メンタル不調で引き起こされる体調不良とは?症状や対処・治療方法について解説

公開日: 2024/07/03 更新日: 2024/07/03
「なんだか最近疲れが取れない」 「仕事の前になるとお腹が痛くなる」 「憂うつな気分が続いて休みも楽しくない」 このような悩みが続いている場合は、病院で専門家に相談することで楽になるかもしれません。 日常生活の中でのストレスで、一時的に嫌な気分になったり寝付けなかったりすることがあります。 ですが、このようなメンタル不調が長く続く場合、うつ病や適応障害などのこころの病気になっていることも少なくありません。 この記事では、メンタル不調によって引き起こされる体調不良について、具体的な症状や対処法、治療方法を解説します。 また、自宅から気軽に診察を受けられるオンライン診療についても解説します。

メンタル不調による体調不良とは?

嫌なことやショックなことがあると、誰しも落ち込んだり怒りが湧いたりするものです。

ですが、落ち込みや悲しみ、気分の浮き沈みが正常の範囲を超えて長く続き、心や体に症状が出てくることもあります。

これからご紹介する症状は、ストレスを強く感じているときのサインです。

これらのサインが出てきたときは積極的に体を休め、自分での対処が難しい場合には病院を受診することも選択肢のひとつとして覚えておきましょう。

心の症状

ストレスを感じているとき、次のような心の症状が出てくることがあります。

  • 不安や緊張感が続く
  • イライラしたり怒りっぽくなったりする
  • 理由もないのに涙が出てくる
  • 気分がずっと落ち込んでいる
  • 憂うつな気分が続く
  • 人に会いたくない

目安としては、上記の症状が2週間以上続くときには病院への受診をおすすめします。

身体の症状

ストレスを感じているとき、症状が出るのは心だけではありません。

次に示すように体の症状が出ることもあります。

  • 肩こり・頭痛・めまい・耳鳴り・動悸
  • 腹痛・便秘・下痢・吐き気
  • 咳がでる
  • 寝つきが悪い・途中で目が覚める
  • 寝過ぎてしまう・寝ても疲れが取れない
  • 食欲がなくなる・食べ過ぎてしまう

上記の症状によって日常生活に支障が出ているようなら早めに医療機関へ相談しましょう。

ストレスを感じているとき、心の症状は出ずに体の症状だけが出ることもあります。

内科の検査で異常がないときはメンタルの不調が起きていることも想定して、精神科や心療内科などを扱っている病院へ相談してみることをおすすめします。

当院はオンラインで受診できる心療内科・精神科です。

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メンタル不調による体調不良の対処法とは?

メンタル不調による心や身体の症状が出ているときの対処法を解説します。

 

周りに相談したり気分転換したりしても症状が改善しない場合には、病院での治療やカウンセリングを受けると良いでしょう。

自分でできること

心や身体の症状に早く気がついた場合、まずは自分でストレスケアしてみると良いでしょう。

例えば、誰かに相談する・身体を休める・気分転換するなどの方法があります。

また、頭痛や肩こりなどの身体の症状には市販の薬で対処されている方もいるでしょう。

市販薬を使っても症状がくり返される場合には、自己判断でお薬を使うことをいったんやめ、使用しているお薬とあわせて医療機関へ相談するようにしてください。

一時的な不調であれば、自分で対処していくことで症状が軽くなっていくでしょう。

自分での対処で症状が良くならない場合や、症状が良くなってもすぐにぶり返してしまう場合には、専門家による治療が必要です。

病院での治療

周りに相談したり身体を休めたりしても心や身体の症状が消えない場合には、病院で専門家による治療を受けることを検討しましょう。

メンタル不調による症状を専門にしている診療科は以下のとおりです。

主に心の症状があるとき

精神科・神経科・精神神経科・メンタルヘルス科

身体の症状と心の症状があるとき

心療内科

主に睡眠についての悩みがあるとき

睡眠外来(精神科に併設されていることも多いです)

 

また、心の症状がなく、身体の症状のみあらわれている場合、まずは身体の病気が隠れていないかを確認する必要があります。

症状に合わせて内科や耳鼻科などを受診しましょう。

ここで身体の異常がない場合には、心療内科を受診すると良いでしょう。

当院はオンラインで受診できる心療内科・精神科です。
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カウンセリング

周りに相談できる人がいない場合や、病院を受診することに抵抗がある場合、カウンセリングで悩みを相談してみることもおすすめです。

カウンセリングでは悩みを聞くだけでなく、悩みを解決するために「認知行動療法(CBT)」という心理療法が行えるサービスもあります。

認知行動療法では、不調の原因に対して柔軟な考え方を持てるようにしていきます。

認知行動療法はうつ病のようなこころの病気の治療にも使われることがあり、薬での治療と並行して行うことも可能です。


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メンタル不調による体調不良の治療にオンライン診療でできること

