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ほっぺがりんごのように真っ赤に!4〜5歳に多い「りんご病」

【症状】

微熱や頭痛などの風邪症状のあと、両頬に蝶のような発疹、続いて腕や太ももにレース状の発疹が出ます。発疹は一週間程度で消失します。

【検査・治療】

りんご病の特効薬はありません。

症状を和らげる対症療法をしつつ、自然回復を待つことになります。

発熱や関節痛に対して解熱鎮痛剤、皮膚のかゆみを抑えるために抗ヒスタミン剤などが処方されることもあります。

【ホームケア】

基本的にはいつもどおりでかまいません。

ただ、日光に長く当たったり、熱いお風呂に長時間入ったりすると赤みが長引くことがあります。控えるようにしましょう。

【潜伏期間 感染経路】

咳・くしゃみなどを介しての感染(飛沫感染)、唾液や鼻水が付いたおもちゃの貸し借り、ウイルスが付着した手で目鼻口など粘膜に触れることでの感染(経口・接触感染)があります。

発疹が出たときにはもう感染しないので、保育園や学校を休む必要はありません。

【かかりやすい時期・年齢】


特に4~5才頃のお子さんに多く見られます。

大人も感染しますが、健康な方であれば大きな合併症はなく治癒することが多い病気です。

妊娠中に感染すると流産や死産の原因になることがあるため、流行時期には注意が必要です。

【注意点】

「頬がりんごのように赤くなる」のが特徴ではありますが、実際には典型的な症状ではない場合や症状自体が現れない場合もあり、感染に気づかないこともあります。