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高血圧に現れる症状をチェック|原因や改善方法も解説!

日本人が罹患する最も多い生活習慣病は、高血圧症です。全国で約4000万人以上の罹患者がいると、言われています。高血圧症は自覚症状がほとんどありませんので、そのまま放置してしまうリスクを高めてしまいます。

高血圧を早期発見するために、高血圧の症状をどんなものなのかセルフチェックすると良いでしょう。チェックをして「高血圧症かも」と心配になった方のために、病院に行く基準についても解説していきます。

この記事では、高血圧症の初期症状について、原因や改善方法もご紹介します。

記事監修

名倉 義人 医師

○経歴
・平成21年
名古屋市立大学医学部卒業後、研修先の春日井市民病院で救急医療に従事
・平成23年
東京女子医科大学病院 救急救命センターにて4年間勤務し専門医を取得
・平成27年
東戸塚記念病院で整形外科として勤務
・令和元年
新宿ホームクリニック開院

○資格
救急科専門医

○所属
日本救急医学会
日本整形外科学会

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高血圧って何?症状や基準となる数値はあるの?

高血圧とは、生活習慣病の1つです。塩分多めな食事、運動不足、喫煙などが原因となり発症する病気です。

日本人には、身近な病気なのではないでしょうか?高血圧の場合、自覚症状はほとんどなく自然に発症しているケースが多いです。そのため症状に気づかず、高血圧を悪化させ様々な合併症に罹患してしまいます。例えば動脈硬化が現われ、血管が詰まりやすくなる状態になり脳卒中や心疾患になる危険性が高まります。

合併症を起こさないためにも、血圧が高いならば早めに病院に受診するようにしましょう。

医療機関で測る血圧と家庭で測る血圧の数値は、多少前後します。どのくらいの数値から高血圧と診断されるのか、確認しましょう。

引用:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/

分類診察室血圧家庭血圧
収縮期血圧拡張期血圧収縮期血圧拡張期血圧
正常血圧<120 かつ <80<115 かつ <75
正常高値血圧120-129 かつ <80115-124 かつ <75
高値血圧130-139 かつ/または 80-89125-134 かつ/または 75-84
Ⅰ度高血圧140-159 かつ/または 90-99135-144 かつ/または 85-89
Ⅱ度高血圧160-179 かつ/または 100-109145-159 かつ/または 90-99
Ⅲ度高血圧≧180 かつ/または ≧110≧160 かつ/または ≧100
(孤立性)収縮期高血圧≧140 かつ <90≧135 かつ <85

information/metabolic/m-05-003.html

高血圧の初期症状とは?

高血圧の初期症状は、めまいや肩こり、頭痛が主な症状です。しかし必ずしも、症状がおこるわけではありません。症状が発症した場合でも、体の疲れや風邪の症状と似ているところがある為、自己判断は難しいでしょう。

高血圧は、何の前触れもなく発症することから「サイレントキラー」と名づけられ、症状がないからと放っておくと重症化し、思わぬ合併症を引き起こします。

高血圧の症状は目にもあらわれるって本当?

高血圧になると、目にも症状が現われます。高血圧の重症化が進むと、眼底出血を引き起こし視力の低下や飛蚊症などの病気に罹します。何も治療せず放置しておくと、最終的に高血圧性網膜症になり大変危険です。高血圧性網膜症に罹患しても、自覚症状が現われない場合もあり、高血圧からくる合併症のほとんども自覚症状がないので、放置されすぎてしまう可能性があります。定期的な健康診断やかかりつけの病院で検査することをおすすめします。

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上の血圧が160〜190ある時の症状は?

血圧を測るとき、血管に圧がかかっている収縮期血圧と拡張しているときの拡張期血圧を測ることにより血圧値を知ることができます。。何度測っても収縮期血圧の数値が160〜190程度ある人は、自覚症状がなくても病院で受診しましょう。頭痛やめまいなどの症状が現れることもあるので注意が必要です。

しかし普段は正常値であっても、いきなり160以上になってしまったという場合は、時間をおいてリラックスした状態で測り直すと元の数値に戻ります。例えば血圧を家で測るときと病院で測るときは、病院で測るときの方が高い数値になる傾向があります。なぜなら、緊張や不安といった気持ちがあると、心拍数が上昇してしまうからです。普段の数値が120ぐらいの人でも、激しい運動をすれば200を超えるときもあります。血圧というのは本来1日に何度も30〜50程度、上がり下がりを繰り返しているのです。

本来、診察時の血圧は140/90以上、家庭で測る場合は135/85以上が高血圧と判断される目安になります。しかし日常的に数値を超える場合のみ、高血圧と判断されます。

急に血圧が上がった時の症状は?

