下痢の種類
下痢とは通常の便と比べて水分を多く含んでいたり、便としての形がなかったり、1日に何度も便が出たりする症状のことです。[1]
体調が崩れ、おなかの調子が悪くなると下痢として症状があらわれやすいです。
下痢になると体が思うように動かず「いつトイレに駆け込むか」という不安から外出もままならない、という方もいます。
そのため人によっては、下痢になると生活の質( QOL:quality of life)が下がってしまうのです。
下痢による便の状態によって、泥状便や水様便などの呼び方が異なります。
下痢の原因によっても名称が異なり、以下のようなものがあります。[2]
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浸透圧性下痢(しんとうあつせいげり)
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分泌性下痢(ぶんぴつせいげり)
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蠕動運動性下痢(ぜんどううんどうせいげり)
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滲出性下痢(しんしゅつせいげり)
浸透圧性下痢(しんとうあつせいげり)
食べたものの水分が腸できちんと吸収されないまま便になってしまう下痢を、浸透圧性下痢(しんとうあつせいげり)と呼びます。
食べたものが水分を吸収する力が高いと、腸からの水分吸収がうまくされず、そのまま便として排出されてしまいます。体のなかに吸収されるはずだった正常な水分と電解質の吸収が阻まれるのです。
ソルビトールなどの人工甘味料やラクツロース、クエン酸マグネシウムといった下剤が浸透圧性下痢の原因です。
ほかにも牛乳や粉ミルクによってお腹をこわす乳糖不耐症も浸透圧性下痢の原因だといわれています。浸透圧性下痢は、絶食すると治まります。
分泌性下痢(ぶんぴつせいげり)
腸液などの分泌量が増えると、便に含まれる水分が多くなり、分泌性下痢(ぶんぴつせいげり)が起こります。
腸では水分の吸収をするだけでなく、分泌もおこなっているのです。腸に水分を吸収してもらいたいのに腸液の分泌量も増えてしまうと、全体的に水分量が多くなります。
すると便は水分を多く含んだまま排出されるため、水様性の下痢となってしまうのです。
原因は腸に入り込んだブドウ球菌や大腸菌、コレラ菌などの細菌や毒素ともいわれていますが、それだけではありません。
膵臓腫瘍になってしまったときに産生される血管作動性腸管ペプチド (VIP) やガストリン、甲状腺髄様癌によって産生されるカルシトニンなども原因のひとつです。
特定のホルモンが過剰に産生されることにより、過剰な粘膜分泌を刺激して下痢を引き起こすこともあります。
診断の際には既往歴や家族歴、下剤服用歴、旅行歴などを調べます。
分泌性下痢の場合は、絶食をしても治らず、薬物治療をおこなうケースが多いです。
蠕動運動性下痢(ぜんどううんどうせいげり)
腸では、食べたものを肛門へと移動させるために蠕動運動(ぜんどううんどう)を繰り返しています。
食べたものの水分は、ほとんど小腸で吸収されます。しかし蠕動運動が過剰におこなわれていると水分吸収が不十分なままで食べたものが小腸を通りすぎてしまいます。
小腸での水分の吸収が不十分なままで大量の便が大腸へたどり着いても、大腸で残りの水分が十分に吸収されれば問題ありません。
しかし大腸の最大吸収量は1日4リットルであるため、超えてしまうと吸収しきれずに水分を多く含んだ便が排出されてしまうのです。
過敏性腸症候群や甲状腺の病気であるバセドウ病などが、蠕動運動性下痢にあたります。
滲出性下痢(しんしゅつせいげり)
腸で炎症が起こっている場合、炎症部位から血液や細胞内の液体などがにじみ出て、便の水分量が増えます。
下痢は血液や膿、粘液などが付着して排出されることもあり、絶食をしても完全には治まらない状態です。
粘膜が炎症を起こすことによって、炎症性腸疾患や赤痢菌、サルモネラ菌、カンピロバクターなどの感染症になる可能性があります。
また腸からの水分を吸収する力が弱くなることでも起こります。クローン病や潰瘍性大腸炎などが原因のひとつといわれていますが、炎症を起こすはっきりとした原因はまだ不明です。
下痢をすべて出し切る方法は?
