目や目の近くを打ったときについて(眼球打撲の疑い)
監修医師:神田貴行 先生(小児科医)
眼球打撲
目の内部や視野に影響を及ぼす可能性がある
眼球打撲とは、目や目の周りに衝撃が加わることで、眼球や組織が損傷することです。
ボールが目に当たった、転んだときに目の近くを打った、交通事故などが原因となります。
目や目の近くを打った際、最も気をつけなければならないのは、目の内部や視野に影響が及ぶことです。
目は薄いまぶたに覆われているだけなので、外部からの衝撃を受けやすいです。「ぶつけただけ」の軽い衝撃であっても目の内部を損傷してしまう可能性があります。
こんな時は受診を
眼球に直接的なけががなくとも、以下の症状がある場合や、目の内部に影響がないか心配な場合は速やかに眼科を受診しましょう。
また、症状はけがをした直後だけでなく、数日経過してからあらわれることもあります。
1週間程度は自覚症状に注意しましょう。
- 明らかな目のけががある(出血、損傷など)
- 視界がかすむ
- ものが二重や三重に見える
- 視野の一部が見えにくい
- 目が痛い
- 目を動かしたときに痛みがある
- 目が充血している
- いつもと見え方が違う
- 視界に黒い点や線のようなものがある、または増えた
- 視界に光のようなものが走る
- なんとなくいつもと見え方が違うように感じる
- 吐き気が続く
こどもの場合は以下の様子にも注意が必要。
- 何かを見るとき顔や首を傾ける様子がある
- テレビや絵本を見るとき目を細めるなどしている
- 絵や字を書くときにいつもと様子が違う
眼球打撲の対処
けがの処置をする
痛みがある時は冷やす
患部を冷やしましょう。氷や保冷剤、屋外で周辺にお店がない場合は自動販売機などで冷たい缶の飲み物など、体を冷やせるものを準備しましょう。
アルミやスチール缶はペットボトルに比べて熱伝導率が高いので患部を冷やしやすく、おすすめです。凍傷を防ぐため、必ず清潔なタオルやハンカチで包んでから、腫れている部分に優しく当ててください。
主な関連する病気
目や目の周りをぶつけた(眼球打撲)ときに起こる可能性がある病気
- 網膜裂孔
- 網膜剥離
- 網膜振盪(しんとう)
- 眼窩底骨折
- 眼球破裂
- 外傷性白内障
受診目安
医療機関が開いている時間帯に速やかに受診
- 明らかな目のけががある(出血、損傷など)
- 視界がかすむ
- ものが二重や三重に見える
- 視野の一部が見えにくい
- 目が痛い
- 目を動かしたときに痛みがある
- 目が充血している
- いつもと見え方が違う
- 視界に黒い点や線のようなものがある、または増えた
- 視界に光のようなものが走る
- なんとなくいつもと見え方が違うように感じる
- 吐き気が続く
こどもの場合は以下の様子にも注意が必要です。
- 何かを見るとき顔や首を傾ける様子がある
- テレビや絵本を見るとき目を細めるなどしている
- 絵や字を書くときにいつもと様子が違う
「対処法を調べる」監修医師

こうだたかゆき
神田貴行医師
日本小児科学会専門医/博士(医学)
島根大学医学部臨床教授
コンサータ登録医
鳥取大学医学部卒業後、小児科医として16年間病院勤務、11年間発達障害児対応クリニック院長を務めた。現在は小児科を中心にオンライン診療等を行うフリーランス医師としても活動中。
この記事は医師監修のもと、ファストドクター株式会社が制作しています。