急に血圧が上がった時の症状は、頭痛や胸痛、背中の痛み、呼吸困難などの症状が現われます。一時的な血圧の上昇で症状が現われる場合は、特に問題ありません。しかし、160以上が続いている場合早めに受診しましょう。

一時的な血圧上昇には、対応が可能ですが、まずはどんな場合に一時的な血圧上昇が起こるのでしょうか?その原因は、「WE UP SBP」と言われるものです。

White coat白衣高血圧症
Exercise運動
Urine膀胱内の尿貯留
Pain疼痛
Smoking喫煙
Beer飲酒
Psychiatricパニック発作、不安、精神的ストレス

それぞれの頭文字を使って、WE UP SBPと言われることがあります。

原因がわかると、対処法も分かってきます。血圧を測る前に、準備をしておくことです。血圧測定前にトイレに行ったり、喫煙や飲酒を避ける、深呼吸して心を落ち着かせるなどの方法が多く存在します。

高血圧の症状は頭痛や共通だけではなくめまいの症状も出る

高血圧の症状には、頭痛だけでなくめまいの症状が現れます。急な血圧の上昇により、立ちくらみなども現れる可能性があります。

めまいの症状が酷くなると、耳鳴りや頭痛、のぼせ、吐き気、嘔吐などの症状も見られ、起き上がれないくらいの酷い症状になるケースがあり危険です。また手や足の脱力感、しびれ、言語障害も現れ、高血圧の症状はゆっくりと進行していきます。

高血圧の影響で目眩が起きた場合、無理に動こうとはせず楽な体勢で安静にすることです。目を閉じて、みぞおちのところに冷たいタオルを置くと少し楽になります。症状が少し落ち着いたら、早めに病院へ行きましょう。

高血圧症状の原因とは?

血圧が高い原因とは、どんなことが考えられるのでしょうか?

遺伝性という事も考えられますが、大抵の場合は年齢や食事、精神的な面で血圧が高くなる傾向にあります。それぞれ、詳しく解説します。

高血圧症状の原因:飲酒や塩分過多などの食生活の偏り

血圧が高くなる原因の1つ目は、飲酒や塩分過多などによる食生活の偏りです。

お酒を多く摂取する人は、収縮期血圧と拡張期血圧が大幅に上昇する傾向にあります。これはアルコール摂取量が多くなるにつれて上昇し、結果として高血圧につながってしまうのです。

しかし少量のアルコール摂取であれば、血圧を下げる効果も期待できます。誤解してはいけないのが、長期的に見て過度の飲酒やアルコールを多く摂取する場合に血圧が高くなってしまうことです。

そして塩分過多の場合、血液が塩分濃度を下げようと血管内で水分を増やすよう働きます。そのことにより、血管内の血液量が増え高血圧につながるのです。日々の食生活の中で、漬物は控えめに、味噌汁などは味を薄めにと工夫することで、血圧は下がる傾向にあります。塩分のある食べ物は控えて、薄味の食べ物を食べましょう。

以上の2点について十分に気を付けるようにしましょう。

高血圧症状の原因:ストレス

血圧が高くなる原因の2つ目は、ストレスだと言われています。ストレスによる血圧の上昇に影響を与えているのが「職場血圧」と言われる症状です。これは、仕事中にストレスを大きく感じるときに発症するものです。

ストレスの中でも一時的なものであれば血圧は低下しますが、職場など1日中緊張や不安がある場所では血圧がなかなか下がりません。さらにそのような状態が続くと、本格的に高血圧を発症し治療が必要になります。

高血圧症状の原因:40代の人に多い?

血圧が高い人の中で1番多い年代は、40代と言われています。特に、ホルモンバランスが崩れやすい40代女性に多いです。肥満気味の若年から中年男性も、血圧が高い人が急増しています。

血圧が高い症状には、種類があります。二次性高血圧と本能性高血圧です。二次性高血圧は、今罹患している症状から合併症を起こし高血圧を引き起こす症状のことを指します。また本能性高血圧は、運動不足や塩分の摂りすぎなどで発症する症状です。特に日本人の場合は、本能性高血圧と判断されることが多いです。

高血圧症状の原因:高齢者に多い?

高齢者が高血圧症になってしまう主な原因は、体の衰えです。高齢になると、血管の弾力がだんだん弱くなります。さらに血管の壁が分厚くなり血管の幅がどんどん狭くなってきます。血管を広げようと血液の量を増やし早く流そうとするので、血圧が上がっていく仕組みです。

高血圧かセルフチェックできる

高血圧かどうかは、セルフチェックできます。3つでも当てはまるものがあれば、血圧を測ってみましょう。

引用:https://e-medicaljapan.co.jp/blog/hypertension-symptoms-check#3

上記のような日常を送っている場合、高血圧症に罹患する可能性が極めて高いです。

血圧が高い時の過ごし方は?