下痢をすべて出し切る方法はありません。
症状が起こる原因として多いのは、感染性胃炎と呼ばれるおなかの風邪です。感染性胃炎の下痢症状は数日以内には治まるといわれているため、治まるまでの自宅でのケアが重要となります。
下痢そのものは、体にとって自然な防御反応ともいえます。たしかに悪いものをすべて出し切りたいと考えるかもしれませんが「出し切らなきゃ」と無理にいきむと体に負担がかかるためやめましょう。
疾患による下痢が原因の場合は「出し切る」ことは不可能です。消化管の異常により下痢の症状が続きます。
下痢になっている間は「水を飲むだけでトイレに行きたくなる」「何か食べてもすべて下痢として出てくる」といった不安感に襲われるかもしれません。
しかし水分補給をしっかりおこなわないと、脱水症状に陥ってしまいかねません。脱水状態になると口の渇きはもちろん、立ちくらみや嘔吐なども起こる可能性があります。
体の中の水分量が減ることで血液循環も悪くなり、頭痛や微熱などの症状があらわれることもあるのです。
下痢の症状がよくなるまでは安静にし、水分補給をおこなうことが大切です。水分補給をする際は一気に多くの量を摂取するのではなく、一口ずつとるようにしてください。
水分が体のなかに大量に流し込まれればすぐに吸収され、下痢症状を繰り返してしまうため、水分摂取の際は1回に飲む量を意識しましょう。
下痢は出し切った方がいいの?
下痢をすべて出し切る必要はありません。
感染性の胃腸炎の場合、体のなかにいる菌やウイルスをすべて体の外に出し切ってしまいたいという気持ちがあるでしょう。しかし無理に出し切ろうとしていきむと、かえって体に負担がかかってしまいます。
下痢症状は疾患が原因である慢性下痢以外であれば、数日で症状は改善します。こまめな水分補給と、体の安静を心がけ、回復に専念しましょう。
下痢は止めた方がいいの?
止めた方がいいというわけではありませんが、下痢の原因によって止めてはいけない下痢と止めてもよい下痢があります。
感染性の下痢の場合、止めてはいけません。
なぜなら感染性の下痢を止めてしまうと、体のなかに原因菌もしくはウイルスが留まってしまい、さらに悪さをする可能性があるためです。
感染性ではない場合は下痢止めなどで止めても大丈夫です。
菌やウイルスが原因ではない冷えやストレス、睡眠不足などのときは、体のなかに悪いものが留まるわけではないため、下痢止めを使用しても問題ありません。
むしろストレスや冷えなどにより下痢が起きていると、さらに精神的に負荷がかかり下痢が止まらなくなってしまうかもしれないのです。
症状の悪化を防ぐためにも、非感染性下痢の場合は下痢止めを使用した方がよいでしょう。
下痢になる原因とは?
