のどの痛み(咽頭炎・喉頭炎)について
監修医師:神田貴行 先生(小児科医)
のどの痛み
のどの痛みは感染か刺激による炎症
のどの痛みが起こる原因は主に、ウイルスや細菌に感染した場合か、何らかの刺激によって引き起こされている場合が考えられます。
どちらが原因でも、多くは適切な治療や対処を行うことで多くは数日~1週間程度で改善します。
また、炎症が起きる場所や強さによって、気道(空気の通り道)に影響を及ぼす場合があります。呼吸のしづらさを感じた際は速やかに医療機関を受診しましょう。
受診したほうがよい症状
- 飲み物が飲み込めないほどの強い痛みがある
- 38.5℃以上の発熱を伴う
- 1週間以上痛みが続く
- 周囲で感染症が流行している
急いで受診すべき症状
- 呼吸がしづらいと感じる
- 呼吸に違和感がある
- 息苦しさがある
こどもは脱水症状・低血糖症状に注意
脱水症状に注意
乳幼児は体内の水分バランスから脱水になりやすいです。加えて、のどの痛みが強いことで水分がとれず脱水症状を招くこともあります。
水分がとれない・脱水症状のサインがある場合は医療機関を受診しましょう。
脱水症状のサイン
- 顔色が悪い、ぐったりしている
- 泣いているのに涙が出ない
- 半日以上尿が出ない
- 尿の色が濃く、少ない
低血糖症状に注意
こどもは低血糖にもなりやすいです。年齢や体格にもよりますが、のどの痛みから半日以上水分や食事を摂取できなくなると、低血糖を起こす可能性があります。
もし低血糖になった場合、病院での治療が必要になります。以下のような様子が見られたら早めに受診しましょう。
低血糖症状のサイン
- 元気がない
- ぐったりしている
- 顔色、唇の色が悪い
- 頻繁に空腹を訴える
- 頻繁にあくびをする
- ウトウトしている
- 手足が震えている
のどの痛みもっと詳しく
感染によるのどの痛み
のどの痛みは、口や鼻から侵入したウイルスや細菌が、空気の通り道であるのどに付着することで、 感染の初期症状としてあらわれやすいです。
一般的な風邪である場合や、インフルエンザ・コロナウイルス・溶連菌感染症・アデノウイルス・ヘルパンギーナなどによって引き起こされる場合もあります。
感染症の中には特効薬があるものや、抗菌薬での治療が必要となるものがあります。
のどの痛みに続いて次のような症状があらわれた場合は、風邪以外の感染によって引き起こされている可能性があります。
のどの痛みに続いてあらわれたら感染症を疑う症状
- 発熱
- 関節痛
- 発疹
- 倦怠感
刺激による炎症が原因となるのどの痛み
刺激が続いたり、のどを酷使することで、のどに炎症を起こし痛みを引き起こす原因となります。
マスクを着用し乾燥を防ぐことや、刺激になりそうなものを避けることで、1週間程度で自然に軽快します。1週間以上持続する場合や、頻回に症状があらわれる場合は医療機関を受診しましょう。
炎症の原因となる刺激
- 乾燥
- タバコ
- アレルギー(花粉・ハウスダスト・ほこり など)
- のどの酷使(大声・カラオケ など)
のどの痛みの対処
マスクを着用する
のどの乾燥を抑え(保湿)、アレルゲンなどの刺激を避けることに効果的です。風邪や感染症であった場合は周囲への感染対策としても有効です。
ただし、2歳未満のこどもは気道が狭いことなどから、マスクの着用で呼吸がしづらくなる可能性があります。小さなこどもへの無理な着用は避けましょう。
うがいをする
風邪の菌を洗い流したり、アレルゲンを取り除くことに効果的です。適宜行いましょう。
ただし、炎症が強い際は、刺激の強いうがい薬(アルコールを含むもの、濃すぎるうがい薬 など)の使用は避け、水やぬるま湯で行いましょう。
うがいに慣れていない小さなこども(目安として5~6歳未満)は、誤って飲み込む(誤嚥)危険性があるため、こまめに水分を飲ませることで代用しましょう。
加湿をする
室内を40〜60%に加湿することで、荒れたのど粘膜の潤いを保ち、痛みを和らげる効果が期待できます。のど粘膜の潤いを保つことは、のどにもともと備わっている異物を排除する機能を維持することにも有効です。予防としても行いましょう。
受診目安
119 救急車を要請
- 意識がない、はっきりしない
- 呼吸が苦しそう
- 明らかに様子がおかしい
救急車を検討・昼夜を問わず救急外来へ
- 38.5℃以上の熱が3日以上続いている
- 食事や水分がとれずぐったりしている
- 尿量が極端に少ない
医療機関が開いている時間帯に速やかに受診
- 水分や食事を飲み込めないほどののどの痛みがある
- 38.5℃以上の発熱を伴う
- 周囲で感染症が流行している
- 1週間以上痛みが続く
- 症状がつらい
のどの痛みがある際は
オンライン診療で相談可能です
のどが痛くて、ごはんが食べられない様子。
なにか感染症かな…
不安なとき
オンラインですぐに
医師に相談できます
のどの痛みの
オンライン診療に対応
24時間365日、全国エリアで対応
移動なし、自宅で受診
保険証・医療証が使えます
診察前に以下の注意事項をご確認ください
- オンライン診療で対応が難しいと医師が判断した場合、対面診療をご案内する場合もあります。(その場合、診察料は請求いたしません)
- お薬の処方は医師の判断によります。
- 全国エリアで対応していますが、医療機関がない離島在住の方はご利用になれません。
「対処法を調べる」監修医師

こうだたかゆき
神田貴行医師
日本小児科学会専門医/博士(医学)
島根大学医学部臨床教授
コンサータ登録医
鳥取大学医学部卒業後、小児科医として16年間病院勤務、11年間発達障害児対応クリニック院長を務めた。現在は小児科を中心にオンライン診療等を行うフリーランス医師としても活動中。
この記事は医師監修のもと、ファストドクター株式会社が制作しています。