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口唇炎、口角炎について
口唇炎、口角炎の特徴・要因・症状
口唇炎、口角炎の特徴
口角炎というのは、ただれや傷が口角の粘膜と皮膚にできるものです。
口角部は、刺激が多く皮膚が薄いため、よく荒れます。
皮膚が、口を開けた時に引き延ばされるため、よく切れるようになります。
口角炎の一つの要因としては、歯科医で口を大きく開けたり、口を乾いた状態で大きく開けたりすることも挙げられます。
また、食生活の乱れや睡眠不足などによってビタミンB2、ビタミンB6が足りなくなっても症状が現れる場合があります。
口角部は、わずかな潤いが唾液によってあるところであるため、カンジダというカビがここに着いて起きる場合もあります。
口唇炎というのは、炎症が口唇に起きて荒れた状態です。
乾燥とカサカサが伴う場合もあるでしょう。
何回も舐める習慣や食べ物の刺激、義歯がこすれて合わないなどによって起きます。
また、リップや口紅などが合わない場合も起きる場合があります。
あまり刺激がない場合でも、弱い肌質のアトピー性皮膚炎などの場合はより現れやすくなります。
口唇炎、口角炎の要因
口角は、食べ物や唾液がよく触れる箇所です。
皮膚が、唾液などに繰り返して触れることによって、角質のバリア機能が壊れて、障害が皮膚表皮細胞で起きると、炎症が起きる生理活性物質が表皮細胞から出て、皮膚炎が口角に起きます。
アトピー性皮膚炎の場合は、バリア機能が角質は弱く、触れた物質の刺激で皮膚炎は良く起き、口角炎が部分的なアトピー性皮膚炎の症状として現れる場合もあります。
また、唾液などが口角はよくふやける箇所でもあるので、カビのカンジダ真菌や、細菌のブドウ球菌などがよく増殖するようになり、二次感染をこのような菌が起こして、口角炎になることもあります。
正常に粘膜や皮膚を維持するために大切なビタミンB2・ビタミンB6の不足や胃腸障害があれば、口角炎がよく発症するとも言われています。
口唇炎、口角炎の症状
口唇炎、口角炎の主な症状としては、口角部・口唇部の乾燥、亀裂、皮めくれによって、ただれ、発赤、ブツブツ、出血が現れることもあります。
口唇の周囲の皮膚も、カサカサして色素が沈着することが多くあり、痛み、ヒリヒリ感がありますが、かゆみはあまりありません。
口唇炎、口角炎の診断と検査
口唇炎、口角炎を診断する際は、症状があるところを診て、症状がいつから現れたかを確認します。
口角炎の場合は、カンジダの可能性があれば1枚表面の薄皮を取って、顕微鏡で調査する場合があります。
なかなか治らなかったり、疑わしい要因があったりすれば、要因になっているものを調査するためにパッチテストを行う場合もあります。
口唇ヘルペスの場合は、症状が固定薬疹という風邪薬や痛み止めなどで起こる病気に似ているため、症状が現れる前に服用している薬剤がないか確認する場合もあります。
口唇炎、口角炎の治療法
口唇炎、口角炎を治療する際は、症状が軽い場合は保湿をワセリンなどで行うと治る場合が多くありますが、強い炎症の場合は治らないこともあります。
強い症状の場合は、皮膚科で診てもらいましょう。
細菌や真菌の二次感染がなければ、治療をステロイド外用剤で行います。
抗真菌剤外用を真菌のカンジダなどの感染があれば行って、抗生剤外用を細菌感染があれば行います。
また、ビタミンBが足りない可能性がある場合は、ビタミンB2・ビタミンB6が処方されることもあります。
要因によって口唇炎、口角炎を治療する方法は違っているので、ひどい症状の場合は、自分で診断しないで必ず医師に診てもらいましょう。
口唇炎、口角炎の予防
口唇炎、口角炎を予防する方法についてご紹介しましょう。
- 口角を舌で舐め過ぎない
口唇炎、口角炎の場合は、食べ物や唾液などの刺激によって症状が現れる場合が多いので、舌で口角を舐め過ぎないようにしたり、タオルの濡れたものなどで食事を摂った後は拭いたりすることによって予防することができます。
しかし、注意して擦り過ぎすぎないようにしましょう。
- 乾いた場合は保湿をワセリンなどで行う
バリア機能を角質層で維持しておくと、皮膚を刺激から保護することができるため、保湿を適切に行うことも大切です。
乾いている場合は、刺激が多くないワセリンなどの保湿剤を使いましょう。
- かさぶた・亀裂のところは刺激しない
かさぶたや亀裂になった場合は、かさぶたを取らないことや、大きく口を開け過ぎないことが予防する方法になります。
きれいに維持して二次感染しないようにすることも大切です。
- 疲れ・ストレス溜めない
また、免疫力は疲れ・ストレス、体調不良などがあれば下がって、細菌や真菌の二次感染もよく起きるので、生活を規則正しくしましょう。
- ビタミンB群を食事で多く摂る
多くビタミンB群が含まれている食べ物としては、
- レバー
- 大豆製品
- 牛乳
- 緑黄色野菜
などが挙げられます。
多めにこのような食べ物を摂りましょう。
症状がつらくなったときに病院が休みだったらどこを頼ればよいのか困ってしまいますよね。
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本記事に掲載されている情報は、一般的な医療知識の提供を目的としており、特定の医療行為を推奨するものではありません。
具体的な病状や治療法については、必ず医師などの専門家にご相談ください。