インフルエンザにかからない人はコロナにも強い理由
インフルエンザウイルスは一般的な風邪と比べて感染力が強いとされていますが、毎年感染する人がいる一方で、同居する家族がかかっても感染しない人がいます。
一説には血液型や、インフルエンザにかからない家系があると言われることもありますが、この違いは個人が持つ免疫力の差によるものと考えられます。
インフルエンザやコロナに感染しない人は高い免疫力を持っているのです。逆にインフルエンザにかかりやすい人はコロナにもかかりやすいと言えるでしょう。
本来備わっている免疫力は個人差がありますが、日常生活のストレス管理や食事内容、睡眠の質を見直して向上させることができます。
免疫力が低下すれば、感染症にかかりやすくなったり、病気が長引く原因にもなります。
特に免疫力が低い乳幼児や高齢者、免疫疾患を持った人は免疫力を低下させない工夫が大切です。
そもそもインフルエンザとは?
インフルエンザとはインフルエンザウイルスによって起こる感染症です。一般的な「かぜ症候群」とは異なり、重症化しやすいのが特徴です。
インフルエンザウイルスには「季節性」と「新型」があります。新型インフルエンザはウイルスの突然変異により現れる、これまで一度も流行したことのないウイルスです。
そのため多くの人が免疫を持っている季節性インフルエンザに対して、新型インフルエンザは免疫を持つ人が少ないため、容易に感染拡大しやすくなります。
インフルエンザの種類
インフルエンザウイルスはA型、B型、C型、D型があります。
ヒトが感染するのはA型、B型、C型です。A型はヒトのほかにウマや、ブタ、鳥類も感染し、毎年流行するのはA型とB型です。D型は家畜動物に感染します。
この中で最も感染力が強いのがA型です。A型ウイルスの亜型(サブタイプ)は140種類以上もあり、感染した人や動物の体内で変異します。
そのため、一度A型ウイルスに感染した人やワクチンを接種した人でも再び感染するため、大流行を引き起こします。
一方B型ウイルスの亜型は2種類しかなく、大流行を引き起こすことはほとんどありません。
インフルエンザと風邪症候群の違い
インフルエンザの初期は風邪とよく似た症状を示します。しかし、急激に症状が悪化し重症化するのがインフルエンザです。
特に小児では脳症に、高齢者や免疫力が低下している人では二次性肺炎や基礎疾患の悪化につながることがあり、死に至るケースも見られます。
インフルエンザの流行が拡大した年は、インフルエンザによる死亡者数だけでなく、肺炎や循環器疾患をはじめとする慢性基礎疾患による死亡者数が顕著に増加し、結果として全体の死亡者数が増加することが分かっています。
特に流行の影響を受けやすいのが高齢者です。
どちらも始めは喉の痛みや鼻水、咳などの症状が見られます。
風邪では軽微な発熱が見られることもありますが、インフルエンザでは強い悪寒、全身に及ぶ関節痛、頭痛に加えて38度を超える発熱が現れます。
以下にインフルエンザと風邪症候群の違いについてまとめました。
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インフルエンザ |
風邪症候群 |
原因ウイルス |
インフルエンザウイルス(A型・B型・C型) |
アデノウイルス、ライノウイルスなど |
症状の現れ方 |
急激 |
ゆるやか |
症状 |
鼻水・鼻づまり・咳など局所的 |
局所症状に加え、関節痛、強い悪寒などの全身症状 |
感染経路 |
飛沫感染、接触感染 |
飛沫感染、接触感染 |
回復までの期間 |
1週間程度 |
1週間程度 |
厚生労働省では重症化リスクのある人を以下のように定義しています。
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妊娠中の女性
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59ヶ月未満の小児
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高齢者
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慢性疾患のある人(慢性心疾患、肺疾患、腎疾患、糖尿病などの代謝疾患、神経発達疾患、肝臓疾患、血液疾患など)
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免疫抑制状態(HIV/AIDS)
出典:季節性インフルエンザ(ファクトシート)(厚生労働省)
インフルエンザの感染経路
インフルエンザの主な感染経路は「飛沫感染」と「接触感染」の2つです。
感染経路 |
特徴 |
有効な感染予防対策 |
飛沫感染 |
ウイルスを含む飛沫(咳やくしゃみ)を吸い込み感染 |
マスクの着用 |
接触感染 |
