【東京】新型コロナの最新情報は?感染状況やワクチン接種について解説

公開日: 2024/02/05 更新日: 2024/06/24
発熱・咳・鼻水などの風邪症状に加え、味覚障害・嗅覚障害などの後遺症をもたらす危険がある「新型コロナ」。 コロナワクチンが普及したことで感染拡大は徐々に沈静化しつつありますが、現在の感染状況はどうなっているでしょうか? 本記事では、東京でのコロナ感染状況やワクチン接種について詳しく解説します。 この記事を読めば、東京都でコロナワクチンを接種したいときの流れや、コロナを疑うときの受診方法が分かるため、最後まで読み、ぜひ参考にしてみてください。
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目次

東京での新型コロナの感染者数はどれくらい?

コロナワクチンが普及しコロナの感染者も減少傾向にありますが、直近の東京の新型コロナ感染者数はどのくらいいるのでしょうか?

  • 市町村別

  • 年代別

  • 定点把握とは?

以下では、市町村別と年代別に分けて、現在の新型コロナ感染者数を紹介します。

また、コロナの動向を調査する「定点把握」についても解説します。

東京での新型コロナ感染者数/市町村別

2023年10月時点での東京でのコロナ感染者数は、1医療機関あたり2.11人というデータが発表されています。

また、2023年9月26日時点での情報によると、コロナ感染者数が最多なのは世田谷区で、その次に多い地区が大田区となっています。[2]

  1. 世田谷区:207,389人

  2. 大田区:161,484人

  3. 江戸川区:156,863人

  4. 練馬区:150,803人

  5. 足立区:147,117人

反対に感染者数が少ないのは、青ヶ島村や利島村など人口密度が少ない地域となっています。

  1. 青ヶ島村:7人

  2. 利島村:32人 

  3. 御蔵島村:62人

  4. 槍原村:173人

  5. 三宅村:196人

東京での新型コロナ感染者数/年代別

東京都のコロナ感染者を年代別でみると、10代が約25%と最も多く、次いで20代と若い世代に多い傾向にあります。また、男女比はどの年代でも男性の方が罹患者が多く出ています。

20〜50代の人は仕事・学校などで他人と接触する機会が多いため、感染対策に努めることが大切です。

また、コロナ後遺症に関する調査を厚生労働省が19万人を対象に行った結果、成人の1〜2割の人が2ヶ月以上後遺症に悩んでいることが発覚しました。[3]

後遺症が長引く人の多くはコロナワクチンを接種していないことも分かっており、調査結果からコロナワクチンの接種の重要性がうかがえます。

予防接種は強制ではありませんが、コロナワクチンに関する不安・疑問があることで接種したくないと考えている人は、まず医師へ相談してみましょう。

東京での新型コロナ感染者数/定点把握とは?

定点把握とは、指定医療機関から報告を受けた対象の感染症の推移を見る値のことをいいます。厚生労働省が行う感染症発生動向調査の一部です。

定点把握のほかに、エボラ出血熱や結核など、発生数が稀で感染拡大を防止する目的で行う「全体把握」もあります。

定点把握は、医療機関から感染症の報告を受けた保健所が統計を出すことで、感染の流行の程度をを把握できる重要な情報です。[2][4]

対象となる疾患は以下の通りです。

【小児科定点】

  • RSウイルス

  • 咽頭結膜炎

  • A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

  • 感染性胃腸炎

  • 水筒

  • 手足口病

  • 伝染性紅斑

  • 突発性発疹

  • ヘルパンギーナ

  • 流行性耳下腺炎

【インフルエンザ/COVID-19定点医療機関】

  • インフルエンザ

  • 新型コロナウイルス感染症

【性感染症定点】

  • 性器クラミジア感染症

  • 正規ヘルペスウイルス感染症

  • 尖圭コンジローマ

  • 淋菌感染症

【基幹定点】

  • 感染性胃腸炎

  • クラミジア肺炎

  • 細菌性髄膜炎

  • マイコプラズマ肺炎

  • 無菌性髄膜炎

このように、日頃から医療機関や保健所が定点把握を行っているため、インフルエンザやコロナの流行の程度や感染者数を把握できます。

東京で新型コロナに罹患したときの療養期間

以前までは新型コロナに罹患した場合、発症日を0日とし、そこから10日間の自宅待機が必要となっていました。

しかし、2023年5月8日からは発症日以降5日間は自宅療養を推奨するように変更になりました。[3]

有症状者は発症日を0日として5日間経過し、症状軽快後24時間経った場合には6日目からは制限なく生活できます。

ただし、発症から10日間の間は感染リスクがあるため、ハイリスク者(高齢者・持病がある人)との接触は極力避け、マスク着用や手指消毒など自主的な感染予防行動を行いましょう。

