インフルエンザと新型コロナウイルスの違いは?症状などについて解説

公開日: 2024/02/05 更新日: 2024/09/29
最近流行している新型コロナウイルスですが、発熱や身体の痛み、咳など様々な症状を起こします。 一方で今まで主に冬流行していたインフルエンザですが、こちらも同じように発熱や身体の痛みなどの症状が出てきます。 ではその違いはなんでしょう。 例えば40℃の発熱が出た場合は?節々の痛みがあったら? 今回は新型コロナウイルスとインフルエンザの違いや似ている点などを解説していきます。
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目次

新型コロナウイルスとは

新型コロナウイルス(SARS-CoV2)とはコロナウイルスの仲間です。ではコロナウイルスとは何でしょうか。

ここではコロナウイルスについて、新型コロナウイルスも含めて解説します。

コロナウイルスとは

コロナウイルスとは、元々風邪などの原因とされるウイルスの一種です。

顕微鏡で観察するとウイルスの表面に突起が観察され、その形が王冠に似ていることからギリシャ語で王冠を意味する「corona」ウイルスとなりました。

このコロナウイルスの中にはいくつかの種類があり、様々な動物へ感染し病気を引き起こします。その中でも4種類のウイルスは、今まで冬によく風邪として流行していました。

風邪の一種とされるように、何度も感染を繰り返すことがありますが、咳や熱など軽い症状が多く重症にはなりにくいものでした。[1]

重症化するコロナウイルス

そのコロナウイルスですが、2002年に重症肺炎を引き起こすウイルスが出てきました。

当時コウモリから人に感染して広まった重症急性呼吸器症候群(SARS)の原因となるウイルス(SARS-Cov)です。

このウイルスは2002年後半ごろより2003年に流行し始めた病気で、その10~20%程度が重症化します。

SARSは発熱や筋肉痛などの症状で発症、重症肺炎を引き起こす病気です。時にはARDSという呼吸不全の状態を引き起こし、時には死に至ります。

2003年に制圧宣言が出されており、以降は発生したとの報告はありません。[1]

しかしながらその後にも2012年には中東呼吸器症候群(MERS)という病気が流行しており、これはラクダから人に感染したコロナウイルス(MERS-Cov)が原因のウイルスとされています。[1]

MERSは中東で発生、流行している病気で、SARSと同様にコロナウイルスが原因とされていますが、異なる病気です。

MERSの主な症状は、発熱、せき、息切れなどですが、下痢などの消化器症状を伴うこともあります。

健常人では無症状もしくは軽症の人もいますが、高齢の方や基礎疾患(糖尿病、慢性肺疾患、免疫不全など)のある人では重症となる場合もあり、時にはしに至ります。

こちらは現在も中東で流行しており、旅行などにより感染する可能性もあるため注意が必要です。[1]

このようにコロナウイルスと言っても風邪のように重症化しないものから重症となり、時には死に至るような重篤な疾患を引き起こすウイルスまで様々なものがあります。

新型コロナウイルスとは

今回流行したのはそのコロナウイルスの中でも新しく人へ感染するようになったコロナウイルスで「SARS-COV-2」と言われます。

新しく人へ感染する能力を獲得し人の間で流行しているため、一般的に「新型」コロナウイルスと言われます。人に感染するコロナウイルスとして7番目のものです。

このウイルスは中国の武漢市で発見されましたが、どのように人へ感染するようになったか、また、元々はどんな動物に居たウイルスなのかなどはわかっていません。[1]

この「新型コロナウイルス(SARS-COV-2)」は人に感染することで発熱や咳、筋肉痛などの症状を引き起こしますが、時には重症の肺炎を起こし、死に至ることがあります。

今回の新型コロナウイルスでは基礎疾患のない人や若い人でも重症化するケースも報告されていました。

なお、このコロナウイルスでは変異するスピードが速く、その変異株によって毒性や感染力なども異なってきます。

インフルエンザとは

一般的に言われているインフルエンザにはA,B,C型の3種類があり、主に冬に流行するのはA型、暖かい地域などで年中流行するのはB型です。

気道に感染し、発熱や咳、身体のだるさなどの症状が現れ、一般的な風邪より強い症状と呈しますが、A,B型のどちらも症状や予防策などはほぼ同じです。[2]