ウイルスを含む唾液や鼻汁が鼻や目の粘膜に触れて感染 |
こまめな手洗い、うがい |
それぞれについて解説します。
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飛沫感染(ひまつかんせん)
飛沫感染とは、インフルエンザウイルスに感染している人から飛び散ったくしゃみや咳を吸い込んで感染することです。
このため、飛沫感染を予防するのにマスク着用は非常に効果的であるとされています。飛び散ったくしゃみや咳が飛沫です。
これとよく似た感染経路に空気感染があります。
空気感染は、飛沫から水分が蒸発した飛沫核を吸い込むことで感染します。
飛沫感染の原因である飛沫は水分を含み重く、すぐに地面に落ちるため、飛び散る範囲は2メートル程度です。
一方、空気感染の飛沫核は軽いため、長い時間空気中を浮遊することができ、遠くの人にも感染してしまいます。
インフルエンザウイルスの感染経路に空気感染はありません。
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接触感染
接触感染とは、インフルエンザウイルスに感染している人の唾液や鼻水が直接、またはタオルやドアノブなどを介して付着した後、感染することです。
付着しただけで感染することはなく、付着物が鼻や目などの粘膜に触れることで初めて感染します。
接触感染を予防するには、こまめな手洗いやうがいが有効です。
インフルエンザの感染予防対策
インフルエンザに感染する人としない人の違いは「免疫力の高さ」です。免疫力は生活習慣で大きく変わってきます。
ここでは免疫力を上げる、生活習慣を含めた感染予防対策について解説していきます。今すぐ実践できることも多くありますので、参考にしてみてください。
対策①|流行前のワクチン接種
流行前のインフルエンザワクチンは、感染後に発症するリスクを減らすだけでなく、発症後の重症化を防止できることが報告されています。
インフルエンザワクチンは13歳以上では原則1回の接種です。医師が必要と認めた時は2回接種することもできます。
13歳未満は2回接種が原則です。13歳未満で1回目を摂取した時は12歳で、2回目接種の時に13歳を迎える場合でも2回接種して問題ありません。
また、1回目と2回目の接種間隔は通常2~4週間です。
インフルエンザワクチンの効果は接種完了2週間後から5か月間程度です。
インフルエンザワクチンの効果と有効性について
インフルエンザワクチンに感染し体内でウイルスが増えると、数日間の潜伏期間の後に喉の痛みや発熱などの症状が現れます。これを「発病」と言います。
インフルエンザワクチンには「発病」を抑える効果がありますが、麻疹や風疹のワクチンで認められるような高い発病予防効果は期待できません。
一般的にインフルエンザは、発病後1週間程度で回復します。しかし、中には重症化により肺炎や脳症を発症し、死に至ることもあります。
インフルエンザワクチンの最大のメリットはこの「重症化」を予防できることです。
ある研究によると、高齢者福祉施設に入所している65歳以上の人を対象に調査を行ったところ、34~55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があったと報告されています。
また6歳未満を対象とした研究では、インフルエンザワクチンを接種して発病を予防できる有効率は60%という結果が出ています。
これはインフルエンザワクチンを接種せず発病した人のうちの60%が、もしインフルエンザワクチンを接種していれば発病しなかったと予想できることを示しているのです。
これらの結果より、インフルエンザワクチンは発病を予防し、重症化のリスクや死亡率を下げることに一定の効果が認められている感染予防対策の一つである、と言えるでしょう。
ワクチンの有効性・安全性評価とVPD対策への適用に関する分析疫学研究
対策②|免疫力を上げる生活習慣
インフルエンザにかからない人の特徴は免疫力が高いことです。免疫力を高めることはインフルエンザにかからない方法の一つとも言えます。
では、どうしたら免疫力を上げることができるのでしょうか。以下の6つの項目に絞って解説します。
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体温を上げる
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水分補給をこまめに行う
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ストレスを減らす
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適度な運動を行う
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バランスの取れた食事を心がける
