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帯状疱疹とはどんな症状?読み方・特徴について
帯状疱疹の読み方は「たいじょうほうしん」です。
帯状疱疹とは、皮膚に痛みや赤み、水ぶくれを伴う疾患で、身体の左右どちらかに発症します。
帯状疱疹の特徴は、皮膚の痛みやかゆみといった違和感が他の皮膚の症状より先行するところです。
神経に炎症がおこるため、神経の流れに沿うように痛みや皮膚の症状が広がっていきます。
典型的な見た目として、からだに巻き付く帯のような発疹がみられるため「帯状疱疹」と呼ばれます。
帯状疱疹の症状がみられやすい部位は主に上半身で、腕や胸、背中に多いです。
上半身に比較すると少ないですが、目の周りなどの顔面や足にも症状が出るケースもあります。
帯状疱疹の患者は50歳以上に多くみられ、80歳までに約3人に1人がかかるといわれています。[1]
帯状疱疹の前兆
帯状疱疹の前兆として、症状が明らかになる数日から1週間ほど前に、多くの人が皮膚のヒリヒリ・チクチクとした痛みやかゆみなどの違和感を覚えます。
そのほか、風邪でもないのにだるさを感じたり、発熱・頭痛を伴うケースやリンパ節が腫れる人もいます。
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病院に行く時間がなく症状を放置している場合は、一度ご相談下さい。
帯状疱疹の症状の経過
帯状疱疹の症状は時間とともに変化していきます。
からだの痛みや痒みを感じるようになるのが帯状疱疹の初期症状です。
身体の痛みがはじまってからしばらくすると皮膚が赤くなり小さな発疹ができはじめます。からだの左右どちらかに皮膚症状が片寄っているのが特徴です。
脇腹や胸、背中、腕などを含む上半身は、最も症状が出現するスポットです。神経に沿って炎症が進むので、細長いエリアに症状が集中します。
まるで体に巻き付く帯のようにみえるかもしれません。帯状疱疹の症状が体の中央に出たり、両サイドに見られることは、まれなケースといえるでしょう。
さらに症状が進むと、赤みがある部分に透明な水疱(水ぶくれ)が集合した形で増えていき、数日たつと黄色い膿疱をもつ状態に変わっていきます。
水ぶくれは均一ではなく大小さまざまな不整形で増えていき、1週間ほどたつと自然に破れることが多いです。
水疱や膿疱がやぶれるとジュクジュクとした見た目になり、びらんや潰瘍と呼ばれます。
この時期は、接触感染する危険性が最も高い時期といえるでしょう。
痛みは日に日に強くなっていき、服がこすれて痛くなったり、激痛で夜も熟睡できないなど生活に支障がでることもあります。
2週間ほどでかさぶたができはじめ、3週間ほど経過するとかさぶたがとれて健康な皮膚の状態へ戻っていきます。
ただし、中にはピンク色の傷跡が残るケースや茶色い色素沈着がみられることもあります。
傷跡を残さないためにもできるだけ早く治療を開始することが大切です。
かさぶたができると治癒が近い証拠で、感染の可能性もほとんどなくなる時期になっています。
帯状疱疹が重症化した場合
帯状疱疹を治療せずに放置した場合どのようになるでしょうか?
実は、帯状疱疹は重症化する場合があり、高熱や全身の水疱症状が出たり、合併症や後遺症が残るかもしれません。
全身の水疱症状は汎発性帯状疱疹と呼ばれており、基礎疾患のある人など免疫力が低下している状態で見られやすいです。
運動機能が障害されると麻痺が出るため、まぶたや手足の動きが悪くなります。
下腹部の発症例では便や尿が出づらくなる可能性があるでしょう。
顔面の帯状疱疹では、角膜炎や結膜炎のほか、最悪の場合失明や難聴、顔面神経麻痺などの重大な合併症リスクが潜んでいます。
「ラムゼイ・ハント症候群」は、頑迷神経麻痺や耳の発疹、めまい、耳鳴り、味覚障害などを伴う合併症の一つです。
また、
帯状疱疹の代表的な後遺症として知られているのが、「帯状疱疹後神経痛(PHN)」です。
PHNは、ウイルスが起こす炎症によって神経が変性するほどのダメージを受けたときに起こります。
皮膚症状が落ち着いても3か月以上の神経痛が持続し、なかには治るまでに数年かかってしまうことも。
50歳以上で発症した人のうち、20%ほどの人がPHNを発症するとも言われています。[2]
年齢要因のほか、皮膚症状が重度であったり、初期の痛みレベルが強い人はPHNになる可能性が高いです。
PHNの程度は、ズキンズキン疼くような痛みから軽い接触でも痛みを感じるアロディニアと呼ばれるものまでさまざまです。
帯状疱疹の見分け方
帯状疱疹の初期は痛みやかゆみだけだったり、赤みが少しある程度だけのこともあり、他の病気との見分け方が難しい場合があります。
下記の内容を参考にしながら、必要に応じて医療機関で相談をしてください。
症状が痛みだけのときは?
