これって骨折?高齢者の大腿骨骨折。
こんにちは、ファストドクターです。
本日は高齢者の大腿骨頸部骨折についてお話しします。
大腿骨頸部骨折は高齢者に好発する脆弱性骨折の1つです。体位を変えたり転んだりする低エネルギー外傷によって生じます。鼠径部の痛みを訴えて身動きが取れなくなります。程度が軽いと座ることは可能で、本当に骨折部のズレが少ない場合は歩けることもごく稀にあります。しかし次第にズレが進んでくると歩行困難になります。レントゲンでは大腿骨の付け根、首のようにくびれた部分の骨折で、同部は非常に血流障害を起こしやすく骨癒合に不利な部位でもあります。ご家庭でこれを疑った場合、股関節に回旋ストレスを加えて痛みを誘発する方法が簡便な診断方法です。
治療は手術が一般的です。受傷間もなくズレも小さければ骨接合術を行います。時間が経過していたりズレが大きければ人工骨頭に置換する手術を行います。いずれにしても病院での入院が必要になりますので疑われた場合は救急車等での受診をオススメします。
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