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良質な睡眠をとる
1.体温を上げる
一般的に健康時の体温は35.5~37.5℃とされ、日本人の平均体温は36.78℃(脇で計測)です。平均体温が36℃以下は低体温と言われています。
体温が低いと以下のようなデメリットが挙げられます。
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血流が悪くなり、免疫機能が低下する
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代謝が落ち、老化や肥満の原因になる
体温が低くなると免疫力が落ちてしまう理由は血液の流れが悪くなり、血液中に侵入したウイルスなどを排除する働きのある白血球を体のすみずみまで運べなくなってしまうからです。
白血球は血液中の異物である細菌やウィルスなどを捉えて、体の外に排除する働きがあります。
つまり免疫機能を持った白血球が、体温が下がることにより上手く働かなくなってしまうのです。
ではどうしたら体温を上げることができるのでしょうか。体温を効率的に上げるには以下の方法があります。
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下半身の筋肉を鍛える
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ウォーキングをする
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下半身の筋肉を温める
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入浴をする
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湯たんぽやカイロを使う
体温が下がってしまう最も大きな原因は筋肉量の不足です。筋肉は人体の中で熱を産生する最大の器官であるとされています。
筋肉量を増やすと代謝も上げるため、内臓脂肪も減らすことができます。
筋肉量を増やすために簡単に始められるのはウォーキングです。
人間の筋肉の6~7割は下半身にあるため、筋肉を鍛えるにはウォーキングはとても効率が良いのです。まずは普段の生活の中で歩くことを意識してみてください。
歩くことに慣れたら、一日のうちで最も体温の低い朝に30分程度のウォーキングを行うと良いでしょう。
この他に体温を上げるためには入浴や湯たんぽ、カイロなどを使って太ももやふくらはぎなど、下半身の大きな筋肉を温めると効果的です。
まずは自分の平均体温を知り、血流を良くする行動をしましょう。
2.水分補給|粘膜免疫
目や口、鼻から侵入してきたインフルエンザウイルスなどの異物は、粘膜の表面にあるIgAという抗体によって捕まえられ、体の外に排除されます。
この仕組みが「粘膜免疫」です。粘膜免疫の機能を十分に発揮させるには、粘膜の潤いを維持する必要があります。
また、インフルエンザウイルスが気道に侵入すると、粘膜の表面にある線毛がウィルスを捉え外へ出そうと働きます。
しかし、線毛は粘液で覆われているため乾燥すると粘液が減り、線毛の働きが悪くなってしまうのです。
粘膜免疫の働きを良くしておくことも感染予防対策に多いに役立つことの一つです。水分は一度に多くとっても吸収できず、粘膜免疫においてはあまり意味がありません。
こまめに摂るよう心がけましょう。
特に室内では加湿器などを使い、湿度を50%~60%に保つことも大切です。
3.ストレスを減らす
人間はストレスがかかると免疫細胞の働きが低下して免疫力が下がることが確認されています。免疫力を落とさないためにはストレス管理が重要です。
4.適度な運動
適度な運動も免疫力を向上させます。激しい運動は体内に活性酸素を増やし、酸化ストレスの原因となります。
適度な運動とは「息がはずみ軽く汗をかく程度」の運動です。
適度な運動の目安は1週間あたり合計60分で、1回20分を週3回もしくは、1回30分を週2回、時間が取れない時は1回60分の運動でも効果が得られます。
適度な運動を続ける人は風邪をひく日数が少なく、重症度が低いことも分かっています。
今日からじっとしている時間をできるだけ減らして、こまめに体を動かすようにしましょう。
適度な運動と言うとジョギングや水泳などを思い浮かべるかもしれませんが、まずは手軽なラジオ体操やウォーキング、または自転車で行っていた買い物を徒歩にするなど、簡単なことから始めると良いでしょう。
出典:習慣的に運動しよう|身体活動・運動|とうきょう健康ステーション
5.バランスの良い食事
免疫力を高めるためにはバランスの取れた食事が大切です。特に腸内環境を良くすることは免疫力を高める近道です。