痛みは帯状疱疹の初期症状として代表的なものですが、痛みを起こす他の病気と勘違いしてしまうことがあるかもしれません。
たとえば、腰回りの疼痛であれば腰痛、肩回りの疼痛であれば五十肩、胸の痛みであれば狭心症、頭の痛みであれば偏頭痛などが考えられるでしょう。
初期の痛みだけでは、帯状疱疹かどうかの判別は非常に難しいです。
しかし、痛みに加えて皮膚症状が出るようであれば、帯状疱疹の可能性が高まります。
皮膚症状に気づいても治療をしなければ、のちのち後遺症につながりかねません。
疑わしい症状が現われたら、すぐに病院を受診するようにしてください。
症状が軽度でかゆみだけのときは?
帯状疱疹の初期の痛みやかゆみなどは感じ方に個人差がありますが、多くの人はチクチク・ピリピリといった違和感が生じます。
電気が走るように激しく痛む人もいる一方、虫刺されのあとに感じるかゆみレベルの人もいます。
軽度のかゆみだけでも帯状疱疹の可能性は否定できません。
また痒みを起こす皮膚病は帯状疱疹だけではありません。
たとえば、蕁麻疹、虫刺され、アトピー、かぶれ、湿疹などがあります。
痒みを起こす皮膚病と見分けるために、帯状疱疹の現われ方を理解しておきましょう。
他の皮膚病にはない帯状疱疹の特徴は、皮膚症状が出る前にかゆみが出ること。
皮膚の見た目がいつもと変わらないのにかゆいときは、帯状疱疹の可能性を考えておかなければいけません。
軽症の帯状疱疹であれば自然治癒する可能性もありますが、自己判断で治療を怠ると重症化するリスクもあるため注意が必要です。
判断に迷う場合は、医療機関で相談をするようにしてください。
帯状疱疹と蕁麻疹の見分け方
帯状疱疹と蕁麻疹は、皮膚に赤みと痒みが現れるという共通した症状があるのですが、見分けるためにそれぞれの特徴を確認していきましょう。
蕁麻疹は、皮膚の一部分が虫刺されのように赤く膨らみ(膨疹といいます)痒みを伴いながら部分的または全身に発生します。
原因として、食べ物や薬のアレルギーや摩擦・寒冷・温熱・運動・発汗などのアレルギー以外のものが考えられており、急激な発症が特徴です。
蕁麻疹の症状はずっと続くわけではなく、大抵は数時間、少なくとも1日以内に跡形もなく治まってくるところがポイントとなっています。
ただし、蕁麻疹に発熱を伴う場合は感染症を引き起こしている可能性があるため、すぐに医療機関を受診するようにしてください。
一方帯状疱疹は、神経に炎症がおこるため皮膚の赤みが出る前に体の片側でかゆみや痛みを感じます。
さらに赤みがあるところに小さな発疹や水疱が集合するようにでき、かゆみや痛みもひどくなることが多いです。
赤みや痒みといった症状が24時間以上持続する場合は、帯状疱疹の可能性が高いと言えるでしょう。
帯状疱疹の原因とは?ストレスとの関係
帯状疱疹の原因は、「水痘・帯状疱疹ウイルス(つまり水ぼうそうウイルス)」です。
水痘・帯状疱疹ウイルスに初めてかかった人は、水ぼうそうになります。
水ぼうそうのウイルスが厄介なのは一度感染すると、症状が落ち着いてからも神経の奥に潜伏し生涯体内に居続けること。
人の健康状態がよいときは大人しくしているウイルスですが、様々な原因で免疫力が低下すると再び活性化してしまいます。
免疫力が低下する原因は、ストレスや体の疲れ、睡眠不足、がんや糖尿病などの病気、手術、加齢などです。
体内で活性化したウイルスは、神経を通って皮膚に行きつき帯状疱疹を発症します。
多くの人は子供のころに水ぼうそうにかかっているため、誰もが帯状疱疹を発症する可能性があると言えるでしょう。
一度帯状疱疹を発症した人の再発はまれですが、免疫力が低下した状態になると2回以上帯状疱疹になることもあります。
帯状疱疹は癌の前触れなのか?
