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高齢者を取り巻く、夜間の救急医療事情について

こんにちは、ファストドクターです。
救急車の出動件数は年々増加しており、平成26年の東京消防庁の報告では、交通事故を除く日常生活内における事故によって、約12万7000人が救急搬送されています。救急搬送の半数以上は高齢者で、この5年間で約13000人増となっています。さらにその内訳を見ると、半数以上が軽症患者(入院を必要としなかったもの)というものでした。

こういった患者さんからの夜間の救急受入れ依頼は多く、二次、三次救急医療機関の負担となっています。特に専門的な病院になると安静目的の入院を嫌がることも少なくなく、軽症の場合は(患者さんが軽症と考えていない場合でも)不安を抱えたままの帰宅を余儀なくされたり、それが難しければ翌朝の転院を迫られたりと、患者さん目線に立つと、あまり効率良く機能していないのが夜間救急の現状です。

本来であれば小規模な有床診療所や病院が積極的に夜間のこういったニーズの受け皿となれば良いのですが、設備やスタッフのモチベーションがそれを難しくしています。

私たちは、このような救急車を呼ぶほどではないけど何かしらの治療が必要で、かつ通院が困難な患者さんへ、手を差し伸べていければと考えています。そして必要があれば適切な医療機関受診をお示しすることによって、患者側、医療機関側双方の無駄を無くす事ができればと考えています。

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今後も夜間救急病院・小児科病院の更新情報があれば、追記致します。

【ファストドクターは、全国初の往診型の夜間救急クリニックです。
新宿区など、都内の往診に対応しています。】
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