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低温熱傷について
低温熱傷の特徴・症状
低温熱傷の特徴
低温熱傷は、低温熱源で一般的には火傷をしないようなものに、直接長時間の触れることによって起きます。
低温熱源としては、主としてカイロ、湯たんぽ、ストーブ、温風ヒーター、ホットカーペットなどの暖房器で、基本的に、少し触るだけでは熱傷にならない場合が多くあります
低温熱傷になる要因としては、不自由な体、熟睡、泥酔、知覚鈍麻などが考えられます
新生児や乳幼児などのように、自分で動くことができにくい場合は特に注意が必要です。
低温熱傷がよく起きる箇所としては、かかと、すね、くるぶしなどで、骨が皮膚のすぐ下にある場合が多くあります。
触れるところが44℃の温度の場合は、約6時間で低温熱傷になります。
44℃~51℃の温度の場合は、触れる温度が高くなるほど低温熱傷になる時間が短くなります。
低温熱傷の症状
熱傷の場合は、皮膚がダメージをどのくらい受けているかによって、症状が1度~3度までに分かれています。
1度の場合は、うっすらとした赤みとヒリヒリとした痛みがあり、2度の場合は、強い痛みや水ぶくれ、赤みが発生します。
3度の場合は、皮膚が死んでしまって、2週間以上病院で治療する際にかかります。
普通の熱傷の場合は、熱源が皮膚の表面に触れることによって起きます。
しかし、低温熱傷の場合は、じっくりと皮膚の深いところで進むため、普通の熱傷の場合よりも治りにくくなります。
また、皮下組織が壊れると、感染症によくかかったり、手術が必要になったりするため、普通の熱傷の場合よりも症状が重くなる場合が多くなるので注意が必要です。
低温熱傷の場合は、ちょっと体温より高い程度の熱源に長時間触ることが要因になります。
低温熱傷によくなるのは、
- 薄い皮膚の高齢の人
- 寝返りすることができない小さい子供
- 麻痺が運動能力や知覚にある人
- 手足の動きが糖尿病などによって悪くなっている人
- 泥酔している人
- 鈍く体の感覚がなっている人
などが挙げられます。
低温熱傷の診断と検査
低温熱傷を診断する際は、熱傷の広さと深さ、箇所が非常に大切になります。
必要によって、全身の状態を調べるために、尿検査や血液検査などが行われます。
低温熱傷の治療法
低温熱傷の場合は、早く医療機関で診てもらって治療することが大切です。
低温熱傷になったすぐ後には、水で冷やすことが大切です。
強い低温熱傷を服の下に負った場合は、水をかけた後に服を脱がさないと皮膚が張り付く可能性があります。
ここでは、低温熱傷の症状の程度ごとの治療法についてご紹介しましょう。
1度の低温熱傷の場合は、乾燥を防ぐためにクリームや軟膏で対処します。
2度の低温熱傷の場合は、感染を防ぐために洗浄して軟膏で治療します。
3度の低温熱傷の場合は、皮膚組織が死んでしまうと治らないため、植皮手術を範囲の広さによっては行います。
ダメージを皮膚が受ければ、感染が病原体によってよく起きるため、抗菌薬を必要に応じて使う場合もあります。
低温熱傷の予防
低温熱傷を予防するためには、次のような要因になるものに注意する必要があります。
- 電気あんか・湯たんぽ
寝る際に電気あんか・湯たんぽが足に触れたままになって、水ぶくれが次の日の朝にできる場合が多くあるようです。
足は、特に知覚が他の箇所に比較して鈍く、骨が皮膚のすぐ下にあるため血管がよく圧迫され、熱を身体が分散しにくいため低温熱傷によくなります。
- 使い捨てカイロ
使い捨てカイロを当てた箇所をサポーターなどで圧迫すると、血液の流れが悪くなって、皮膚の温度が高くなって低温熱傷がよく起きるようになります。
また、靴を履かないで靴下用のカイロを使ったり、別の箇所に使ったりすれば、考えているよりも高温になることがあるため、低温熱傷が起きることがあります。
- 電気毛布
寝ている際に電気毛布を使うことによって、低温熱傷が起きることがあります。
次に、低温熱傷を予防する方法についてご紹介しましょう。
- 電気あんか・湯たんぽは寝る際には使わない
電気あんか・湯たんぽを、ゆたんぽ袋や厚手のタオルなどで覆っても低温熱傷になることがあります。
そのため、電気あんか・湯たんぽは、寝る前に布団を温めるために使って、寝る際は使わないようにしましょう。
- 使い捨てカイロを使う際に注意する
使い捨てカイロの貼るタイプのものは、衣類の上に必ず貼って、長時間同じ箇所に当てないようにしましょう。
また、寝る際は貼ったままにしないようにしましょう。
さらに、ガードルなどで貼った箇所を圧迫しないように注意しましょう。
使う箇所、目的が決まっている場合はきちんと守って、暖房器の近くやこたつの中などの場合は温度が急に高くなるので使わないようにしましょう。
- 寝る際には電気毛布の電源を切る
電気毛布の場合は、寝る前に温めて、寝ている際は使わないように電源を切りましょう。
症状がつらくなったときに病院が休みだったらどこを頼ればよいのか困ってしまいますよね。
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本記事に掲載されている情報は、一般的な医療知識の提供を目的としており、特定の医療行為を推奨するものではありません。
具体的な病状や治療法については、必ず医師などの専門家にご相談ください。