるのは本人も望まないでしょう。

家族とのかかわりで悩んでいる方は「家族会」へ参加してみるのもひとつの方法です。[13]家族会では、うつ病などの精神疾患を抱える人の家族が集まります。

同じ悩みを持つ人と交流することで「仲間がいる」と感じられ、心強さにつながるかもしれません。 似た経験を持つ人の話から新たな視点 得たり、困りごとに関する情報を交換できたりする場にもなります。オンラインで開催される会もあるため、近くに参加できる会がない場合はオンラインでの参加を検討するのもよいでしょう。

不安なときやつらいときはひとりで抱え込まず、周囲に頼ることをためらわないでください。

よくある質問

うつ病の症状があるかたの家族や恋人に対し「どのように接するのがよいのだろうか」「自分に何かできることはないか」と悩む人もいるでしょう。

ここではうつ病を抱えるかたへの対応に関する、よくある質問にお答えします。

うつ病の症状がある人に「頑張って」と言ってはいけないのはなぜか

「頑張って」という言葉は、うつ病の症状がある人にとって励ましではなくプレッシャーに感じることがあるためです。「自分はダメだ」「周りに迷惑をかけている」と感じ、自分を責める傾向があります。「頑張って」という言葉が加わると「もっと努力しなければ」「応援にこたえられず情けない」と思い、自己否定感を強めてしまうかもしれません。

うつ病の症状がある人を支えるときは、気持ちに寄り添う関わり方を心がけましょう。

勇気づける言葉や励ましの言葉は、かえって負担になることを知っておきましょう。

うつ病の症状がある人に何をしてあげたらいいでしょうか?

一番のサポートは、そっと寄り添い共感して話を聞くことです。

特別に何かする必要はありません。「どうにかしてあげよう」と思うよりも、今の気持ちをそのまま受けとめる姿勢が支えになります。

次のような関わり方を心がけてみてください。

  • 否定せずに話を聞く

  • そっと寄り添う距離感を保つ

  • 無理をさせない

まずはじっくり話を聞きましょう。

正論やアドバイスは、プレッシャーをあたえる可能性があるため避けてください。

気持ちを否定せず「つらかったね」「そう感じているんだね」などの言葉で共感することがポイントです。

「そのままのあなたでいい」などのありのままを受け入れる言葉は、うつ病を抱える人にとって心強く感じられます。「気にかけているよ」と伝えるだけで、孤独感が安心感に変わるかもしれません。

過干渉やつきっきりにならず、ときには距離をおいて見守ることも大切です。自分自身の心のゆとりも大切に、程よい距離感でサポートしましょう。

うつ病の症状がある人がしんどい時間帯は?

朝から午前中、夕方にしんどいと感じる人が多いといわれています。

朝から午前中にかけて体調が悪化する「日内変動」とよばれる傾向は、うつ病の特徴のひとつです。[6]

朝は会社に行く準備がおっくうに感じ、仕事に集中できないことがあります。午後になるにつれて気分が晴れていき症状がやわらぐ場合もあります。

ただし全ての人に当てはまるわけではありません。人によっては夕方の気分がもっとも重いと感じることもあります。

うつ病の症状は個人差があり、日によっても状態が変動することも理解しておきましょう。

うつ病の症状がある人への接し方は?

寄り添う姿勢と話し方がポイントです。

安心できる関係や距離感を保つため、次の点を意識してみてください。

  • 話を十分に聞く

  • 気持ちに共感する

  • 味方であることを伝える

  • 表情と声のトーンにも気を配る

  • 否定・比較しない

  • アドバイス・正論・励ましは控える

  • 返事がなくても気にしすぎず見守る

言葉の内容だけでなく、おだやかな表情や優しい声のトーン も意識しましょう。あたたかい雰囲気をつくり 「いつでもそばにいる」「味方である」と伝えられると、心強く感じられるはずです。

まとめ:うつ病でつらいかたの思いを尊重することが大切です

うつ病を抱えるかたにとって、ありのままの気持ちを受け入れてくれる存在が支えとなります。

次の3つのポイントを心がけてみてください。

  • 寄り添う姿勢と話し方を大切にする

  • 表情と声でおだやかな雰囲気をつくる

  • 自分自身の心も大切にする

原因を追求したり感情を否定したり、大きな決断をせまったりすることは避けましょう。励ましの言葉もプレッシャーとなり、症状の悪化をまねく可能性があります。

外出や気晴らしなど無理に特別なことをするのも控えてください。

話は否定せず共感し受けとめましょう。「いつでも味方でいる」と伝えることも安心感につながります。言葉だけでなく、声のトーンや表情によって落ち着いた雰囲気づくりも大切です。

ときには支える側が疲れることがあるかもしれません。

自分の心のケアも大切に、1日10分でもリラックスできる時間を確保してください。つらい気持ちはひとりで抱え込まず、カウンセリングを受けたり家族会に参加したりするのも方法です。

「支えなければ」と気負う必要はありません。

相手のペースを尊重し、あたたかくそっと寄り添う。それだけで十分な支えになります。

話をじっくり聞き、気持ちを受け入れることからはじめましょう。

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参考文献

[1]日本うつ病学会治療ガイドラインうつ病(DSM-5)大うつ病性障害2016

[2]うつ病看護ガイドライン

[3]三次予防としてのうつ対策:本人をサポートするネットワーク作りに向けて

[4]ご家族にできること|こころの耳

[5]うつ病の主な症状と原因

[6]うつ病を知る

[7]内科医が知っておくべき精神科疾患

[8]うつ病の診断と治療

[9]厚生労働省「労働者の心の健康の保持増進のための指針」(メンタルヘルス指針)

[10]こころの相談の窓口について 地域の保健所や保健センター・精神保健福祉センター・こころの健康相談統一ダイヤルなど

[11]家族や友人がうつ病になったとき

[12]こころの耳 5分研修シリーズ

[13]家族会について

本記事に掲載されている情報は、一般的な医療知識の提供を目的としており、特定の医療行為を推奨するものではありません。

具体的な病状や治療法については、必ず医師などの専門家にご相談ください。

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