耳の痛みについて(耳漏・耳だれの疑い)
監修医師:神田貴行 先生(小児科医)
耳漏・耳だれ
耳漏は炎症のサイン
耳漏とは、耳から液体が出てくることを言います。何らかの原因で、耳に炎症や化膿が起こっているサインです。
自然に治癒する場合もありますが、根本的な治療を行わずに経過すると、難聴や後遺症が残る可能性があります。
痛みの有無、症状に関わらず受診が必要
耳漏は、透明でサラサラしたもの、色がついた粘性のもの、血が混じっているものなどさまざまですが、耳漏がある時点で耳には何らかの炎症が起きています。
また、症状が慢性化している場合、痛みが出ない場合もあります。
そのため、症状や痛みの有無に関わらず、 耳漏があるときは耳鼻科を受診する必要があります。
原因の多くは中耳炎や外耳炎
耳漏が起こる原因で最も多いのは、中耳炎と外耳炎です。
中耳炎
風邪をきっかけに子どもに多く発症する
外耳炎
耳掃除や、耳の中を触る癖がある場合、外耳道が傷つき炎症や感染が起こることで発症する
伴う症状に注意
耳漏の原因には稀に、がんや頭部の疾患が原因となるものがあります。
耳漏に伴い、次のような症状があるときは早めに医療機関を受診しましょう。
- 頭痛
- めまい
- 吐き気
耳漏もっと詳しく
耳漏と一緒にあらわれやすい症状
- 耳閉感
耳が詰まったような感覚
- 難聴
液体貯留や鼓膜の腫れや穴がある場合
- めまい、耳鳴り
炎症が内耳に及んでいる場合
耳漏の応急処置
耳漏が見られる場合は、耳鼻科の受診が推奨されます。
以下は受診までの応急処置として行えるものであり、症状を緩和・改善するためのものではありません。
耳の中を触らない
耳漏を拭き取る目的で、綿棒や指を耳に入れる行為は避けましょう。炎症がある部位を刺激することで、症状が悪化する可能性があります。
耳の外へ流れ出たものは優しくティッシュで拭き取りましょう。
水やシャンプーが入らないようにする
耳の中が炎症を起こしている際、水やシャンプーが入ることで炎症を悪化させたり、新たに菌に感染する恐れがあります。入浴の際にはとくに注意し、耳の中に何かが入ることは避けましょう。
主な関連する病気
耳漏の原因となる病気
- 急性中耳炎
- 慢性中耳炎
- 真珠腫性中耳炎
- 外耳炎
- 外耳道がん
受診目安
- 耳漏がある場合は医療機関が開いている時間帯に速やかに受診
緊急度は症状チェックからすぐに確認できます。緊急度に応じた医療機関の選び方をサポートします。
「対処法を調べる」監修医師

こうだたかゆき
神田貴行医師
日本小児科学会専門医/博士(医学)
島根大学医学部臨床教授
コンサータ登録医
鳥取大学医学部卒業後、小児科医として16年間病院勤務、11年間発達障害児対応クリニック院長を務めた。現在は小児科を中心にオンライン診療等を行うフリーランス医師としても活動中。
この記事は医師監修のもと、ファストドクター株式会社が制作しています。
耳痛(耳漏)はオンライン診療で対応できます
以下のような耳痛(耳漏)であれば ご自宅に居ながら診察を受けることが可能です。
<対応できる可能性がある症状・状況>
- 軽い痛みや違和感がある
- 症状の経過観察が必要
- 服薬中のお薬の処方継続
※診察中に症状が重いと判断された場合は、対面診療をご案内します。