痛風発作を予防！高尿酸血症のオンライン診療とは

痛風・高尿酸血症のオンライン診療

オンライン診療では、パソコンやスマートフォンなどの通信機器があればどこにいても医師の診察を受けられます。

病院への移動や待ち時間なく診察を受けられ、自宅や近隣の薬局で治療薬の受け取りができるのは大きなメリットです。

「仕事が忙しくて病院に行く時間がない」「薬をもらいたいけど病院が開いている時間に行けない」という方でも治療を開始・継続できます。

痛風はある日突然、足の親指などの関節の腫れや激痛におそわれる関節炎です。

成人男性の5人に1人は痛風の予備軍といわれています。[1]

痛風の原因は、血液中の老廃物である「尿酸」です。

尿酸の量が正常範囲をこえると、結晶が関節部分に蓄積し、炎症と激しい痛みを引き起こします。

痛風発作は1週間ほどでおさまることがほとんどですが、尿酸値を改善しない限り発作は繰り返されます。

進行すると関節がコブ状になる「痛風結節」が現れ、て運動障害が生じる場合もあるため注意が必要です。

また、高尿酸血症を放置すると、痛風だけでなく尿路結石や腎症害などの合併症を引き起こす可能性もあります。

これらの合併症を予防するために、早期治療・継続治療が大切です。[2]

オンライン診療とは

オンライン診療とは、スマートフォンやタブレットなどの情報通信機器を用いて、診察や診断、処方などの診療行為をインターネット上で行う方法です。[3]

オンライン診療では以下のようなメリットがあります。

• 医療機関に行く手間がない

• 病院での待ち時間がない

• 受付や会計の待ち時間がない

• 処方薬を自宅まで届けてもらえる

• 院内感染・二次感染の心配がない

痛風・高尿酸血症のオンライン診療のやり方は？診察の流れを解説！

オンライン診療を受けたことがない方は、予約や受診、治療薬の受け取りなどについてご不明な点も多いのではないでしょうか。

ここでは痛風のオンライン診療の流れを解説します。

①予約・問診

まずは電話やインターネットなどでオンライン診療の予約を行います。

オンライン診療では問診票の入力や保険証の登録などを予約の際に行います。

事前に行っておくと、医師の診察をスムーズに受けられるためです。

痛風や高尿酸血症の診断では血液検査の尿酸の値が重要です。

健康診断の結果や、医療機関で実施した血液検査の結果を準備しておくと、初診でも経過を把握しやすいでしょう。

ただし、症状によってはすぐに医療機関を受診し、治療を行ったほうが良いケースもあります。

オンライン診療が可能かどうかを予約の段階で確認しておくことが大切です。

②受診・決済

スマートフォンやパソコンなどのビデオ通話を利用して医師の診察を受けます。

オンライン診療では得られる情報が視覚・聴覚に限られています。

疾患の見落としや誤診を回避するため、「いつからどのような症状があるか」をくわしく伝えるようにしましょう。

決済方法は医療機関によって異なりますが、クレジットカードやモバイル決済、銀行振込などの利用ができます。

③治療薬の受け取り

治療薬は、薬局での受け取りか自宅への配送の二つの方法があります。

当日配達などのサービスを行なっている医療機関もあり、自宅にいながら治療薬を受け取ることが可能です。

薬局での受け取りの場合、希望する薬局に医療機関から処方せん情報を送付してもらい、その後に治療薬を受け取る流れになります。[4]

当日配達などのサービスを行なっている医療機関もあり、自宅にいながらすぐに治療を開始できるのは大きなメリットです。

痛風・高尿酸血症のオンライン診療は保険適用になる？

オンライン診療では、病院での対面診療と同じように保険診療と自由診療があります。

痛風の診療の場合、一般的には保険が適用になります。

ただし、診療内容や治療内容によっては保険が適用とならないケースもあるため、事前に確認しておきましょう。

痛風・高尿酸血症治療にオンライン診療がおすすめの理由

高尿酸血症を改善しない限り、痛風発作は繰り返し起こります。

痛風をはじめとした合併症を予防するために、自覚症状のないうちから治療を開始・継続することが大切です。

ここでは痛風・高尿酸血症治療にオンライン診療がおすすめな理由をくわしく解説します。

痛風発作を予防するため

痛風発作を予防するためには、適切な治療を受けることが大切です。

高尿酸血症の治療をしない限り、痛風が治ることはないためです。

痛風は次の発作が現れるまで無症状で経過するケースが多いため、治療を行わずに放置してしまう人も多いでしょう。

しかし、治療を行っていないと痛風発作の回数は増え、持続時間が長くなり、日常生活にも支障をきたす可能性もあります。

「仕事が忙しいし、今は痛くないから大丈夫」と思ってしまいがちですが、オンライン診療なら病院に行く時間や手間もかからないため、治療を開始・継続しやすいでしょう。

継続して治療を行うため

オンライン診療なら「飲んでいた薬がなくなった」「忙しくて病院や薬局に行く時間がない」という方でも自宅で診察を受け、薬を自宅やお近くの薬局で受け取って薬物療法を開始・継続できます。

