ばね指について
こんにちは、ファストドクターです。
本日はばね指についてお話ししたいと思います。
ばね指は、手指の付け根(掌側)の痛みや、指を伸ばしたときのひっかかり感で気付かれます。
手を握るために必要な腱を押さえ込んでいる腱鞘と呼ばれるバンドが炎症をおこして肥厚し、
腱の滑走が障害されて腱鞘炎による痛みを生じたり、ばね現象によるひっかかり感が現れたりします。
糖尿病、リウマチ、透析患者の場合は多発性に生じることがあります。
基本的には指の使いすぎによるものなので、痛みが続く場合は局所の安静やステロイドの注射が効果的です。
しかし症状が長期に及ぶ場合に安静を続けていると、指の関節が拘縮を起こして曲げ伸ばしに支障をきたすことがあります。
これを予防するためには緩徐に指をストレッチするような運動が大切です。
ステロイド注射は除痛に効果的ですが、頻回に打つことは腱断裂につながるため注意が必要です。
一般にはステロイドは1〜2週間効果が持続します。2、3回試してダメなら効果なしと判断して手術を検討したほうが良いこともあります。
手術は約2cm弱の切開で行えます。
日帰り手術も可能ですので、お困りの場合は近隣の医療機関に相談するようにしましょう。
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