無症状の場合は検体採取日を0日とし、5日間経過した6日目から制限がなくなります。

東京都では、コロナ相談窓口が設けられており、療養中の体調や医療機関への受診に関する相談ができるため、判断に迷うときは活用しましょう。

東京での新型コロナワクチンの接種状況について

東京都では、1回目・2回目の新型コロナワクチンの接種は約80%の人が済んでおり、3回目も約60%の人がワクチンを接種しています。

コロナワクチンは、東京都が運営する大規模接種会場もしくは自治体が運営する接種会場で受けることができます。

東京都が運営する大規模接種会場は、「都庁北展望室」と「三楽病院」の2ヶ所で行っており、それぞれ接種条件が異なるため、申し込み時は注意が必要です。

コロナワクチン接種会場【都庁北展望室】

対象年齢

予約あり受付時間

予約なし受付時間

12歳以上

毎週水曜日から土曜日
午前11時から午後8時まで

毎週水曜日から土曜日
正午から午後7時まで

小児(5歳〜11歳)

毎週土曜日

乳幼児(生後6ヶ月〜4歳)

毎週土曜日

コロナワクチン接種会場【三楽病院】

対象年齢

受付時間

12歳以上の自力移動が困難な人

第2・第4金曜日

午後5時から午後6時

小児(5歳〜11歳)

毎週火曜日、金曜日
午後3時30分から午後4時30分

乳幼児(生後6ヶ月〜4歳)

毎週火曜日、第2・第4金曜日

午後1時30分から午後2時30分

都庁北展望室での予防接種は予約優先ですが、予約なしでも接種できます。

予約はWebから24時間操作できるため、希望する人は東京都Webサイトから申し込みましょう。

東京での新型コロナの検査キットの入手方法

東京都でコロナ検査キットを入手したい場合は、薬局やドラッグストア、ネット通販で購入する必要があります。

2023年5月7日までは、都内でコロナ検査キットの無料配布を行っていましたが、新型コロナ感染症が5類感染症に移行したと同時に廃止となりました。

コロナ検査キットは3種類が販売されていますが、国が承認しているのは「体外診断用医薬品」と「第一類医薬品」の2種類です。

研究用は国で認められていないため、購入時はよく確認しておく必要があります。

厚生労働省のWebサイトでは、コロナ検査キットを取り扱っている店舗を地域ごとで検索できるため、入手したい人は活用するとスムーズに入手できるでしょう。

東京でできる新型コロナの対策とは?

東京都は全国の中でも人口密度が高い地域であるため、外出時はとくに感染対策に気を付ける必要があります。

【東京都でできる新型コロナ感染対策の一例】

  • マスク着用(不織布)

  • 手指消毒

  • 換気

  • コロナワクチンの予防接種

通勤・通学時の電車は乗車人数も多く感染リスクも高くなるため、日頃からマスクを着用しておくと感染リスクを減らせるでしょう。

そのほか、ショッピングモールや会社など、人が密になりやすい場所でもマスクを着用しておくとより安心です。

また、高齢者や持病がある人は若い世代よりも感染リスクが高いため、予防接種を済ませておくのが有効的です。

コロナ感染拡大を防止するためにも、コロナ罹患後だけでなく日頃から自主的に感染対策を行いましょう。

東京で新型コロナになったらどうすればよいのか

東京都で新型コロナに罹患した場合、どのようにすれば良いのか迷われる人もいるのではないでしょうか。

コロナ罹患時の対応方法は主に以下の3つです。それぞれ詳しく紹介します。

  • 医療機関へ受診

  • オンライン診療を受ける

  • 往診を依頼する

新型コロナの検査が受けられる医療機関へ受診

まず、新型コロナを疑う場合は、医療機関へ受診するのが無難です。

自身で検査キットを購入し、検査することも可能ですが、症状によっては他の疾患も疑われるため、しっかり医師に診てもらう方が安心です。

医療機関によってはコロナの検査を実施していない場所もあるためため、受診前に電話で確認しておくと受診がスムーズに進むでしょう。

また、感染者以外の人も医療機関にいるため、コロナを疑う人は事前に電話ですぐに受診しても大丈夫か確認をした確認をした上で受診しましょう。

受診に間に合わない場合は「オンライン診療」も受けられる

医療機関の開院時間に間に合わない人は、オンライン診療を活用するのも手段の1つです。

テレビ電話もしくは音声通話での診療を行い、処方は郵送される便利なシステムで、終業時間が遅く日中に受診できない人におすすめです。

医療機関によってはオンライン診療を行っている場合もあるため、まずはかかりつけ医にオンライン診療してもらえるか確認してみるのが良いでしょう。

ただ、オンライン診療の欠点は「薬が手元に届くまで時間がかかること」です。

症状が重い人はオンライン診療ではなく、開院時間が長い医療機関を見つけて早めに受診するようにしましょう。

状況に応じて「往診」も活用しよう

ぎっくり腰・身体が不自由といった理由で医療機関へ受診できない人は、往診で診察してもらうことも可能です。

ただし、往診可能かどうかは問診を診た上で医師が判断するため、必ずしも受けられるものではないので、注意しましょう。

往診では、医師が自宅まで来てその場で薬を処方してもらえるため、介護度が高く動けない高齢者でも安心です。

往診でコロナの診察を受けたい人は、往診での診察が可能か相談してみましょう。

Q&A

最後に、東京での新型コロナに関するよくある質問にお答えします。今回取り上げた質問は以下の通りです。

  • 東京でのコロナ自粛期間は?