高尿酸血症の薬をやめてしまうと、尿酸値はすぐに高い状態に戻ります。

尿酸値が高くなると痛風発作や尿路結石を引き起こすリスクが高くなるため、自己判断で治療を中断しないことが大切です。。

合併症を予防するため

オンライン診療なら自宅で診察を受けられるため、忙しさから受診を見送っていた方でも治療を継続でき、合併症予防につながります。

痛風・高尿酸血症は高血圧や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病を併発しやすいといわれています。[5]

これらの疾患は動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や脳梗塞など、命にかかわる病気を発症するリスクが高くなるため予防が非常に重要です。

生活習慣病は、自覚症状が現れる頃には病気が進行しているケースも少なくありません。

健康診断などで尿酸値が高いと指摘されたら早めに治療を開始し、合併症を予防しましょう。

オンライン診療のメリット・デメリット

痛風・高尿酸血症のオンライン診療には多くのメリットがあり、新たな治療の選択肢となるでしょう。

しかし、オンライン診療は「非対面」であるという性質上、いくつかのデメリットもあります。

納得して治療を受けるために、デメリットについてもしっかり把握しておきましょう。

痛風・高尿酸血症治療×オンライン診療｜メリット

痛風・高尿酸血症治療をオンライン診療で行うメリットは以下の3つです。

自宅で診察を受けられる

「忙しくて病院に行く時間がない」「病院が開いている時間に行けない」という方でも、オンライン診療なら希望の日時に自宅で診察を受けられます。

待ち時間の解消、感染リスク低減

病院での待ち時間がなく診察を受けられるため、仕事が忙しい方や長時間待つのが大変な高齢者の方などの負担軽減につながります。

また、感染症にかかるリスクも減らすことができます。

薬が自宅に届く

尿酸値をコントロールするには継続して内服治療を行う必要があります。

オンライン診療なら自宅に薬を届けてもらうこともできるため、忙しい方でも無理なく治療を開始・継続できます。

痛風・高尿酸血症治療×オンライン診療｜デメリット

オンライン診療では医師が得られる情報が視覚と聴覚に限られるというデメリットがあります。

直接目で見て、手で触れて診察できないため、疾患の見落としや誤診の可能性がないわけではありません。

また、オンライン診療では処置や検査などができないため、必要に応じて対面診療をすすめるケースもあります。

痛風・高尿酸血症治療×オンライン診療がおすすめの人

オンライン診療は以下のような人におすすめです。

仕事で忙しく、受診の時間がとれない方

オンライン診療であれば病院や薬局での待ち時間がありません。

仕事や家庭の都合で受診の時間が取れないという方でも受診しやすくなります。

受診するのが難しい方

身体の状態などにより受診が困難な方も、自宅で医師の診察を受けられます。

本人はもちろん、付き添いのご家族の負担軽減にもつながります。

感染症の心配がある方

持病や薬の影響で免疫力が低下している方にとって、病院は感染リスクの高い場所です。

オンライン診療は自宅で受診ができるため、感染症の心配がありません。

痛風・高尿酸血症×オンライン診療｜よくある質問

痛風についてのよくある質問にお答えします。

痛風かどうか確認する方法は？

痛風が疑われる場合、問診や血液検査の結果で診断します。

問診では以下の内容を確認します。

• 自覚症状の有無・程度

• 既往歴

• 家族の病歴

• 生活習慣（食事、飲酒、運動、ストレスなど）

血液検査で尿酸値が7mg／dl以上になると高尿酸血症と診断されます。

尿酸値が9mg／dl以上、もしくは8mg／dl以上で合併症（高血圧・糖尿病・肥満など）を伴うケースでは早期治療が推奨されます。[4]

