包丁で指を切った時の病院に行く目安は?切り傷の応急処置方法も解説

公開日: 2016/05/01 更新日: 2024/04/10
包丁やスライサーで指を切ってしまった場合、まずは清潔なガーゼや、布などで傷口をおさえ、止血しましょう。(圧迫止血:あっぱくしけつ) 傷口が浅ければ、この圧迫止血だけでしばらくすると血が止まります。 しかし、傷口が深かったり、血がなかなか止まらなかったりする場合は、病院を受診する必要があります。 どのような場合に受診した方がいいのか、判断に迷いますよね。 当記事では、包丁で指を切ったときの受診の目安についてまとめていますので、ぜひ参考にされてください。
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包丁で指を切った時の病院に行く目安は?

包丁で指を切ったとき、じわじわとにじむ程度の出血で済むこともあれば、傷口が深く出血が止まらないこともありますよね。

ではどの程度の症状で、病院に行く必要があるのでしょうか?以下のチェックリストを確認して、「はい」が1つでもある方は、病院の受診を検討しましょう。

5つのチェックリスト

しっかりと洗い流しても異物が残っていますか?

切り傷は1センチ以上ありますか?(絆創膏で傷口はカバーできますか?

肉は見えていますか?

血液サラサラの薬を飲んでいますか

傷口が深い場合や、異物が残っている場合は病院に行って処置し、縫ってもらった方がよいでしょう。

また、脳梗塞や心筋梗塞などの持病がある方で、血液サラサラの薬を飲んでいる人は血が止まりにくい傾向にあります。

薬によっては中和剤といって、血液サラサラの薬の効果を打ち消す薬があるため、病院へ行って相談しましょう。

汚いものを切ったあとに指を切った場合、傷から菌が入り、感染症を起こす可能性がありまます。

抗菌薬の投与や、場合によっては破傷風発症予防のための対策が必要になることもあるため、受診が必要です。

血が止まらない場合の対応

傷口を10分程度圧迫しても出血が止まらない場合は、止血しながら早急に病院を受診しましょう。

その際に可能であれば、傷口を心臓よりも高い位置になるようにしてください。心臓から傷口に血液がいきにくくなり、出血するスピードを遅くすることができます。

手は血流が良いため、出血量が多く焦ってしまうかもしれません。しかし、長時間出血を放置しない限り、体内の血液量が不足することはありませんので、慌てずに病院へ向かいましょう。

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傷口が深い場合の対応

皮膚の表面だけが切れたような浅い傷の場合は、出血も少なく、応急処置をし救急絆創膏を貼れば数日で治るでしょう。しかし皮下脂肪や筋肉、骨が見えているような深い傷では縫合処置が必要な場合があります。

縫合処置が必要かどうかは医師の判断によりますが、いくつかメリットがあります。

  1. 傷が治りやすくなる
  2. 傷跡がきれいになる
  3. 感染を起こしにくくなる

縫合処置をする場合、感染症を起こすリスクを避けるために、6時間以内に行うことが推奨されています。そのため、応急処置を行ったらなるべく早く病院を受診するようにして下さい。

また、神経や血管の損傷、腱の切断などの所見がないかどうか診察してもらうようにしましょう。

指が動かない場合には腱が、指先の感覚が無い場合には神経が切れている可能性があります。

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肉が見えてしまっている場合の対応

肉が露出するくらいの切り傷になると、傷が開いている場合が多く、出血量も多いでしょう。医師の判断によりますが、傷が深い場合は縫合処置した方が早く、傷口が塞がり、感染や再出血を防ぐことができます。

傷ができてから縫合するまでの時間が長くなればなるほど、感染症を起こしたり化膿してしまう可能性が高くなります。

異物の混入が考えられる場合の対応

水道水で洗い流しても異物が取れない場合もあるでしょう。傷口に異物が混入していると、感染症が起きたり、傷の治りが遅くなったりすることがあります。

異物を取り除く必要があるため、応急処置を行ったらすぐに病院を受診するようにして下さい。

針やピンセットなどを使って無理やり異物を取ろうとすると、皮膚や神経などを損傷したり、化膿してしまう可能性があります。自分で何とかしようとせずに、医師に相談するようにしましょう。