基本的に血圧が高い時の過ごし方は、安静にしておくことです。少し体を動かしただけでも血圧は上がるので、安静にゆっくりとした生活を心がけましょう。

また少しでも血圧を下げるために、日常生活での見直しをしましょう。

高血圧の改善方法は?

高血圧を改善するための方法は、6つあります。

病院で薬をもらって治療することも大事ですが、日々の生活の中でも注意しましょう。

それぞれ、詳しく解説します。

減塩

血圧を下げるための改善方法の1つ目は、減塩をすることです。1日の摂取量は、6g未満と言われています。高血圧に罹患した人に1日6g未満の減塩を試したところ、血圧低下に効果があったと報告されています。

毎日摂取する塩分の平均は、男性10.9g女性9.3gです。摂取量を下げるためにも、1日6gの摂取を意識しラーメンのスープを飲み干したり、漬物を食べすぎたりしないようにしましょう。

適度な運動

血圧を下げるための改善方法の2つ目は、適度な運動をすることです。運動をしたあと、22時間は血圧が下がった状態が継続します。なので、定期的に継続して、適度な運動をしましょう。ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動はとても効果的で、1日40分以上の運動が推奨されています。

無理のない範囲で、適度な運動を続けましょう。

適正体重の維持

血圧を下げるための改善方法の3つ目は、適正体重の維持です。適正体重は、 (身長m)2 ×22の計算式で算出できます。日本では、25以上が肥満とされており18.5未満が低体重とされています。

またBMIの数値も関係しており、体重kg ÷ (身長m)2の計算式で算出します。日本と世界の肥満基準は異なりますので、確認しておきましょう。

18.5未満低体重(痩せ型)
18.5〜25未満普通体重
25〜30未満肥満(1度)
30〜35未満肥満(2度)
35〜40未満肥満(3度)
40以上肥満(4度)

引用元:https://keisan.casio.jp/exec/system/1161228732

ほどほどの飲酒

血圧を下げるための改善方法の4つ目は、飲酒はほどほどにすることです。飲酒による血圧の上昇は、高血圧を引き起こすだけでなく、合併症のリスクを高めます。

アルコールの成分は、脳疾患や心疾患を引き起こす可能性が高いので、日頃から注意しましょう。2週間の禁酒をすることで、血圧も下がる傾向にあります。

禁煙

血圧を下げるための改善方法の5つ目は、禁煙をすることです。喫煙をすることで、血管が狭くなり血液が急速に流れることによって、血圧が上がります。

また継続して喫煙をすることによって、動脈硬化が促進し合併症を引き起こすので早めの禁煙をおすすめします。

十分な睡眠

血圧を下げるためには、十分な睡眠が必要です。寝不足になると、常に交感神経が刺激されているため心拍数が増加します。それにより、どんどん血圧を上げてしまい高血圧になっていきます。

Q&A

高血圧の症状をチェックするには?

高血圧の症状をチェックするには、日常生活で思い当たるものがないか確認しましょう。

少しでも、高血圧の心配がある人はぜひチェックしてみてください。

血圧が高くなった時はどうしたらいいですか?

血圧が高くなったときは、まず血圧を下げるための日常生活の改善をしましょう。例えば食事の時の味付けは薄味、適度な運動をし、禁煙や禁酒を心がけると、徐々に改善されていきます。

1ヶ月以上変化がなく血圧が下がらない場合は、早めに病院へ受診しましょう。

血圧が高いとどんな症状が出ますか?

血圧が高いと、頭痛やめまい、肩こりなどの症状がでます。しかし頭痛やめまい、肩こりの症状は、高血圧だけとは限らず風邪の症状にも当てはまるので、高血圧症と自己判断するのは避けましょう。さらに血圧が上がったからと言って自覚症状もほとんどないので、注意しましょう。

ストレスで血圧は高くなりますか?

血圧は、ストレスが原因で高くなる場合があります。家庭環境や仕事環境でストレスを多く抱えている人は、血圧が上がりやすいでしょう。

しかしストレスで血圧が上がる場合は、一時的なものが多いので病院に行き治療する必要はありません。

まとめ

高血圧の症状と原因、改善方法をご紹介しました。

高血圧の原因は、ストレスや中高年の方、運動不足など様々ですが、やはり1番の原因は塩分の過剰摂取です。日々の生活の中で、高血圧予防のために食生活の見直しをしてみましょう。

高血圧に罹患した場合、早めに病院行った方がいいでしょう。様々な合併症を引き起こす恐れがあり、大変危険です。また急激な血圧上昇でめまいなどの症状が出た時は、すぐ横になり安静にしておくことが大切です。みぞおち辺りに冷たいタオルを置くと、少し症状が落ち着きます。

日本人の生活習慣病で、1番多い病気は高血圧症です。早めに病院へ受診し、治療を始めましょう。