症状について

インフルエンザと新型コロナウイルス感染症では様々な症状がおこります。では、その違いはどんなものなのでしょうか。見分けることは出来るのでしょうか。

ここではそれぞれの症状について解説します。

インフルエンザの症状は

38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が認められます。

風邪と異なり、腰や関節が何か重くて痛くなってきた、だるくなってきたなどと感じたことがある方も多いでしょう。多くは軽症~中等症ですが、時に肺炎などを引き起こし重症となります。

また、近年子供に感染した場合の脳症が報告されており、その致死率は10~30%と高く問題となっています。[2]

新型コロナウイルスの症状は

発熱・せき・頭痛などがそれぞれ約2人のうち1人に、のど痛・下痢がそれぞれ約5人のうち1人に症状が現れます。

筋肉痛などインフルエンザと共通するような症状やそのほか様々な症状が出てくることもあります。

また、新型コロナウイルスの症状として味覚・嗅覚障害も有名な症状の一つです。

新型コロナウイルスに感染した人の全てに症状が出るわけではなく、無症状の人や軽症な人など、人によって症状やその強さは様々です。

SpO2(体内の酸素の値)が低下することもありますが、呼吸困難などの症状がない人もいます(そのため、当初は新型コロナウイルスに感染した場合は適宜酸素測定の機械で酸素の値を確認していました)。

また、感染者の一部は重症化し、重症肺炎や呼吸不全を引き起こし、集中治療管理が必要となる場合などもあります。

新型コロナウイルスでは、感染した時の症状だけではなく、その後の症状も問題となってきます。

罹患後の症状として倦怠感や咳嗽、集中力低下など様々な症状が認められることがあり、むしろ後遺症のほうが問題となっているケースもあるのです。[1][6]

インフルエンザと新型コロナウイルスの症状の違いは

インフルエンザと新型コロナウイルス感染を症状だけで見分けるのは難しいと言えるでしょう。

共に高熱や関節痛などの症状、咳などの上気道症状を認めることが多く、急性期は症状が似ているためです。

その中でも新型コロナウイルス感染では味覚・嗅覚障害を呈することがあるのは特徴の一つです。新型コロナウイルスは神経への親和性が高く、味覚や嗅覚への障害を起こす頻度が高くなります。

ただし、これは新型コロナウイルスに限って起こる物ではなく、数は多くないものの感冒後の症状として起こることも報告されています。

また、新型コロナウイルスとインフルエンザで違う点は新型コロナウイルスのほうが様々な後遺症が報告されていることも一つです。

インフルエンザと異なり、新型コロナウイルス感染のほうが罹患後の後遺症が長引いたり、後遺症に悩まされるケースが多いということも違いの一つとして挙げられます。

その他、この2つの違いをあげるのであれば新型コロナウイルスのほうがやや致死率や重症化の可能性が高いこと、ARDSという重症の肺疾患を引き起こすことも挙げられるでしょう。

ただし、最近では新型コロナウイルスとインフルエンザの同時感染も報告されているため、「インフルエンザと診断されたから新型コロナウイルス感染ではないし、後遺症も大丈夫だろう」などと安易に考えることはできません。

インフルエンザと新型コロナウイルスの感染経路、潜伏期間は?

インフルエンザと新型コロナウイルスでは初めの症状だけで見分けるのは難しいということはお伝えしました。では感染経路やその潜伏期間はどうでしょうか。

ここではそれぞれの感染の仕方や潜伏期間について説明します。

インフルエンザについて

インフルエンザは飛沫で感染します。飛沫とは話をしたり、咳、くしゃみなどをすることによって口から飛んでくる細かな水分を含んだ粒子のことです。

これが直接粘膜についたり(飛沫感染)、手についたものが口の中の粘膜などについたりすることによって感染します(接触感染)。

また、インフルエンザの潜伏期間は1~3日程度と短く、発症して2,3日後にウイルスの排出がピークを迎えます。

新型コロナウイルスについて

飛沫感染と接触感染とが主な感染経路です。

感染している人が話をしたり咳をすることで飛んでくる飛沫を浴びること以外にも、ウイルスを含んだ飛沫が付着したもの(ドアの取っ手なども)に触わり、それが口など粘膜に触れることでも感染します。