帯状疱疹はがんの前触れかもしれないといわれることがあります。
なぜなら、癌も含めて免疫力が低下する病気が原因で帯状疱疹が起こる可能性があるからです。
とくに白血病などの血液がん疾患にかかっている方は、帯状疱疹の発症も多いと言われています。[3]
中年から高齢者の方が帯状疱疹を発症した場合は、免疫力を低下させる癌にかかっていないか精査する必要があるでしょう。
現時点でがんにかかっていなくても、定期的ながん検診などでチェックしていくことが望ましいと考えられます。
帯状疱疹の症状があらわれた時は何科にいけばいいの?治療法についても解説
帯状疱疹は皮膚科や内科で治療が受けられます。
市販薬を使って自分で治療することはできないため、適切な医療機関で診断・治療をうけましょう。
帯状疱疹の治療は、抗ウイルス薬・痛み止め・外用(皮膚症状の悪化防止)がメインです。
基本的には、軽傷から中程度の症状であれば抗ウイルス薬の内服による治療が行われます。
抗ウイルス薬は、アシクロビル・バラシクロビル・ファムシクロビル・アメナビルが代表的です。
早期に治療開始することで、体内のウイルス増殖が抑えられ皮膚の症状や痛みを和らげることができるでしょう。
とくに発疹がみられてから3日以内に薬を投与することで、症状の進行を抑え合併症のリスクを減らす効果があります。[4]
抗ウイルス薬は飲み始めて2日程度で効果がでるため、自己判断で内服をやめないようにしてください。
びらんや潰瘍、水疱がみられるときは、細菌感染を防ぐために軟膏を塗布しガーゼで保護することもあります。
高熱をともなったり、全身に水疱がみられるなど重症例の場合は、入院・点滴治療を行うことがあるため、入院設備のある大きな医療機関を受診しましょう。
また神経の炎症による疼痛を抑えるために、痛みのレベルにあった鎮痛薬が処方されます。
帯状疱疹の際に処方される鎮痛薬は、NSAIDs(非ステロイド系消炎鎮痛薬)やアセトアミノフェンなどです。
しかし、帯状疱疹後神経痛にはNSAIDsが効きにくいため、神経痛に効果がある抗うつ薬や抗けいれん薬、強い鎮痛作用を示すオピオイド(麻薬性鎮痛薬)などを使用することがあります。
通常の鎮痛薬の投与だけでは疼痛が治まらずに持続する場合、ペインクリニックや麻酔科で行われる神経ブロック治療が必要になるかもしれません。
神経ブロックとは、局所麻酔薬を注射することで痛みを感じる神経の伝達を遮断する方法で、組織の血流を促し、筋肉をリラックスさせる効果もあります
帯状疱疹のときにしてはいけないことは?お風呂はOK?
帯状疱疹の際に一番避けるべきなのは、治療をせず放置したり、途中で薬の服用を勝手にやめてしまうことです。
自然治癒することもありますが、重症化したり傷跡や後遺症が残るかもしれません。
自己判断による市販薬の使用も、かえって症状を悪化させることがあるのでやめておきましょう。
できるだけ早く皮膚科や内科を受診し、医師の指示に従うようにしてください。
また帯状疱疹のときにしてはいけないことは、水疱や膿疱を潰してしまう行為です。
潰してしまうと細菌感染を起こし症状が悪化する可能性があります。
病院では治療の一環で排膿の処置をすることがありますが、二次感染を防ぐために自分では触らずガーゼで保護するようにしてください。
患部が赤く痛みがあるとつい冷やしたくなりますが、実は冷やすと血行不良になったり痛みが増す可能性があります。
患部は、ホットタオルなどで適度に温めて血行を良くすることを心がけましょう。
なお帯状疱疹のときは、お風呂に入ることができます。
お風呂に入って身体を温めるとリラックスできたり痛みを緩和することができます。
ただし、患部を強くこすったり熱すぎるお風呂に入るなどの行為は症状が悪化する可能性があるのでやめておきましょう。
帯状疱疹にかかるときは、からだの免疫力が低下していることを意味しています。
そのため、睡眠時間を減らしたり、激しい運動をするなどストレスがかかる行為は避けてください。
帯状疱疹は人にうつるのか?お風呂での感染について
帯状疱疹は、基本的にやぶれた水疱などの患部に触らなければ、うつることはありません。