傷が化膿した場合の対応

細菌感染や異物の混入などによって炎症が起き、傷口が赤く腫れたり膿が出たりすることを「化膿」といいます。

化膿すると傷の治りが遅くなったり、周辺の組織まで感染が広がることがあります。また免疫力が低い状態だと、蜂窩織炎や敗血症などの疾患に繋がることもあり、注意が必要です。

傷口の痛みがかなり強い、熱感がある、腫れたり膿んだりしているなどの症状がある場合は、化膿している場合があるのでなるべく早く医療機関を受診しましょう。

また、傷口が自然に閉じた後や、縫合処置をしてもらった後だと、化膿していても分かりにくいことがあります。

一見傷がふさがっていても、傷が痛む、発熱がある、腫れているなどの症状がある場合は、皮膚の中で化膿しているかもしれません。この場合も、医療機関に行くようにしましょう。

傷がなかなか治らない場合の対応

切り傷は通常であれば1〜2週間程度で改善するといわれています。

しかし、傷口から再出血した「じゅくじゅく」しているなど、なかなか傷が治らない場合もあるでしょう。

そもそも、傷がなかなか治らない原因としては以下のようなものがあります。

  • 皮膚に異物や壊死した組織が残っている

傷の表面に異物やかさぶたなどの死んでしまった組織があると傷の治癒を邪魔してしまいます。

  • 感染症を起こしている

異物が残っていたり治療が遅れたりすると、炎症を起こして傷の治癒が遅くなります。痛みや腫れ、熱感があれば感染症を起こしている可能性があります。

  • 傷の表面が乾燥している

皮膚が乾燥していると、皮膚の再生がうまくいかず傷が治りにくくなります。

  • 糖尿病などの基礎疾患がある

糖尿病などの基礎疾患があると、血流が悪くなり、傷が治るために必要な酸素や栄養が行き渡らなくなり、傷が治りにくくなります。

その他、適切な応急処置ができなかった、遅れてしまった場合も比較的傷の治りが遅くなります。

明らかに傷口の再生がうまくいっていないときや痛みや腫れ、違和感があるときは、医療機関に行き医師に相談するようにしましょう。

包丁で指を切った時の応急処置の方法 

はじめに、包丁で指を切った時の応急処置の方法を説明します。

  • 傷口が深い
  • 血がなかなか止まらない
  • 重症かもしれない

軽傷・重症にかかわらず包丁で指を切ってしまった場合は、共通して応急処置を行うことが本当に大切です。

気持ちを落ち着かせるとともに、次の説明する順番にしたがって応急処置をしましょう。

傷口をよく洗い異物の除去

一番最初に異物を取り除き、細菌による感染を防ぐために、流水で傷口をよく洗いましょう。

消毒液は、かえって傷口の回復を遅らせてしまうため使用する必要はありません。

持続的に勢いよく出血しているような場合は、先に止血を行い、出血が落ち着いてから流水で洗い流すようにしましょう。

止血

次に行うのは止血です。出血している場所に清潔なガーゼや布を当てて、手のひらで約10分間圧迫を行います。

輪ゴムで指の根元を縛って止血していたという方もいるかもしれませんが、うっ血して神経を損傷してしまう可能性があるのでやめましょう。

また、途中で傷口を確かめたくなるかもしれませんが、1〜2分で圧迫をやめて傷口を見てしまうと、折角塞がりかけた傷口がまたもとに戻ってしまうことがあります。そのため、数分間持続して圧迫するということが重要です。

出血した部位を心臓より高い位置にすることで、血液が患部にいきにくくなり、出血するスピードを遅らせることができます。

ガーゼや絆創膏で傷口を保護

傷口を保護し乾燥させないために、「白色ワセリン」や「抗生剤の軟膏」を傷口に塗布し、ガーゼまたは絆創膏で覆います。

最近は「キズパワーパッド」、「ケアリーヴ治す力」などのように、樹脂状の素材でできた「モイストヒーリングタイプ」の絆創膏も販売されています。

このような絆創膏を使用する場合は、軟膏は塗布しないようにしましょう。皮膚への粘着性が悪くなり、剝がれやすくなってしまいます。

  引用:https://www.band-aid.jp/

  引用:https://www.careleaves.com/naosu/

また、ステロイド軟膏を塗布してもよいのかと思われる方もいらっしゃると思います。

ですが、ステロイド軟膏は免疫を抑制する効果があり、傷の治りを遅くしてしまいます。

医師から指示がない限り塗布しないようにしてください。

骨や筋肉、腱が見えるほど傷が深い場合や、熱や腫れがある、異物がある場合は、感染の可能性があります。

医療機関での処置が必要になりますので、応急処置を行った後、なるべく早く病院を受診しましょう。

 

包丁で指を切った際は何科の病院に行けばよいの?

