急性喉頭炎の特徴・症状と治療法について【医師監修】

公開日: 2024/02/05 更新日: 2024/06/24
このページでは、急性喉頭炎の症状や治療法、今すぐ医師に相談したい場合の方法についてお伝えしています。
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急性喉頭炎について

急性喉頭炎の特徴・要因・症状

急性喉頭炎の特徴

急性喉頭炎というのは、炎症が「喉頭」に起きるものです。では、喉頭というのはどのようなものでしょうか?

実際には、「のど」の書き方としては、「喉」と「咽」というものがあります。喉は、「下咽頭」の前面にあり、「喉頭部」と言われています。

なお、「咽」は、「咽頭」と言われる箇所になります。

急性喉頭炎の要因

最も急性喉頭炎の要因として多くあるのは、ウイルス感染症の「インフルエンザ」や「風邪」などです。

このようなウイルス感染症の他に、急性喉頭炎の要因としては、

  • 甲状腺関連疾患(バセドウ氏、甲状腺炎、橋本病など)
  • アレルギー性呼吸器疾患(慢性気管支炎、気管支喘息、ハウスダスト症候群、アレルギー性喉頭炎の花粉症など)
  • 慢性扁桃腺炎
  • 飲酒
  • 喫煙
  • 頚部のがんやポリープ

などが挙げられます。

このような要因が、急性喉頭炎の場合は疑われます。

なお、空気のエアコンによる乾きや冬のシーズンも、環境的な急性喉頭炎が起きる要因になります。

そのため、急性喉頭炎を防止するためには、部屋の中の湿度をコントロールすることも大切になります。

急性喉頭炎の症状

具体的な急性喉頭炎の症状としては、

  • 喉の奥側の痛み
  • 発熱
  • 頚部の腫張
  • ものを飲み込みにくい嚥下障害
  • 倦怠感
  • 発熱による筋肉痛や関節痛
  • 荒い呼吸になる
  • 食欲が無くなる
  • 咳が出る
  • 違和感が喉にある

などが挙げられます。

一般的に、急性喉頭炎の症状としては、「風邪ではないか」と考えられる際に発症するものが該当します。

しかし、喉の奥側にある喉頭は、目で見ることはできません。

そのため、「喉の奥側が明らかに痛い」というような場合は急性喉頭炎の可能性があります。

急性喉頭炎の診断と検査

急性喉頭炎の診断と検査としては、問診、診察、細菌検査、血液検査があります。

  • 問診

問診する際は、マイコプラズマ感染や溶連菌感染が流行している状況が参考になります。

また、クラミジア感染、淋菌感染、HIV感染などの性病のリスクを確認したり、内服薬を確認したりします。

  • 診察

検査は必ずしも必要でなく、診断を症状だけで行う場合も多くあります。

赤く喉が腫れていないか、喉に白いものが付いていないかを調査します。

また、腫れが首のリンパ節にないかを確認します。

  • 細菌検査

細菌検査は、急性喉頭炎の場合でも、細菌の溶連菌と言われるものに感染している可能性がある場合に、喉の分泌物を綿棒を使用して検査するもので、どの菌が要因かを調査します。

  • 血液検査

血液検査は、可能性がある病気が他にないか、炎症の状態を調査する場合のみに行われます。

急性喉頭炎の治療法

細菌が要因の際の治療は、抗菌薬を飲んで、感染症が悪くなったり、再度発症したりしないようにします。

抗菌薬としては、ペニシリン系のものなどがあります。

ウイルスが要因の際の治療は、対症療法だけになります。

対症療法としては、安静にする、水分を摂る、解熱鎮痛薬を飲む、加湿器で保湿することが挙げられます。

急性喉頭炎の予防

急性喉頭炎を予防するためには、湿度を普段の生活において管理する必要があります。

空気が乾くと、細菌やウィルスが多くなり、急性咽喉頭炎以外にインフルエンザや風邪などに感染する環境になります。

特に、空気が乾きやすい冬のシーズンは、加湿器を部屋で使ったりして、湿度を適度に維持することが大切です。

効果が期待できる予防としては、窓を一定時間開けて、部屋の中の空気を入れ替えることもおすすめです。

また、外から帰宅した際や食事を摂る前は、必ずうがい、手洗いを徹底しましょう。

こまかなことですが、急性喉頭炎を予防するためには、このような普段の習慣が大切になります。

また、喉の状態が荒れて良くない状態の場合は、細菌やウィルスが付きやすくなって、よく感染するようになります。

喉の状態を改善するためにも、できる限り強い刺激がある食べ物は避けましょう。

大きな負担が喉にあるタバコも控えるようにしましょう。

喉がちょっと痛む場合や違和感がある場合は、治療を早期に行うことが大切です。

症状が軽いということでそのままにしないように、自分で判断しないで治療を必ず行いましょう。

そのままにしておけば、間違いなくひどい症状になり、症状が重くなる場合も多くあります。

重い症状になる前に、医師に診てもらうようにしましょう。

まず、自分自身で行う予防としては、インフルエンザや風邪の細菌やウィルスが喉から入らないように、違和感があればうがい薬ですぐにうがいをしましょう。

うがい薬は市販のものでも効果が十分に期待できます。

対処を早目に行うようにして、症状が重くならないように行動をまず行うことが大切です。

また、スプレータイプの薬も、喉の消毒・殺菌には効果が期待できます。

喉の調子がおかしい場合は、対処を早目に行うことが大切です。

スプレータイプの薬であれば持ち歩きできるため便利です。

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