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足首を捻って歩けない!!すぐ救急車??

こんにちは、ファストドクターです。
足首の捻挫は特に頻度の高いケガと言われ、日常でも多く出会うことと思います。
もしもお仕事帰りに階段で転んで足首を捻ってしまったり、お子さんが放課後に捻挫をして帰ってきたような場合、どのように対処したら良いのでしょうか?
痛くて歩けないときには直ぐに救急車を呼びたくなるところですが、ちょっとひと息ついて、ご自身の身体の状態について観察してみましょう。

1. 変形していますか?
明らかに、前後、左右に足関節が変形している場合は骨折が疑われます。脱臼骨折の可能性が高く、放置すると皮膚へのダメージが大きくなるため、速やかな脱臼整復、ギプスやシーネでの固定が必要です。

2. 外くるぶし、内くるぶしに圧痛がある。
捻挫または足関節外果骨折、足関節内果骨折の可能性があります。明らかな変形がなくてもヒビが入っていることがあり、ギプスやシーネでの固定が必要です。

3. くるぶしのやや前、下方に圧痛がある。
捻挫または前距腓靭帯損傷の可能性があります。靭帯損傷が明らかの場合、荷重歩行は問題ありませんが、サポーター等での2〜3ヶ月間の固定が必要です。

4. 足の甲の外側(小趾側)に圧痛がある。
第5中足骨骨折の可能性があります。明らかな変形がみられないのが普通です。踵荷重での歩行は問題ありませんが、シーネまたはサポーターでの固定が必要です。

ファストドクターでは、整形外科医による骨折の整復、固定を往診で行うことが出来ます。レントゲン検査は今後導入の予定ですが、いずれにしてもまず大切なのは迅速な骨折整復、固定、安静です。一般に夜間救急の外来では、レントゲン検査で骨折の有無はハッキリしますが、1日分の痛み止めしか出ず、また夜間は限られた検査しかできないことから全てのケガを見つけることができず、結果的に翌日、翌々日の外来受診が必要になる場合も多いです。

「夜遅いので、とりあえず固定をしてもらって腫れを引かせたい」
「しばらく仕事が忙しいので応急処置と、せめて3日、4日分の痛み止めが欲しい」
そんな場合は、ファストドクターを思い出して頂ければと思います。

* 骨折がズレたまま1〜2週間経つと、骨が治りにくくなることがあります。診察時に骨折が疑わしい場合には、当院受診から数日内のレントゲン検査を推奨しています。

【ファストドクターは、都内限定の夜間救急病院です。次世代型の往診で、医療をもっと便利にします。
世田谷区・品川区・渋谷区・新宿区・中央区・千代田区・文京区・港区・目黒区・豊島区・中野区・杉並区の往診に対応】

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