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糖尿病とは?50代が占める割合や糖尿病予備軍について
女性は更年期になると、体調に変化が現れます。ホルモンの減少が原因です。
糖尿病を発症しやすいのも、女性ホルモン減少の影響があるといわれています。
なぜ50代女性が糖尿病になりやすいかを解説します。
糖尿病とはどんな病気?
糖尿病とは、インスリンが十分に作用せず、慢性的に血糖値が高い状態が続く病気です。
糖尿病は1型と2型があり、日本では糖尿病患者の95%以上が2型糖尿病だといわれています。
1型 |
インスリン依存型とも呼ばれ、すい臓内でインスリンがまったく作られない状態 |
2型 |
インスリン非依存型と呼ばれ、運動不足や食生活の乱れなど生活習慣と遺伝的要因が重なり発病 |
2型糖尿病は、早期治療で合併症を防ぐことができるため、早期発見が大切です。
50代糖尿病の割合はどれくらい?
厚生労働省が令和元年に調査した結果をこちらのリンクで見ることができます。
女性の20歳以上を対象とした「糖尿病が強く疑われる者の割合」を確認すると、50代から糖尿病疑いのある人の割合が一気に増加傾向となっています。
50代女性は全体の5.9割です。50歳以下に比べ、約2倍の人が糖尿病を強く疑われていることがわかります。
糖尿病予備軍とはどんな状態のことをいう?
糖尿病予備軍についてご存じでしょうか?
2型糖尿病は、ある日突然高血糖になるわけではありません。
何年もかけて、血糖値が徐々に上がり、糖尿病を発症します。
血糖値が正常より高くなっている状態を、糖尿病予備軍と言います。
下記の表は、正常型・境界型・糖尿病型の血糖値とHbAcについて表したものです。
空腹時血糖値 |
75gOGTT2時間値 |
HbA1c | |
正常値 |
100㎎/dl以上 |
5.6%以上 | |
境界型 |
110㎎/dl以上 |
140㎎/dl以上 |
6.0%以上 |
糖尿病型 |
125㎎/dl以上 |
200㎎/dl以上 |
6.5%以上 |
糖尿病境界型はHbA1cが6.5%以上で、空腹時血糖値が110~120㎎/dl、75g経口ブドウ糖負荷後2時間の血糖値が140~199㎎/dlのいずれかをみたしている状態です。
血糖値が境界型の人は、正常値の人の6〜20倍糖尿病を発症するといわれています。
糖尿病の主な原因と50代が女性が糖尿病になりやすい理由について
一般的な糖尿病の主な原因とは異なる理由で、50代女性は糖尿病になりやすいといわれています。
糖尿病の主な原因と、50代女性の糖尿病になりやすい理由を解説します。
糖尿病になる原因とは何か?
2型糖尿病は生活習慣病ともいわれ、日常生活と密接な関係があります。
糖尿病の原因は以下の2つです。
- 遺伝要因:親や兄弟、祖父母など血縁関係に糖尿病患者がいる場合に発症しやすい
- 環境要因:暴飲暴食・脂肪分の多い食べ物を食べることが多い・運動不足・ストレス・加齢が原因。生活習慣に遺伝的要因が重なると糖尿病の発症リスクが高くなる
食事と糖尿病は、切っても切り離せない関係です。
食事をとると、一部は糖となって腸から吸収され、活動するためのエネルギーになります。
インスリンは血液中の糖の濃度を調整する働きを持っていますが、暴飲暴食が続くとうまくインスリンが働かなくなり、血糖値が上昇します。
糖尿病は血糖値が高くなる病気です。
2型糖尿病の特徴は、インスリンが十分に分泌されているが、うまく働かず血糖値が上昇した状態です。
暴飲暴食や運動不足で太ってしまうとインスリンが働きにくくなり、血液中に糖があふれて血糖値が高くなります。
生活習慣に加えて、遺伝要因も糖尿病になる原因といわれています。
親が糖尿病である場合、子供が必ず糖尿病になるわけではありません。
しかし、糖尿病になりやすい体質を持っていることになりますので、食べすぎや運動不足が重なると糖尿病になるリスクが高くなるでしょう。
ストレスは様々な病気の原因となりますが、血糖値にも影響します。
ストレスを感じると、アドレナリンやコルチゾールというホルモンが分泌され、血糖値を上昇させることがわかっています。
他にも、ストレスを解消しようと暴飲暴食をしてしまい、食生活の乱れから糖尿病になることも考えられるでしょう。
50代の女性が糖尿病になりやすい理由
2型糖尿病の原因ともなっている1つに年齢があります。
女性の40代半ばから50代半ばまでの更年期には、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減少します。
いろいろなリスクから身体を守る働きがあり、血糖値を調整する役割がある女性ホルモンが、エストロゲンです。
エストロゲンの分泌は、更年期にあたる40代から徐々に減少し、閉経を迎えると急激に落ち込みます。
日本人女性の平均的な閉経年齢は50歳です。
閉経時期に個人差はありますが、50代女性は糖尿病になるリスクが高いといえます。
糖尿病の症状とは?初期症状と合併症について
糖尿病の症状はどのようなものがあるのでしょうか?