痛風・高尿酸血症の診察料はいくらですか？

オンライン診療でも対面診療と同じように保険診療と自由診療がありますが、痛風・高尿酸血症では一般的に保険が適用となり、診察料は病院で負担する割合と同じで自己負担は1〜3割です。

痛風で病院に行かないとどうなる？

痛風の原因である高尿酸血症を改善しない限り発作を繰り返します。

発作を繰り返すうちに症状が悪化し、発作の持続時間が長くなり、関節に「痛風結節」というコブができます。

運動障害が生じたり腎不全に進行したりするケースもあるため、早期治療が大切です。[2]

痛風の前触れは？

痛風は発作の前兆があります。

関節がムズムズするなどの違和感が現れるケースが多いです。

前兆が現れた段階でコルヒチンの内服治療を開始できれば、痛風発作を防げる場合もあります。

激しい痛風発作を繰り返すケースでは発作を予防したり、発作の頻度を減らしたりするために、コルヒチンを毎日服用する場合もあります。[1]

オンライン診療ならファストドクター

ファストドクターでは、痛風のオンライン診療に対応しています。

休日、夜間など病院が開いていない時間帯でも利用可能です。

ファストドクターとは？

ファストドクターは全国の医療機関から構成されている時間外救急の総合窓口です。

総勢2,000名の医師（常勤医・非常勤医）が24時間365日体制で連携、協力して活動しています。

2016年「誰もが必要時に必要な医療にアクセスできる未来を作りたい」という思いのもと創業されました。

主な業務は夜間・休日の往診、オンライン診療です。

患者さまからの問い合わせにコールセンターで対応し、緊急度をトリアージします。

緊急度が極めて高い患者さまへは119を案内し、準緊急かつ往診適応の場合にファストドクターが救急往診します。

そのほか、症状に応じてオンライン診療などの適切な医療を選択できるよう支援しています。

これらの取り組みを行うことで、不急の救急搬送を減らし、在宅医や個々の病院の当直医の負担を軽減し、持続可能な医療体制を築くことを目標としています。

ファストドクターによる痛風・高尿酸血症オンライン診療とは

ファストドクターでは、生活習慣病のオンライン診療を行っています。

高尿酸血症のオンライン診療は19時〜23時の時間帯です行っています。

ファストドクターに登録する医師2,000名から、専門医による監修プログラムを受講した医師が診察にあたります。

ただし、痛風発作の急性期などの場合、医師がオンライン診療での対応が困難であると判断する可能性があります。

状態によっては対面診療のご案内になることをご了承ください。

ファストドクターによる痛風・高尿酸血症オンライン診療が選ばれる理由

ファストドクターの痛風・高尿酸血症オンライン診療が選ばれる理由は主に以下の3点です。

• 病院の診察時間外でも受診できる

• 完全予約制で移動時間・待ち時間ゼロ！

• 専門医監修の研修プログラムを修了した医師のみが診察するから安心

それぞれの理由についてくわしくみていきましょう！

病院の診療時間外でも受診できる

痛風・高尿酸血症オンライン診療の診療時間は19時〜23時です。

病院があいている時間に受診できない忙しい人におすすめです。

完全予約制で移動時間・待ち時間ゼロ！

完全予約制のため、待ち時間なく受診いただけます。

順番を待つストレスがありません。

自宅で受診できますので、移動時間もかかりません。

専門医監修の研修プログラムを修了した医師のみが診察するから安心

ファストドクターに登録する医師2,000名から、専門医による監修プログラムを受講した医師が診察にあたります。

健康診断の結果をもとにリスクを明確に把握し、重大な疾患の見落としを防ぎます。

ファストドクターによる痛風オンライン診療がおすすめの人

ファストドクターの痛風オンライン診療がどんな人におすすめなのかを解説します。

仕事が忙しく、受診の時間がとれない人

仕事終わりの時間に受診できます。

痛風発作を繰り返さないためには継続治療が重要です。

痛風発作への対応だけでなく、痛風の原因となる高尿酸血症の治療を継続して行うことで、痛風をはじめとした腎障害、尿路結石などの合併症を予防できます。

子どもが小さく、なかなか病院に行けない人

ファストドクターのオンライン診療時間は19〜23時のため、家族が帰宅してからや、子どもを寝かしつけたあとにも受診することができます。

子どもが小さいため、自分のために病院に行く時間がとれない方は少なくありません。

病院や薬局の長い待ち時間も、受診から足が遠のく原因のひとつでしょう。

