これって水痘??
こんにちは、ファストドクターです。
患者さんのお母さんから水痘についての問合せがありましたので、
今回はこれについてお伝えします。
水痘は、VZV(水痘・帯状疱疹ウイルス)の初感染によるもので、
1〜5歳までの小児に多いですが、成人にもみられることがあります。
発症は春から初夏にかけてが多く、潜伏期間は10〜20日。
飛沫感染、空気感染、接触感染と感染経路は幅広く、主に気道粘膜等から感染します。
症状は、発熱とともに小さな紅斑が出現しすぐに水疱化します。
続いて小水疱が全身(体幹・顔面を中心に)に散在しはじめ、3〜4日で痂皮(カサブタ)化します。
特に頭皮にも皮疹があるのが特長的といわれます。
小児は38度までの発熱をみるのみですが、逆に成人では39度を超える高熱を伴うことも多く重症感が強いです。
治療は抗ウイルス薬(バラシクロビル)の内服または、アシクロビルの点滴静注が一般的です。
通常は抗ウイルス薬の投与後、約1週間ですべての水疱が痂皮化します。
水痘は学校感染症第2種に指定されており、すべての皮疹が痂皮化すれば登校可能となります。
水痘ワクチン接種者でも、20%程度は発症するといわれていますので、
怪しい症状がみられる場合は必ず医療機関を受診するようにしましょう。
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