  • 東京でコロナになったときにもらえる支援物資の内容は?

  • 東京ではコロナ検査キットを無料配布している?

  • 東京で予約なしでコロナワクチンを接種できる場所はある?

  • コロナの後遺症が残ったときに東京で診てもらえるクリニックはある?

東京でのコロナ自粛期間は?

コロナ発症後5日間は周囲への感染リスクがあるため、発症日を0日(無症状の場合は検体採取日)とし、その日から5日間は外出自粛を推奨しています。

また、5日目時点でも症状が残っている場合は症状が軽快してから24時間までの間は外出を控えることが望ましいとされています。

周囲への感染配慮としては、発症後10日間は外出時にマスクを着用し、高齢者や持病を持っている人となるべく接触しないよう注意して行動しましょう。

東京でコロナになったときにもらえる支援物資の内容は?

コロナにかかったときにもらえる支援物資(食品・日用品)は、コロナが5類感染症へ移行された2023年5月7日時点で終了しました。

また、パルスオキシメーターの無料貸し出しも終了しています。

今後、コロナにかかったときに呼吸状態を自身で観察したい場合は、パルスオキシメーターの貸し出しを医療機関へ相談するか、ネット通販で購入する必要があります。

東京ではコロナ検査キットを無料配布している?

コロナ検査キットの無料配布は、コロナが5類感染症へ移行された2023年5月7日時点で終了しました。また、PCRの無料検査も同時に終了しています。

今後、コロナ感染を疑って検査を希望する場合は、医療機関へ受診するか、薬局・ドラッグストア・ネット通販で購入する必要があります。

東京で予約なしでコロナワクチンを接種できる場所はある?

東京都では、予約なしでコロナワクチンの予防接種を受けられます。

場所は「都庁北展望室ワクチン接種センター」で、JR新宿駅西口から徒歩10分。受付期間が11月1日〜の水曜から土曜日の間で、12時〜17時までとなっています。

ただし、接種条件が定められており、予防接種を受けられるのは条件を満たした人のみであるため注意が必要です。

都庁北展望室ワクチン接種センターでのコロナワクチンの接種条件は、以下の通りです。

  • 接種日時点で12歳以上

  • ファイザー・モデルナ:前回接種日から3ヶ月以上経過

  • ノババックス:前回接種日から6ヶ月以上経過

  • お住まいの自治体から送付された接種券を持っている人
    (区や市町村を超えて転居した場合、転居前の接種券は使用不可。転居先の自治体で接種券を再発行してもらう必要がある)

  • 新型コロナに罹患した場合、罹患後6日以上経過

  • インフルエンザワクチン以外の予防接種を受けた場合、接種後14日間経過

予約やコロナワクチンの薬剤に関する説明、接種時の注意事項などは東京都WebサイトWebサイトに記載されているため、接種前に確認しておきましょう。

コロナの後遺症が残ったときに東京で診てもらえるクリニックはある?

東京都では、コロナ後遺症外来を設けている医療機関が多数あります。

そもそも後遺症とは、「新型コロナに罹患し、症状が少なくとも2ヶ月以上持続、他の疾患による症状と説明できないもの」とWHOで定義づけられています。

後遺症を疑う場合は、激しい運動を避け、まずはかかりつけ医に相談しましょう。

かかりつけ医がない、もしくはかかりつけ医が対応できない場合は、東京都保険医療局のWebサイトWebサイトからコロナ後遺症外来対応の医療機関を検索することができます。

また、都立病院のコロナ後遺症相談窓口が設けられているので、コロナ感染後も咳・倦怠感・味覚異常・嗅覚異常で悩まされている人は活用してみてください。

東京で新型コロナに感染したら往診とオンライン診療も視野に入れよう

新型コロナウイルス感染症は東京都や全国で徐々に落ち着きつつありますが、一定多数の人は重症化するリスクがあるため、感染対策は十分に行う必要があります。

また、現在もコロナウイルス感染後に味覚障害や嗅覚障害など、後遺症に悩まされる人もいます。

新型コロナウイルスに感染しないようにするためには、マスクの着用や手指消毒・換気などの自主的な感染対策がとても重要です。

また、重症化リスクが高い人は、コロナワクチンの予防接種を受けるのも有効です。

感染拡大を防ぐためにも新型コロナを疑ったらまずかかりつけ医に受診し、難しい場合はオンライン診療や往診も視野に入れて、なるべく外出を控えるようにしましょう。

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参考文献

[1]NHK|新型コロナと感染症・医療情報

[2]NHK|東京都の感染者数(区市町村別・累計)

[3]NHK|新型コロナ19万人余調査 

[3]厚生労働省|感染症法に基づく医師の届出のお願い

[4]東京都保健医療局|5類移行後の変更点

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TOP医療コラム【東京】新型コロナの最新情報は?感染状況やワクチン接種について解説