初期症状から主な症状まで解説します。
糖尿病の初期症状は何がある?
気になる糖尿病の初期症状ですが、初期に自覚する症状はほとんどありません。
では、初期に糖尿病とわからないのかというと、早期の発見は可能です。
会社や市区町村の健康診断、他の病気で受診している人は定期受診などの血液検査で糖尿病だとわかることがあります。
定期的な健康診断を受けていれば、早期発見が可能でしょう。
糖尿病はゆっくり進行する病気です。自覚できる初期症状はほぼないため、注意しましょう。
糖尿病の主な症状
糖尿病の主な症状は以下の4つです。
-
のどがよく乾く、水分をよく飲む
-
尿の回数が増える
-
体重が減る
-
疲れやすくなる
症状の自覚は個人差があります。まったく感じない人もおり、健康診断で糖尿病がわかる人もいます。
糖尿病が進行すると起きる合併症
糖尿病の症状に気づかない、または治療を自己判断で中止してしまうと病状は進行し、合併症をおこす可能性があります。
3大合併症は以下の通りです。
-
糖尿病網膜症: 高血糖が続くと血管がもろくなり、網膜の血管も障害を起こし、進行すれば失明の危険性もある
-
糖尿病腎症: 高血糖が続くと腎臓の血管も障害を起こし、腎臓の機能が低下する
進行すれば腎不全になり、透析治療が必要になる可能性がある。 -
糖尿病神経障害 :高血糖が続くと手足の神経に異常がでて、しびれや感覚が鈍くなる
痛みも感じにくくなり小さな傷があっても気づかないことがある
進行すると傷口から感染し、それがきっかけで足壊疽に進行する場合もある
女性のための糖尿病チェックをしてみましょう
女性のための糖尿病チェックシートを紹介します。
ひとつでもあてはまる項目があれば、糖尿病を発症している可能性があります。
-
家族や親戚に糖尿病になっている人がいる
-
40歳以上である
-
肥満ぎみBMI=23以上
-
この1年で5㎏以上太った
-
日頃、ほとんど運動しない
-
食事の中に占める糖質の割合が多い(炭水化物中心の食事をしている)
-
ストレスの多い生活をしている
-
妊娠中に妊娠糖尿病を疑われたことがある
-
3,500g以上の赤ちゃんを産んだことがある
-
膀胱炎や膣カンジダを繰り返し発症している
-
疲れやすい
上記の項目があてはまる場合は、早めの受診をおすすめします。
ファストドクターの生活習慣病専用オンライン診療では専門医による症状のご相談・お薬処方が可能です。
・このまま悪化したらどうなるんだろう...
・時間が取れず治療に踏み出せない
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こういった状態の場合、ファストドクターに相談してみませんか?
どのような治療を行う必要があるのかなど、一緒に相談して治療を行うことが可能です。
更年期と向き合いながら糖尿病を予防する方法
更年期症状の緩和と、糖尿病予防の対策には似ていることが多くあります。
以下に、予防のポイントを紹介していきます。
バランスのいい食事をとりましょう
1日3食バランスの良い食事をとることは、糖尿病予防や更年期症状の緩和に効果があります。
バランスの良い食事とは、主食(ごはん・パン・麺類)、主菜は良質なタンパク質(魚類・肉類・卵・大豆製品)、副菜には野菜やキノコ類、海藻類や乳製品などいろいろな食材を組み合わせた食事です。
いろいろな食材を組み合わせて作ることで理想の食事に近づくでしょう。
摂取カロリーは、50代女性で1,950kcal/日(身体活動レベルⅡ)が推奨されていています。
規則正しい生活を送るために、決まった時間に食事をとるのがいいでしょう。
特に更年期には積極的に大豆製品をとることをおすすめします。
大豆製品の成分であるイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンの作用に似た働きをするため、積極的にとりましょう。
適度な運動が有効です
運動は、血糖値の上昇を抑える働きをします。
毎日続けられるウォーキングやストレッチは、更年期症状の精神症状であるイライラや不安に対してもストレス解消になり、気分転換にもなるでしょう。
また、日中外に出て日光にあたることにより、骨を強くし、免疫力を高める効果を期待できます。
ストレスをためないようにしましょう
ストレスは様々な病気の原因となりますが、糖尿病や更年期症状の悪化も例外ではありません。
適度な運動や趣味の時間を持つと、日常の疲れが取れるでしょう。
また、アロマテラピーなどを用いると心身を落ち着かせる効果があるため、おすすめです。
健康診断を受けましょう
糖尿病は、早期発見・早期治療が大切な疾患です。糖尿病は、進行すると重大な障害が残る可能性があります。
健康診断で注目すべき項目は、血糖値とHbA1cです。血糖値は血液中に含まれるブドウ糖の濃度です。
もうひとつ重要な項目がHbA1cです。HbA1cは過去1〜2か月の血糖値が反映されて表されます。
HbA1cが上がっているということは、持続的に血糖値が高いことを示しており、糖尿病を診断する時には重要な検査項目になっています。
初期症状がほとんどない糖尿病をいち早く発見できるのは、健康診断です。
定期的に健康診断を受けるようにしましょう。
Q&A
糖尿病に関するQ&Aを4つ紹介します。
1.糖尿病の前兆サインは?