日中、子連れだと受診しづらい方はファストドクターのオンライン診療がおすすめです。

ファストドクターの痛風オンライン診療の流れ

ファストドクターの痛風・高尿酸血症オンライン診療の流れをご紹介します。

“ファストドクターのオンライン診療の流れを説明します。

①LINE予約

ファストドクターのオンライン診療の予約はLINEから実施します。

LINEで名前などの情報や簡単な問診内容、保険証画像の登録を行います。

②オンライン診療

オンライン診療を受けるときはスマートフォンまたはパソコンを準備してください。

接続先は事前にLINEで連絡がきます。

まず、診察前診断を実施します。

そこで医師がオンライン診療可能かどうか判断した上で、オンライン診療に進みます。

診察前診断の結果、オンライン診療をしないことになった場合、診療費用はかかりません。

③薬の受け取り

オンライン診療で医師の判断で薬が処方された場合、薬の受け取り方法は2つあります。

• 連携薬局から自宅へ配送してもらう

　　　　最短翌日に配送してもらえます。

　　　　薬局からのオンライン服薬指導を受ける必要があります。

• 指定した薬局に取りに行く

　　　　 診察終了後3時間以内に指定の薬局に処方せんがFAXされます。

　　　　 FAX完了後連絡がくるので、連絡がきてから薬局に受け取りに行ってください。

初診の場合、薬は5日分処方されます。

再診であれば長期処方が可能です。

長期処方してもらいたい場合は、診察の時に相談しましょう。

④フォローアップ

診察後にLINEで看護師スタッフとやり取りができるので、心配な点があったら気軽に相談ができます。

必要に応じて、住んでいる地域の医療機関と連携して診療する場合もあります。

ファストドクターの診察費用

ファストドクターのオンライン診療の費用は

• 初診は2100円から

• 再診は1400円から

となっています（自己負担3割・システム利用料込み）。

診察内容によっては金額が変わってきます。

薬が処方された場合は、この金額にプラスで薬代がかかり、配送を希望される場合は、配送料として300円（税抜き）が追加されます。

ファストドクターの痛風・高尿酸血症オンライン治療｜Q＆A

ファストドクターの痛風オンライン診療についての質問にお答えします。

ファストドクターの診察費用はどのくらいですか？

初診は2100円から、再診は1400円からが目安です。（自己負担3割の方）

※上記料金は、の目安であり、システム利用料が含まれます。診察内容によって料金は変わります。

※上記料金に、処方日数に応じてお薬代が追加されます。配送ご希望の場合は配送料300円（税抜）が必要になります。

薬はどうやって受け取れますか？

連携薬局からご自宅へお薬を配送します。受け取り時、薬局からオンラインでの服薬指導が必要です。

詳細は受診後、LINEでご案内します。

また、ご指定の薬局での受け取りも可能です。薬局の開業時間内にお受け取りください。

高尿酸血症の薬は3ヵ月分もらえますか？

初診でのお薬処方は5日分ですが、再診では長期処方が可能です。

長期処方が必要な方は、診察の際にお申し出ください。

ファストドクターオンライン診療の口コミ・評判は？

まとめ

痛風はある日突然、足の親指などの関節に腫れや激痛が起こる関節炎です。

1週間ほどで痛みがおさまるため、治療を受けずに放置してしまう人も少なくありません。

しかし、痛風の原因である高尿酸血症を改善しない限り、発作を繰り返して悪化します。

命に関わる合併症につながるケースもあるため、自覚症状がない段階で治療を開始・継続することが大切です。

高尿酸血症はオンライン診療が可能です。

パソコンやスマートフォンなどの通信機器があれば、どこにいても医師の診察を受けて治療を開始・継続できます。

高齢の方、仕事が忙しくて時間がない方など、病院に行くのが難しい方におすすめです。

ファストドクターのオンライン診療では年中無休で全国どのエリアでも受診可能です。

医療保険が適用になるため、病院での負担割合と同じで安心して診療を受けられます。

オンライン診療で高尿酸血症の治療を行い、痛風発作や合併症を予防しましょう。

参考文献

[1]  厚生労働省｜アルコールと高尿酸血症・痛風

[2]MSDマニュアル家庭版｜08-骨、関節、筋肉の病気｜痛風とピロリン酸カルシウム関節炎｜痛風

[3]厚生労働省｜オンライン診療の適切な実施に関する指針

[4]「オンライン服薬指導における処方箋の取扱いについて」の改定について

[5]厚生労働省｜高尿酸血症

[6]厚生労働省｜高尿酸血症の食事