そのため、

  • 体調が悪い時はマスクなど飛沫が飛び散らないように対策することで周囲への感染を予防する

  • こまめなうがい手洗いを行うことで自分自身が感染しないように予防する

  • 多くに人が触れるドアノブなどを消毒しておく

  • 換気をして空気がこもらないようにする

などの対策が有効となります。

新型コロナウイルスの場合、潜伏期間は1~14日間とかなり差があり、特に14日間の場合もあるため潜伏期間は長いケースがあることも特徴の一つです。

ただし、その平均は3.6日(オミクロン株)であり、感染後2~4日程度で発症することが多いとも言われています。[2]

インフルエンザと新型コロナウイルスの違いは

インフルエンザが感染から1~2程度で発症するのに比較し、新型コロナウイルスでは感染から1~14日間と個人差がある上に長期間となります。

感染経路に関して、一時期新型コロナウイルスは空気感染と言われていたものの、主な感染経路はインフルエンザと同様に飛沫・接触感染です。

そのため、インフルエンザと新型コロナウイルスの違いと言えばその潜伏期間となるでしょう。

インフルエンザと新型コロナウイルスの感染予防について

インフルエンザと新型コロナウイルスの感染経路はほぼ同じでした。ではウイルスによって予防方法に違いはあるのでしょうか。それぞれの感染予防対策について説明します。

インフルエンザの場合

インフルエンザの感染経路は飛沫感染なので、マスクの着用を行うことで自分が感染しないことはもちろん、周囲への感染をある程度予防することが見込めます。

特に流行時期に人込みの中に行くなどの機械があればマスクを着用することは予防に有効でしょう。

また、自分がインフルエンザをもらわないようにするには、こまめなうがい手洗いを行うことが重要です。

なお、冬になるとインフルエンザのワクチン接種が呼びかけられますが、これは「インフルエンザにかからないようにするもの」というよりは、「インフルエンザに罹った時に重症にならないようにする」ということが主な目的です。

新型コロナウイルスの場合

新幡コロナウイルスは発症の2日前から発症後10日間程度までは周囲に感染させるリスクがあります。

発症後5日を過ぎるとウイルス排出量が減るということが分かっており、現在は新型コロナウイルスに感染した場合の自宅待機も発症後5日を経過したのちは解除となります。

ただし、発症後10日目ごろまではウイルスを排出している可能性があり、周囲へ感染させるリスクもあるためマスクや手洗いなどの対策は続けていくことが重要です。

新型コロナウイルスはインフルエンザと同様に飛沫感染及び接触感染のため、

  • 感染者の飛沫を浴びる

  • ウイルスが付着したものを触れることにより手についたウイルスが口などの粘膜に触れる

などのことにより感染します。自分が新型コロナウイルスに感染しないためにはこまめな手洗いやうがいが予防に重要となります。

公共の場所などでは、消毒、特に不特定多数が手に触れる場所(ドアノブ、取っ手やボタンなど)を消毒しておくことも感染予防に有効でしょう。

インフルエンザと新型コロナウイルスの違いは

インフルエンザも新型コロナウイルスも、先に述べた通り基本的にはマスクの着用やうがい手洗いが予防法となります。

ただし、マスクについては鼻を出したままであったり、キチンとした着用ができていない場合もよく見かけます。マスクを予防として使う場合はキチンとした装着方法で使用することが重要です。

例えば鼻を出したままでのマスク装着であれば、口の部分はマスクでおおわれてガードされていても、鼻の粘膜は無防備な状態であるため、そこからウイルスが感染してしまうのです。

また、マスクについてはたまにN95という特殊なマスクを使用している人がいます。

これは細かな粒子も防いで空気感染(飛沫の水分がなくなり「飛沫核」というさらに細かな粒子となったものが空気中に漂い、それがつくことで感染するもの)を予防するものですが、正しい着用が難しいマスクであり、しっかりとつけているとかなり呼吸が苦しくなります。

そのため一般的には普通の不織布マスクを使用すれば十分です。また、自身の体調が悪いときは人との接触を避ける、人込みを避けるなどの対策も必要となります。

これらの予防策についてはインフルエンザも新型コロナウイルスもほぼ同様と言えるでしょう(実際に、新型コロナウイルスの感染予防を徹底していた(3密を避ける、マスクの着用、ソーシャルディスタンスを守る、会食を控えるなど)時期にはインフルエンザもあまり流行していませんでした)。

インフルエンザや新型コロナウイルスに家族が感染したら?

