肉離れの特徴・症状と治療法について【医師監修】救急病院一覧あり

公開日: 2024/02/05 更新日: 2024/02/05
このページでは、肉離れの症状や治療法、今すぐ医師に相談したい場合の方法についてお伝えしています。

肉離れについて

肉離れの特徴・症状

肉離れの特徴

肉離れというのは、急激に筋肉が収縮する際に起きる断裂です。

筋肉の断裂は部分的に起きる場合が多くありますが、完全に筋肉が断裂する場合もまれにあります。

例えば、ダッシュする際にぎゅっと太ももの裏側の筋肉は収縮しますが、この後走り出して膝が伸びると、無理やり収縮した筋肉は引っ張られるようになります。

この際に、引っ張られる筋肉は収縮する筋肉に負けるために肉離れが起きます。

肉離れの症状

主な肉離れの症状としては、痛みがあります。強い痛みを急に感じて、動かすことができなくなります。

肉離れしたところの損傷の具合によって、肉離れの症状は違ってきます。

症状が重い場合は、痛みが酷いため一人で歩くのが難しくなります。損傷した筋肉のところが、外からでもへこんでいるのが分かります。

しかも、内出血が現れることもあります。損傷を筋肉が受けた時は、断裂した音が聞こえることもあります。

肉離れの程度が軽い場合は、自覚症状が無いので注意しましょう。

肉離れが足に起きた場合は、歩くことはできますが、痛みを走ったりすると感じる場合が多くあります。

肉離れは完全に治さなければ、治療を長期にわたって行う必要があります。

肉離れがもし起きた場合は、無理なことを完治するまでしないようにして、完全に治った後でもプロに指導してもらってリハビリを行いましょう。

肉離れの診断と検査

肉離れを診断する際は、問診と触診、視診によって診断を確定します。さらに検査を詳しく行う場合は、超音波検査やMRI検査が行われます。

このような方法によって、どの程度断裂しているかなど、十分に肉離れの状況を調べます。画像検査によって診断が確定すると、症状に応じた治療を受けるようになります。

痛みが酷くない場合でも、疑わしい症状があれば、早めに医療機関などで診てもらいましょう。

肉離れの治療法

肉離れを治療する際は、一般的に、保存的療法を行います。損傷したところを1日目~2日目は冷やして、弾性包帯を使用して圧迫固定します。
そして、損傷してから3日間~5日間程度経過すれば、損傷した箇所を温めます。

さらに、痛みをストレッチしても感じないようになれば、筋トレやストレッチなどのリハビリをスタートします。

約1ヶ月~1.5ヶ月くらいで、断裂した筋肉は正常にほとんど近いようになります。

しかし、治療を適切に行わないと再発するため注意しましょう。断裂がどの程度起きているかは、超音波検査やMRI検査で調べることができます。

安静が必要な期間は、症状の程度によって違っており、塗り薬や湿布、内服薬などを使って一緒に治療を行う場合もあります。

激しい痛みがある場合は、抗炎症剤の非ステロイド系のものが処方されます。

無理なくリハビリも行えるようになった時からランニングを軽くスタートして、だんだん運動ができるようにします。

個人によって違ってきますが、1週間~4週間程度元に戻るまでにかかると考えておく方がいいでしょう。

しかし、無理を治療中にすれば、再発するリスクがあるので注意しましょう。

初めて肉離れした場合や強い痛みがある場合は、医療機関などを早めに受診して、治療を医師の指示のもとで行いましょう。

肉離れを治療した後にスポーツ競技を再度行う場合は、痛みがストレッチしても無くなって、しかも正常な時と同じような感じでストレッチができていると思うまでは、ダッシュやジャンプなどというような動作の激しいものは避けるようにしましょう。

完全に元に戻っていないにも関わらず、スポーツ競技を無理して行うと、再度肉離れが起きます。

そのため、痛みが無くなった場合でも、肉離れが再度起きる傾向があります。肉離れを治療する際は焦らないようにしましょう。

長期的に見れば、早く元に戻りたいということを考えないで、治療を我慢強く最後まで継続することが大切です。

肉離れの予防

肉離れを予防するためには、筋肉に急激に負荷をかけない、いい状態に筋肉を維持するようにして、次のようなことを実践しましょう。

  • 十分にウオーミングアップとクールダウンを行う

ゆっくりとストレッチを行って、ジョギングの軽いものからスタートするなど、十分にウオーミングアップを行って、筋肉をほぐした後にトレーニングをスタートしましょう。

また、トレーニングした後には、十分にクールダウンも行って疲れが筋肉に溜まらないようにしましょう。

  • 生活習慣を改善する

生活習慣を改善して、疲れが溜まらないようにすることも大切です。

ゆっくりとぬるめのお湯に漬かって、お風呂の後にはマッサージやストレッチでリラックスしましょう。体も心も十分にほぐしてから眠りましょう。

  • 十分にアミノ酸を摂る

食事する際は、肉や魚、大豆などから筋肉を作るタンパク質を十分に摂りましょう。


また、トレーニングした後などにタンパク質の素になるアミノ酸をサプリなどから摂れば、疲れにくい筋肉を作ることができます。

記事監修
  • 名倉 義人
    救急科専門医

    ・平成21年 名古屋市立大学医学部卒業後、研修先の春日井市民病院で救急医療に従事 ・平成23年 東京女子医科大学病院 救急救命センターにて4年間勤務し専門医を取得 ・平成27年 東戸塚記念病院で整形外科として勤務 ・令和元年 新宿ホームクリニック開院

    日本救急医学会、日本整形外科学会

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