しかし、水疱がやぶれてかさぶたになるまでは感染力が保たれているため、接触しないように気を付ける必要があります。
なお帯状疱疹は、そのまま帯状疱疹として人にうつることはありません。
ただし、水痘・帯状疱疹ウイルスが原因のため、このウイルスに対する免疫力がない人に水ぼうそうとしてうつることがあります。
水ぼうそうとして感染した場合の症状は、発熱や全身に痒みを伴う発疹、頭痛などです。
帯状疱疹の人とお風呂に入ったとしても、水ぼうそうにかかったことがあれば免疫があるためうつりません。
ただし、水ぼうそうにかかったことがない人やワクチンを受けていない子供の場合は、水ぼうそうとしてうつる可能性があるため一緒にお風呂に入るべきではありません。
高齢者や水ぼうそうにかかったことのない妊婦さんも注意が必要です。
上記のような家族とお風呂を共有している場合は、帯状疱疹が治るまでシャワーのみで過ごした方が無難です。
また、タオルなどの共有も感染のリスクを高めるためやめておきましょう。
帯状疱疹の予防・ワクチンについて
帯状疱疹は疲れやストレスにより発症のリスクが高まるので、ストレスを発散したり、十分な睡眠・栄養・適度な運動など規則正しい生活が予防につながります。
また、50歳以上の人であれば、帯状疱疹の予防接種が受けられるため、ぜひ検討してみてください。
帯状疱疹のワクチン効果は100%ではありませんが、発症したとしても軽症で済むメリットがあります。
また、一度帯状疱疹にかかったことがある50歳以上の人でも、帯状疱疹の再発を防ぐためにワクチンは有効です。
ワクチンは、乾燥弱毒生水痘ワクチン(ビケン)と帯状疱疹不活化ワクチン(シングリックス)の2種類があります。
水痘ワクチンは、シングリックスよりも安価なことや1回の注射で予防できるメリットがありますが、免疫抑制剤や抗がん剤を使っている人は利用できません。
シングリックスは水痘ワクチンよりも予防効果が高く、免疫機能が低下した人も利用可能です。
しかし、高額・高頻度の副作用があることや2回注射を受けなければいけないデメリットもあるため、どちらが自分にとってよいか検討する必要があります。
水痘ワクチンとシングリックスの特徴を表にまとめているので、ぜひ参考にしてください。[5]
水痘ワクチン |
シングリックス | |
ワクチンタイプ |
生ワクチン |
不活化ワクチン |
予防効果 |
50~60% |
90%以上 |
接種回数 |
1回 |
2回 |
注射方法 |
皮下注射 |
筋肉注射 |
費用 |
約1万円(1回分) |
約2万円(1回分) |
副反応 |
シングリックスより少ない |
高頻度(注射部位の腫れ、頭痛、発熱) |
免疫抑制剤・抗癌剤の使用している人 |
打てない |
打てる |
帯状疱疹の予防接種ができない人や慎重に行わなければいけない人もいるため、医師に相談するようにしてください。
なお帯状疱疹のワクチンは、費用の助成を行っている自治体もあります。
助成の内容は自治体ごとに変わるため、お住まいの健康推進課(保健センター)に確認するようにしましょう。
Q&A
帯状疱疹の初期症状はどんな痛みですか?
帯状疱疹の初期は、皮膚に病変がみられる前に数日から1週間ほど前に、患部に違和感が生じます。
身体の左右どこかに神経の流れに沿った痛痒さを感じるようになり、痛みのレベルは人により異なります。
かゆみだけであったり、チクチクと針で刺されるような痛み、ピリピリとしたしびれるような痛みと表現されることが多いです。
帯状疱疹ができやすい部位はどこ?
帯状疱疹は、神経に沿った症状が出るため、からだの左右どちらかに片寄って症状が出ることが多いです。
症状が体の中央にでたり、両サイドに現われることは珍しいケースでしょう。
とくに症状が出やすい部位は上半身で、症例のうち半分を占めます。
多い順に、腕から胸・背中(約31%)、お腹から背中(約20%)頭部・顔面(約18%)、お尻から足(薬17%)、首から腕(約15%)となっています。[6]
帯状疱疹は何日ぐらいで治るんですか?