下痢の原因となる菌やウイルスはひとつだけではありません。
感染性の下痢だけではなく、ほかにも要因はあります。
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感染性下痢や食中毒
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暴飲や暴食
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薬による副作用
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過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)
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潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)
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大腸がんやポリープ
下痢症状があらわれているからといって、対処方法がすべて同じであるということはないです。
どのような状態になると下痢を引き起こしてしまうのか、きちんと理解しておく必要があります。
感染性下痢や食中毒
下痢の原因となる代表的な感染症一覧です。[3]
感染性胃炎、腸管寄生虫症、そのほかで分けましたが、発症する頻度としては感染性胃炎が多いです。
ノロウイルスとロタウイルスは感染性胃炎の原因として多いですが、近年ではカンピロバクター腸炎も増えています。
腸管寄生虫症や腎盂腎炎、レジオネラ症などは日本で報告されていますが多くはありません。
分類 |
病名 |
特徴 |
感染性腸炎 |
カンピロバクター腸炎 |
潜伏期は2~7日。 経口感染、まれに性感染。 おもな症状は腹痛、下痢、嘔吐、発熱、頭痛、脱水。 |
腸管出血性大腸菌感染症(O-157) |
潜伏期間は3~4日。 経口感染。 1~3日間の水様便の後に血便。腹痛。 | |
ノロウイルス感染症 |
潜伏期間は24~48時間。 経口感染、空気感染。 突然の吐き気、嘔吐、水様性下痢(非血性)、腹痛。 | |
ロタウイルス感染症 |
潜伏期間は1~4日。 接触感染、経口感染。 嘔吐、下痢、発熱。まれに熱性けいれん、脳炎・脳症。 | |
腸管寄生虫症 |
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潜伏期間は5~7日だが、2週間程度のときもある。 経口感染。 下痢、発熱、腹痛、嘔気、嘔吐、関節痛。 |
ジアルジア症 |
潜伏期間は1~3週間。 経口感染。 下痢、腹痛、鼓脹、硫化水素臭の強い放屁、悪心、嘔吐。 | |
赤痢(せきり)アメーバ症 |
潜伏期間は2~4週間。数か月~数年後の場合もあり。 経口感染、同性間・異性間性的接触感染。 イチゴゼリー状の粘血便、下痢、しぶり腹、排便時の下腹部痛、体重減少。 | |
全身症状の一例として下痢がある疾患 |
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潜伏期間は6~14日。 マダニやイヌネコに咬まれて感染。 発熱、頭痛、全身倦怠感、下痢、嘔吐、意識障害など。 |
腎盂腎炎(じんうじんえん) |
尿路感染。 微熱、高熱、悪寒、悪心、嘔吐、側腹部痛や腰背部痛、 | |
毒素性ショック症候群(TSS) |
術後感染症。 高熱、低血圧、びまん性斑状紅皮症ののち、嘔吐、下痢、錯乱、筋肉痛、腹痛。 | |
レジオネラ症 |
【肺炎】 潜伏期間は2~10日(最大16日)。 エアロゾル吸入。 発熱、食欲不振、頭痛、消化器症状。 【ポンティアック熱】 潜伏期間は48時間程度。 エアロゾル吸入。 インフルエンザ様症状(発熱、頭痛、倦怠感や筋痛) |
暴飲や暴食
自律神経の乱れによって下痢が起こることもあります。[4]
脂っこいものをたくさん摂取したとき、脂肪酸の吸収不良によって便の量が増えます。便の中に吸収されない脂肪が大量に存在することが直接の原因です。
ジャンクな食事の方が好きな人も多く、食べると止まらない・いつもよりたくさん食べてしまうといった人も多いでしょう。
思わず食べ過ぎたり飲みすぎたりし過ぎて下痢になってしまった際は、脂肪の摂取を控えるか、減らすことで、症状が改善することがよくあります。
またアルコールなどの刺激のある飲み物によって下痢が起こることもあり、1~2杯飲むだけで症状があらわれてしまうケースも少なくありません。
暴飲暴食によってお腹に負担がかかり、自律神経のバランスが乱れた結果、腸が正常に働かなくなって下痢を引き起こします。
薬による副作用
抗生剤を服用すると下痢になりやすいです。
服用すると、薬の効果で腸内細菌が死んでしまい、腸内細菌叢(ちょうないさいきんごう)とよばれる腸内フローラが乱れるケースがあります。
しかし服用後2~4週間すれば腸内環境は元に戻るため、心配することはありません。
