肺結核の特徴・症状と治療法について【医師監修】

公開日: 2024/02/05 更新日: 2024/05/22
このページでは、肺結核の症状や治療法、今すぐ医師に相談したい場合の方法についてお伝えしています。
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肺結核について

肺結核の特徴・症状

肺結核の特徴

肺結核というのは、肺に細菌の結核菌というものが感染して起きるものです。

腸、リンパ節、骨などにも、肺の他に感染します。人から人に肺結核は感染します。

「結核は国民病である」と以前は言われていましたが、患者数は現在では少なくなっています。

結核菌が咳の際に出るしぶきの細かいものに含まれており、傍にいる人が吸えば感染します。結核は、食器などから感染する場合はありません。

感染した場合でも、実際に発症するのは1割くらいの人です。

ほとんどの人は、免疫が肺結核に感染してできますが、免疫力が下がったり、高齢になったりした際に発症する場合があります。

肺結核の症状

初期の肺結核の症状は、非常に普通の風邪と良く似ているため、見分けることが困難です。

ずるずると痰や咳、微熱が長引きます。

大量に寝汗が出て、食欲不振になり、体重が減る場合もあります。

このような症状が現れると、肺炎やぜんそくであると間違う場合もあります。

病状が悪くなっていけば、ずっしりと体がだるくなり、喀血したり、息切れしたり、最悪の場合は呼吸困難になる場合もあります。

軽い症状のうちに正しく肺結核であると診断を正しく受け、治療を始めることが大切です。

結核は、治るようになったため、症状を普段から覚えておいて、2週間以上家族や自分の痰や咳が続く場合は病院で診てもらいましょう。

赤ちゃんの場合は、まだ話ができなく、まだ体が丈夫でなく、抵抗力が強くないので悪さを結核菌がよくするような状況です。

結核菌にこのような赤ちゃんが感染すると、大人の場合のように痰や咳の症状がはっきりと出にくいようです。

微熱がなんとなくある、ぐったりして元気がない、食欲がない、などというようなちょっとした症状を見逃さないで、具合が良くないと感じた場合はかかりつけの医師にすぐに相談しましょう。

赤ちゃんの場合は、症状が重くなるスピードも速いため対応を早めに行うことが大切です。

また、最も周囲の大人からの感染が多いため、感染の疑いがある人が家族の中にいれば、赤ちゃんに触れないように十分に注意しましょう。

高齢の人の場合も、体力や免疫力が下がって、よく感染しやすい条件があります。

高齢の人の場合は、以前感染していたが冬眠しているような結核菌が、免疫力が下がったことで活発になって発症する場合が多くあります。

赤ちゃんと同じように、緩やかな初期症状で、痰や咳が長引いたり寝汗をかいたりするなど、症状としては風邪のようなものが継続します。

それほど熱はアップしないため、我慢する場合が多くあるようですが、症状が継続する場合は風邪でない可能性が大きいため病院ですぐに診てもらいましょう。

肺結核の診断と検査

肺結核を診断する際は、胃液や痰を採って結核菌がいるか調査します。

肺結核の症状があり、チールネルゼン法というもので結核菌などの酸に対して強い抗酸菌が顕微鏡で見られるとほとんど診断は確定します。

しかし、間違いなく結核菌であることを調べるためには、採った細菌を数週間培養して、ナイアシン・テストを行います。

この結果が陽性になると、肺結核が確定します。

最近は、PCR法という細胞の遺伝子を増やして調査する方法があります。

この方法によって、結核菌の遺伝子と採った細菌の遺伝子が一致すれば結核菌であると確定し、結果が数日間で分かるようになりました。

しかし、この方法の場合は、結核菌がある程度必要になるため、これがデメリットになります。

肺結核の治療法

肺結核を治療する際は、薬物療法がメインになります。

薬剤としては、イソニコチン酸ヒドラジド、硫酸ストレプトマイシン、リファンビシン、ピラジナミド、エタンブトールなどを使用します。

初めて感染して軽い場合は、イソニコチン酸ヒドラジドだけで治療します。

また、結核菌の薬剤耐性や活動性などの条件を確認して、治療する際は2剤~4剤を一緒に使います。

基本的に、薬剤の服用期間は6ヶ月ですが、数ヶ月患者の症状によっては延びる場合があります。

排菌が無くなるまでが入院する期間になるため、早い場合は2ヶ月程度で退院になりますが、4ヶ月くらいが平均です。

しかし、薬物療法の場合は、決められたようにきちんと薬を飲む必要があります。

上手く治療ができなかった患者の要因を調査すると、勝手に自分で服用するのを止めたというようなものがあります。

肺結核の予防

体質などによっても違いますが、免疫によって結核菌はコントロールできます。

免疫力をアップしておくと、感染した場合でもあまり発症しないようになります。

十分に睡眠を取って、いい栄養バランスの食生活に注意して、運動を適度に行いましょう。

また、地域や職場、学校などで行う健康診断を必ず受けるようにしましょう。

免疫力が下がった患者や高齢の人は注意しましょう。

高齢の人の場合は、若い時期に感染したが、年を取ると再度活発になる場合も多くあるため注意しましょう。

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記事監修
  • 名倉 義人
    救急科専門医

    ・平成21年 名古屋市立大学医学部卒業後、研修先の春日井市民病院で救急医療に従事 ・平成23年 東京女子医科大学病院 救急救命センターにて4年間勤務し専門医を取得 ・平成27年 東戸塚記念病院で整形外科として勤務 ・令和元年 新宿ホームクリニック開院

    日本救急医学会、日本整形外科学会

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