インフルエンザや新型コロナウイルスは感染力が強く、また感染すると強い症状を引き起こします。

もし一緒に住んでいる家族が感染してしまった場合は、もちろん何もしなければ自分にも感染してしまう可能性は高くなります。

では、どのように対策すれば良いでしょうか。ここではインフルエンザ、新型コロナウイルスに家族が感染した場合の対策について説明します。

インフルエンザの場合

インフルエンザに家族が感染した場合、感染した家族はできるだけ個室で療養する方が良いでしょう。

特に高齢者や子供は重症になる可能性もあるため、出来るだけ離れて療養するようにしましょう。

また、インフルエンザは飛沫による感染が起こるため、家の中でもマスクをする、こまめにうがい手洗いをするなどの対策を行うことが重要です。

新型コロナウイルスの場合

家族が新型コロナウイルスに感染した場合は基本的に部屋を分けることが大事です。感染者はできるだけ部屋にいるようにし、他の人との接触を減らすようにしましょう。

また、部屋の換気をこまめに行い、空気を入れ替えるようにしましょう。

感染していない人に対するリスクを減らすためにも、感染者の看病を行う人はできるだけ限定します。

それも感染した場合に重症になるリスク(基礎疾患がある人、高齢者や妊婦など)がある人は避けるようにしましょう。

その他、感染した人、していない人双方にマスクをしっかりとつけることで感染を予防します。

マスクを外すときはマスク自体にウイルスが付着しているため、手洗いを十分に行うことも大切です。

それ以外でも、ウイルスが付着したものを触れることにより手にウイルスが付き、それが粘膜を介して感染するため、感染していない人は特にこまめな手洗いやうがいが予防に重要となります。

また、トイレや洗面など共用しなければならない場所については手がよく触れる場所を消毒したりなど清潔に保つことも予防には有効となるので、取ってやドアノブなどこまめに消毒することも有効です。

家族がコロナ療養中などで使用した布団やタオルに関しては洗濯機で洗うことによりウイルスは落ちるため、こまめに洗濯を行い清潔に保つことも有効となります。

検査はいつ受ければいい?同時に感染することは?

インフルエンザも新型コロナウイルスも発症から1日(24時間)程度経過してから早めに検査を受けることが重要です。

検査はウイルスの量がある程度増えていない場合はウイルスを感知することができず、感染しているにもかかわらず「陰性」と出てしまうことがあります(偽陰性)。

そのため、ある程度ウイルスが増えた発症後24時間経過後(12時間と言われますが、発症の時間を間違えている場合もあるため)に検査を行う方が良いでしょう。

また、一方でインフルエンザであった場合は、時間が経過しすぎると治療薬が効かなくなってしまいます。

インフルエンザの治療薬は「ウイルスが増えることを抑えるもの」であるため、ウイルスが増え切った状態になってしまうとウイルスの増殖を抑えようとしても意味がなくなってしまうのです。

そのため、発症後48時間以上経過した後では薬の効果を十分に受けることができません。

これらを総合すると、「発症後24時間経過した時点を目安に検査を受ける」のが良いでしょう。

なお、呼吸の状態が悪いなど、様子がおかしい場合は当然この限りではありません。すぐに病院受診をするようにしましょう。

インフルエンザと新型コロナウイルスの治療について

インフルエンザと新型コロナウイルスに感染してしまった場合はどのように治療されているのでしょうか。

特に新型コロナウイルスでは、2020年に流行し始めた当初、治療法がまだないと騒ぎになりました。現在では少しずつ有効な治療法が出てきています。

ここではそれぞれのウイルスに感染してしまった場合の治療について説明していきます。

インフルエンザの治療は

インフルエンザの治療では飲み薬と吸入薬、点滴があります。[2]

