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遠隔診療と往診診療

こんにちは、ファストドクターです。
今回は、2016年から盛り上がりをみせている遠隔診療と、これから私たちが目指すべき医療像ついてお話ししたいと思います。

2016年から遠隔診療が実質解禁となり、企業ではMRTのポケットドクター、個人ではお茶の水内科オンラインなど、様々なところで新しい医療サービスが立ち上がっています。

遠隔診療の利点は何と言っても患者負担の少なさでしょう。通院にかける手間、診療費、いずれにおいても従来のものから無駄を省いたモデルと言えます。特に高血圧診療においては家庭血圧の信頼性の高さが医学的に証明されており、通院しないことのメリットが際立っています。

欠点としては、現実的に診ることができる疾患に限りがあることでしょう。夜間救急の初診患者を遠隔で診て診断が下せるかと言われると、医療側からするとかなり疑問です。また、外傷や変形性関節症など整形外科的疾患においては、実際に触って関節を動かしてみないと診断を下すことは出来ません。

一方で往診診療は、遠隔診療の不足を補うことができますが、医療費がやや高くなってしまうことが欠点として挙げられます。

お分かりいただけるように、全てを満たすことができる医療というものは存在しません。今後は「通院、往診、遠隔」の3本柱が相互に補い合いながら日本の医療を支えていくこととなるでしょう。医療アクセスの多様性は、間違いなく患者さんのメリットにも繋がると思います。

医療はもっと身近になります。
私たちもその一部分を担えるよう努めてまいります。

【ファストドクターは、都内限定の夜間救急病院です。次世代型の往診で、医療をもっと便利にします。
世田谷区・品川区・渋谷区・新宿区・中央区・千代田区・文京区・港区・目黒区・豊島区・中野区・杉並区の往診に対応】

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