帯状疱疹は、早期に診断・治療をすることで重症化や後遺症のリスクを減らせます。
発疹が出てから3日以内に抗ウイルス薬や鎮痛薬を服用すると特に治療効果が高いです。
軽症であれば7日間ほど服用することで症状を抑えることができるでしょう。
帯状疱疹はほっといても治りますか?
軽症の場合は3週間程度で自然治癒する可能性もありますが、自己判断で治療を怠ると傷が残ったり重症化するリスクもあるため注意が必要です。
軽症でも抗ウイルス薬の服用により、自然治癒よりもはやく治すことが期待できます。
判断に迷う場合は、医療機関で相談をするようにしてください。
帯状疱疹の大人の症状は?
帯状疱疹は、大人の水ぼうそうと呼ばれることがあります。
50代以上の中年から高齢者に多く発症しますが、若い人でもストレスや疲れがたまると帯状疱疹を発症する可能性があるでしょう。
帯状疱疹の症状は年齢にかかわらず、からだの片側にかゆみや痛みが最初に現れ、しだいに赤み、発疹、水疱が発生していきます。
子供との症状の違いは、神経痛が残るかどうかです。
子供は神経痛がほとんど残りませんが、大人は皮膚症状が落ち着いても疼痛が持続することがあります。
なお帯状疱疹の重症度は患者の抵抗力によって決まるため、若い人でも免疫力が著しく低下している場合は症状が強く出るかもしれません。
初期症状が軽くても無理をすると重症化する可能性があるため、治るまではなるべく安静に過ごしましょう。
帯状疱疹は再発する?
帯状疱疹を発症するのは通常、一生のうちに一回。
しかし、中には2~3回帯状疱疹を繰り返す人もいるかもしれません。
一度帯状疱疹を発症すると免疫ができるのですが、疲れやストレスなど何かしらの原因で免疫力が低下すると発症することがあります。
とくに女性や50代以上の人に多いようです。[7]
ただし、免疫機能が正常であれば再発の可能性は低いため、過度に心配する必要はありません。
なお帯状疱疹が再発するときは、前回と別の場所に症状が出ることが多いのも特徴です。
帯状疱疹に良い食事は?バナナがいいってほんと?
帯状疱疹の時に食事制限はありませんが、なるべく体を温めたり胃腸に負担をかけない消化のよい食事を選びましょう。
帯状疱疹は免疫力が低下することによって発症するため、日頃から免疫力をアップさせるようなバランスのよい食生活を心がけることが大切です。
免疫細胞をつくるたんぱく質を含む魚や大豆製品、免疫細胞を活性化するビタミンCを含む野菜や果物を積極的に取りましょう。
バナナには食物繊維やオリゴ糖などが含まれているため、腸内環境を整え間接的に免疫力をアップさせる効果があります。
また、免疫細胞に直接働きかけ白血球を増やしたり、働きを強めたりする作用もあるといわれています。
帯状疱疹を予防するため、バナナは日々の食事に取り入れたい食材といえるでしょう。
まとめ
帯状疱疹と蕁麻疹の見分け方は?人にうつるのか?お風呂はOKか?について解説しました。
帯状疱疹と蕁麻疹は、皮膚症状が似ているため判断に迷うことがあります。
皮膚症状が出る前に痛みや痒みがあったり、経過が長い場合は帯状疱疹の可能性が高いといえるでしょう。
また帯状疱疹は、周りの人に対して帯状疱疹としてうつることはありません。
しかし、水痘・帯状疱疹ウイルスが原因のため、免疫がない人に対して水ぼうそうとしてうつる可能性はあります。
なお帯状疱疹のときにお風呂にはいることは可能です。温めることによって痛みを緩和する効果があり、リラックスすることもできるでしょう。
ただし、家族とお風呂を共有している場合は注意が必要です。
帯状疱疹の原因ウイルスは多くの人がもっているため、誰でも発症の可能性があります。
帯状疱疹を予防するために、普段から疲れやストレスをためない工夫をしたり、規則正しい生活を心がけましょう。
帯状疱疹は悪化すると激痛が続いたり入院が必要になるケースがあるため
早期に適切な治療をすることが重要です。
自己判断で対処せず、一度医師に症状を相談してみませんか?
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お住まいの地域によっては24時間以内のお薬配達も可能です。
移動・病院での待ち時間0分なため、忙しい方でもすぐに治療を開始できます。
参考文献
本記事に掲載されている情報は、一般的な医療知識の提供を目的としており、特定の医療行為を推奨するものではありません。
具体的な病状や治療法については、必ず医師などの専門家にご相談ください。