野菜や炭水化物だけに偏ることなく、良質なタンパク質と発酵食品や食物繊維を豊富に含む食品などを組み合わせ、バランスを意識してみましょう。
以下のサイトでは食事のバランスについて解説していますので参考にしてみてください。
参考:食事バランスガイド(基本編) | e-ヘルスネット(厚生労働省)
6.良質な睡眠
良質な睡眠はストレス解消にもなり、免疫力の維持や向上には欠かせません。睡眠時間は短くても長くても免疫力を低下させます。
また、さまざまな研究で最も良い睡眠時間は男女とも7時間程度であることが分かっています。睡眠の質を上げる注意点は以下です。
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食事は睡眠の3時間前までに済ませる
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睡眠の1時間前に入浴する
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就寝前はブルーライト(スマートフォンの画面)を浴びないようにする
寝る前に食事を摂ると、寝ている間も体は消化活動を優先して脳や体を休めることができません。
また、夕食に揚げ物など脂肪分の多い食事を摂ると消化に時間がかかってしまいます。夕食は脂肪分の多い食事や食べすぎはさけましょう。
消化の時間を考えて寝る3時間前までに済ませておくのがベストです。
ヒトは体温が下がると入眠しやすくなります。就寝1時間前の入浴は一時的に体温を上げ、その後体温を下げるため、睡眠に入りやすくなるメリットがあります。
近年、睡眠を妨げる原因としてよく挙げられるのがスマートフォンの画面から発するブルーライトです。ブルーライトは睡眠を促すホルモン、メラトニンの分泌を抑えます。
寝る時は布団へスマホなどは持ち込まないようにしましょう。
出典:睡眠時間と死亡リスクとの関連について | 現在までの成果 | 多目的コホート研究
対策③|外出時の対策
インフルエンザの感染経路は飛沫感染と接触感染です。飛沫感染を防止するのに有効なのが不織布性マスクの着用です。
接触感染はこまめな手洗いとうがいを行うことで、感染を防止できます。インフルエンザウイルスはアルコールによる手指消毒も有効です。
また、インフルエンザの流行が始まったら、特にリスクの高い高齢者や妊婦、基礎疾患を持った人は人混みを避けるようにしましょう。
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不織布製マスクをする
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こまめに手洗い・うがいをする
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特に高齢者や妊婦、基礎疾患を持った人は人混みや繁華街への外出を避ける
もしインフルエンザに感染してしまったら
インフルエンザに感染した場合は安静と休養が基本です。また、家族や周囲の人にうつさないように飛沫感染・接触感染対策を徹底しましょう。
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外出を控える
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飛沫感染を避けるためにできるだけ不織布製マスクを着用する
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水分を十分に摂り、室内の乾燥に注意する
インフルエンザの合併症
インフルエンザの合併症にはさまざまなものがあります。特に肺炎と脳症は急激に悪化しやすい合併症です。
肺炎
小児のインフルエンザによる肺炎は、肺にインフルエンザウイルスが直接入り込み起こります。
一方、高齢者ではインフルエンザウイルスに感染したことで気道粘膜の粘膜免疫が低下し、細菌が感染すると肺炎を引き起こします。
小児では高熱が出るのに対して、高齢者ではあまり熱が上がらない傾向が特徴です。微熱が続く、咳が4~5日続くときは肺炎を疑うようにしてください。
特に細菌性肺炎はわずか数日で重症化します。初期症状を見逃さないようにしましょう。
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38℃を超える発熱もしくは微熱が続き下記の症状を伴う
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咳が4~5日続く
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食欲や活動性が低下する