「メンタル不調が治らないけど、いきなり病院へ行くのには抵抗がある」
そんな方は、精神科・心療内科を取り扱っているオンライン診療を受診してみてはいかがでしょうか。

精神科・心療内科のオンライン診療では、スマホやPCから受診でき、ビデオ通話で直接医師と話してご自宅でメンタル不調の治療が受けられます。

ここでは、メンタル不調の症状に対してオンライン診療でできることを、メリット・デメリット・オンライン診療の流れとともに解説します。


オンライン診療のメリット

心療内科・精神科のオンライン診療でメンタル不調を治療をするとき、メリットと感じられるのは次のような特徴でしょう。

  • スマホやパソコンがあれば診察予約・診察・会計まで完結できる
  • 土日祝や夜間でも受診できる
  • 自宅のようなリラックスした環境で診察してもらえる

オンライン診療では、受診の予約から会計まで、すべてオンラインで完結します。

予約の際に医療機関へ電話する必要がなく、スマホアプリやWebサイトから24時間いつでも予約できることが特徴です。

また、ファストドクターメンタルクリニック(オンライン診療)では、土・日・祝でも受診可能です。

平日昼間は仕事や学校の授業を受けているという方も多いですよね。

仕事や学校を休みたくないという方は、オンライン診療を検討してみると良いでしょう。

オンライン診療では、自宅のようなリラックスした環境で受診できることが大きなメリットです。

外出するのが怖い方や病院だと緊張してしまう方にとっては、おすすめの受診方法と言えます。

オンライン診療のデメリット

一方で、心療内科・精神科のオンライン診療では次の点がデメリットと感じるかもしれません。

  • 顔を見せながら落ち着いてビデオ通話できる環境が必要
  • 聴診などの検査ができない

オンライン診療では、患者さんの話す内容に加えて、顔色や表情も見たうえで病状を判断していきます。

そのため、患者さんの顔が見えない状態でのオンライン診療はできないため注意しましょう。

また、心療内科・精神科でも、身体の状態を把握するため患者さんの体に触れる「触診(しょくしん)」や、心音や呼吸の音を聴く「聴診(ちょうしん)」など、身体の病気がないか調べるための検査をすることがあります。

オンライン診療ではその場でこのような検査ができないため、必要に応じて対面診療を勧める場合があります。

 

心療内科・精神科のオンライン診療の流れ


ここでは、夜間・休日も全国エリアで対応しているファストドクターのメンタルクリニックを例に、心療内科・精神科のオンライン診療を受ける流れについて解説します。

※医療機関がない離島在住の方はご利用になれません。

 

①予約

予約サイトにある「診察予約する」または「予約する」を押して、画面の表示にしたがって必要情報を入力します。入力後に届く仮予約メール到着後、30分以内にURLをクリックすると予約が完了します。

 

②事前問診

予約完了画面に問診ボタンが表示されるので、画面の表示にしたがって保険証やお薬手帳の画像をアップロードしていきましょう。

 

③診察

診察時間の30分前にビデオ通話用URLがメールで届きます。診察時間になったらURLをクリックして入室します。

まずは診療前相談をした後、診察がスタートします。

※診察前相談の結果、オンライン診療を行わない場合は診療費用は発生しません。

 

④お会計

診察の翌日以降、お会計についてのメールが届きます。クレジットカードで支払いをします。

※クレジットカードを持っていない場合は、口座振込での支払いも可能です。相談してみると良いでしょう。

 メンタル不調の症状があると、休職が必要になることもあります。
職場などへ診察を受けた証明を提出する必要がある場合、診断書を発行することもできます。医師と相談したうえで、休職を希望する場合は、診断書や傷病手当金申請書など、各種申請書・証明書の発行も対応しています。

 

当院指定書式の診断書を希望された方にはご診察後3日以内を目安に【PDFファイル形式(メール添付)】にてお送りします。ご希望の場合は事前問診および診察時にその旨をお知らせください。

 

※当院指定書式以外の診断書を希望される場合には、診察希望日の7日以上前までに[email protected]にPDFファイル形式で当該のフォーマットをお送りください。

事前相談なく診察当日に依頼いただいても対応できかねますのでご留意ください。

 

※最終的な発行可否は医師の医療的判断によります。

書類によっては継続的な診察を通して発行可否を判断するものもございますため、初診時に発行できない場合もございますことをご了承ください。

まとめ


この記事では、メンタル不調による症状や対処法、治療方法について解説しました。

メンタル不調によって一時的に心や身体に症状が出ることがあります。

自分で対処しきれない場合や、症状が長引く場合には病院での治療が必要なことも多いです。

メンタル不調は、放置してしまうと症状がどんどん深刻になってしまいます。

うつ病や適応障害のようなこころの病気になっている可能性もあるため、早めに専門家に相談して適切な治療を受けていきましょう。

参考資料

厚生労働省 こころもメンテしよう|若者のためのメンタルヘルスブック

本記事に掲載されている情報は、一般的な医療知識の提供を目的としており、特定の医療行為を推奨するものではありません。

具体的な病状や治療法については、必ず医師などの専門家にご相談ください。

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ご利用前にお読みください
以下の症状が見られる場合は、お近くの病院で対面での受診をおすすめします。
  • 自傷他害のおそれがある場合
    • 自分を傷つけたいと思う
    • 具体的に死ぬ方法について考えている
  • 身体疾患が強く疑われる場合
    • 高熱がある
    • 呼びかけてももうろうとしている
    • 意識がない
  • 緊急性が認められる場合
    • ここ数日の間で急激に状態が悪化している
    • 食事や水分をとることができない
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