嘔吐・下痢・発熱のトリプルパンチ!「ウイルス性胃腸炎」
【症状】
主な症状は、突然の吐き気・嘔吐・腹痛・下痢・発熱など。
ロタウイルスの場合は白っぽい下痢が見られ、痙攣をおこすこともあります。
【検査・治療】
特効薬はありません。脱水を防ぐためこまめに水分補給を行い、症状を和らげる対症療法をしつつ自然回復を待ちます。
脱水が強いときは点滴や入院が必要になります。
【ホームケア】
脱水が進まないよう気をつけましょう。
吐き気が強い間は飲んだり食べたりするのは控え、落ち着いてきたら少しずつ水分補給を行います。
市販の経口補水液などを使って水分・塩分・糖分を補いましょう。
【潜伏期間 感染経路】
便や嘔吐物を処理した手・その手で触ったものを介してウイルスが口に入ったり、乾燥した嘔吐物から飛散したウイルスを吸い込んだりして感染します。
感染力がとても強く、集団生活や家庭内でうつることが多い病気です。
手洗いうがいをしっかり行い、嘔吐物や便を処理する際は使い捨て手袋・マスク・エプロンを着用してください。
汚れた床や衣服は塩素系漂白剤や熱湯で消毒し、感染拡大を防ぎましょう。
【かかりやすい時期・年齢】
冬に流行ることが多いですが、ウイルスの種類によって流行時期が違います。
子どもは脱水や低血糖を起こしやすいので注意が必要です。
【注意点】
ウイルス性胃腸炎が治った後も下痢が続く場合、一時的な「乳糖不耐症」が考えられます。
症状を記録し、かかりつけ医に相談して下さい。