医師から抗生剤の処方があった際は、腸内細菌叢(ちょうないさいきんごう)が乱れて下痢になることを想定して、整腸剤を同時に処方することもあります。
服用した全員が下痢になるというわけでもないため、抗生剤を処方されたからといって過度に心配することはないでしょう。
ほかにも、抗がん剤や免疫抑制薬、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、経口避妊薬などでも下痢になる場合があります。[1]
薬はもともと体にとって異物であるため、どんな薬を飲んでも下痢になる可能性が十分あることも知っておきましょう。
過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)
過敏性腸症候群は、消化器官の疾患を患っていないにもかかわらず、突然の下痢や腹痛を繰り返す慢性的な病気です。女性に多いとされています。
腸の動きが活発になりすぎておなかへの刺激に過敏に反応してしまい、下痢や腹痛を引き起こすのですが、発症の原因は不明です。
過敏性腸症候群には、3つのタイプが存在します。
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下痢型
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便秘型
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混合型
偏食や夜食、睡眠不足、ストレスなどが症状を悪化させる要因だといわれているため、まずは悪化の要因を取り除くことから治療を開始します。薬物治療を開始するのはそのあとです。[5]
潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)
潰瘍性大腸炎とは、大腸で炎症が持続する病気です。[6]
腹痛や下痢、血便や体重減少などがあらわれ症状がよくなったり悪くなったりを繰り返します。
はっきりとした原因は不明ですが、自身の免疫システムに異変が起こり、本来外敵から身を守るための攻撃を自分の体におこなってしまっているのです。
発症している人の男女比に差はありません。年齢層は15~35歳が多いですが、乳幼児のうちから潰瘍性大腸炎を発症しているケースもあります。
治療は完治させる方法がないため、寛解(かんかい)させて少しでも日常生活を支障なく過ごせるように対処します。
軽症であれば坐薬などの局所療法を使用しますが、中等症や重症の場合は内服治療や手術をするのです。
下痢を出し切る以外で止める方法は?
下痢は無理に出し切る必要はなく、体の防御反応のひとつなので自然に出る場合は出しましょう。
回復を自然に待つのもよいですが、症状が治まるまではつらい思いをしますよね。
下痢を止める方法として、以下のような対処法があります。
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おなかを温める
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胃腸を休める
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ツボを押す
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薬を服用する
上記4点の方法で確実に下痢症状が改善するというわけではありません。
おなかを温め、胃腸を休めることで症状の緩和が期待できます。
ツボを押すのも即効性はないかもしれませんがやってみるとよいでしょう。
薬は感染性下痢なのか非感染性下痢なのかで服用できる薬が異なります。
おなかを温める
おなかが冷えていると、胃腸の血管が冷えて正常に働かなくなり、蠕動運動性下痢となります。
体全体をあたためるためにも、厚着をして体を冷えから守りましょう。
下痢症状があらわれているのに薄着であったり寒い環境のなかにいたりすると、さらに体の芯から冷えてしまいます。
また下痢のときに口に含みやすいからといって、冷たいものを食べすぎたり飲みすぎたりするのも避けましょう。
おなかを温めるためにも温かいものを飲食するようにしてください。
胃腸を休める
暴飲暴食によって下痢症状が起こることがあります。
下痢症状があらわれているときは、胃腸が活発に動きすぎているか、水分を吸収しきれずにいるかのどちらかだと考えられます。
下痢が一時的に治まっているからといって、好きなものを好きなだけ食べるといった行為は避けるようにしましょう。
胃腸にストレスがかかっている状態なのは変わりないため、完全に症状が治まるまではしっかり胃腸を休めるようにしてください。
ツボを押す
下痢症状を直ちに治せる方法ではありませんが、下痢に効くツボを押すと下痢症状を和らげられます。
おなかを押すツボ |
大腸兪(だいちょうゆ) |
背骨と左右の骨盤のラインが交わるところに存在します。背骨に沿って親指で上から下にたどっていき、骨盤とぶつかった左右のポイントにあります。 |
大巨(だいこ) |
へそから指幅3本分下がったところの左右に存在します。 | |
天枢(てんすう) |
