熱傷(やけど)の応急処置
こんにちは、ファストドクターです。今回はご自宅でできるやけどの応急処置についてお話しします。
当院でも、子どもがコーヒーをこぼしてしまった、ストーブにふれてしまった、といったお問合せをご両親から頂くことがあります。
まずは落ち着いて、水道、シャワーで10分程度冷やしてください。頭部や顔面など直接流水をかけにくい部分にはビニール袋に入れた氷水を当てるようにしてください。
やけどの組織障害は数日後に最も進行しますが、その進行を防ぐためには上記の処置がとても重要です。
かといって何時間も冷やし続ければいいわけではありません。小さなお子さんですと広範囲を冷やしすぎると低体温症になる危険性もあります。通常は10分程度で十分です。
冷やし終わったら、次は自宅にあるサランラップで患部を覆ってあげてください。このときワセリンなどの軟膏をお持ちの場合は、患部にこれを塗布してからラップを覆うとより痛みが緩和されます。
それらの処置が終わったらお近くの救急病院を受診してください。
ただし、やけどであっても火炎や高温な空気を吸い込んだ可能性がある場合は気道(空気の通り道)熱傷の危険性があります。万が一、息が苦しい、声がだしづらい、鼻毛が焦げているといった症状がみられる場合には、躊躇せずに救急車を呼んでください。
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