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カンピロバクター症の特徴・症状と治療法について【医師監修】救急病院一覧あり

このページでは、カンピロバクター症の症状や治療法、今すぐ医師に相談したい場合の方法についてお伝えしています。

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【医師監修】
カンピロバクター症について

カンピロバクター症の特徴・症状

カンピロバクター症の特徴

カンピロバクター症というのは、カンピロバクター・ジェジュニというカンピロバクター属の細菌が主な要因になって起きる感染症です。
国内において起きる食中毒としては、カンピロバクター感染症は、カサルモネラ感染症と一緒に、毎年患者数、件数ともにトップクラスにあり、傾向的には近年多くなっています。

カンピロバクター菌は、鶏や豚、牛などの腸管にいますが、鶏が保菌している割合が特に高く、市販されている鶏肉の場合は高い確率で感染しているというデータもあります。
2日~5日が潜伏している期間です。

カンピロバクター症は、年齢層としては高齢者から小児まで幅広いもので発症します。
発症する年齢は10代~20代がピークになっており、傾向的には男性の方が女性より多くなっています。

感染経路としては、感染しているペットや人のふん便が要因になる感染症経路と、感染している食べ物が要因になる食中毒経路があります。
感染症経路というのは、感染している人のふん便を処理してから、十分に手を洗っていなかったり、手や指を消毒していなかったりすることによって、感染している手や指を通じて接触感染するケースです。

また、感染している人が用便した後などに触ったドアノブなどを触ることによって手や指が感染する場合、感染しているペットを触ることによって手や指が感染する場合があります。

なお、症状がペットに現れていない場合でも、カンピロバクター菌が腸の中にいることがあります。

食中毒経路というのは、感染している牛生レバー、鶏肉、井戸水などを生で摂ったり、加熱を十分にしていないものを摂ったりした場合、感染している包丁、まな板、布巾などの調理器具などを通じて、二次的に感染している食べ物を摂った場合が挙げられます。

カンピロバクター症の症状

カンピロバクター症の症状としては、下痢、発熱、腹痛、悪心、頭痛、嘔吐、倦怠感、悪寒などがあり、感染型の別の細菌性食中毒とよく似ていますが、特徴としては一般的に潜伏している期間が少し長い2日間〜5日間であることです。

感染性腸炎研究会のデータによれば、下痢が入院している患者の98%に現れています。

カンピロバクター症の診断と検査

カンピロバクター症を診断する際は、臨床症状では難しく、最も確実なのはカンピロバクター菌を糞便などから分離することです。

培養する際は、37℃〜42℃の温度で最低2日間微好気培養を行います。
カンピロバクター菌を同定するためには、一般的に3日間〜5日間くらい必要であり、正確性・迅速性のためには、遺伝子診断のPCR法などが必要です。

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カンピロバクター症の治療法

カンピロバクター症の場合は、治療しなくても自然に治ることが多く、基本的に、対処療法の食事療法や水分補給などを行います。
脱水しないように、水分をこまめに補給して、点滴を場合によっては行います。

安定した症状になるまで食事はできるだけ控えて、おかゆなどの消化がいいものなどをメインにします。
症状が重くなる恐れがある場合にだけ、抗菌薬のテトラサイクリン系やマクロライド系のもので治療します。

耐性菌が抗菌薬のニューキノロン系のものに対して多くなっており、治療する際には選ぶ順位が下がるでしょう。
下痢止めは症状が悪くなることもあるため止め、整腸剤や消化薬を腸内環境と消化機能を回復するために使うこともあります。

カンピロバクター症の治療薬としては、抗菌薬のマクロライド系のものがあります。
抗菌薬のマクロライド系のものは、タンパク質を細菌が合成するのを阻んで細菌が増えるのを抑制することによって抗菌するものです。

タンパク質を合成することが、細菌が生命を保って増えるためには必要になります。
タンパク質は、ボソームという器官で合成されます。
抗菌薬のマクロライド系のものは、リボソームで細菌がタンパク質を合成するのを阻害します。

カンピロバクター症の予防

カンピロバクター症を予防する際は、次のような方法を十分に徹底しましょう。

・感染症に対する対策

排便した後や料理する前は、十分に手を洗ったり、手や指を消毒したりします。
トイレの便座や水洗レバ、ドアノブなどは、こまめに消毒用エタノールなどできれいにします。

子供が排泄した後は十分に手を洗って手や指を消毒するように教えて、おむつを赤ちゃんで換えた後も手を洗って手や指を必ず消毒します。

ペットに触れた場合は、手を洗ったり、手や指を消毒したりします。

・食中毒に対する対策

生で肉類を摂るのは止めて、十分に加熱します。
生肉の後に別の食べ物を取り扱う場合は、手を洗ったり、手や指を消毒したりします。

肉と別の食べ物は、容器や調理器具などを別にして保存したり処理したりします。
調理器具が生肉に触れた場合は十分に洗って、熱湯や消毒用エタノール、次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒します。

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