へそから脇に向けて人差し指・中指・薬指を当てて、位置を確認します。 | |
手足を押すツボ |
温溜(おんる) |
手首を曲げたときにできる横シワとひじまでの距離のちょうど半分の場所にあります。 |
裏内庭(うらないてい) |
足の裏の人差し指の付け根の少し中指寄りに存在します。 | |
梁丘(りょうきゅう) |
座った状態で、大腿骨から膝に沿って指をすべらせていたところ。骨に当たって止まる手前にあるツボです。 | |
腹瀉点(ふくしゃてん) |
手の甲の中指と薬指の骨の間にあります。 |
薬を服用する
下痢の症状があまりにもつらい場合は、かかりつけの医療機関で相談して薬を処方してもらうとよいでしょう。
症状があらわれているときに服用する薬は、感染性下痢と非感染性下痢で異なります。
下痢のタイプ | ||
感染性下痢/非感染性下痢 |
ビフィズス菌剤 |
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酪酸菌剤 |
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ラクトミン |
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ビフィズス菌配合剤 |
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酪酸菌配合剤 |
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非感染性下痢 |
ロペラミド塩酸塩 |
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ベルベリン塩化物水和物・ゲンノショウコエキス配合錠 |
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感染性下痢のときに下痢止めは使用できません。
医師からは基本的に整腸剤を処方されます。
市販薬にも整腸剤や下痢止めは販売されていますが、自己判断で下痢止めを服用するのは絶対にやめましょう。
ストレスによる下痢だと思っていたのに実は菌やウイルスが原因だったという場合、むやみに下痢止めを服用すると菌やウイルスが体のなかに留まってしまい、症状が悪化する恐れがあります。
原因が確実に分かっている場合は、ドラッグストアなどで薬剤師や登録販売者に相談のうえ、購入しましょう。
下痢を出し切りたいと思ったときの注意点
下痢を出し切りたいからといって、意図的にお腹を冷やして無理に下痢症状を引き起こす行動はやめましょう。
ただでさえ下痢症状によって体力や免疫力が落ちているにも関わらず、さらに自身の体力を削るようなことをしてはいけません。
ウイルスや細菌などの感染性の下痢だった場合は、少しでも早く体のなかから悪いものを追い出したいという気持ちになりますよね。
しかし意図的に下痢を引き起こすことは症状の悪化を助長しているのと変わりないのが事実です。
感染性下痢ではなく、非感染性下痢だからといって脂っこい食べ物や、香辛料を多く使った食べ物をとって下痢を引き起こすこともやめてください。
胃腸に刺激を与えすぎてしまい、症状はさらに悪化してしまうでしょう。
下痢を早く治す方法
下痢を早く治す方法はありません。
少しでも早く回復できるようにするための方法は以下を参考にしてみるとよいでしょう。
方法 | |
水分をとる |
水分をとる際は少量の水をこまめに飲むようにしましょう。水分は冷たく冷やしたものではなく、常温に近いもしくは温かいものがおすすめです。 |
消化のよいものを食べる |
おかゆやうどんなど、体の消化にあまりエネルギーを使わないものを食べるようにしましょう。 |
体をあたためる |
体の芯から冷えている場合は胃腸の機能が働いてない可能性があるため、厚着をしたり足元をあたためたりしましょう。 |
薬を服用する |
感染性の下痢であれば整腸剤を服用し、腸の崩れたバランスを整えてあげましょう。非感染性の下痢であれば一時的に下痢止めを使うのもおすすめです。 |
まとめ|下痢は無理に出し切らないようにして体を休めよう
下痢を完全に出し切る方法はありません。無理やり下痢症状を引き起こすと、体に負担がかかり、症状がさらに悪化してしまう可能性が否めません。
症状が同じでも、下痢には4つの種類があり、原因がそれぞれ異なります。原因によって対処できることが異なることも知っておきましょう。
おなかをあたため、胃腸を休めるほかに、ツボを押すことによって下痢症状を和らげることが可能です。
症状がつらいときは一度試してみるのもよいでしょう。
症状が改善せず、心身ともにつらい場合は医療機関を受診し、医師に相談してみてください。
症状がつらくなったときに病院が休みだったらどこを頼ればよいのか困ってしまいますよね。
夜間や休日でもすぐに医師に相談ができるように、ファストドクターのアプリをダウンロードしておきませんか?
参考文献
本記事に掲載されている情報は、一般的な医療知識の提供を目的としており、特定の医療行為を推奨するものではありません。
具体的な病状や治療法については、必ず医師などの専門家にご相談ください。