  • 内服薬:タミフル・ゾフルーザ
  • 吸入薬:リレンザ・イナビル
  • 点滴:ラピアクタ

治療薬を投与することでインフルエンザウイルスの増職を抑えたり、増殖したウイルスが感染細胞から離れるのを防いで広がっていくのを防いだりします。

そのため、ウイルスが増え切って広がり切っている状態では薬は効きにくく、48時間以降では効果に乏しいのです。

薬の種類によって1回のみの服用で終わる物もあれば、数日間一日何度か服用しなければならないもの等があります。

年齢や状態により薬を選択していきますが、点滴の薬は口から薬を服用するのが難しい人や入院している重症者などで使用されます。

その他には症状に対する薬を適宜使用したり、水分補給を行って脱水を防いだりしながら、自分の免疫で回復を目指すことになります。

新型コロナウイルスの治療は

新型コロナウイルスでは軽症の場合基本的には症状に対する薬などで対応していきます。

基礎疾患があり、重症化のリスクがある人は軽症に対する飲み薬などで対応することもあります。[5]

中等症の場合は酸素の値が下がってしまい、呼吸困難を感じない人もいますが、酸素不足に陥っている状態です。

注意深く観察し、必要な時は酸素投与も含め入院での治療を行っていきます。この場合は適宜点滴の薬を含め新型コロナウイルスに対する治療薬を使用していきます。

重症となった場合は酸素投与だけでは追い付かず、人工呼吸器を使用したり、人工肺(ECMO)を使用することもあるのです。

また、新型コロナウイルスでは重症肺炎も起こしますが、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)という病態を起こすこともあります。

これはウイルス感染により肺の炎症細胞が過剰に反応しすぎてしまい肺にダメージを与え、呼吸不全を起こしてしまうものです。

そのため、過剰な炎症を抑えるためステロイドや免疫を抑える薬を使用することもあります。

その他、熱には解熱剤、咳には咳止めなど、それぞれ起こった症状に対する薬を使用したりと症状に対応しながら治療を勧めていくことになります。

インフルエンザと新型コロナウイルスに感染した場合、学校や仕事はどうすれば良い?

インフルエンザの場合は発症以後5日間かつ解熱後2日経過しなければ出勤、登校はできません。

一方で新型コロナウイルスの場合は発症日を0日目として発症後5日間かつ解熱後24時間で症状が軽快していることを確認できるまでは出勤、登校できません。

新型コロナウイルスで無症状かつ検査で陽性と出た場合は陽性と判定された時を0日目として計算します。

ただし、この経過中に熱などの症状が出た場合には、その症状が出た日を0日目として計算しなおすことになります。

Q&A

新型コロナウイルスとインフルエンザ、 どっちもかかることがある?

新型コロナウイルスとインフルエンザのどちらにも、同時に感染することはあります。

もちろん、ひとつずつ順番に感染することもあり、どちらか一つに感染したらもう一方には感染しないということはありません。

インフルエンザは何日目からうつらない?

一般的には発症の1日前から、発症して7日までウイルスが排出されると言われています。その間は周囲への感染を引き起こす可能性はあります。

インフルエンザと風邪の薬の違いは何ですか?

原因となるウイルスが異なります。

症状としては咳や発熱がありますが、風邪と異なりインフルエンザの場合は高熱やだるさ、関節痛や筋肉痛など全身の症状が出やすく、症状も強いという特徴があります

インフルエンザがうつる確率は?

インフルエンザがうつる可能性はその時の状況や個人差で異なります。一般的にインフルエンザが流行している時期であれば10人に一人の割合で感染していると言われています。

まとめ

今回はインフルエンザと新型コロナウイルスはどう違うのかを解説しました。結論として、これはそもそも原因となるウイルスが異なります。

ただし、その症状からどちらのウイルスに感染しているかを判断することはかなり難しいと言えるでしょう。

実際に診断するには病院で検査を受けるのが良いとされています。ただ、診断を受けるまでに家族や知り合いなど、他人に感染させてしまうことを不安に思う方もいるでしょう。

ですが、感染予防の観点では同じ予防法であり、検査を受けるタイミングなども同じであるため、基本的には診断までは同じような対応を取れば特に問題ないと言えるでしょう。

参考:

NIID国立感染症研究所

[1] NIID国立感染症研究所 コロナウイルスとは

[2] NIID国立感染症研究所 インフルエンザとは[3] SARS-CoV-2の変異株B.1.1.529系統(オミクロン株)の潜伏期間の推定

厚生労働省HP 

[4] https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

[5] https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/covid-19tiryouyaku_vaccine.html

[6] https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kouisyou_qa.html

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本記事に掲載されている情報は、一般的な医療知識の提供を目的としており、特定の医療行為を推奨するものではありません。

具体的な病状や治療法については、必ず医師などの専門家にご相談ください。

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