包丁で指を切った際は、皮膚科や外科、整形外科、形成外科を受診するようにしましょう。

ただし、子どもが指を切ってしまったときや、傷の程度によっては対応できない場合もあるかもしれませんので、電話で問い合わせるか病院の窓口で相談するようにしましょう。

切り傷はどれくらいで治る?

切り傷の程度によって治る早さは異なりますが、大体1週間から2週間程度で改善する場合が多いといわれています。

2週間以上経っても症状が改善しない場合は、感染症が起きている、または異物が残っている可能性があります。適切な処置が必要となる可能性がありますので、医師に相談することを検討しましょう。

また、切り傷が深いまたは広範囲の場合は、縫合処置をする場合もあるでしょう。

縫合処置を行った傷跡は、3日過ぎたころから新しい細胞が増殖するためにかゆみや赤みが出始め、細胞の活動が落ち着くと徐々に肌の色に戻っていきます。

傷跡が完全に分からなくなるまで、数年かかることもあります。傷跡を残りにくくするためには、傷が完全に塞がってから、肌をしっかりと保湿することが重要です。

傷跡の痒みや引きつれがひどい場合は薬を処方される場合もありますので、気になるときは医師に相談するようにしましょう。

その他の注意点

ここまで、切り傷の適切な応急処置の方法や、病院を受診する目安について解説してきました。

次に、切り傷ができたときに生活上で注意していただきたいことを紹介します。

切り傷が元で食中毒になる可能性があるので注意

切り傷には、食中毒の原因となる「黄色ブドウ球菌」が通常よりも多く存在します。

食中毒を防ぐためにも切り傷が治るまでは、加熱後の食品や調理器具に素手で触れないように注意しましょう。

まとめ:包丁で指を切った時の病院に行く基準と応急処置

包丁で指を切ってしまった際は、慌てずにまずは応急処置を行いましょう。

気持ちを落ち着かせるのと同時に、応急処置は傷の治りを早くする効果もあります。

もし、いつもと違うなと思ったら、迷わずに病院を受診しましょう。以下の病院の行く基準に1つでも当てはまったら、迷わず受診することをおすすめします。

切り傷の応急処置の方法と注意点

  1. 傷口を流水でよく洗い、異物を除去する。

消毒液を使うと、傷の治りを遅くしてしまうことがあるため流水で洗浄しましょう。

  1. 傷口を清潔な布やガーゼで10分程度圧迫し、止血する。

止血の途中で圧迫をやめてしまうと十分に止血できないことがあるので、数分間しっかり抑えるようにしましょう。患部を心臓よりも高い位置にすることで出血するスピードを遅くすることができます。

  1. ガーゼや絆創膏で傷口を保護する。

ワセリン軟膏や抗生剤の軟膏を塗布した後に、ガーゼや絆創膏で傷口を保護しましょう。

病院に行く際の基準

以下のような症状がある場合は、病院の整形外科、皮膚科、形成外科、外科を受診するようにしましょう。

  • 止血しても、血が止まらない

  • 異物がある

  • 骨や腱、肉が見えているなど傷が深い

  • 切り傷の範囲が広い

  • 傷口が腫れている

  • 患部に熱感がある

  • 痛みがかなり強い

  • 応急処置をしてから数日経過しても、傷の状態が改善しない

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記事監修
  • 名倉 義人
    救急科専門医

    ・平成21年 名古屋市立大学医学部卒業後、研修先の春日井市民病院で救急医療に従事 ・平成23年 東京女子医科大学病院 救急救命センターにて4年間勤務し専門医を取得 ・平成27年 東戸塚記念病院で整形外科として勤務 ・令和元年 新宿ホームクリニック開院

    日本救急医学会、日本整形外科学会

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