「病院の待ち時間が長い」
「毎月通院するためのスケジュール調整が大変」
「自覚症状が無く、治療をつい後回しにしがち」
このように感じて、生活習慣病の治療を中断したり、辞めたくなったりしていませんか?
高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は、進行するまで自覚症状が現れにくいことが特徴です。
ですが、治療をせずに放っておくと、心臓病や脳卒中などの深刻な疾患になるリスクが高まります。
生活習慣病は、日常生活の改善と治療をコツコツ続けていくことが大切です。
そのため、定期的に通院しやすい病院を選びましょう。
毎日忙しくて通院の時間が作れない方は、待ち時間がほとんどないオンライン診療の利用を検討してみましょう。
生活習慣病のオンライン診療の特徴
オンライン診療のメリット
オンライン診療を受けるときの注意点
生活習慣病のオンライン診療が有効なケース
オンライン診療で相談できる症状
生活習慣病のオンライン診療の流れ
まとめ
生活習慣病は治療の継続が何よりも大切ですが、毎月のように通院するのは大変ですよね。
毎日時間に追われて、通院を後回しにしている方もいるのではないでしょうか。
そんな方は、気軽に利用できるオンライン診療がおすすめです。
オンライン診療では、スマホを使ってビデオ通話で医師の診察を受けられます。
オンライン診療には、次のようなメリットがあります。
自宅からスマホで受診できる
オンライン診療はビデオ通話で医師の診察が受けられるので、隙間時間に自宅で受診することができます。
通院の途中で引っ越しや転勤が発生しても、居住地に関係なく同じ病院に通えるため、治療を続けやすいでしょう。
通院時間や待ち時間を短縮できる
受診のために外出する必要がないので、病院までの移動や待合室の待ち時間が発生しません。
薬を郵送してもらう場合は、薬局での待ち時間も短縮できます。
移動にかかる交通費やガソリン代を節約することもできます。
お薬の受け取り方法を選べる
オンライン診療では、処方箋発行のほか、お薬の郵送を行っている病院もあります。
薬局に行く時間が惜しい方や、近くに薬局が無い場合などに利用できるでしょう。
※お薬を郵送で受け取る場合は、オンラインで服薬指導を受ける必要があります。
自分のタイミングで予約・受診ができる
夜間・休日も対応しているオンライン診療サービスを選べば、日中の忙しい時間を避けて、仕事終わりや家事が落ち着いたタイミングで受診することが可能です。
初診の方でも24時間スマホで予約できる病院もあります。
その場合、「病院の営業時間内に電話で予約する」手間を省けます。
他の患者と接触する必要がない
病院の待合室には生活習慣病以外の症状で受診している方もおり、感染リスクが気になる方もいるでしょう。
オンライン診療では受診時に他の方と対面で接触しないため、安心して受診できます。
待ち時間が少なく便利なオンライン診療ですが、利用するにはいくつか注意点があります。
オンライン診療に向かない症状がある
生活習慣病の症状によっては、対面診療を受けた方が良い場合があります。
オンライン診療が適さない症状
診察中の検査や対面の処置ができない
オンライン診療では対面診療のように、診察中の尿検査や血液検査、MRI、触診、聴診等をすることができません。
手元に他院で受けた血液検査や健康診断の結果がある場合は、オンライン診療を受診する病院へ、事前に提出しておくと良いでしょう。
当院ではオンライン血液検査にも対応しています。
血液検査について詳しくはこちら
初診料がかかる
通院先をオンライン診療へ切り替える場合、対面の病院と同じように、初診料がかかる場合がほとんどです。
2回目以降の受診は初診料がかからないため、オンライン診療に切り替えた後は、同じ医療機関を継続して受診すると良いでしょう。
継続のために、夜間休日に受診できるオンライン診療を選ぶこともポイントの1つです。
オンライン診療では、通院や待ち時間を短縮できる、薬を郵送で受け取れるといったメリットがあります。
オンライン診療の受診を検討するにあたり、「自分の症状はオンラインでも診察してもらえるのか」と疑問に思う方もいるでしょう。
ここでは「生活習慣病オンライン」を運営しているファストドクターを例に、対応できる症状やオンライン診療が向いているケースを見ていきます。
生活習慣病のオンライン診療では、以下の症状について相談できます。
対応できる症状は医療機関により異なるため、受診前に相談してみると良いでしょう。
その際、お薬手帳や直近の血液検査の結果などを提出すると、適切な判断をしてもらいやすいです。
ファストドクターでは、他院に通院中・治療中の方でも、オンライン診療で上記の症状について相談できます。
また、診断前の方や健康診断で指摘を受けた方の相談も受け付けています。
生活習慣病のオンライン診療に適さない症状
オンライン診療では診察中に詳しい検査や処置ができないため、対面診療の受診を推奨されるケースもあります。
例として、ファストドクターの生活習慣病オンラインでは、以下に該当する方はオンライン診療を受けられません。
・Ⅲ度高血圧(収縮期血圧180以上/拡張期血圧110以上)の方
・1型糖尿病の方
・妊娠中の方
・医師から対面の病院を受診するよう指示を受けた方
上記に当てはまらない方でも、事前問診や医師による診療前相談で「オンライン診療に適さない状態」と判断された場合、医師から対面診療を指示される場合があります。
診療前相談とは
かかりつけ医でない医師が、初診からオンライン診療を実施する場合に導入されている制度です。
医師がビデオ通話の冒頭で患者の症状をヒアリングし、「オンライン診療が適切か」判断します。
「本来は対面の診察を受けた方が良い状態なのに、オンライン診療を受けてしまった」という事態を防ぐため、厚生労働省が定めたルールです。
ファストドクターの生活習慣病オンラインでは、診療前相談の結果、オンライン診療を受診できなかった場合は、診察料はかかりません。
オンライン診療を利用するとき、どのような流れで診察を受けるのでしょうか。ここでは、夜間・休日も全国エリアで対応しているファストドクターの生活習慣病オンラインを例に、利用する際の流れを説明します。
※医療機関がない離島在住の方はご利用になれません。
オンライン血液検査
オンライン診療の通院では、症状の観察において血液検査が必要な場合があります。
ファストドクターでは、自分で採血を行い血液検査ができるスマホdeドック(※)というオンライン血液検査キットをご案内しています。
手の指から少量の血液を採取してポストに投函するだけで、健康診断とほぼ同じ内容の血液検査が可能なキットです。
血液検査の結果をファストドクター宛に送ると、診察とは別にファストドクターのスタッフからLINEで無料アドバイスを受けることもできます。
ご自身の健康状態を確認しながら診察を受けたい方は、オンライン診療との併用を検討してみると良いでしょう。
※診察料とは別に料金がかかります。
生活習慣病の治療は継続していくことが大切です。治療を中断したり、放っておくと、心臓病や脳卒中など深刻なケースへとつながりやすくなってしまいます。
仕事や家事、育児などで通院に時間をかけたくない方は、待ち時間がほとんどないオンライン診療を検討してみましょう。
注意点として、症状によってはオンラインではなく対面診療を受けた方が良い場合もあります。診療前相談で医師から対面診療の指示を受けたら、必ず対面の病院を受診しましょう。
生活習慣病の治療は中断・放置せず、継続していくことがポイントです。
日中忙しいという方は、夜間・休日も対応しているファストドクターの生活習慣病オンラインもおすすめです。
※本記事に掲載されている情報は、一般的な医療知識の提供を目的としており、特定の医療行為を推奨するものではありません。 具体的な病状や治療法については、必ず医師などの専門家にご相談ください。