意識障害の症状
意識障害は、軽いぼんやり感から完全な意識消失まで幅広い状態を含みます。
症状によってはめまいや混乱、反応の鈍さを伴うことがあります。
状況に応じて症状が一時的な場合もあれば、命に関わる場合もあるため注意が必要です。
意識障害の主な原因
- 脳の血流障害不足:脳卒中(脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血)など
- 血糖異常:低血糖、高血糖など
- 不整脈:心臓の働きが不安定になり、脳への血液供給が低下
- 薬物やアルコール:薬剤の過剰摂取やアルコール中毒による影響
- 感染症:高熱を伴う肺炎や髄膜炎で起こる
- 酸素不足:呼吸器疾患や窒息が原因
- ストレスや過労:極度の疲労や心理的負担が影響
意識障害の対処方法
意識障害が見られた場合、次の対応を行いましょう:
- 安全確保:周囲に危険物がない安全な場所に移動させます。
- 回復体位を取る:横向きに寝かせ、気道確保を行います。嘔吐物や異物による窒息を防ぐことが目的です。
- 糖分補給(低血糖が原因の場合):糖分が不足していると考えられる場合、速やかにブドウ糖などを与える。ただし、意識がない場合に飲食物を与えるのは危険です。
- 受診:症状が回復しても、必ず医療機関を受診して原因を特定しましょう。
こんなときには要注意、医師の診察を
以下の場合は特に注意が必要です。
- 意識消失が5分以上続く場合
- けいれんや異常な体の動きが見られる場合
- 頭部外傷後に意識が低下した場合
- 高熱やひどい頭痛を伴う場合
意識障害で疑われる病気
- 脳梗塞
- 脳出血
- くも膜下出血
- 糖尿病性昏睡
- 不整脈
- 重症肺炎
- 脳炎
- 髄膜炎
緊急度は症状チェックからすぐに確認できます。緊急度に応じた医療機関の選び方をサポートします。