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黄色い痰が出る
脳症
インフルエンザ脳症は発熱後、急激に発症します。主な症状はけいれんや意識障害、異常行動・言動の神経症状です。
発熱後の異常行動や異常言動は熱せん妄と区別が難しいですが、脳症ではそれが長時間続くのが特徴です。
高熱を伴う下記の症状が現れたときは、すぐに医療機関を受診してください。
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視線が合わず名前を呼んでも反応しなかったり、痛みに反応しない
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意味不明な発言をする
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何かに怯える
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嘔吐の後、気分が回復しない、顔色が悪いままである
インフルエンザ治療と予防投与
インフルエンザ治療薬は症状が現れた後、48時間以内に投与する必要があります。現在使われている主なインフルエンザ治療薬をまとめました。
また、インフルエンザを発症した人に接触した場合、条件により予防投与ができる治療薬もあります。
商品名(一般名) |
経路 |
治療(投与回数・期間) |
予防(投与回数・期間)投与条件 |
タミフル(オセルタミビル) |
内服 |
1日2回 5日間 |
1日1回 10日間 接触後48時間以内に開始 |
リレンザ(ザナミビル) |
吸入 |
1日2回 5日間 |
1日1回 10日間 接触後36時間以内に開始 |
イナビル(ラニナミビル) |
吸入 |
1回吸入 |
1回吸入または2回に分けて吸入も可 接触後48時間以内に吸入 |
ゾフルーザ(バロキサビル マルボキシル) |
内服 |
1回内服 |
1回内服 接触後48時間以内に服用 |
ラピアクタ(ペラミビル) |
点滴 |
単回点滴 |
━ |
ただし、予防投与は保険適用されずお薬代は自費です。
Q&A
インフルエンザに関して、よくある質問にお答えします。
Q.インフルエンザにかかる人とかからない人がいるのはなぜですか?
インフルエンザにかからない人は免疫力が高い人と考えられます。免疫力は人間が生まれながらに持つ生体防御機能です。
これは生活習慣を見直すことで向上させることができます。
Q.インフルエンザは一度かかるとかからないですか?
毎年流行するA型、B型インフルエンザの免疫獲得期間は5か月程度です。特にA型は亜型(サブタイプ)が多く、1度感染しても同じシーズンに複数回感染することもあります。
インフルエンザワクチンを接種すれば、発病を予防できるほか、重症化も予防できます。ただしインフルエンザが流行する前に接種を済ませることが大切です。
Q.家族がインフルエンザにかからないのはなぜですか?
同居家族でインフルエンザにかからない人がいる理由は免疫力が高く、感染予防対策がしっかりできていることが考えられます。
感染予防対策について本記事を参考にしてください。
Q.インフルエンザにかかる人は何人に1人ですか?
毎年約10人に1人が感染し、年間では1000万人が罹患していると言われています。インフルエンザは感染力が強く、一度流行すると短期間に多くの人に感染するのが特徴です。
まとめ
毎年冬になると流行するインフルエンザが2023年は早くも9月に流行が始まりました。
インフルエンザに毎年かかる人、ワクチンを接種したにも関わらず感染する人がいる一方で一度もかかったことのない人、同居家族が感染してもかからない人がいます。
その違いの理由は、インフルエンザにかかったことがない、もしくはかかっても軽症で済む人は免疫力が高い傾向にあるからです。
免疫力は人間が持って生まれた生体防御機能で、その程度には個人差があります。しかし、生活習慣を見直せば免疫力を向上することができます。
特にストレス管理、適度な運動、バランスの取れた食事、良質な睡眠はとても重要です。
免疫力が低いとさまざまな感染症にかかりやすく、重症化の原因にもなります。特にインフルエンザは合併症の脳症や肺炎を発症すると、短期間で重症化し死亡することもあるのです。
免疫力を上げるために正しい知識を身につけ感染予防対策を行い、流行を乗り切りましょう。
ファストドクターでは無料の医療相談を行なっています。
アプリから往診の待ち時間を見れるだけではなく、チャットや電話での無料の医療相談が可能です。
もし、ご家族やご自身の体調でご不安な点がありましたら、ファストドクターを頼ってください。
本記事に掲載されている情報は、一般的な医療知識の提供を目的としており、特定の医療行為を推奨するものではありません。
具体的な病状や治療法については、必ず医師などの専門家にご相談ください。