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  2. 医療介護経営者×ファストドクター代表 菊池亮 特別対談
  3. アリオ北砂皮フ科・アレルギー科院長 八十島 緑先生

「患者ニーズに応える」とは。独自の取組で地域に貢献されている八十島先生にお話を伺いました。

皆が幸せになれるような居心地の良いクリニックを目指しています。

八十島 緑
アリオ北砂皮フ科・アレルギー科 院長
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
下肢静脈瘤血管内焼灼術実施医
日本医師会認定産業医
医学博士

信念を持ったクリニック経営

菊池
八十島先生は大学病院でキャリアを積まれた後に江東区で開業をされました。開業当初から多くの患者さんに頼られるクリニックとお聞きしていますが、どのような信念のもと診療を行っておられるのか、是非お聞かせください。
八十島院長
当院は「患者さんとそのご家族のハピネス」「スタッフのハピネス」「私達夫婦のハピネス」の3つの信念に基づいて診療を行っています。皆が幸せになれるような居心地の良いクリニックを目指しています。

「患者さんとそのご家族のハピネス」については、「早く治すこと」を心がけています。これこそが患者さんのためにもなり、患者さんからの信頼を得ることにもつながると考えています。
菊池
皮膚科診療においては、外用薬の塗布量など患者さんの理解力が治療成績に影響する場面が多くあります。この辺りは何か工夫をされていますか?
八十島院長
当院では外用薬の塗り方や塗る量についての説明に十分な時間をかけるよう心がけています。患者さんが理解し実践することで治療成績を上げることに繋がります。「早く治してあげる」と言っても有言実行するのは難しいことなので実践できるよう日々努力をしています。

かかりつけ医としての役割を果たす

菊池
貴院は、隣接する内科との連携も特徴の一つだと思います。
八十島院長
当院では、帯状疱疹で皮膚科を受診された患者さんの治療が完了したあと、内科で帯状疱疹ワクチンを接種するようにおすすめしています。

また、アレルギーで皮膚科を受診される患者さんの中には、未治療の気管支喘息を抱える患者さんがいらっしゃったり、患者さんやそのご家族で、高血圧や脂質異常症を指摘されているものの未治療の患者さんがいらっしゃった場合の、受診勧奨も心がけています。かかりつけ医としての役割をきちんと果たしていきたいと思います。
菊池
貴院の土日診療も素晴らしい取組と感じます。
八十島院長
地域のニーズに応えるため、土曜・日曜も診療現場に立つようにしています。お子さんが多い地域ということもあり、土日診療の需要は高いと考えています。
 
また、当院では出来る限り待合室でお待たせしないよう工夫をしています。受付はQRコードで、待合時間もお買い物を楽しみながら過ごせるようLINE通知を自動配信するシステムと連携しています。診察後もすぐに会計が終えられるようセルフレジシステムの導入やキャッシュレスシステムの導入も積極的に行っています。土日診療もそうですが、このように患者さん目線での利便性を追求していることは当院の強みであり、特徴だと考えています。

ファストドクターとの連携

八十島院長
「私たちの診療時間外にはファストドクターが診てくれますよ」とご案内すると、安心をされる患者さんが多くいらっしゃいます。当院としても、本連携での24時間体制は安心感があり、非常に助かっています。新しい地域医療の形になることを期待しています。
菊池
常に患者さん目線で、地域医療に貢献される先生のお話をお聞きし大変勉強になりました。今後も宜しくお願いいたします。
ファストドクター株式会社 代表取締役・医師 菊池 亮
菊池 亮
ファストドクター株式会社 代表取締役・医師
2010年帝京大学医学部卒業。帝京大学医学部附属病院、関連病院にて整形外科に従事後、2016年にファストドクター株式会社を創業し代表取締役に就任。帝京大学医学部救急医学講座を兼務。日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医、一般社団法人日本在宅救急医学会評議員。