脱臼の特徴・症状と治療法について【医師監修】

公開日: 2024/02/05 更新日: 2024/05/22
このページでは、脱臼の症状や治療法、今すぐ医師に相談したい場合の方法についてお伝えしています。
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脱臼について

脱臼の特徴・要因・症状

脱臼の特徴

脱臼というのは、関節から骨がずれた状態です。

脱臼としては、外傷の衝撃などによるものと疾患によるものがありますが、外傷によるものの場合は自分で動かせないくらいの関節の変形と痛みが現れます。

医師が元の関節のところに骨をすぐに戻して、固定を1週間~2週間すればほとんど元に戻ります。

しかし、手術が骨折していると必要になる場合もあります。

脱臼の要因

ここでは、普段の生活において考えられる要因についてご紹介しましょう。 

  • スポーツや転倒などで過度の負荷が関節にかかる

衝突や転倒の衝撃などによって、大きな力が関節にかかれば脱臼する場合があります。

脱臼を最もよくするのは肩の関節です。 

スポーツの際に転倒して手をついたり、テニスのラケットを振ったり、ボールを投げたり、肩を大きく動かしたりした際などによく起きます。

肩の関節の他には、よく動かす肘や顎、指などに脱臼は起きます。

疾患による

幼児期の関節炎や骨髄炎の場合は、滲出液として毛細血管などからの分泌物が炎症によって関節包という関節を覆っているものに溜まることで、関節包が拡大して脱臼が起きる場合があります。

また、脱臼は脳性麻痺や神経麻痺によって起きる場合があります。

これ以外に、大腿骨をサポートしている骨盤側の窪みの形が生まれつき良くないと、脱臼が股関節でよく起きるようになります。

肩を一度脱臼すれば、その後の普段の生活において脱臼が小さな力が加わるだけでも起きる場合があります。

脱臼は一旦くせになれば、手術する必要があるため、医師の指示に必ず従いましょう。

脱臼の症状

  • 関節の変形と激しい痛みが現れる

脱臼が外傷性の場合は、関節がガクッという音と同時に変形します。

また、関節の周りにある靭帯が損傷するなどもあるので、腫れと激しい痛みが現れます。

しかも、関節の本来の動きが制約されます。

関節が骨折する場合もありますが、関節の変形が脱臼のみでも起きるため外見では分からないこともあります。

  • 足の左右の長さや開きが違う

脱臼が幼児期の股関節の場合は、膝を曲げて足を開くと開きが良くなかったり、股関節がはまったり外れたりするような感じがあります。

また、両方の足を伸ばして比較した際に長さが左右で違う場合などは、片方の足のみが脱臼していることがあります。

このような症状は、男児よりも女児に特に多く見られると言われています。

脱臼の診断と検査

ここでは、肩の関節を脱臼した際の診断と検査についてご紹介しましょう。

診断は、脱臼している上腕骨頭を触ることによってできます。

神経が損傷を受けているかも検査します。

受診する前に脱臼が元に戻ったような場合に診断する際は、主として患者の話から推定ができるため、怪我の状況や症状を医師に詳しく伝えることが大切です。

検査は、基本的に、レントゲン検査を違った2つの方向から行います。

場合によっては、CT検査を行うこともあります。

受診する前に脱臼が元に戻ったような場合は、MRI検査を行うこともあります。

脱臼の治療法

ここでは、肩の関節を脱臼した際に治療する方法についてご紹介しましょう。

脱臼を元に戻す方法としてはいろいろありますが、いろいろなリスクがあるので一気に元に戻す方法は現在実施されていなく、時間をかけてゆっくりと元に戻します。

代表的な方法としては、あお向けに床上でなった患者の腕を引っ張りながらだんだんに上に挙げたり、腹ばいにベッド上でなった患者の手首に重りを付けて引っ張ったりするものです。

なお、患者の一部は、このような方法では元に戻すことができなくて、手術や全身麻酔が必要になる場合もあります。

元に戻った後は再度レントゲ検査を行って、骨折した箇所が大きくずれていれば手術をします。

これ以外の場合は、3週間以上三角巾などで腕を固定しますが、脱臼した向きによって固定する腕の位置は違ってきます。

この後、肩の動きをだんだんと元に戻させますが、6週間〜8週間は脱臼が起きた向きの運動が禁止になります。

脱臼によって損傷を受けた関節包などが十分に元に戻らなければ、脱臼を簡単に繰り返すようになって、対処する方法が手術の他になくなります。

このような方法で脱臼した後2週間〜3週間までは治療することができますが、時間がこれ以上経てば元に戻すためには手術する必要があります。

脱臼してから元に戻るまでに長く時間がかかるほど、治療しても良くない結果になります。

また、脱臼によっては、医療機関で診てもらっても初めは見つからないこともあります。

そのため、初めに診てもらった医療機関で十分に脱臼について分からなくて痛みが続く場合は、セカンドオピニオンを利用しましょう。

脱臼の予防

脱臼を予防するためには、柔らかく筋肉を維持するストレッチや筋力トレが効果が期待されます。

特に、スポーツする際に柔軟に身体をすると、脱臼するリスクが軽くなります。 

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記事監修
  • 名倉 義人
    救急科専門医

    ・平成21年 名古屋市立大学医学部卒業後、研修先の春日井市民病院で救急医療に従事 ・平成23年 東京女子医科大学病院 救急救命センターにて4年間勤務し専門医を取得 ・平成27年 東戸塚記念病院で整形外科として勤務 ・令和元年 新宿ホームクリニック開院

    日本救急医学会、日本整形外科学会

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