糖尿病の初期症状を自覚できることはほとんどありません。自覚症状がないまま、ゆっくり進行していくのが特徴です。
そのため、他の合併症を発症して初めて異常を感じ、病院に行ったら糖尿病と診断されたというケースがほとんどです。
定期的な健康診断での血液検査で、血糖値の異常を早期発見できるようにしましょう。
2.糖尿病の合併症のサインは?
以下の症状がある方は糖尿病による合併症の症状があらわれているケースがあります。
- 急に視力が落ちた、目がかすむ、黒い斑点が見えるようになった
→糖尿病網膜症の疑い
- 身体がむくみやすくなった、息切れ、前より疲れやすい
→糖尿病性腎症の疑い
- 身体がしびれる、足先や手の指の感覚がおかしい(痛みが起きたり、逆に痛みや感覚がなくなったりする)
→糖尿病神経障害の疑い
上記は糖尿病の三大合併症と呼ばれていますが、これらの症状が出てきたときには糖尿病がかなり進行している可能性があります。
症状に心当たりがある方はすぐに受診・治療を行ってください。
3.50代女性の平均的なHbA1c(ヘモグロビンA1c)値はどれくらいですか?
厚生労働省のデータによると、50代女性のヘモグロビンA1c値の平均は5.38%とされています。
4.8%~5.5%の値が最も多いようです。
日本糖尿病学会では、血糖正常化を目指す際の目標値を「HbA1c 6.0%未満」、合併症予防のための目標値を「HbA1c 7.0%未満」としています。
4.糖尿病かもしれないと思ったらどうしたらいいですか?
糖尿病かもしれないと思った場合は、早めの受診をおすすめします。
それと同時に生活習慣や食事に注意し、規則正しい生活に変更していきましょう。
5.糖尿病かどうか自分で調べる方法はありますか?
糖尿病チェックシートでセルフチェックしてみましょう。
以下のチェックシートは、女性を対象としています。
-
家族や親戚に糖尿病になって人がいる
-
40歳以上である
-
肥満ぎみBMI=23以上
-
この1年で5㎏以上太った
-
日頃、ほとんど運動しない
-
食事の中に占める糖質の割合が多い(炭水化物中心の食事をしている)
-
ストレスの多い生活をしている
-
妊娠中に妊娠糖尿病を疑われたことがある
-
3,500g以上の赤ちゃんを産んだことがある
-
膀胱炎や膣カンジダを繰り返し発症している
-
疲れやすい
1つでもあてはまったら、糖尿病の可能性があります。専門医を早めに受診しましょう。
6.糖尿病症状の中に女性特有の症状はありますか?
糖尿病になると、感染しやすくなるのも特徴のひとつです。
したがって、感染症にかかりやすく、とくに女性は膀胱炎や膣カンジダを繰り返すことがあります。
まとめ
糖尿病の中でも2型糖尿病は、生活習慣病といわれています。年齢とともに発症する患者が増加する傾向にあります。
女性の糖尿病発症率は、50歳以上で20〜40代と比べて約2倍です。
更年期の女性は、女性ホルモンのエストロゲンの減少により糖尿病を発症しやすくなります。
規則正しい生活を心掛けることで糖尿病予防となり、更年期症状の緩和になるでしょう。
また、定期的な健康診断は早期発見に役立ちます。
糖尿病の早期発見は、糖尿病の進行を抑え、合併症になるのを防ぎます。
糖尿病の自覚症状である、のどの渇きや疲れやすいなどの症状が現れた場合は、早めの受診をしましょう。
「健康診断で異常が見つかったけど治療に乗り出せない」
「治療中だけど時間が取れず通院が難しい」
「病院の診察予約が取れない」
ファストドクターのオンライン診療なら隙間時間で0分通院が可能です。
▽料金/診察時間/治療詳細は以下ページ
本記事に掲載されている情報は、一般的な医療知識の提供を目的としており、特定の医療行為を推奨するものではありません。
具体的な病状や治療法については、必ず医師などの専門家にご相談ください。