麻疹について
こんにちは、ファストドクターです。
本日は麻疹(はしか)についてお話します。
麻疹は発疹性のウイルス感染症です。乳児期に好発し、もっとも患者数が多いのは1歳で、ついで6~11ヶ月となっています。
感染性は非常に高く、感受性のある人(免疫抗体を持たない人)が暴露を受けると90%以上が感染すると言われます。
<前駆期(カタル期)>
潜伏期10~12日を経て、38 ℃前後の発熱とともに発症します。発熱が2~4日間続き、上気道炎症状(咳嗽、鼻漏、くしゃみ)と結膜炎症状(結膜充血、眼脂、羞明)が現れます。
<発疹期>
カタル期での発熱が1 ℃程度解熱したあと、半日くらいのうちに再び高熱(多くは39.5 ℃以上)が出るとともに(2峰性発熱)、特有の発疹が全身に広がります。発熱(39.5 ℃以上)は3~4日間続きます。
<回復期>
解熱し、合併症のないかぎり7~10 日後には回復します。
基本は対症療法のみの治療となりますが、脳炎や肺炎といった二次感染を引き起こす可能性もあるため、ワクチンの接種でしっかり予防することが大切です。
お子さんが感染した場合はしばらくの出席停止が必要です。登校開始基準としては、「発疹に伴う発熱が解熱した後3日を経過するまで出席停止とする」とされています。
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今後も夜間救急病院・小児科病院の更新情報があれば、追記致します。
【ファストドクターは、全国初の往診型の夜間救急クリニックです。
目黒区など、都内の往診に対応しています。】
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