腹痛や下痢が続いている場合、食中毒や胃腸炎の可能性があります。
オンライン診療なら自宅から出ずにスマホから消化器症状の治療ができるのを知っていましたか?
ファストドクターなら24時間受診可能だから、いつでも聞きたいときに医師に症状の相談ができます。
お住まいの地域よっては24時間以内に症状に合わせたお薬をごお届けすることも可能です。
サルモネラ症について
サルモネラ症の特徴・要因・症状
サルモネラ症の特徴
サルモネラ症というのは、サルモネラ属菌の感染によって腸炎が起きる病気です。
卵や肉の食中毒の原因菌としてサルモネラ属菌は知られていますが、この他にも、ペットのイグアナ、ミドリガメなどのは虫類が要因になって、高齢者や小児が重いサルモネラ症にかかるケースがあります。
小さな輸入したてのカメは、特に保菌していても症状が無い場合も多いため注意しましょう。
サルモネラ症の要因
サルモネラ症の要因は、主として細菌のサルモネラ・エンテリティディスというものです。
日本国内における食中毒の事例においては、サルモネラ症が毎年、患者数、件数とも上位になっています。
サルモネラ症は、要因になる食べ物として鶏卵が有名ですが、鶏卵の他にも肉やペット、人に接することによって感染して発症する場合もあります。
菌はいつ消える?
ウイルスを取り込んでしまってから、平均的に12時間で、5時間~72時間でサルモネラ症を発症します。
そこから約1週間ほどで症状が治るケースが多いです。
しかし、症状が治った後も3週間ほどは便中にウイルスが排出されるため感染対策の注意が必要です。
感染者の健康状態に左右されますが、症状が出てから約1か月でサルモネラ菌は体内から消えると考えられています。
サルモネラ症の症状
腸が感染すると、一般的に、細菌が侵入してからサルモネラ症の症状が12時間~48時間後に起きます。
けいれん性の腹痛と吐き気が起き、この後発熱、水様性下痢、嘔吐が起きます。
1日~4日でサルモネラ症の症状は治まります。
たまにより症状が重く、長期間継続する場合があります。
まれに、症状が治まって時間が経っても、菌が便から出る場合もあります。
このような人は保菌者(キャリア)と言われます。
下痢が治まってから数週間~数ヶ月後に、多い場合は3割の成人に反応性関節炎が発症します。
この反応性関節炎は、腫れと痛みが伴って、普通は膝、股関節、アキレス腱に起きます。
菌血症が起きて感染している箇所が拡がると、他の症状も起きます。
例えば、感染が骨に起きると、この周りではほとんど痛みや圧痛が起きます。
感染が心臓弁に起きると、息切れが起きます。
感染が大動脈に起きると、痛みが腹部と背部に起きます。
サルモネラ症の診断と検査
別の感染性腸炎とサルモネラ症を、症状から見極めることは困難です。
そのため、便を採って、培養した結果によってパラチフスやチフス以外のサルモネラ菌が検出されることによって診断が確定します。
一般的に、細菌検査室に出す場合は、サルモネラの他に赤痢、エルシニア、カンピロバクターについても培養を頼みます。
海外に渡航したことがある場合は、赤痢アメーバの検査もプラスします。
発熱が継続する患者や、高齢者、長期ステロイド使用、3カ月未満の小児、進行がん、免疫抑制薬使用、免疫不全の血液悪性腫瘍患者などのハイリスク患者の場合は、菌血症を評価するために細菌検査も行います。
サルモネラ症の治療法
サルモネラ症を治療する際には、腸に感染している場合は水分を経口で与えて、症状が重い場合は輸液を静脈から行います。
回復する期間は抗菌薬では短くならなく、細菌が便の中へ長い期間排泄することがあります。
そのため、抗菌薬は一般的に使いません。
しかし、エイズウイルスに感染している人や介護施設に入っている高齢者などの菌血症の恐れがある人や、医療機器や人工関節、血管グラフト、人工心臓弁などの器具を体の中に移植している人の場合は、抗菌薬を使います。
この場合は、数日間アジスロマイシンあるいはシプロフロキサシンを投与します。
菌血症であれば、2週間抗菌薬のセフトリアキソンあるいはシプロフロキサシンなどを静脈の中に投与します。
菌血症が継続する場合は、4週間~6週間抗菌薬を使います。
膿瘍の場合は手術で膿を出して、少なくとも抗菌薬を4週間使います。
心臓弁、大動脈、あるいは関節などのこの他の箇所などが感染した場合は、手術が一般的に必要で、数週間~数ヶ月間抗菌薬を使います。
サルモネラ症の予防
サルモネラ症の場合は、汚染した食べ物、ペット、患者の便によって感染するため、しっかりと次のような予防法を行いましょう。
- 感染症に対する対策
排便した後や料理の前には、手指を消毒したり、手洗いしたりすることをきちんと行いましょう。
特に、子供が排泄した後はしっかりと手指を消毒したり、手洗いしたりするように教えて、おむつを赤ちゃんで換えた後も、しっかりと手指を消毒したり、手洗いしたりすることを必ず行いましょう。
特に、トイレの中の便座や水洗レバー、ドアノブなどについては、こまめに消毒用エタノールなどで消毒しましょう。
また、ペットに触れた後は、手指を消毒したり、手洗いをしたりしましょう。
- 食中毒に対する対策
卵については、保存する際は冷やして、割った場合は早めに摂りましょう。
十分に調理器具は洗って、熱湯や消毒用エタノール、0.02%の次亜塩素酸ナトリウムなどを使って消毒しましょう。
生の肉類を摂るのは止めて、1分以上、75℃で十分に加熱しましょう。
生肉を触った後に別の食べ物を取り扱う場合は、手指を消毒したり、手洗いをしたりしてからにしましょう。
肉と別の食べ物は、容器や調理器具を分けて保存したり、処理したりしましょう。
吐き気や嘔吐、激しい痛みを感じる腹痛がある場合はすぐに医師に相談してください。
オンライン診療なら移動・病院での待ち時間0分。
24時間対応だから聞きたいときに症状の相談ができます。
もし現在お腹や胃腸の調子が悪い場合は一度医師に症状のことを聞いてみませんか?
本記事に掲載されている情報は、一般的な医療知識の提供を目的としており、特定の医療行為を推奨するものではありません。
具体的な病状や治療法については、必ず医師などの専門家にご相談ください。